ゲームが出来るストラップって楽しそうで、良いですよね。
小型のハンドヘルドは色々出ていたりしますが、今回紹介するのはしっかりライセンス品で比較的安く、知っている人は知っているおなじみのHyperMegaTech!シリーズの最新作。
今回はカセットの交換はできないんですが、ラインナップが色々あり、相変わらずコレクター魂燃やされるユニークなアイテムです。
販売ストア
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価格は19.99 GBP(イギリスポンド)。4000円くらいでしたが、何故か単品注文ができなかったのでバーガータイムとインベーダーの2つを購入して送料が7.99 GBP、合計で47.97 GBPでした。
動画版
スペック&主な特徴
Super Micro Keychain Gamerとは
Super Micro Keychain Gamerは、HyperMegaTech!が開発したキーホルダーサイズの超小型携帯ゲーム機です。手のひらにすっぽり収まるほどのミニサイズながら、アタリやタイトー、データイーストといった往年の名作ゲームを内蔵しており、「どこでも遊べる懐ゲー体験」をコンセプトに設計されています。
ディスプレイは2インチのRGB TFT液晶で、解像度は240×320ピクセル。小型ながら発色の良いカラーディスプレイを備えています。操作系は十字キーと複数のボタンを搭載し、単4電池3本で駆動するシンプルな構造。スピーカーと音量調整機能も内蔵しており、USB充電ではなく電池交換式という点も特徴です。
ゲームはカートリッジ交換式ではなく、本体ごとに異なる作品を内蔵するタイプで、現時点では以下の4ラインナップが展開されています。
Asteroids Edition(アタリ):『Asteroids』『Gravitar』『Yars’ Revenge』
Centipede Edition(アタリ):『Centipede』『Millipede』『Crystal Castles』
Space Invaders Edition(タイトー):『Space Invaders』
BurgerTime Edition(データイースト):『BurgerTime』『Karate Champ』『Side Pocket』
本体サイズはキーホルダーとして携帯できるほど小さく、バッグや鍵にぶら下げて持ち歩けるファッション性も兼ね備えています。
開封&内容物
では開封していきます。

箱はこちら。グラフィカルでかわいいパッケージの箱です。

内容物はこちら。簡易的な説明書、本体です。
本体外観
ファーストインプレッション

まず最初に手にとって思ったのは、おもちゃみたいでかわいい!です。手に収まるサイズ感、黄色でポップな配色の筐体デザインにグラフィカルなフェイスプレート、そしてデフォルトで装着されているキーチェーン。
シェルの質感は素地プラスチックで高級感はないですが、ほどよくいいおもちゃ感が可愛くて満たされます。金額的にも高すぎずちょうどいいですね。
ボタンレイアウト・インターフェイス

ボタンレイアウトは
右側にABボタン、左側に方向ボタン、上部にスタートボタンとリセットボタンもしくはセレクトボタン。
ボタンレイアウトは何故かABが逆なのが何基準なのかと気になりますが、かなりシンプルなゲームしか無いので特に困ることはありません。

背面中央にあるのが電池蓋で、上部にあるのがスピーカー。電池の関係なのか、背面が丸く膨らんだデザインになっています。

上側面には電源スイッチとストラップホール。
イヤホンジャックなどはありません。

左側面にはボリュームボタン。

チェーンは回転するやつ(回転カン)は使われていないので、本当にストラップとして使う場合には若干の不安はあります。変えれるのであれば変えたほうが良いかもしれません。
他ハードとの比較

コンパクトな携帯ゲーム機代表格としてゲームボーイミクロと並べてみました。縦横の違いはあるものの、ゲーム体験として、全体的なボリュームとしては同等だと感じます。
操作感

重量は電池込で実測値で99グラムで軽いと感じます。サイズ感を考えるとむしろちょうどいい重量感ですね。
ABXYボタンはフラットな形状で、若干の遊びあり。グニッとしたラバーの押し心地。反発感はしっかりあり、静音性は高くも低くもなく標準的です。
スタートセレクトも同様の感触ですが、小さすぎてちょっと押しにくい感じはします。まぁそもそも頻繁に押すボタンではないので問題もないですが。
方向ボタンはもボタン同様の押し心地で。シーソーも可能ですが軸感がかなり小さく、なんとなくざっくりとした入力で、シンプルな操作とはいえ誤入力を感じます。Super Pocketの時も思いましたが、ラバーの感触は全体的にもう少し頑張ってほしかったかも。
画面・スピーカー
画面

本モデルのディスプレイの画面サイズは2インチの解像度は240×320、アスペクト比は4:3比率。かなり小さい画面ですが、多分ピクセルパーフェクト(多分)ではあるのでパキッと描写されていて、シンプルなゲームなので案外見やすく感じます。
画面輝度は変更することはできませんが、特別暗いと感じることもありません。十分な明るさです。
気になる点としてあげるとラミネーションディスプレイではないので液晶とフロントパネルの間に隙間がありますし、フロントパネルは感触的にはなんとなくガラスではなさそうなので、傷が気になる場合には保護フィルムを用意する必要はありますね。
しかし、逆にストラップ用途で作られたからこそラミネーションガラスではないのかも?
スピーカー
スピーカーは背面なので、フロントスピーカーでは無い点が残念ですが、手にはもちろん干渉しませんし、入れるとしたらどこに入れるんだという感じなので良いです。
音質は悪くて気になるということもないので十分といった感じです。
使用感
では機能周りについて紹介していきます。
バッテリーではなく電池

本製品にはバッテリーは搭載されておらず、背面の電池蓋を開けて単4電池3本入れる必要があります。正直せめて2本にしてほしかったなと思うのと、あとはフタを開けるのにドライバーが要るのがちょっと面倒だと思いました。
この仕様であれば確かに落としても電池外れることはないですし、ネジもはずれない仕様になっているのでこれはこれで良いんですけどね。
メニュー画面

電源は完全にスイッチのオンオフで切り替わります。バーガータイムモデルや他もそうだと思いますが、タイトル選択が最初に現れます。インベーダーモデルの方はタイトル一つしか入っていないのでいきなりインベーダー本体が立ち上がります。
ゲームをプレイ

ゲームをプレイしてみた感想としては、なんか私が知っているインベーダーの効果音じゃないな・・・?というくらいです。
カジュアルなゲームをサクッと電源入れて軽く遊べる感じの設計で良いですね。
感想
結構突然届いたので驚きました。
正直本気でストラップとして使うにはちょっと勇気がいりますが、そうでなくても立てて飾っておいても結構映えるので満足感はあります。
ボタン感触はもうちょっと頑張ってほしいですが、価格もクオリティも中々良い製品だと思うので、もう少し日本で人気なタイトルをラインナップしてもらえたらもっと嬉しい感じなのにな、とは思いました。
