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エミュレータ機

【レビュー】おいおいやってくれたな・・・『ANBERNIC RG NANO』

エミュレータ機

これは・・・絶対に良くない!?

と、新機種のウワサがまわってから期待していたハードがようやく出ました。

その名もRG NANO

Anbernic社の小型ハード・・・?

しかもメーカー史上最小サイズ・・・?

そんなの・・・

良いに決まってるじゃないですか・・・

販売ストア

(間もなく発売)NEW ANBERNIC RG NANO
RG NANO  技術仕様 カラー パープル/ブルー/赤 材料 アルミニウム合金CNCプロセス スクリーン 1.54-インチ IPS 全密着スクリーン、解像度 240*240 CPU ARM Cortex-A7 @ 1.2Ghz RAM 6...

公式ストアにて、2023/06/13 19:00販売開始から2日間限定で900円オフ。
送料1699円かかるので、合計9998円です。

64GBと128GBバージョンがありますが、内蔵ストレージではなくMicroSDが違うだけです。

専用ケースも販売しています。

動画版

スペック&主な特徴

ANBERNIC RG NANOとは

RG NANOとは、名前の通りNANOサイズの初代ゲームボーイ風携帯ゲーム機で、主にエミュレータで遊ぶことを目的としたハードです。

正方形の画面が特徴的で、ゲームボーイなどの、正方形に近いゲームを遊ぶと相性が良さそうです。

このサイズにしてPS1が動く性能を持っていますが、正直画面が小さすぎる、解像度が足りなくて文字などが潰れてしまうなどの問題はあります。

ANBERNIC RG NANOのスペック

名称ANBERNIC RG NANO
システムLinux
対応ゲームPS1, Arcade, GBA, SFC, NES, PCE, GB, GBC, GG, MD, SMS, WSC, NGP, LYNX, Pokemon Mini および10種類以上のゲーム
ディスプレイ1.54インチ IPS 全密着スクリーン、解像度 240 × 240
CPUARM Cortex-A7 @ 1.2Ghz
RAM64 MB DDR2
ストレージ外部MicroSDカード(最大512GB)
バッテリー1050 mAh、電量持続時間 2.5 時間
インターフェースUSB-Cのみ
サイズ71 × 43 × 17
重量75g

中華ゲーム機に詳しい人であれば、Funkey SAnbernic版、という説明でしっくりくるかと。同じ画面サイズ、CPUスペックで、唯一違う点はバッテリーが大きめの仕様となっています。

カラーは赤、青、パープルの三色で、いずれも外装がアルミ製です。

開封&内容物

では早速開封していきます。Anbernicさんによる提供品です。

▲いつも通りのシンプルなデザインかと思いきや、今回の箱は光沢の縁取りがされた、少しゴージャスな仕様となっています。

別売りの専用ケースも一緒に提供いただきました。レザーっぽい雰囲気ですが、色味だけです。

▲内容物はUSB-C、USB-C to イヤホンジャック変換ケーブル、キーホルダー、説明書、本体です。

本体外観

小さくて最高過ぎるんだが

▲久しぶりにテンション爆上がりしました見てくださいこれ小さい小さい小さい。

小さいだけでもう可愛いんですが、このサイズにして高品質な金属シェルなので、ずっしりして高級感あって、とにかく語彙力を失う程度に良いんですよね。

こんなんボタン小さすぎて遊べないやん(笑)とか、画面小さすぎて文字潰れるやん(笑)とか、そういったツッコミを暴力ではねのけるくらいには所有欲が満たされます。やってくれたなおい

質感・ビルドクオリティは最高

▲Anbernicさんのこれまでのノウハウがギッチリ詰め込まれた金属シェルなので、本当にビルドクオリティは高いですし、質感も良い。この小ささでこの精度の金属シェルを作れるって相当限界突破してる。

初代ゲームボーイオマージュなデザインもふんだんに詰め込まれていて、正直最高です。赤青黒とかじゃなくてDMGグレーみたいなやつも出せば良かったのに、とか思ったりします。

ボタンは少ない

▲表面には右側にABXYボタン、左側に十字キー、下にスタートボタン、セレクトボタンがあります。

スタート・セレクトは初代ゲームボーイオマージュで斜めのデザインだし、スピーカーの穴もしっかりと開いています。しかも初代ゲームボーイらしくスピーカー部分がちょっと斜めに角度がついているんですよね。忠実。

▲背面には製品情報の印字、初代ゲームボーイらしいラインのデザイン。これも高い精度で造形されています。

▲右側面には電源ボタンとMicroSDスロット、左側面には角にストラップ用の穴があります。

▲上側面にはUSB-CとLRボタン、下側面にはスピーカー。表面のスピーカー開口はフェイクなのか、開口が足りなくて下にも開けたのか。

見て分かる通り、L2R2は無いし、ボリュームボタンも無いし、ファンクションキーも、イヤホンジャックもありません。最低限のボタンだけが搭載されていて、ボタン数的にはあまり快適ではありません。

▲初代ゲームボーイと比較してみると、このサイズ感の違い。左から初代ゲームボーイ、ゲームボーイミニ(嘘ですMiyoo Miniです)、ゲームボーイナノ(嘘ですRG NANOです)

操作感

操作性は良いはずがない

▲見て分かる通り、操作性は良くありません。チープな押し心地ではなく硬すぎず柔らかすぎず、遊びが少ない良い押し心地では有るんですが、

そもそも小さすぎてしっかりと握れません。サイズが小さすぎてもはや十字キーとABXYボタンが干渉するし、ボタンがあまりにも小さすぎるのでかなり押し間違います。アクションゲームを遊ぶのはかなりの縛りプレイになるかもしれません。

▲ただAnbernicの硬めでしっかりしたボタンの良さがかなり効いていて、この小ささの割には慣れればそれなりに操作できるようにはなってきます。不思議と。

▲十字キーは柔らかく軸が少し短い感じがあり、少し不満ですが、そんな事を不満に思ったところで・・・感があります。

楽々片手で操作できちゃうぜ

▲このサイズで操作に関してのメリットをあえて言うと、楽々片手で操作ができます。それこそiP○d nanoのように、片手でRPGを片手間プレイも可能です。

後ほど言及しますが、音楽再生機能、時計機能なども片手操作と親和性が高いので、使い方として想定しているのかな?と感じます。

あと遊んでいると継続的に発熱はありますが、アチアチで触れなくなる事は無いのでそこまで心配する必要は無さそうです。

画面・スピーカー

画面は見やすいはずがない

▲ディスプレイは輝度高く発色も良い液晶ではありますが、1.54インチなので正直めちゃくちゃ小さいです。

簡単に言うとゲームギアミクロ並みのサイズ感で、ゲームボーイなどの携帯ハードを遊ぶ分には辛うじて遊べますが、テレビゲームを遊ぼうと思うとかなり目がしんどいです。

PS1などを長時間遊ぼうもんなら逆に目が鍛えられそうです。

解像度が低いので、潰れる

▲少し物足りない、というかあえて不満を言うとすると、画面の大きさというよりは解像度の低さが少しだけ、ほんの少しだけ気になります。

というのも240×240という特殊な解像度なので、160×144のゲームボーイはピクセルパーフェクトにならず滲みますし、かといってPS1などの、320×240を基準とした据え置きハードでは解像度が足りず、圧縮された表示になり文字などが潰れます。

▲設定で、正しいアスペクト比に変更したり拡大表示したり出来ますが、正しいアスペクト比にすると更にドットは潰れますし、拡大表示するときれいに表示できる代わりに左右が切れてしまいます。

320×320とかなら、かなり全部良い感じだったのにな・・・とか妄想が膨らみます。まぁ、そうなったとしても小さすぎて目がしんどいのは変わりませんが・・・。

スピーカーはサイズを考慮すると悪くない

スピーカーは、このサイズの端末であることを考慮するとかなり良いかと思います。低音は足りませんがクリアでバランスが良く感じます。耳に刺さる感じはあまりありません。

使い方

エミュレータで遊ぶには

エミュレータで遊ぶためには原則以下のものが必要となります。

吸い出し機(ダンパー)

エミュレータを使う際にはゲームイメージの吸い出しを各自行う必要があります。(中華ゲーム機のざっくりとした解説はこちら

ダンパーには色々ありますが、一台だけでゲームボーイ・ゲームボーイカラー・ゲームボーイアドバンス・メガドライブ・スーファミ・64のゲームイメージとセーブデータの吸い出しが可能なCartridge Readerレビュー記事はこちら)をおすすめします。

Save the Hero Builders
Open Source Cartridge Reader rom cartridge dumper NES Famicom SNES N64 Game Boy (Color) GB GBC Nintendo retro game Sega ...

(サイトは英語ですが、日本でも購入可能です)

また少しでも安く済ませたい方はGAMEBANK-web.comのダンパーを必要なハードだけ購入する、PS1だけを遊びたい!って人はDVDリーダー+PCがあればなんとかなります。

PC

データを管理するのに必要となります。

MicroSD

付属するMicroSDは質が高くない(突然壊れる可能性が高い)上、内部にゲームイメージが含まれている場合が有るので非推奨ですが、今回はMicroSDにOSも組み込まれているので注意。

容量は64GBくらい有れば十分かと。

MicroSDリーダー

MicroSDをPCで読み込むために必要となります。が、今回は本体と有線接続で転送ができるので無くてもまぁとりあえずはなんとかなります。

遊べるゲームについて

デフォルトで搭載されているエミュレータは

PS1, Arcade, GBA, SFC, NES, PCE, GB, GBC, GG, MD, SMS, WSC, NGP, LYNX, Pokemon Mini および10種類以上のゲームです。

遊ぶゲームタイトルによっては動作がイマイチだったりするので、その点は留意しておく必要があります。

シンプルで少しクセのあるOS

▲この端末はFunkeyOSベースに作られているAnbernicの独自OSが搭載されていて、搭載されているボタンが少ない分シンプルな操作性です。

電源ボタン長押しで起動すると時計が表示されて、Aボタンもしくはスタートボタンでメインメニューへと移行します。

正直、毎回起動時に時計が表示されるのはひと手間増えるので、手軽さを考えると不要かと感じます。

メニュー画面は選択できる

▲メニュー画面はOpendingux風のGmenu2X、Simplemenu風のRetrofeの2つが使用可能です。
電源ボタンを押してメニュー画面を開き、SET LAUNCHER 〇〇を選択することで変更できます。

Gmenu2Xの方では日本語対応していますが、フォントと翻訳が微妙なので、英語での運用を推奨します。

個人的にはRetrofeの方を気に入ってメインとして使っています。

基本操作、ショートカットキー

▲基本的に明るさやゲーム終了からシャットダウンまで、すべて電源ボタンを押してから実行する仕様です。

その他にセレクトボタンとの組み合わせで変更できる設定もあるので、以下にまとめて掲載しておきます。

セレクト+A音量上げる
セレクト+Y音量下げる
セレクト+X明るさ上げる
セレクト+B明るさ下げる
電源ボタンメニュー画面を開く
セレクト+十字キー上スクリーンショット
セレクト+十字キー下アスペクト比変更
セレクト+十字キー左ズームアウト
セレクト+十字キー右ズームイン
電源ボタン長押し電源を入れる・切る
セレクト+L+RCPU使用率などを表示

FunkeyOSならではの便利機能

▲一度遊んだゲームを再び遊ぶ際には、終了時自動的にステートセーブされたデータからの再開をすることができます。

また、このOSにはスリープ機能がありません。しかし、ゲーム中に電源ボタン長押しで切ることによって、自動でステートセーブされ、再開すると自動でステートロードされるので、擬似的にスリープのような使い方をすることができます。

これはFunkeyOSならではの機能で、本家Funkey Sでは端末をたたむことでこの機能が実行されるようでしたが、たたむことができないこの端末でも一応同じような事ができると言った点で、個人的には中々便利。

音楽・動画プレイヤー機能

▲前面に打ち出していた音楽プレイヤー機能ですが、音楽プレイヤーとして使える!というよりは、いわゆる音楽再生アプリが入っているよ、程度に思っておくと良いかと思います。

使い方はGmenu2Xに移行し、MediaタブのMusicから音楽再生。Media Playerで動画再生を行えます。1080pの動画とかは処理落ちしまくるので、再生したい場合は240p、480pとかに変換して再生するのが良さそうです。

私はSpotifyを契約しているので、しばらくmp3で音楽を再生していないんですが、なんだか懐かしい気持ちになりました。

データ転送

▲ゲームイメージの追加などはMicroSDをPCに接続しても行えますが、直接USB接続し、電源ボタンからMountUSBでも行えます。

MicroSD内の対応するフォルダにデータを入れることでメニューに表示されて遊べるようになります。

また、PS1とGBAは遊ぶ際にbiosが必要で、以下の手順が必要です。
・PS1はPS1フォルダ内のbiosフォルダにbiosを追加
・GBAはGBAフォルダ内にgba_bios.binを追加

感想

本当に、やってくれたなぁ・・・と感じます。

色々と微妙と感じる点はありましたが、それをはねのける圧倒的な良さがこの端末にはあります。ロマンを超えるロマンがここにはあります。

金額は約一万円と、ちょっと高いように感じるかもしれませんが

実際はFunkey S(送料込みで78ドル)のクローンのような端末なので、同価格メタルシェルバッテリー増加のハードが買えるというのは、アップグレード版と考えてもアリではないでしょうか。

もちろん実用的にはかなり不利なので、遊ぶ用の一軍としては活躍できないと思いますが、動かしたい端末としてはトップクラスです。ぜひ手に取ってもらいたい。最高

(間もなく発売)NEW ANBERNIC RG NANO
RG NANO  技術仕様 カラー パープル/ブルー/赤 材料 アルミニウム合金CNCプロセス スクリーン 1.54-インチ IPS 全密着スクリーン、解像度 240*240 CPU ARM Cortex-A7 @ 1.2Ghz RAM 6...
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