個人的に期待していたミヨーミニが届きました。MIYOO MINIは初代ゲームボーイをめっちゃちっさくしたような見た目の中華ゲーム機です。
年明け初の中華ゲーム機にして、2022年1位候補なくらい気に入っています。この値段にしてはかなりビルドクオリティ高いし、中華ゲーム機の良い所がめっちゃ出ています。何より見た目が良い。ってことで開封から使い勝手まで詳細に見ていきたいと思います。
販売ストア
※現在Miyoo Miniは生産終了しており(公式曰く)、かなり入手しづらい状況となっています。詐欺サイトやストアなどに気を付けましょう。
販売価格は6000円~8000円という、最新の端末の中ではかなり安価に購入できるのも大きな特徴です。性能もそれなりではありますが。
・Aliexpress
▲一番確実かつ安全に購入できるのは公式ストアですが、入荷後即売り切れます。
▲Amazonでもほとんど購入不可能です。
スペック&主な特徴
Miyoo Miniは過去にPocket goやBittboyなどを開発した会社による新製品で、ビジュアル・性能的にはBittboyの進化系とも言えます。
基本スペック
システム:Linux(独自OS)
画面:2.8 inch IPS screen(640×480)
SoC:Sigmastar SSD202D
RAM:128MB
ストレージ:内部16GB 外部MicroSD
バッテリー:1900 mAh
寸法:93.5 x 65 x 18 mm
重量:110g
▲スペックはこちら。システムはLinuxベースの独自OSが採用されていて、現在カスタムファームウェアが有志によって開発中だそうです。
CPUにはSigmastar SSD202Dというものが採用されていて、RG280Vよりも少し低い性能のものかな?と思っていましたが、体感的には同じくらい動く感じ。PS1も普通に遊べそうです。
この寸法・重量で2.8インチの画面となると、携帯性に優れながら画面がかなりしっかり見えるのが特徴。
開封&内容物
▲こちらが梱包されている箱で、表面には本体のイメージ画像、裏面にはスペックが記載されています。
▲内容物はこちら。簡単なガイド、MicroSD用のアダプター、充電用USB-Cが同封されていました。
本体外観
初代ゲームボーイを意識したデザイン
▲この端末の一番の特徴といえばベゼルが狭くて大きな画面。画面とボタン部分がほぼ半分半分といったプロポーションがとても斬新で素敵です。
また色味、ボタンの配色については初代ゲームボーイをかなり意識したデザインになっています。黄ばんだゲームボーイの色味と言うよりは、しっとりシックな上品グレー。
▲背面にも初代ゲームボーイライクなラインが入っていて、握った際に滑り止め的な機能を持っています。
十分なインターフェイス
▲上側面には電源ボタンとインジケーター、下側面には左からイヤホンジャック、MicroSD、USB-Cとなっています。過去に発売されたPocketgoのようにスイッチ式電源ではないのもポイントが高いです。
▲右側面には何も無く、ボリュームはダイヤル式なのもゲームボーイライク。簡単に音量調整できるダイヤル式、私は結構好きです。
初代ゲームボーイとの比較写真
▲初代ゲームボーイ(オリジナルシェル&漂白済み)と並べてみました。漂白済みということもありますが、Miyoo miniは少し暗め、赤めに見えます。ABボタンの色味はほぼ同等。
スピーカーやスタート・セレクトボタンのデザインも初代ゲームボーイを踏襲していることがよく分かります。
▲背面のデザインも素晴らしく、ラインの位置やバッテリー部分など、かなり拘りを感じます。
RG280Vよりも小さく感じる
▲ボリューム的にはほとんどRG280Vと同等の大きさに感じますが、Miyoo miniはより横幅が狭く、少し軽いです。厚みは同程度なので、どちらが持ち運びに最適かと言われると好みによるということになりそうです。
操作感
初代のような光沢ボタン、上質な押し心地
▲ボタンは所謂ツルッとしたタイプで、触った感触としてはゲームボーイや過去のPocketgoなどに近いですが、遊びが少なくてかなり良い感じです。
スタート・セレクトボタンと中心のホームボタンは浅めの音がうるさくないクリック感で、全体的に良い。ちなみにゲームボーイのようにラバーではなく、プラスチックのボタンです。
アンバーニックにも負けてない十字キー
▲十字キーもしっかりと軸が有りながら押せる安心感有り良い感じ。RG280Vよりも少し浅め、小さめではありますが全然劣らないクオリティです。
画面
白っぽいが画面サイズ・解像度を考えるとかなり良い!
▲画面は2.8インチにして640×480と高解像度で、どんなゲームでも最適に遊べる最高な解像度だと思います。初期ファームウェア・デフォルトエミュレータだと画面表示設定が少なく、少し困りましたが、レトロアーチからの設定で細かく設定が行えたので、個人的には満足しています。
▲ただ色味としては少し視野角が狭く、白っぽい印象。好みなのでなんとも言いにくいですが、RG280Vの液晶の方が発色や視野角は優れているような印象です。輝度は特に変わらないので、私は解像度の高いMiyoo Miniの方が好きですね。ピクセルパーフェクト教なので。
使い方
起動・終了・基本操作について
起動は電源ボタン長押し、終了はメニュー画面で電源ボタン長押しするとPower offとでてくるのでAボタンでOKを選択して終了できます。
またゲーム内でメニュー画面に戻る際は、電源ボタン長押しか、メニューボタンから終了することで戻れます。
メニュー画面での操作
▲デフォルトのメニュー画面はこのように左から、
遊んだゲームの履歴、お気に入り、ゲーム(ネイティブエミュレータからのゲーム起動)、レトロアーチからのゲームの起動、アプリ、設定
と並んでいます。
ネイティブエミュレータからのゲーム起動は、所謂gambatteやmgbaからの起動になるんですが、設定項目がかなり少なく不満。カスタムファームウェアによる改善を期待しています。
レトロアーチから起動したほうが現状では良いのでは?といった印象。こちらでも動作も悪くないですし。
あとなぜかPSVitaのストアBGMが流れています。謎。
ゲームの追加
ゲームの追加方法は、MicroSDをPCに接続し、
・Romsフォルダ(メニュー画面ゲームの中に表示される)
・RRomsフォルダ(メニュー画面Retroarchの中に表示される)
の中の各種フォルダに導入することで使えます。
RAppフォルダ内にある各種レトロアーチ用エミュレータのconfig.jsonファイルをメモ帳で開いて”rompath”:”../../Roms/〇〇”,と変更して、保存フォルダを統一することも可能。
代替可能なバッテリー
▲バッテリーを簡単に取り出すことが出来るのもかなりのメリット。どうやら以下のサムスン携帯電話用のバッテリーと互換性が有り利用できるとか。未検証なので自己責任でお願いします。
ファームウェアアップデート方法
上記リンクを参照にアップデートしましょう。文鎮化する可能性は大いにあるので、特に不満がない方はそのまま使うのが良いかと。
オリジナルカスタムテーマの配布
▲カスタムテーマを作成してみました。ファームウェア2022/01/08にアップデートの上、導入可能です。
感想:早くも2022年1位の予感・・・
最初手にした時から最高だなこれはと思いましたが、価格・性能・ビルドクオリティなど、総合的に考えてもかなり良い端末です。ファームウェア的にまだまだ調整が足りていない感じはありますが、思っていた以上に性能が良いので良く動くし、想像以上に質感・ビルドクオリティが高いです。
中華ゲーム機の良い所が思いっきり出ている感じがして、すごく気に入りました。PSPやDCなどを遊ぶことは出来ませんが、2Dレトロゲームには最適なミクロ端末だと思います。
このまま2022年の端末一位通過するレベル。オススメです。