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【レビュー】ハイスペックエミュレータ機として『PlayStation Vita』を使ってみる

エミュレータ機

PlayStation Vita という端末はもはや 3DS などに比べると PSP と間違える人がいるくらいの存在感の薄さになっています。市場は完全にスマホに乗っ取られました。しかし私はこの端末は結構好きで、携帯ゲーム機の完成形では?くらいに思っています。

実は PlayStation Vita もエミュレーター機として活用することができ、結構個人的には気に入っているので軽くご紹介します。中古にはなりますが、結構安く買えますしね。

PlayStation Vita とは

PlayStation Vita とは2011年に発売したソニーの携帯ゲーム機で、5インチ の液晶ディスプレイを搭載し PSP の倍の解像度、またタッチパネルに対応や背面タッチパネルなどその時代にしてはかなり高性能で優れたゲーム機でした。

しかし今見てみるとスペックとしては現行のスマートフォンなどに比べさほど高くないです。まぁスペックの話はさておき、実際に端末を見てみましょう。

前期モデルと後期モデルの違いは?

PlayStation Vita には PSP などと同様前期モデル後期モデルがあります。もちろん中古市場では後期モデルの方が値段が高いですが前期モデルもなかなか捨てがたい魅力があります。

▲上が前期モデル、下が後期モデル。

▲上が前期モデル、下が後期モデル。

前期モデル PCH 1000シリーズについて

有機 EL ディスプレイを搭載しボディは結構硬くしっかりとした、初期の PSP のような感触があります。また当時としては珍しく3G モデルが販売されていて simカードをセットすればどこでも通信が行えるモデルとして販売されていました。

後期モデル PCH 2000シリーズについて

前期モデルから軽量化バッテリーの持ちの改善などが主な変更点です。軽量化のためボディはかなりプラスチッキーな雰囲気になり人によっては安っぽくなったなと感じることがあるかもしれません。

また最大の変更点としては画面が有機ELディスプレイではなく通常の液晶ディスプレイへと変更になりました。色味の表現が多少変わり、不満に思った人も多いかもしれません。

比較記事

前期モデルと後期モデルの比較も記事にしてみましたので、どちらのモデルが良いか悩んでいる方は是非見てみてください。

使いやすい後期モデル『PCH 2000シリーズ』をメインの仕様について

今回はなんだかんだ使いやすいというわけで後期モデルをご紹介します。

より使い勝手良く改善された後期モデル!

後期モデルの Vita は基本的には前期モデルと変わりませんが細かな変更点があります。

まずボタンに関してです。基本的な ○✕△□ ボタンや十字キーなどは大きな変化はありませんが、スタートセレクトボタンPlayStation ボタンに関してはしっかりと押しやすくなっています。というのも、前期型ではボディに対して飛び出たりしていなく、かなり押し込む必要があったので良くも悪くも押しにくくなっていました。

MicroUSBで充電できるのが便利

また個人的に後期モデルで一番メリットと感じるのが充電です。前期モデルでは独自のコネクターにより充電する必要がありましたが、後期モデルでは一般的に使われているマイクロ USB を使うことができるのでかなり充電しやすくなり便利になったと思います。

いちいち充電器を取り出して充電するのは少し面倒くさいですからね。

▲裏面はこのようになっています。前期モデルと同様背面タッチパネルが搭載されていますがほとんど使うことはありません。カメラもほとんど使いません。

Bluetoothイヤホンが使える!スピーカーも良い!

またPlayStation Vitaを使う上で大きなメリットとして挙げられるのはBluetooth イヤホンが使えることです。PlayStation Vita でワイヤレスイヤホンを使うと他のスマートフォンや PC など Bluetooth が搭載されている端末を使う時よりもかなり遅延が少ないように感じます。

また中華ゲーム機などとは違いかなりスピーカーの音質が良く、より良いゲーム体験をできます。

エミュレータ機としての使い心地

※ゲームイメージはCartridge Readerのような吸い出し機を使用して吸い出しましょう。

エミュレータによっては少し落ちやすい

本題のエミュレーター機としての使い心地です。 Vitaは今となってはほぼ完全にカスタムファームウェア(変革)を導入することができ、マルチエミュレーター「Retroarch」を導入することができます。これによって様々なゲーム機器をエミュレーションすることができるようになりエミュレーター機として大活躍します。

しかしたまにアプリが落ちてしまったり不具合が発生することもあるので全盛期の PSP の時のようなどっしりとした安定感があるとは言い切れません。

▲ピクセルパーフェクトでこの表示の大きさ。純正のゲームボーイアドバンスより大きい。

PSPを完全にエミュレーションできる

またそもそもVitaはPSPに互換性があり、純正でPSPソフトを動かす機能があります。さらにカスタムファームウェア導入により、PSPを完全にエミュレーションすることもできます。

また PSPが完全にエミュレーションできるので PS1も同様にプレイできます。方法としてはPSPにおいて PS1をプレイするときと同じ方法(変換が必要)ではあるので少し手間はかかりますが、ラグや動かなかったりすることはほとんどないので快適にプレイできます

64もかなり動く!

▲こちらの記事でインストールや使い勝手を書きましたが、かなりよく動きます。エミュレータ機で頑張って動かしてる感じのレベルではなく、ソフトによっては普通に遊べるくらいには動きます。

正直、ここまで動くとは思っていなかったので驚きです。

レトロゲーム専用にカスタムもできる!

▲またRetroflow Launcherというアプリを使うことで、ゲームを一覧で並べることが出来て、直接起動できます。起動時にこのアプリを起動できるようにしておけば、まるでレトロゲーム専用機のように使うことも可能です。

中華ゲーム機では得られない高品質な携帯ゲーム機

中華ゲーム機などでプレイするよりもかなり高画質、良いスピーカー、手に対するフィット感、操作性の高さ、そして何より高品質さは、中華ゲーム機では代用できない素晴らしさがあります。

最近は中華ゲーム機もかなり高くなってきていますが PlayStation Vitaは中古で購入すると1万以下で購入することもできるので携帯ゲーム機が好きな方で持っていない方は1台持っていても損しないゲーム機ではないでしょうか。

ヨシダ

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