エミュレータ機

【レビュー】冗談抜きで気に入ったよ。虎がモチーフの『Powkiddy RGB20S』

エミュレータ機

発表された瞬間界隈がざわついた、をモチーフにしたPowkiddy RGB20Sを手に入れました。

一見ふざけたようなビジュアルで、どう見ても安っぽそうだし…どう考えても操作性が悪そうなこの機種。しかもCPU・スペック自体は従来の端末(RG351等)と変わらずRK3326。

誰も期待していなかったこのRGB20Sですが、実際に手にしてみると、おや…?これかなり良くない?って感じです。

販売ストア

Powkiddy RGB20S 80GB 15000 Games Retro Handheld Game Console for NDS MAME MD N64 PS1 FC 3.5 inch IPS HD Screen Portable Linux System Pocket Video Game Player
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▲販売価格はBanggoodにてクーポン使用で11000円程度。他海外ストアでも同じ程度の金額です。従来のRK3326端末より若干割高ですが、円安の影響もあるんでしょう。

▲国内Amazonなどでもタイミングが合えば購入可能ですが、いつも通り割高です。

スペック&主な特徴

■基本スペック■
システム:Linux (ArkOS)
画面:3.5インチ(640 × 480)
CPU:RK3326
RAM:1GB
ストレージ:microSDスロット2つ
バッテリー:3500mAh
寸法:120 x 83 x 20.8 mm
重量:171g(実測値)
WiFi搭載(技適非搭載なので使わないことを推奨)

基本的なスペックはRG351等の従来の端末と同様で、寸法以外はほぼ同じスペックのRG351Vのライバル機だと考えられます。PS1くらいなら問題なく動き、PSPならタイトルによっては普通に遊べるくらいの性能。

この端末もRG351Vや今大流行中Miyoo Mini同様、縦型のハードなので、横型のハードとは遊び心地が異なります。ゲームボーイなどが好きな人向けの端末です。

もともと販売されていたRGB20と中身は大きく変わっていないんですが、液晶が480×320から640×480へと高解像度になったので、一応上位モデルでRGB20SはSpecialのSって事でしょうか?

レビュー動画

開封&内容物

▲箱はこちら。RGB10Sと同様、黒を基調とした高級感のある箱になっています。Banggoodの配送上、テープでしっかりと包まれています。

▲内容物はこちら。本体、シェルに貼る用のステッカー2枚(1枚は予備ですかね?)、説明書、充電用のUSB-Cケーブルです。説明書は冊子では無く一枚で、表面英語、裏面中国語の二か国語表記です。

USB-Cケーブルは紫なので、少し良いタイプでしょうか。まぁただ塗装されているだけの可能性も十分にありますが・・・。

本体外観

ステッカーを貼らなくてもポップなビジュアル

▲早速ステッカーを貼ってみると右のようになります。いやぁ、かなりパンチの効いたデザイン、というか完全に子供向けのデザインですよね。ステッカーを貼らない状態でもニコちゃんマークみたいな雰囲気で、割とポップなビジュアルです。

ボタン配置は画面側にダブルアナログスティック、その間にスピーカー、目の部分がスタートボタンセレクトボタン、鼻の部分がファンクションキー、右にABXYボタン、左に十字キーです。

質感・ビルドクオリティ高め

▲裏はLR、L2R2ボタンのみのシンプルなデザイン。ボタンが本体のほぼ中心にあるのがバランス良くて良い感じです。

質感はサラサラとした手触りの良いプラスチックで、ビルドクオリティも比較的高くて、Powkiddyの安っぽさは嫌だなって感じていた方もこれなら満足できると思います。

システム用・ストレージ用のMicroSDが離れている

▲左側面には上から電源ボタン、リセットボタン、ストレージ用MicroSDスロット
右側面にはボリュームボタン、システム用MicroSDスロット、Wifiスイッチがあります。
システム用・ストレージ用のMicroSDが離れた位置にあるのも珍しく、取り出す予定のMicroSDを間違う可能性も低くなり良いですね。

▲画面下側には左から充電用USB-C、イヤホンジャック、コントローラー用USB-Cです。

RG351Vよりも一回り小さい

▲比較対象としてRG351Vを並べてみました。サイズ感としてはRG351Vよりも一回り小さい感じでコンパクトに見え、実際に手に持って見ても比較的小さめな端末な印象。小さい端末好きとしては、この時点でかなり好感度は高めです。

小さいながらも、程よい重量感で非常にバランスが良い端末に感じます。

▲横から見ると、若干RG351Vよりも画面側の厚みが大きいように感じますが、むしろRG351Vが薄すぎるだけでバランスを考えるとRGB20Sのほうがいいようにも感じます。

操作感

ボタンの押し心地はかなり良い感じ

▲ボタン・十字キーの押し心地は実はPowkiddy史上最高で、RGB10Sと同様非常にイイ感じのボタンとなっています。少し深めでクリック感ある個人的にはかなり好きなボタンで、十字キーも軸感があって押し心地がある、文句なしのものとなっています。

スタートボタン・セレクトボタン類はカチカチと音が大きめのものとなっていて、少し安っぽい気がしますが、そんなに頻繁に使うボタンではないので個人的には許容範囲内です。

アナログスティックは高さを抑えていないタイプなのでストロークが多少長く感じますが、個人的にはこっちのタイプのものも好きです。

LRボタンは指に引っかかりやすい形状とはなっているんですが、押した時に画面が手前側に押されるけれど抑えにくいため、多少使いにくさは感じます。特に下側のABXYボタン類あたりに指を置いておくと、かなり使いにくい印象。

ボタン配置が見た目重視で操作に難あり

▲最大の問題なんですけど、みて分かる通り操作性自体は良く無いです。アナログスティックを主体として使うとしても、結局ボタン類での操作は必要となってきて、そうなるとかなり下の位置にあるので非常にバランスが悪いです。

下のボタン類を使いながら、LRボタンを使うのは慣れたとしてもかなり指に負担がかかりそうで厳しい配置だなと感じてしまいました。

まぁ、ビジュアル重視で配置を決めると、そりゃ使いにくさも出てきますよね。

しかしこの端末はかなりボタン類の完成度が高いことやそれなりに携帯性が高いことなどを考慮すると、普通のボタン配置にして、もっとストレートな感じで販売した方が売れたのでは?とちょっと感じてしまいました。話題作りや別端末との差別化も分かりますが、もうちょっと素直に作ってくれても良くない・・・?

画面

ラミネート液晶もすごくフラットで良い感じ

▲画面は640×480の、レトロゲームに最適な解像度となっているので、何の文句もありません。フルスクリーンにしてシェーダを加えるなりして、かなりイイ感じに表示設定を行えます。

▲あと、この端末のラミネーション具合がすごいなと思いまして。斜めに液晶を傾けても、かなり液晶までの距離を全く感じないくらいの密着感になっていて、普通にすごいと感心します。ただその分画面への耐久力が弱そうなので、持ち運びする際などに注意することは必須ですね。

使い方

遊ぶために必要なもの

遊ぶためには原則以下のものが必要となります。

・吸い出し機

原則中華ゲーム機というのはエミュレータ機なので、吸い出しを行う必要があります。(中華ゲーム機のざっくりとした解説はこちら

色々ありますが、一台だけでゲームボーイ・ゲームボーイカラー・ゲームボーイアドバンス・メガドライブ・スーファミ・64のゲームイメージとセーブデータの吸い出しが可能なCartridge Readerレビュー記事はこちら)をおすすめします。

Save the Hero Builders
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(サイトは英語ですが、日本でも購入可能です)

また少しでも安く済ませたい方はGAMEBANK-web.comのダンパーを必要なハードだけ購入する、PS1だけを遊びたい!って人はDVDリーダーがあればなんとかなります。

・PC

データを管理するのに必要となります。無くても頑張れば使えますが、有ったほうが間違いなく便利でしょう。ゲーミングUMPCとか持っていたら一石二鳥かもしれませんね。高いですが・・・。

AYANEO 2021 PROのレビューはこちら

・MicroSD

ゲームイメージ用、もしくはカスタムファームウェアを別のMicroSDへ導入する際に必要となります。

・MicroSDリーダー

MicroSDをPCで読み込むために必要となります。

直感的でわかりやすいインターフェイス

▲電源ボタンを長押しで起動すると、直感的で分かりやすいメニュー画面が現れます。これがエミュ機のイイところですよね。コレクションしたくなるようなインターフェイスです。

ハードを選択→ゲームを選択で遊ぶことができるので、非常にシンプルでわかりやすいです。以下に簡単な操作方法を記載しておきます。

・明るさ調整:右アナログスティック押し込み+十字キー上/下
・中断セーブ/ロード:セレクトボタン+L1/R1
・中断セーブデータ変更:セレクトボタン+十字キー上/下
・ゲーム終了:スタートボタン+セレクトボタン(2回)
・ゲーム内メニュー起動:セレクトボタン+Xボタン or アナログスティック両方同時押し込み
・ゲームポーズ:セレクトボタン+Aボタン
・ゲームを再起動する:セレクトボタン+Bボタン

ArkOS導入済み

▲割と遅れて入手したこともあるかもしれませんが、この端末にはあらかじめArk OSが導入済みでした。

本体のパフォーマンスを割と最大限まで活用出来ると評判のArk OSですが、それのせいなのか分かりませんが、せっかくのファンクションキーが機能しないという事態が起きてしまっています。説明書にもファンクションキーを使う設定が無かったので、もしかして、このファンクションキーはダミー・・・?

▲性能的にはArkOSが初期搭載されているのもあり、64〜PSPあたりは割と遊べるレベルに動作します。PSPに関してはアナログスティックの上下が逆だったのでボタンマッピングの設定が必要でしたが、軽く試した感じでは特に問題なさそうでした。

PSPボタンマッピング方法:
・右アナログスティックを押し込みメニューに入る
・SettingでXボタン
・Controlで十字キー右を押し、Control mappingでXボタン
・下に下がっていき、Analog Up等を見つける
・Analog UpでXボタンを押し、アナログスティックを上に倒してマッピングする
・Analog Down/Left/Right等全て設定を行う
・○ボタンでゲームに戻る

重いゲームを動かさないとしても、レトロゲームで激しくスクショを撮りながらプレイしたり、ステートセーブや早送りなどを活用しながら遊びたい人にとってもそれなりに便利に使えるのがイイところですね。

感想:最高!だけど・・・もっと最高になれたはず

と言うことで・・・操作性以外は特に問題ないどころか、携帯性画面占有率の高さビルドクオリティや質感の良さなども踏まえ、かなりイイ機種なのでは・・・?と感じました。

縦型ハードを持っていない方でRG351Vを買おうかなーと思っていた人は、十分に選択肢に入る端末だと思います。

と言うのも、縦型ハードを選んでいる時点でもう操作性からは少し離れてしまっているんですよね。縦型という構造的に、操作性の良さの追求はかなり厳しいと思うので、まぁこの虎のデザイン、もしくはニコちゃんマークの雰囲気が嫌じゃなければ、割と満足いくハードだと思います。

他にMiyoo Miniなどの小型端末もありますが、そこまで小さくなく、しかしコンパクトにまとまった縦型のハードとしてはかなりイイ筋まで行ってると思います。

そう思うと、この変なボタン配置にしたのが本当に悔やまれるなって思っちゃいました。

もっとシンプルな、それこそRG351VのようなGBライクなボタン配置だったらもっと多くの人の心を掴んだかもしれません。

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