皆さん小さいガジェット、好きですよね。私は大好きです。
出ました8BitDoさんから。その名も8BitDo Micro。
片方のJoy-Conよりも小さいサイズ感で、しっかりとSwitchに対応したコントローラーで、小さいだけで遊びにくいでしょ?と思いきや結構遊べるコントローラーでした。
PCでイラストを描く際に左手デバイスとしても活用できたりと、このサイズ感ならではの使い方ができる、無くても全然良いけどあったら嬉しい極小デバイスです。
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スペック&主な特徴
8BitDo Microとは
名前の通りミクロなBluetoothコントローラーで、Switch用コントローラーとして高い互換性があります。他にも対応機種はRaspberry Pi、Android, iOS, iPadOS, macOS, Windowsなどなど。
重量は24.8g、サイズは72×40.7×14.1mm、バッテリーは180mAhで、スペック上は10時間のプレイが可能とのこと。
普通にコントローラーとして使うだけでなく、モード切替スイッチがついていて左手デバイスとして活用することも可能です。
8BitDo Zeroとの違い
小さいコントローラーと言えば、8BitDo Zeroというほとんど同じサイズの小さいコントローラーが出ていました。MicroはZeroの後継機種的なモデルで、今買うのであれば圧倒的にMicroをおすすめします。というのも、5gほど重量は上がったものの
・L2、R2、Home、Starボタンが追加、Switchとの互換性の向上
・MicroUSB→USB-C
・優先接続での使用が可能
とかゆいところに手が届くアップグレードがされています。
開封&内容物
では早速開封していきます。
箱はこちら。Amazonで買いましたが角が潰れています。まぁでも気にせず。
内容物はこちら。ストラップ、超短いUSB-Cケーブル、説明書、本体です。ストラップはシリコン素材?で若干の伸縮性があります。
本体外観
まず手にとって思うのは、やはりとにかく小さい。なんとも形容しがたいこのサイズ感がめちゃくちゃ可愛いです。手のひらに収まるサイズのこのコントローラーは、ついつい手に取りたくなったり、ストラップを腕に通して持ち運びたくなってしまうような魅力があります。
そして後述しますが、この小ささである程度操作性も良く作られているので、ちゃんと遊べるコントローラーとしては最小サイズではないでしょうか。
枝豆カラーこと緑と悩みましたが、とりあえずブルーにしました。シェルはサラサラとした質感のプラスチックで細かめなシボ加工あり、安っぽさは感じません。
ボタン・ショルダーボタンのみホワイトとなっている配色もかなり魅力的です。
ボタンレイアウトは、右側にSwitch配列のABXYボタン、左側に十字キー、上部にプラスマイナスボタン、間にインジケーター、下にスターボタン、ホームボタンがあります。
背面には特に何もありません
上側面にはL、L2、USB-C、R2、Rとあり、
下側面には左側にストラップホール、中央にモードスイッチ、その隣にペアリングボタンがあります。
そして見て頂けると分かるように、シェルのかみ合わせ部分には若干の隙間があります。
ただこれにより軋みがあったり、手触りが気になったりすることはありません。
他コントローラーとの比較
同じく8BitDoのコントローラーと並べてみるとこちら。左がUltimate、右上がSN30Proです。圧倒的小ささ。
勿論ジョイコンよりも小さいです。ですが、ボタンのサイズ感自体はJoy-Conとほとんど同等なんですよね。なので、Switchユーザーにとっては結構自然なボタンサイズです。
こちらがSteamDeckと並べた際の画像です。はい。
操作感
こんなに小さかったら操作しにくい・・・と思うじゃないですか?意外にもボタンサイズがJoy-Conと同等なおかげで、ABXYボタンと十字キーにおいてはかなり良い感じなんですよね。
そもそもアナログスティックがないので、3Dアクションとなるとかなり厳しいですが、2Dゲームや激しいアクションゲームで無い限りは結構普通に遊べます。
感覚としては、Joy-Conを横持ちで遊ぶのに近いかなと感じます。
重量も25g程度なので非常に軽く、重さにより疲れることは一切有りません。
ABXYボタンはJoy-Conのプチプチとしたドームスイッチではなく、ラバーの押し心地なのでまた別物だと感じますが、しっかりとした押し感覚が有り、戻りも良く、良いと感じます。
十字キーもラバーで、若干柔らかめかなとも感じますがしっかりと軸感がありシーソー可能、全方向同時押しの心配もなさそうです。
ほかファンクションキー類はプチプチとした音と押し心地ですが、静音性が高いので好感触です。
ショルダーボタンは音も大きめ固めのタクトスイッチ。L2R2は丁度よい硬さと音だと感じますが、LRはちょっと硬すぎるように感じます。この小ささでこの硬さだと、LRを押しながらの操作などが厳しく感じます。このコントローラー唯一の不満です。
使用感
モードスイッチで端末切り替え
ホームボタンを押すと起動し、下部にあるペアリングボタンを長押しでペアリングができます。またモードスイッチで接続端末が切替可能で、SがSwitch、DがAndroid(DirectInput?)、Kがキーボードモード。あと有線接続も可能。
基本的にはWindowsで使うにしてもAndroidで使うにしてもSで使うのがコントローラー対応、機能的に良いと感じました。
Sだとスターボタンがスクリーンショットボタン、Dにしておくとスターボタンがいわゆる連射ボタンとなりますが、私は特段連射を使わない上、スクリーンショットボタンはWindowsでもスクショを撮る際に機能するので個人的にはありがたいです。
ウェイクアップ非対応
ここがまた個人的に残念なポイントなんですが、Switchでコントローラーを使ってのスリープ復帰ができません。なので別のコントローラーもしくは人力でスリープ復帰して使う必要があります。
あと振動・ジャイロにも非対応です。
十字キー割り当てを変更可能
このコントローラー、アナログスティックがないのでほとんどのゲーム遊べなくね・・・?と思うかもしれませんが、Switchでのデフォルトでは十字キーがアナログスティック操作に割り当てられています。なので頑張ればこのようにティアキンでもスマブラでも遊ぶことが可能です。
逆に十字キー操作したいんだが、もしくは右アナログスティックが使いたいんだがという場合には、十字キーを割り当てる事が可能です。
マイナスボタン+十字キー上長押し→十字キー操作
マイナスボタン+十字キー左長押し→左アナログスティック操作
マイナスボタン+十字キー右長押し→右アナログスティック操作
左手デバイスとしての活用
更に特殊なのが、このキーボードモードです。これはボタンにキーボード操作を割り当てて、いわゆる左手デバイスのような活用ができるモードとなっています。
ニッチな活用方法かと思いきや、これの前モデル8BitDo Zeroでも左手デバイスとして活用していた方は多いようで、継続してキーボードモードが搭載されたのは良いなと感じます。
キーボードモードの割り当てを詳細に変更可能
そしてこのキーボードモードはiOS/Androidの専用アプリにて割り当てが可能です。このように自由に割り当てて、自由に活用しましょう。プロファイルも保存できるので、左手デバイスではなくシンプルに自由に割り当てたPC用コントローラーとしての活用もできそうですね。
ちなみにキーボードモード以外でのボタン割り当て・変更は不可能です。
感想
意外と普通に使えるコントローラーで驚きました。
アナログスティックが無いので3Dアクションゲームなどは厳しいですが、Joy-Conと同じサイズのボタンや十字キーで、操作性も悪くなく、レトロゲームやシンプルなゲームにはもってこいだと感じます。
まぁ絶対に必要かと言われると決してそうではありませんが、小さく場所を取らないので適当にテーブルの上に置いておいても気になりませんし、ポケットの中に入れておいても良いですし、他のコントローラーと使用感が絶対に被りませんし、値段も3000円台で買えて安いですし、まぁ、あっても良いな!という感覚です。
8BitDo Zeroを使っていた方も、ボタンが増えてMicroUSBからUSB-C充電となったので乗り換えも良いと感じます。
普段とは違う、変わったコントローラーが欲しいな~って方は是非。