8インチタブで、ちょっといい性能のモデルを出しているメーカーってあまりないんですが、その中でも結構人気なのがHeadwolf!の新しいブランドのAlphawolf!
大体過去にレビューした8インチタブと同じ性能なのですが、バッテリー容量がかなり大きめ、そしてディスプレイ解像度が2560×1600と、高解像度になったモデルです。
これまでは一般的なFHDクラスだったので、どのくらい印象が変わったのか気になったので紹介していきます。
販売ストア
・Amazon
・楽天
価格はAmazonで通常価格が34,999円で、9000円オフクーポンが付いていたり値下げされたりするので実売が26000円程度。
あとほぼ同じでストレージが128GBのHeadwolf FPad6も出ています。ストレージ容量少なくて良いのであればFPad6の方が狙い目かもしれません。
動画版
スペック&主な特徴
Alphawolf APad2 とは
Alphawolfは中国のHeadwolfで有名なメーカーの新ブランドで、よくわかりません。ほぼ同じ格安タブレットを展開しているブランドで、若干の上位互換モデルを出しているということですかね。
このタブレットは、Android14を搭載した8.4インチディスプレイの比較的小さめなサイズ感のタブレットなのが特徴で、チップセットには定番のHelio G99、8GBのRAMと256GBの内部ストレージを備えています。MicroSDスロットもあり。
また、6500mAhの同スペック感のタブレットの中ではかなり大きいバッテリーを搭載しています。Wi-FiとBluetooth 5.2、SIMスロット搭載。WidevineはL1で、Netflixの高画質再生にも対応しています。
開封&内容物
では早速開封していきます。
箱はこちら。ロゴがシルバーで印刷されただけのシンプルデザイン。
内容物はこちら。USB Type-CとSIMピン、電源、説明書、本体です。
本体外観
まず最初に手に取って思った印象は、重いな・・・です。やはりバッテリー容量が増えただけありかなりずっしり感、実測値で370グラム。厚みも大きく感じます。というか実際厚みも増えています。
滑らかな金属製のバックパネル、片手てガシッと掴めるサイズ感で、角は立っています。
背面もサラッとしたブラスト仕上げな金属素材で良いです。単なるシルバーと言うより、黒っぽいガンメタリックな色味ですね。
真ん中にグレーでAlphawolfのロゴ、下部に文字が入っています。
カメラ部分は大きめに作られていて、フラッシュ、AI Cameraという文字が印字されています。出っ張りも大きめ。
横持ちを基準に上下左右を見ていきます。基本的にはFPad5と全く同じです。
上側面にはボリュームボタン、電源ボタン、小さい穴はリセットボタンかマイクでしょうか。
下側面には角にイヤホンジャック、SIM/MicroSDスロットがあります。
厚みは実測値で約8.8mm。FPad5では8mmだったので結構厚みが増えています。どんどん厚みが増えています。
あと電源ボタンがちょっとキラキラしてリッチな感じになっています。
左側面には何もなし、右側面にはデュアルスピーカーとUSB Type-Cです。
スピーカーは左右に欲しいですね。USB-Cの位置は中心です。
他モデルとの比較
Alldocube iPlay60mini Turboと比較してみて思うのがやはり重量感、そして若干サイズも僅かに大きくなっていて、角の立ち方、ボディの作りなど細かくいろいろ違います。
まず色味の違い、iPlayはもっとシンプルなシルバーですがFPad・APadは暗めのシルバー。
iPlay50miniは縦持ちの際上下にプラスチックのパーツが採用されていて、FPad5では最小限に収まっています。
画面・スピーカー
画面
ディスプレイは最初から保護フィルム貼り付け済みのありがたい状態で、画面側にインカメラあり、照度センサーは無いようです。なので自動明るさ調整は不可能です。
保護フィルムは結構特殊な形で、全体を綺麗に保護されているわけではないのがちょっと謎です。
画面解像度は1920×1200から2560×1600に大きくなり明らかに高解像度、ベゼル幅はいつも通りといったバランスで画面占有率の高めです。
明るさも400ニト→500ニトに上がっているようで明るく表示できて見易いです。色味は変わらず青っぽい寒色系。
感動するほど美しいかと聞かれたら、別にそこまでといった印象ではありますが、しかし解像度は高い方が良いですからね。
ディスプレイの角が他のよくあるタブレットとは違う、角が丸まっていない表示。四角い画面珍しいですね。
そして若干気になるのが、ガラスの厚みが大きめなのか、若干奥行きがあるように見えます。
スピーカー
スピーカーはデュアルスピーカーとは言え、片側からしか聴こえないので、やはりちょっと微妙です。
最近ではとうとうiPlayも左右のステレオスピーカーになったので、この点に関してるは勿体無いなと感じます。
FPad5で起きていた位相ズレは起きていません。位相ズレは中華製品あるあるなので、最初にチェックしましょうね。
使用感
指紋認証非対応・顔認証対応
指紋認証はできませんが、顔認証は可能です。
持ち運んで使いたい場合にはセキュリティ保護必須なので、認証方法が多いのは助かります。
Widevine L1 & Netflix対応
今回のモデルはWidevine L1、Netflixやプライムビデオの高画質再生に対応しています。
ベンチマーク
本機のAnTuTuベンチマークは
総合スコア 407530
CPU 132138
GPU 63250
総合スコアが約40万、CPUが13万、GPU6万でした。他のG99を搭載機とほぼ全く同じですね。
バッテリー持ち
バッテリーの持続時間を測るためPCMarkで計測してみたところ、100%から20%までで5時間47分とのこと。
バッテリー容量が6500mAhに増えたにしてはやや少なめに感じますが、おそらくディスプレイ解像度が増えたことによる消費電力の増加でしょうか。まぁ基本的には3Dゲームメインなどで遊ばない限りは平気でしょう。
使い勝手
性能的には基本的な操作は割とストレスなく行えて、いわゆるハイエンドで慣れてしまっている人は若干ストレスがあるかもしれませんが、このくらいであれば許容範囲内かなぁといったバランスです。
G99が標準になったの本当に助かる。
OSは標準的なAndroidで特にチューニングはされていない感じ。Android14のちょっと変わった仕様があったりはしますが、基本的には素のAndroidのような状態です。
端子の位置
イヤホンジャックはiPlay50mini同様、正直使いにくい角の変な位置に有るのですが、USB-Cはしっかりと下側、中央にあるので使いやすいです。馴染みがある場所というか。
このように、コントローラーを装着しても良い感じのバランスになります。
無理やり引き伸ばさず使えるMemo S3 Pad、本当に良いですね。
感想
率直な感想としては、せっかく高い画面解像度・画面明るさなのにやはりスピーカーが片側なのが本当に勿体無いなという点です。
もう現在ではステレオスピーカーを搭載した格安8インチが他社から出ているので、その点は少し頑張って欲しいなと思いました。
使いやすいサイズ感の格安8インチタブレットで、SIMカードに対応しているので外でも使えて、全体的に仕様は過去モデルと変わらず。
あくまでディスプレイ解像度に不満がある人向けのモデルかな、というマイナーアップデート感。
あと重量もかなり大きくなっているので、その辺りが気にならない人向けですね。