過去にもRG350等用のカスタムパーツを購入して試していたSakuraRetroModdingからアナログポケット用のカスタムパーツが出ました。
ボタンパーツなので分解する必要はあったんで、こんなに高いものを分解するのはなぁ…と思ってたんですが気付いたら買ってました。
解体難易度としては、ゲームボーイが『簡単』で、Switchが『難しい』とすると、『簡単ではない』ってくらいです。
パーツは少ないし、精度良く組み上がるようにはなっているけれど、それだけに力がいるって印象。慣れていないと壊す可能性もあるし高い製品なので、怖い方はステッカーだけにしときましょう。
解体手順も解説するので、参考にしてみてください。
販売ストア
▲購入したのはこちらステッカーとボタンのセットで1,867円(記事執筆時)。Etsy内のSakuraRetroModdingストア。Etsyは日本で言うBASEみたいな感じです。基本海外発送なので不安かもしれませんが、日本語で使えるので使いやすいショッピングサイトです。
動画版レビュー
開封&内容物
![](https://yoshives.com/wp-content/uploads/2022/03/Analogue-Pocket-DMG-Buttons-And-Front-Sticker-pack-1.jpg)
▲今回購入して届いたのはこちら。アナログポケット用の臙脂色のボタンと本体前面に貼るステッカー、背面に貼るanalogueロゴホログラムステッカー、あとついでに買ったエバドラ用のステッカー。
アナログポケット用のボタンは3Dプリンタ製のケースに入っています。いつもながらKAWAII。
分解方法
高い(しかも現状ではかなりレア)な製品なので最先端の注意を払って作業を進めます。
背面のネジを外す
![](https://yoshives.com/wp-content/uploads/2022/03/Analogue-Pocket-DMG-Buttons-And-Front-Sticker-pack-2-1024x576.jpg)
▲まず背面4点のネジを外します。
![](https://yoshives.com/wp-content/uploads/2022/03/Analogue-Pocket-DMG-Buttons-And-Front-Sticker-pack-3-1024x576.jpg)
▲外すにはプラスドライバーではなく、こちらのトルクスドライバー(T6)を使います。
![](https://yoshives.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
バッテリーカバーを取り外す
![](https://yoshives.com/wp-content/uploads/2022/03/Analogue-Pocket-DMG-Buttons-And-Front-Sticker-pack-26-1024x576.jpg)
▲そして丁寧に取り外します。下部分は動かしやすいと思うので、下部を持ち上げて取り外します。
ちなみにこれが最初の難関でした。ツメが引っかかっているので、ツメがどう入っているかを確認しながら慎重に行う必要があります。ツメが折れてしまわないように気をつけて下さい。
![](https://yoshives.com/wp-content/uploads/2022/03/Analogue-Pocket-DMG-Buttons-And-Front-Sticker-pack-5.jpg)
▲取り外すとこのようにバッテリーが現れます。上にツメがあるのが分かりますね。
バッテリー端子を取り外す
![](https://yoshives.com/wp-content/uploads/2022/03/Analogue-Pocket-DMG-Buttons-And-Front-Sticker-pack-6.jpg)
▲ではまずバッテリーの端子を取り外します。根本を持って引っ張ると取れましたが少し怖い。ピンセットなどで端子部分を持ち上げれたらそちらのほうがいいかもしれません。
LRボタン基板を外す
![](https://yoshives.com/wp-content/uploads/2022/03/Analogue-Pocket-DMG-Buttons-And-Front-Sticker-pack-7-1024x576.jpg)
▲LRボタン基板もツメでくっついているので、左右を指で持って引っ張ります。勢いよすぎると、裏に接続されているフラットケーブルがぶっ壊れる可能性があるので注意してください。
LRボタンのフラットケーブルを外す
![](https://yoshives.com/wp-content/uploads/2022/03/Analogue-Pocket-DMG-Buttons-And-Front-Sticker-pack-8.jpg)
▲取れたら裏のフラットケーブルを取ります。黒い部分を倒してロックを解除すると簡単に抜けます。
バッテリーを外す
![](https://yoshives.com/wp-content/uploads/2022/03/Analogue-Pocket-DMG-Buttons-And-Front-Sticker-pack-9.jpg)
▲バッテリーは左右を持てば外せます。端子がちゃんと外せているか再度確認してから行ってください。
![](https://yoshives.com/wp-content/uploads/2022/03/Analogue-Pocket-DMG-Buttons-And-Front-Sticker-pack-10.jpg)
▲そしてガイドの動画通りやったのでこのシールを剥がしたんですが、別に剥がさなくても分解できたかも…。
シェル背面を外す
![](https://yoshives.com/wp-content/uploads/2022/03/Analogue-Pocket-DMG-Buttons-And-Front-Sticker-pack-11.jpg)
▲そして下をもちあげると
![](https://yoshives.com/wp-content/uploads/2022/03/Analogue-Pocket-DMG-Buttons-And-Front-Sticker-pack-12.jpg)
▲基板が見えました。
基板のフラットケーブルを外す
![](https://yoshives.com/wp-content/uploads/2022/03/Analogue-Pocket-DMG-Buttons-And-Front-Sticker-pack-13.jpg)
▲上3つのフラットケーブルを、黒いロックを倒して外します。
基板のネジを外す
![](https://yoshives.com/wp-content/uploads/2022/03/Analogue-Pocket-DMG-Buttons-And-Front-Sticker-pack-14.jpg)
中心にあるネジを取り外します。こちらも同じトルクスドライバー。
基板を持ち上げる
![](https://yoshives.com/wp-content/uploads/2022/03/Analogue-Pocket-DMG-Buttons-And-Front-Sticker-pack-15.jpg)
▲そしてカートリッジ部分を持って引っ張ると持ち上がります。こちらもフラットケーブルで繋がっているので、そっと持ち上げてください。
![](https://yoshives.com/wp-content/uploads/2022/03/Analogue-Pocket-DMG-Buttons-And-Front-Sticker-pack-16.jpg)
▲こんな感じで画面と繋がっていますね
基板をずらす
![](https://yoshives.com/wp-content/uploads/2022/03/Analogue-Pocket-DMG-Buttons-And-Front-Sticker-pack-17.jpg)
▲今回はボタンを換装するのみで画面部分は関係ないので、このようにずらしておきます。
ラバーを外してボタンを交換
![](https://yoshives.com/wp-content/uploads/2022/03/Analogue-Pocket-DMG-Buttons-And-Front-Sticker-pack-18.jpg)
▲ラバーを取り外してはめ込んでいきます
![](https://yoshives.com/wp-content/uploads/2022/03/Analogue-Pocket-DMG-Buttons-And-Front-Sticker-pack-19.jpg)
▲向きを正確に入れることができたら、ラバーを戻して分解と同じ手順で組み上げていきます。
逆の手順で組み直してボタン換装完了
![](https://yoshives.com/wp-content/uploads/2022/03/Analogue-Pocket-DMG-Buttons-And-Front-Sticker-pack-20.jpg)
▲こんな感じになりました。ぶっちゃけこれだけでかっこいいかもしれない…。
ステッカーを貼って完成
![](https://yoshives.com/wp-content/uploads/2022/03/Analogue-Pocket-DMG-Buttons-And-Front-Sticker-pack-21.jpg)
▲裏にホログラムステッカーを貼ります。これはチョ〜いけてる。
![](https://yoshives.com/wp-content/uploads/2022/03/Analogue-Pocket-DMG-Buttons-And-Front-Sticker-pack-22.jpg)
▲貼るとこんな感じになりました。GBライクでありながらも、最先端な使い勝手、中々いい質感と色味のカスタムパーツで良い感じです。
他のステッカーもあるので、分解するのはちょっとなぁって方はステッカーを貼るのだけでもやってみると、気分が変わってまた愛着が湧くかもしれませんね。
感想
![](https://yoshives.com/wp-content/uploads/2022/03/Analogue-Pocket-DMG-Buttons-And-Front-Sticker-pack-24.jpg)
▲ボタン・全面ステッカーの質感はこんな感じ。ボタンは3Dプリンタ製?でありながらもザラザラとしていて、触り心地も良いです。
押し心地もほとんど変わりませんが、XYボタンの形状が少し異なるので、オリジナルのアナログポケットに使い慣れている方は少し気になるかも。
ステッカーはマットで高品質な印刷ですが、やはりステッカーという性質上使っているうちに剥がれや劣化が気になるかもしれません。まぁ、保護フィルム的なノリに思っておきましょう!笑
あと全面ステッカーの厚みのせいで、若干ボタンの押し感が深くなった気がします。気になる方は気になるかも。
![](https://yoshives.com/wp-content/uploads/2022/03/Analogue-Pocket-DMG-Buttons-And-Front-Sticker-pack-25.jpg)
ホログラムステッカーはカッチョイイ。