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エミュレータ機

【レビュー】ゲームボーイ改造パーツ屋さんがゲーム機を!?『Retro Pixel Pocket』

エミュレータ機

ゲームボーイやアドバンス用のIPS液晶などを開発・販売している有名なFunnyplayingというメーカーがありまして、そこがなんとエミュ機を開発しているとかでずっと気になっていました。

そして突然販売開始され、価格も約1万円と、割と買いやすいものだったのでつい購入してしまった

んですが、ですが、これは、これは・・・問題だろって感じでした。少なくとも今は買わないほうが良いです。

販売ストア

RETRO PIXEL - POCKET
3-Inch 720*720 Laminated Screen, Perfect Simulation of Retro Game Display  3000 mAh Lithium Battery 1 GBit LPDDR3 8 Gbit...

現状はFunnyPlayingオフィシャルストア専売で、売り切れの状態です。購入したユーザーほぼ全員が同じ不具合を言及しているので、修正中なのでしょうか。

金額は私が購入した時点ではプレセールで送料込みの79.9ドルでした。

動画版

スペック&主な特徴

Retro Pixel Pocketとは

Retro Pixel Pocketは、簡単に説明するとゲームボーイポケットをベースに中身をAndroidにしたハードで、エミュレータで遊ぶことを目的とした携帯ゲーム機です。

性能はそこまで高くなく、いわゆる縦型のエミュ機というものでは有るんですが、個人的に気になって期待していたのが、ディスプレイ。3インチの解像度720×720という正方形の解像度なので、ゲームボーイやアスペクト比4:3の遊ぶ際に、左右にベゼルが出来てこないのが縦型ハードとしてはかなり良いのでは?という期待感。

Retro Pixel Pocketのスペック

名称RETRO PIXEL POCKET
システムAndroid 7.1
対応ゲームFC~PSP、DC、N64などの各種エミュレーター
ディスプレイ3.0インチ IPS (720 x 720)
CPUAllwinner A64
RAM1GB LPDDR3
ストレージ内部8GB eMMC + 外部MicroSD
バッテリー3000mAh
インターフェースWi-Fi, USB-C
サイズ・重量不明

CPUはAllwinner A64は性能目安としてはRaspberry Pi 3程度だとか。あくまでもPSP以前のレトロゲーム用のハードとして考えておくほうが良さそうです。

他細かな情報は全然公開されておらず、カラーは続々と追加される予定らしいです。

開封&内容物

では早速開封していきます。

箱はスリーブ構造、結構しっかりとデザインされていて好印象です。ハードルが上がります。

内容物は本体のみでした。説明書などは一切ありません。

本体外観

そのまんまゲームボーイポケット

ビジュアルとしてはそのまんまゲームボーイポケットです。シェル全体の外形からスピーカーの穴の空き方まで同じで、ぱっと見で違う点を挙げるとするとボタン。

ABボタンのみだったものがABXYボタンへ変更、更にショルダーボタンを追加したことで、エミュ機としてより多様なゲームを遊べるようにしています。

質感は良くない

最近の質が高い中華ゲーム機、いわゆるAnbernic製品だとか、Miyooとかを触っている人にとっては、かなりチープに感じるかもしれません。

さわり心地はザラザラ寄りのサラッとしたテクスチャで、シェルの隅というか、切れ目?に当たる感覚などが気になります。

ABXYボタンの位置も気になる

表面は右側にABXYボタン、左側に十字キー、下にスタートボタン、セレクトボタンがあります。

細かい話ですが、ABXYの位置も気になります。若干中心に寄りすぎて、偏っているように見えます。

端からボタンの穴までの長さを測ってみると、目視で大体十字キー側が7mm、Aボタン側が8mmなので、揃えるかもう少し右側に寄せてほしいと思いました。本当に細かい話ではありますが。

背面にはカートリッジスロットのかわりにL・Rボタン。

オリジナルのゲームボーイポケットのようにステッカーを貼る場所みたいなのがあります。何か貼りたいですね。ここ。

右側面にはボリュームトグル、左側面には明るさトグル、MicroSDスロット。

ボリュームトグルを押し込むと戻るボタンで、明るさトグルを押し込むとホームボタンの機能があります。

上側面には電源スイッチ、下側面にはUSB-Cとイヤホンジャック。

反っているように見えるのは、ゲームボーイポケット自体がこういったデザインだからです。

他機種との比較

オリジナルのゲームボーイポケットと並べてみるとこちら。普通のシェルを並べればよかった感はありますが、細かい寸法まで一致していて踏襲・・・というか型取りをしている?ことがわかります。

細かな差異を言うと、ボタンが異なる、ベゼル・スクリーンレンズのサイズが異なる、背面ネジの位置が異なるなど。

カートリッジスロットが取り除かれたり、他にも細々と変わっているので、オリジナルよりもスッキリとしたデザインに見えます。

現在だいぶ買えるようになってきたMiyoo Mini Plusと比較してみるとこちら。

横幅はほぼ同じですが、Retro Pixel Pocketの方が縦長のため細く見えます。

ビルドクオリティや質感はMiyoo Mini Plusの方が圧倒的に高いです。

操作感

サイズ感良し

サイズ感はかなり好きです。

遊べる現実的なサイズ感でありながら、コンパクトなので持ち運び良し、片手で操作できるのも個人的には気に入っています。

まぁ、ゲームボーイポケットと同じなんですけど。

ボタンがダメ過ぎです

えっと〜、これは間違いなく誰もが気になる問題です。ボタンの感度が弱過ぎて、正直まともに遊べません。

強く押せば認識しますが、慣れでどうにかなるレベルでもないのでかなり厳しいです。

試しに接点復活剤を塗布したりしてみましたが改善されず。

ちなみに十字キーも同様で非常に感度が悪いです。

頑張って改善してみる

有識者(ぼんじり氏)曰く、どうやらそもそも基板にボタンがうまく接しないというのが大きな問題らしいです。

基板のボタン部分が細かく網目状になっていて、これの厚みが邪魔をしているのでは、とのこと。

デフォでキーテストアプリも入ってますし、この問題は開発中に気付くのでは?と思いますが、そんなこと言っても仕方がないのでなんとか改善を試みます。

先程言った、基板上ボタン部分の網目状の厚みをリューターで薄くします。かなり細いので、金色の接点部分にダメージを与えないように慎重に行いました。

するとまぁこれなら許容かな?くらいには改善されたので、やっと遊べるようになったような感覚です。

十字キーズレすぎ

あとこの十字キー、穴部分が大き過ぎるし固定されてないのでめちゃくちゃズレます。操作に大きく支障はきたしませんが、気になる。

他にも電源ボタンがトグルスイッチなのが微妙に使いづらいですし、ボリュームトグルの押し込みとかそもそも説明書が無くて気付かないので、何かしらで説明してほしいです。

ここに気付かなかった場合、タッチパネルの無いAndroid機なので、あれ!?どうやって戻れば良いんだ!?再起動!?みたいなことになります。

スタートセレクトボタンはゲームボーイポケット同様のラバーで、ショルダーボタンはカチカチしたタクトスイッチ。

このあたりは不満ないクオリティではあります。欲を言うとラバーのスタートセレクトボタンはもう少し高さが欲しくて、できればプラスチックがよかったな、というのはありますが。

画面・スピーカー

正方形ディスプレイ、良いぞもっと増えてくれ

気になっていた正方形のディスプレイは本当に良いです。

本来のゲームボーイポケットの液晶は2.5インチなので、ゲームボーイやカラーを遊ぶとかなりオリジナルに近い体験でありながら大画面で遊べます。

ラミネーションディスプレイなので液晶の距離が近いのも良いですし、視野角も良い。

スーファミ等を正方形ピクセルで遊ぶとかなり正方形画面に近くなるので、違和感無くほぼフルスクリーン!みたいな感じで遊べますし、

かといって4:3のゲームを遊んでも上下にベゼルができるので画面が狭くなった!とは感じにくいです。画面が小さくて遊びにくいというのはありますが、まぁそれはご愛嬌と言うか・・。

スピーカーはとにかくデカくてまぁまぁ良い

スピーカーは最小音量がかなり大きく、最大音量もかなり大きいです。

シングルスピーカーではありますが音質もそこそこ良いので結構ダイナミック。

小さい音量で遊びたい場合は少し不満ではありますが、RetroArchであればアプリ上で音量をさらに下げることができますし、別途ボリューム制御アプリなどを野良アプリで拾ってきて調整、なども可能です。

使い方

基本的にAndroid

基本的にはAndroid端末です。

タッチパネル非対応なので、絶妙に不便だなと感じることがあります。

一応大体のアプリはコントローラー操作できるようになっていますが、カーソルが今どこにあるのか分かりにくかったり、アプリによって操作感が違ったりするので結構難易度高いんですよね。

タッチパネルが有ればまだ、なんとなくスマホみたいな感覚で操作ができるので安心なんですけど。

このアプリは・・・あれでは?

デフォルトでインストールされていたRetro Pixelと書かれたアイコンのフロントエンドを開いてみるとこのような感じでした。

というか…これ…普通にストア配信してるDIGでは?まぁ独自フロントエンドを使うよりも完成しきったフロントエンドを使う方がゲームイメージの認識やパッケージ画像の導入などが楽で良いとは思いますが・・・。

RetroArch設定済み

DIGで設定を行い、ゲームを起動してみたところ基本エミュはRetroArchで立ち上がりました。

慣れていれば便利ですし、コントローラー操作が前提、という性質上わざわざ独自エミュアプリをインストールして遊ぶのは手間が多いかなと感じます。

感想

初めてこういった既存のハードをベースにしたエミュ機を触りました。ゲームボーイにラズパイを仕込んだPiboyなどが有名ですが、中々新鮮な遊び心地ですね。

特別面白いと感じたのは正方形のディスプレイ。

いかにもゲームボーイに適したディスプレイで、ほぼ実機の画面サイズアップ版みたいな使い方ができて、かなり新鮮です。

しかしその良さを遥かに上回るレベルのボタンの問題。これ、普通にリコールレベルのクオリティだと思うんですが、まぁ、なんとか改善できましたし、FunnyPlaying初のハードなので個人的には今後も応援したいとは思っています。

ヨシダ

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