記事内に広告が含まれています
コントローラー

【レビュー】『Serafim S3』グリップを・・・交換・・・?『Serafim S3』

コントローラー

スマホ用コントローラー、最近増えましたよね。スマホに装着して、まるでゲーム機のように遊べる一体型のコントローラー。

そこそこ良い感じの性能のスマホを手に入れたら試したい!ってなって一度は満足したものの、意外と需要があるのか?結構次から次へと新作が出ます。

今回紹介するのもまた違うメーカー、現在クラファン中の商品。

これまで使ってきたものとどんな違いがあるのか等、積極的に比較しながら見ていきます。

販売ストア

提供:Serafim

世界初!グリップ交換可能・人間工学に基づいたスマホ用コントローラが登場!「Serafim S3」でスマホを携帯ゲーム機に変身!PlayStation、PC、スマホなどに対応、クラウドゲーム満載の専用アプリも付属。
Serafim S3コントローラ一台だけで、お使いのスマホを携帯ゲーム機に変身させることができます。独自アプリSerafim Consoleを使えば、Google Play、App Storeゲームだけではなく、Steam、PlayStat...

動画版

スペック&主な特徴

Serafim S3とは

Serafim S3はコントローラー等ゲーム周辺機器を開発しているメーカーSerafim社によるスマートフォン用コントローラーで、スマホに挟み込む仕様、そして有線接続なのが特徴です。端子はUSB-Cバージョン・Lightningバージョンがあるとのこと。

コントローラー対応しているゲームやPC、クラウドゲームをストリーミングプレイするのを目的としたコントローラーです。

アナログスティックが壊れにくいホールセンサーを採用していたり、他社製との最大の違いは、厚みを持ったスマホでも着脱可能なサイズ感、そして背面のグリップが交換可能な点。

通常価格は約1.7万円、クラファンで2台セット20,990円などと安く出ていて、高価に感じる価格ではありますが、記事執筆時点ではKishi V2も16,980円とじわ値上げしているのでここに合わせた価格設定なんだろうなと感じます。

開封&内容物

では早速開封していきます。

箱はこちら。商品画像がプリントされたスリーブの内側に、黒マットの箱が入っている構成です。

内容物はこちら。交換用グリップ、説明書類、本体です。スティック部分はよくある保護材がフィットされています。説明書には一応日本語での記載もあります。

本体外観

質感はサラッとした素地のプラスチックではありますが、見ての通りに色々工夫されています。トップ面はカーボン調のテクスチャが転写された珍しいビジュアル。

ブリッジ部分もSerafimの文字と基板調?のパターンが彫り込まれていて、中々凝っています。

他社のコントローラーと比べて大きめな割に重量が軽いので安っぽく感じますが、スマホに装着して使うものなのでこんなものでしょうといった印象です。

ボタンレイアウトは右側にXBOX配置のABXYボタン、アナログスティック、Serafim Console、メニューボタン、

左側にアナログスティック、十字キー、スクリーンショットボタン、ビューボタンです。採用しているボタンはXBOXコントローラーを踏襲していて、更にこのXBOXライクな円形十字キー、地味に好きなんですよね。

背面は何もありません。バックボタンなども無し。トップ面もそうですが、若干傷が付きやすいかもしれないのが気になります。使い込むとツルツルになりそう。

上側面にはショルダーボタンがLBLT、RBRTとあり、

下側面にはイヤホンジャックと端末を直接充電するためのUSB-Cがあります。

側面には何も無し。若干空いてる隙間はグリップを取り外すための溝です。ここに爪を引っ掛けて引っ張れば簡単に外れます。ちなみにグリップはマグネットなどではなく、シンプルにプラスチックのツメで固定されています。

デフォルトのグリップは左。かなり目の細かいつぶつぶのテクスチャが付いていて、滑り止めとして効いています。交換用に付いてきたものにはテクスチャ無しで、ボディと同じような質感です。

デフォルトのグリップはかなり大きめで、交換用はかなり薄めのスマートです。好みで選んだり、持ち運び重視、気分で交換して新鮮な気持ちで遊んだりできて良さそうです。

同様に有線接続のコントローラー、Razer Kishi V2と並べてみたのがこちら。コントローラー部分が一回り大きく、ゆったりとしているバランス。

そしてUSB接続部分も若干上の位置に搭載されていて、コントローラーとの一体感というよりは画面の見やすさ、グリップ感に重きを置いた設計になっているように見えます。

コントローラーの作り的にはBackbone OneやGameSir G8のようなグリップ重視のコントローラーといった印象。

操作感

握り心地は使うグリップによって大きく感触が異なります。

厚めのデフォルトを使うとかなりしっかり握れる、いわゆるコントローラーらしいグリップ感になり、交換用のグリップはこれはこれで薄くてカジュアルに手に取りやすい、どちらも悪くなく、重量バランスも良い感じです。個人的には薄いほうがスマートフォンとの一体感があるように感じて好きです。

本体重量は大きめグリップで150グラム、小さめグリップで145グラムと差がありますが、体感は無です。

ボタン類は結構バッチリで、ABXYをはじめとしたすべてのボタン、十字キーはドームスイッチのプチプチ感触です。ドームスイッチ好きとしては嬉しいですが、逆にメンブレンが良い人はGameSir G8、マイクロスイッチが良い人はRazer Kishi V2って感じでしょうか。

ボタンサイズはJoy-Conよりもわずかに大きめなのもポイント。1点だけ言うとすると、握り方によってはABXYを使う際にアナログスティックが少し干渉してしまうのが気になります。

アナログスティックは結構倒れ角度大きめの、一般的な外部コントローラーと似たような使い心地。ホールセンサーで、壊れにくいのも良いです。そしてスティックが当たる部分も別のパーツになっているため、回した際滑らかな感触なのもグッドです。

ショルダーボタンも結構好みです。LBRBは高めの音が鳴るチャキチャキとしたタクトスイッチで、かなり軽めの押し心地、マウスのクリック音よりもちょっと小さい一般的な音量。

LTRTはストロークの長いホールセンサートリガー。私はトリガーボタンではなくボタンで良い派ではありますが、軽めで使いやすいと感じます。

使用感

装着・対応機種について

対応機種は

・長さ ~179mm のOTG対応Android 9.0以降のスマートフォン
・iPhone シリーズ
・USB-Cバージョン・Lightningバージョンがある

となっています。なので一般的な8インチタブレットなどには対応していません。

装着は簡単、このUSB Type-C端子に接続して押し付けて引き伸ばすだけ。逆でも可能ですが、本コントローラーは端子部分が若干動くので端子を傷めにくくて良さそうです。

そして有線コントローラーなのでペアリングも不要、装着するだけで使えるのが有線タイプの一体型コントローラーの良いところです。厚み3mm以内であればスマホケース付きでも遊べるよ!とのこと。

実際Androidスマホ「Zenfone9」に装着してみても、幅、端子部分ともに結構余裕があります。ケースを装着したままでもしっかりと接続できました。

専用アプリあり

コントローラーに対応した専用アプリがあり、右下のSerafim Consoleボタンを押すことで移行できます。スクリーンショットは左下のスクショボタン、長押しで録画です。

Serafim Consoleではゲーム機のようなメニュー画面で、コントローラーを使ってゲームを選択起動、更にはコントローラーに対応したゲームを探せたり、クラウドゲームを直接起動できたりします。

またファームウェアアップデートやTwitchとの連携なども可能です。私はやらないので正直あまり良くわからないんのですが、ライブ配信、画面録画、動画編集、動画の共有なども可能とのこと。

よくあるボタンの組み合わせによる機能や割当可能な追加ボタン、タッチパネルへの画面割当機能もありません。その点で他社製品から劣りますが、配信を強調されている事からあくまでストレートに遊ぶことを目的として設計されているのでしょう。もしかしたらアプデで色々できるようになるかもしれませんが…それはわかりません。

ちなみにPS Remote Play非対応ですが、有料のPSPlayアプリにてリモートプレイ可能とのこと。

充電について

USB端子が付いていて充電ができるので、装着したまま充電はできるは出来ますが、充電速度は端末や使用するケーブルに依存するとのこと。あと装着しっぱなしだと未使用時でもコントローラーに電力を吸われ、バッテリーが減っていくので使うときだけ装着するのが最適です。

感想

本製品で最大の特徴は交換可能なグリップ、そしてゆとりある?装着幅。

あくまで端末によりけりだとは思いますが、やはりケースを付けたままコントローラーを使いたい!という話はよく聞くので、その需要に答えつつ、Androidアプリの配信メインという別のアプローチで作ったコントローラーなのかな?と思います。

スマホコントローラーってどんだけ需要があるのか正直わかりませんが、選択肢がかなり豊富になってきて嬉しいですね。

ヨシダ

より早く最新情報をお届けするTwitter『ヨシダ情報局』や、レビュー動画を公開しているYoutube『ヨシダ・ザ・ムービー』もやっています。レビュー依頼は問い合わせやツイッターDMからどうぞ。

ヨシダをフォローする
タイトルとURLをコピーしました