せっかくS1とS2両方を頂いたので比較レビューしてみたいと思います。価格的には両者そこまで変わらないので、どっちが良いんだろう、と思う方も多いかもしれないので実際に使ってみた上での比較を重点的に行いたいと思います。
スペックでの比較
充電端子がS1ではMicroUSB、S2ではUSB-Cになったことや、再生周波数などでは差が無いことから、S2がS1のバージョンアップ版のように見えるかもしれません。
実際S2よりS1のほうが先に出たことが考えられますが、他の仕様を見てみると異なったモデルとして展開していることが分かります。
SuperEQ S1 | SuperEQ S2 | |
タイプ | オーバーイヤー | オンイヤー |
再生周波数帯域 | 20Hz-20KHz(Bluetooth接続時) 16Hz-40KHz(AUXケーブル接続時) | 20Hz-20KHz(Bluetooth接続時) 16Hz-40KHz(AUXケーブル接続時) |
充電端子 | MicroUSB | USB-C |
Bluetoothバージョン | Ver.5.0 | Ver.5.0 |
ANC タイプ | ハイブリッドANC | ANC |
騒音低減の深さ | 28~33 dB | 20~25 dB |
最大再生時間 | 45時間 | 25時間 |
スペックを比較して見てみるとノイキャンの仕様に大きく違いが有ります。S1のほうが性能は良いので、もしかしてS1が上位モデルなのか???と思うかもしれませんが、それも違います。
オンイヤータイプのヘッドフォンとオーバーイヤータイプのヘッドフォンの特徴を生かした仕様の変更、という感じです。
なのでオンイヤーが好きか、オーバーイヤーが好きか、好みがあればその2つで選ぶのが一番無難だと思います。
見た目での比較
デザイン
オーバーイヤータイプ(S1)とオンイヤータイプ(S2)なので、ヘッドフォンとしてそもそも違うんですが、ビジュアルも結構違います。
S1は家で使うストイックなビジュアル、S2は外でも使えるカジュアルさがあります。かといって音漏れはS1のオーバーイヤータイプのほうが少ないと思うので、一概にそうとは言えませんが。
個人的にはS2の方が垢抜けた感じがあって好きです。開発時期がS2の方が後だからと言うこともあるのかもしれませんが、S1は少しゲーミング臭があってあまり好きじゃないです。まぁ、BE YOUNGの印字の話ですが・・・。
質感
質感は両者とも同じようなプラスチックです。いかにもプラスチッキーな安っぽい触り心地ではなく、サラサラとした上品なプラスチック。
両方ともアクセントで金属が入っているので、より高級感が増しているような感じがあります。
重量
S1:300g
S2:210g
スペック記載値ではありますが、やはりS1のほうが重いです。90gの違いがあるので、持ち運びやすいと考えるとS2のほうがおすすめできますよね。ただノイキャンの性能はS1のほうが上なので、何が欲しいかに依ります。
カラー展開
S1:ホワイト、ブラック
S2:ブラック、オレンジ✕グリーン、ブラック✕グリーン
S2のほうが鮮やかなカラーを展開しています。ターゲットを若者や女性に絞った感は有りますが、個人的にはこれくらいカラフルに種類が沢山あったほうが良いな、と思います。BEATSとか、実際色とデザインで売れてそうですしね。
音質での比較
音質
S1:クリアでバランス良い
S2:パワフルでダイナミック
聴き心地はどっちが良いとかではなく、完全に好みの問題だと思います。S1は凄くバランス良く聴こえて良いですが、S2はパワフルでガツンと来る感じが良い。オンイヤーが好きか、オーバーイヤーが好き化で選ぶのが良いかと思います。
ノイズキャンセリング&外部音取り込み
S1:ハイブリットANC ↔ ANCオフ&外部音取り込み
S2:ANC ↔ ANCオフ
S1とS2の機能として言うとノイキャンの違いが大きいです。ANCボタンで切り替えると、上記のように機能します。
ノイキャンの性能がS1の方が高いのは、おそらくオーバーイヤータイプだからというのが大きいと思います。というのも、S2は外部音取り込み機能が有りませんが、普通に外部音は聴こえます。タイプに応じて必要・不要な機能として切り分けて搭載しているのがよく分かります。
ただS2のノイキャンは音が鳴っていれば違和感はありませんが、無音だと少し気持ち悪い感じがしました。性能の問題なのか、オンイヤータイプだからなのかは分かりません。
機能での比較
ボタン
ボタンはダントツでS2。ボリュームなど十字状に配置されていて、ヘッドフォンを装着した状態でも余裕で操作できる。かなり分かりやすくて使いやすい。
に対してS1は並列にボタンが並んでいて、どれが電源ボタンかが分かりづらい。慣れれば平気なのかもしれないが、慣れても押し間違うことはあるかもしれない。
細かい点ではあるけれど気になる点だな、と思いました。
総括
以上、使ってみての比較でした。比較と言いながらほとんどデザインの話と使い心地の話になってしまいました。
まぁ結局スペック的にはそこまで違いはなく、音質的違いというよりはオンイヤーヘッドホンか、オーバーイヤーヘッドホンかの違いで、かなり音のタイプや付け心地が異なります。なので、好みがあればそのどちらかで選んで、もしどちらでも良いようであればその他の、例えばデザインであったり、音の好みであったり、携帯性、で選ぶのが良いと思います。では。
それぞれのレビュー記事
・SuperEQ S1
・SuperEQ S2