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【レビュー】1万円台のAIタブレット『Teclast P50Ai』

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初のTeclast、昔から知っている格安タブレットメーカーで、なんか機会が無くて使ったことなかったのですが、なんかAI搭載と張り切った感じのモデルみたいなので試してみることに。

スペック的にもちょっと変わったチップセットを搭載していたりと気になるポイントはあったのですが、まぁ1万円台のタブレットってこんな感じなのかぁと勉強になりました。

販売ストア

商品提供:Teclast

Amazon.co.jp: 【Android 15 タブレット初登場】TECLAST P50 AI アンドロイド15タブレット 11インチ、A733 CPU 8コアタブレット Widevine L1対応、AIアルゴリズム機能+90Hzの高リフレッシュレート、16GB+128GB+1TB拡張、7000mAh+フル機能タイプC、WiFi 6+BT5.4+GMS+TUVブルーライト認証、タブレット 11インチ wi-fiモデル : パソコン・周辺機器
Amazon.co.jp: 【Android 15 タブレット初登場】TECLAST P50 AI アンドロイド15タブレット 11インチ、A733 CPU 8コアタブレット Widevine L1対応、AIアルゴリズム機能+90Hzの高リ...

販売ストアはAmazonなど各種で、金額はレビュー作成時点では実売価格が大体1.7万くらい。かなり安い部類のタブレットですね。

動画版

スペック&主な特徴

Teclast P50Aiとは

P50Aiは中国のメーカーTeclast社が発売したAndroidタブレットです。

このタブレットは、Android15を搭載(Playstore使用可能)、11インチディスプレイの標準サイズのタブレット。チップセットにはAllwinner A733という聞いたことないモデル、6GBのRAMと128GBの内部ストレージを備えています。MicroSDスロットあり。16GBと書いてあるのは+10GBの仮想RAMです。

また、7000mAhのバッテリーを搭載し、デュアルバンドWi-FiとBluetoothのWifiモデル。WidevineはL1で、Netflixの高画質再生は記載されていません。スピーカーは2個のステレオ。

ディスプレイはリフレッシュレート90Hz対応ですが、解像度が低めで1280×800。ここが結構気になります。

そしてAIを使った独自機能?を色々採用していて、アピールポイントとして掲げられています。名前にもついてますしね。

開封&内容物

では早速開封していきます。

箱はこちら。カラフルなロゴが印刷されためっちゃ中華感あるデザイン。

内容物はこちら。USB Type-C、電源、SIMピン、説明書、本体です。

本体外観

本体カラーは結構特徴的なブルー。質感はiPadライクな金属製の背面パネルで、価格を考慮すると良いと感じます。

ただディスプレイ部分が出っ張ったつくりになっていたり、側面はおそらくプラスチック。そして厚みが大きく感じて、実測してみると8.3mm。更にハウジングがあまりよくないのか若干軋む感じがあり、このあたりにチープさがあるように思います。

ただまぁ、2万円しないタブレットですからね。背面が金属なだけ頑張っていると感じます。

背面デザインとしては、シンプルな2眼っぽい雰囲気が良いです。単眼のカメラが2つ搭載されているようなビジュアルですが、よく見てみると1眼と1眼&フラッシュです。が、いわゆる広角超広角とかではなく、fast focusのためのAI Secondary Cameraとのこと。

横向き基準で上下左右を見ていくと、上側面には電源ボタンと音量ボタン、下側面には左右にスピーカー。

右側面には何もなく、

左側面にはUSB-C、MicroSDスロット、USB-C、イヤホンジャック。か、角のイヤホンジャックだ!

USB-Cが2つあるのは、充電中にDP出力したりできる用にでしょうか。タブレットではあまり見ない仕様ですね。

画面・スピーカー

画面

まず最初に感じたのはベゼル幅誇張し過ぎです。商品画像と全然違うやないですか。ベゼル幅は10mmくらいあり大きめ、思ってたんと違う!って印象が強めです。ちょっと前までは確かにベゼル誇張されている商品がよくありましたが、なんか久しぶりに喰らいました。普通に良くない。

あとディスプレイ解像度の低さもかなり気になります。ドットが結構しっかりと見えてジワッとした見え方。久しぶりにこんなに低い解像度のディスプレイを見たな・・・と思いましたが、調べてみると低価格帯の11インチタブレットは大体本製品と同じく1280×800とのこと。そうなんや。

10インチ以上のタブレットであれば少なくともFHD(1920×1080)は欲しいと思いました。

保護フィルム貼付け済みです。

右がRedmi Pad SE、左がP50AI。ほとんど同じプロポーションでありながら、僅かなベゼル幅や品質、画面解像度が違います。

かなり青みがかった寒色系のディスプレイで、輝度は高くはないですがこれくらいあればまぁ十分かな、くらいのバランス。

スピーカー

スピーカーは二基ですが、左右ではなく下にありますがステレオ感はあります。

しかし音質としてもシャリシャリとした低音弱め、高音が耳に刺さる音色。Youtubeでコンテンツを垂れ流すくらいなら十分かもしれませんが、音を楽しむ用途では厳しいと感じます。

使用感

指紋認証・顔認証非対応

本端末には指紋認証センサーは当然付いていません。更に顔認証にも対応していないので、PIN、パスワード、パターン等でロックをかける必要があります。インカメラがあるので顔認証使わせてくれればいいのに・・・とは思います。

Widevine L1 だが・・・

Widevine自体はL1で、プライムでは高画質再生できますが、NetflixではL3で高画質再生できません。というかそもそもディスプレイがFHDじゃないので、高画質再生できる必要が無いと感じます。

ベンチマーク

様々ベンチマークを取ってみました。

まずAnTuTuベンチマークは

総合スコア 322444
CPU 122750
GPU 24411

大体総合が30万点くらい、CPU12万、GPU2.4万点ですね。G99では30万後半~40万点くらいなので、G99よりは弱いものの、従来の格安タブレットでよく採用されていたUnisoc T618などよりは少し強い数値でしょうか。

バッテリーの持続時間を測るためPCMarkで計測してみたところ、100%から20%までで6時間5分とのこと。やや少なめに感じ、スリープ待機時の消費電力が大きいように感じます。この点は今後のアップデートに期待でしょうか。

かなり独特なUI

OSはかなり独特。PCライクに使うことを前提としたUIになっているようで、下部にナビゲーションバーのようなものが初期搭載されています。もちろん全画面表示のアプリでは非表示になりますし、設定から変更することも可能です。

通知バー部分もこのように少し特殊です。

これに加えてPCモードもあります。

モニター出力

USB-C、DP出力対応のモニター・ケーブルを使うと画面出力が可能です。モニターへの給電は必須、二箇所あるUSB-C端子は片方だけしか機能せずでした。

AI機能

様々なAI機能が追加されていて、AIアップスケーリングで540Pのビデオをアップスケールしたり、姿勢の傾きを検知するAI姿勢リマインダー、AIジェスチャーでページスライドやスクリーンショットなど可能です。が、全体的に実用性というよりはあくまで実験的な要素といった雰囲気です。

感想

2万円以下のタブレットは、少なくともここ数年は触ってこなかった上、そもそもこのタブレット自体の価格を聞いていなかったというのも大きく、正直マイナスな面での驚きが多くありました。

格安タブレットとして、動きはまぁそれなりに良くなっています。しかし極限までコストカットしている感があると言いますか、とにかくディスプレイ解像度の低さが気になります。

他の価格帯のモデルも合わせて検討することを推奨します。

ヨシダ

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