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エミュレータ機

【レビュー】至高!だが全くオススメはできない!『GKD mini Plus CLASSIC』

エミュレータ機

中国のLaozhangという人物をご存知でしょうか。

LaozhangはZPGシリーズの中華ゲーム機を手掛けた中華ゲーム機界隈で有名なゲーム機デザイナーで、氏が手がけたゲーム機は本当にデザインが良く、クオリティが高いことで評判があります。

そのLaozhang氏による最新のハードは、メタルボディゲームボーイカラー風端末。

めっちゃクオリティが高くてめっちゃ興奮したんですが、正直めちゃくちゃ不安要素がありましたし、色んな意味で全くオススメできないハードとなっています。

販売ストア

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▲本製品の購入は公式ストアのみで金額はプレセール179ドル(記事執筆時点)となっています

私はKickstarterにて支援を行い入手したのですが、1月発送予定で届いたのが4月末ですし、いくらメールしても一度も帰ってきませんでした。Kickstarter上のコメント欄も商品ページのコメント欄も大荒れです・・・。まぁ無事に届いたので良いんですが。

Kickstarterよりも先にAliexpressから普通に入手した人もいるようで、正直謎です。中国で先行販売されたものをAliExpressに流してたって事でしょうか、謎です。

42610.0¥ |コンソールGkd mini plus,金属版,ハンドヘルドゲームコンソール,640x480 ipsスクリーン,オープンソースプレーヤー,ファン,ギフト| | - AliExpress
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▲AliExpressで探しても良いかもしれませんが、保証はしません・・・。どちらにしろ玄人向けですね・・・。

動画版

スペック&主な特徴

GKD mini Plus CLASSICとは

GKD Mini Plus Classicとは、GKDによるゲームボーイのような縦型の携帯ゲーム機で、レトロゲームやRPGツクール、PCゲームの移植を遊んだりできます。本端末をざっくり説明すると

・OSはLinuxの独自ファームウェア
・3.5インチでVGAの画面
・PSP、DCあたりまでそこそこ動く
・ゲームボーイカラーを魔改造したような見た目
・高品質な金属ボディ
・コスパそこそこ悪い

最大の特徴は、ゲームボーイカラー魔改造したような金属シェルということですね。これまでに無かった形状の縦型ゲーム機で、他のハードとの差別化をはかっています。

GKD mini Plus CLASSICのスペック

名称GKD Mini Plus Classic
システムLinux
対応ゲームPC 移植ゲーム、FC~PSP、DC、N64などの各種エミュレーター
ディスプレイ3.5インチ IPS (640 x 480)
CPURK3566 Quad-Core、1.8GHz
RAM1GB
ストレージLinux 32GB + 外部MicroSD
バッテリー3000mAh(最大8時間のプレイ時間)
インターフェースBluetooth、Wi-Fi
サイズ87 x 142 x 25 mm(最厚部分、実測値)
重量303g(実測値)

GKD mini Plus CLASSICはLinuxベースのシステムを搭載、SoCにRK3566を搭載していて、ざっくりエミュで説明するとレトロゲームからPSP~DCあたりまで遊べるくらいの性能。

3.5インチのIPSディスプレイ(解像度640×480)を備えており、ちょうど良いバランスとなっています。

本体カラーはスペースグレー/スカイブルー の2色。

同スペックのハード

スペック的には過去に販売されたAnbernic RG353Vと同じ仕様です。また、RK3566を搭載したゲーム機は以下となります。

Anbernic RG353P/PS/V/M
Anbernic RG503
Powkiddy RK2023
・Powkiddy X55

開封&内容物

では早速開封していきます。

▲箱を開けると、中にはかなり厚めで四角い専用ケースが入っていました。ドットでHello!と書かれているデザインもキュート。

▲内容物はこちら。本体、USB-Cケーブル、説明書、保護ガラスフィルムです。

説明書はGKD Mini Plusのものを流用しています。

本体外観

メカメカしくてかっこいい

▲そもそも、本当に届いた!!!って点でかなり驚いたんですが、それに加えて圧倒的高品質メタルボディにめちゃくちゃテンションが上りました。

かなり無骨でエッジの効いたシェルデザインで、ゲームボーイカラーのような曲線を使いながら、なんというかゴツゴツしています。

▲これまでAnbernic社のメタル端末、RG353Mなども触ってきてはいますが、あちらはよりシンプルな直線的な形状。

それに対してこちらはが多く、メカ感がめちゃくちゃ有ります。ロマンに溢れすぎてる。

ボタンが多くて最高

▲基本的にボタンがめちゃくちゃ多いです。

表面は右側にABXYボタン、左側に十字キー、下にデュアルアナログスティック、中央にファンクションキー2つ、スタートボタン、セレクトボタンがあります。

なんとファンクションキーが2個。組み合わせて使えるファンクションキーと、メニュー画面を開くためのメニューボタンといった使い方。ボタンなんかなんぼあっても良いですからね。

▲背面にはR1R2L1L2とあり、上側に排熱口、下側にデュアルスピーカー

▲左側面にはR3L3、右側にはボリュームボタンがあります。

あれ?ってことはアナログスティック押し込みに対応してないってこと!?と思うかもしれませんが、アナログスティックを押し込むことはできます

ですが、キーが割り当てられていないのか、信号がそもそも行っていないのかわかりませんが、使えません。謎。どうせなら余分に使えるようにしておいてほしかったとは思います。

▲上側面にはMicroSDスロットふたつ電源ボタン。下側面には充電用のUSB-C、イヤホンジャックです。

絶妙に違う色が気になる

▲バッテリー部分はシェルとは別でカバーになっていて、トルクスドライバーT6で外すことができます。ちなみに本体側のネジは六角穴でした。

▲若干気になる点としては、背面シェル前面シェルが微妙に違うんですよね。どちらも品質としては高いので違和感とまではいきませんが、なんでちょっと色違うんだろう・・・と疑問に思います。

サイズはゲームボーイクラス

ゲームボーイカラーに似た形状なので、同じくらいの大きさと思いきや、初代ゲームボーイAnalogue Pocket同じくらいのサイズ感で、意外と大きく、重いです。

気軽に運べる携帯ゲーム機・・・とは正直言いにくいかなと感じるスケール感です。

▲並べてみると、ちょっとだけ大きいくらいかな?と思うかもしれませんが、実際は一回り大きいくらいに感じます。

操作感

フィット感は有るが、重さが勝つ

▲背面がGBCのように丸まっているので、持ちやすさはあります。しかし縦型ハードで300g超えなので、流石に少し重く感じます。

ボタンは上質、一切の文句なし

▲ABXYボタンは導電性ラバーで若干軽めですが、ボタンのクリック感は有る、遊びは少ないので安っぽさは感じません。Anbernicボタンに似ています。

使っているうちにボタンの摩耗感がありましたが、引っかかる印象はありません。

ABXY文字の彫り込みが小さめで美しいプロポーションです。

▲十字キーも大体同じ感触です。ただ若干中心の軸が低く入力しにくいような気がしないでもないです。

人によっては多少気になるかもしれませんが、中華ゲーム機としては良い方かと思います。

▲アナログスティックには今話題のホールセンサーが採用された高品質なもので、フチがつぶつぶになったディテールですごく使いやすいです。なんで押し込みできないんでしょうかね。

▲ショルダーボタンもなかなか良く、傾斜が付いたデザイン、しっかりとしたクリック感となっているので押し間違いが起きにくいんですよね。

画面・スピーカー

ちょうど良いディスプレイ

▲画面は3.5インチのVGAという、中華ゲーム機において今となってはかなりスタンダードなスペックのもの。輝度もまぁまぁ高く、特に不満はありません。

ベゼル若干大きめですが、画面上部分にバッテリー残量のランプが4つ付いているのがユニークです。

▲このようにゲームボーイ風のベゼルで遊んでいると、ゲームボーイがマシマシになり、いったい私は何を遊んでいるのか…という気持ちになって気持ちいいです。

結構良いスピーカーだが

スピーカーはクリアな音質、かなり大ボリュームが出ます。

が、どうやら一定の音域で音割れするようで、遊ぶゲームによっては気になるかも・・・という感じです。

ただ私は最初全く気にならないどころか全く気づいておらず、過去最高に良いスピーカーなのでは・・・?と思って遊んでいました。

使い方

エミュレータで遊ぶには

エミュレータで遊ぶためには原則以下のものが必要となります。

吸い出し機(ダンパー)

エミュレータを使う際にはゲームイメージの吸い出しを各自行う必要があります。(中華ゲーム機のざっくりとした解説はこちら

ダンパーには色々ありますが、一台だけでゲームボーイ・ゲームボーイカラー・ゲームボーイアドバンス・メガドライブ・スーファミ・64のゲームイメージとセーブデータの吸い出しが可能なCartridge Readerレビュー記事はこちら)をおすすめします。

Attention Required! | Cloudflare

(サイトは英語ですが、日本でも購入可能です)

また少しでも安く済ませたい方はGAMEBANK-web.comのダンパーを必要なハードだけ購入する、PS1だけを遊びたい!って人はDVDリーダー+PCがあればなんとかなります。

PC

データを管理するのに必要となります。

MicroSD

付属するMicroSDは質が高くない(突然壊れる可能性が高い)上、内部にゲームイメージが含まれている場合が有るので非推奨です。

容量は128GBくらい有れば十分かと。

MicroSDリーダー

MicroSDをPCで読み込むために必要となります。

遊べるゲームについて

デフォルトで搭載されているエミュレータはファミコンなどのレトロゲーム~PSP などのエミュレーターです。

一通り確認してみたところ、2DレトロゲームやPS1、DCくらいまでは問題なく動作しますが、PSPとなるとタイトルによっては処理落ちし、遊べない事が多い印象です。

他にもEasyRPGなどコンシューマ以外のエミュレータも搭載されていたので、幅広い遊び方が可能となっています。

基本操作

この端末はLinuxベースのOSで、グラフィカルで直感的なメニュー画面とRetroArch(エミュレータ)をメインで採用した動作が特徴です。

ただかなり独自のチューニングがされたOSで、結構クセがあります。まぁいわゆるEmulationStation(ES)を使ったメニュー画面なので慣れていれば使いこなせるとは思いますが。

これの他にもOpendingux風のメニュー画面『Lovely Child』を使えたり、そもそもゲームが立ち上がるまでちょっと長くない?と思ったり、色々と玄人向け感が漂っています。

基本的な操作

とりあえずES(普通に起動したら立ち上がる方)上の基本的な操作やファンクションキーをメモしておきます。一応ちゃんと日本語化も可能です。

電源オン:OSがインストールされたMicroSDがTF1に入った状態で電源ボタン長押し
・電源オン(Lovely Child):電源ボタンを長押しし、画面が点灯したらAボタン
電源オフ:セレクトボタンを押してSHUTDOWN SYSTEMを選択
ゲーム起動:メニュー画面で選択してAで起動
ゲーム内メニュー起動:ファンクションキーF1(右側)を押す
ゲームを終了:ファンクションキーF2(左側)とスタートボタンを同時押し
明るさ調整:ファンクションキーF2(左側)とボリュームボタンを同時押し
・日本語化:メニュー画面でスタートボタン、UI Settings → Language で日本語に
・データ転送:本体とPCをUSB-Cケーブルで有線接続のみ

ゲーム中に電源ボタンを1度押すことでスリープモードに移行しますが、不具合が生じることも有るようなので、スリープでの使用はあまり推奨しません。

とりあえず基本皆ESを使うと思うので、参考にできるサイトはEmuelecのGithubページ等でしょうか。

ゲームイメージを導入

外部MicroSDにフォルダを作成し、そのフォルダにゲームイメージを入れればメニュー画面に表示されるようになりますが、どうやら認識しない・・・と試行錯誤していましたが、以下二点で解決しました。

・フォルダの名前を小文字にする:GB → gb など
・フォルダの名前を探す:Lovelychildに移行後、探したいハードでセレクトボタン、Edit 〇〇 gameを開き、Game Dirに記載されているフォルダ

他に認識しない問題が有るとすると、Fat32でフォーマットしてみる、等でしょうか。

感想

本当にテンションが上がるハードでは有りますが、重量システムの実用面、ポータビリティなどを考慮すると遊びやすいとは決して言えない、かなり玄人向けのハード。

スペック的にも他のハード同等で、価格も高く、サポート体制も怪しい、ファームウェアアップデートとか、本当にあるのか?といった点でも全体的に安心できないものとなっています。

しかし縦型金属シェルのかっこよさは唯一無二ではあるので、個人的にはかなり気に入っています。

ヨシダ

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