出ました待望の8インチ、Alldocube社さんの最新モデル。
結構爆売れしてマイナーチェンジしまくりモデルを量産していた8インチタブレットなんですけど、ようやく完全体といいますか、個人的にも納得!バッチリ!これが欲しかったんだこれが・・・という感じの仕様のものが出ました。
格安8インチタブが欲しかったらとりあえずコレ、的な全力でオススメできる完全体モデル。
そしてスペックでは分からない点が結構チューンアップされていたり、OSが一新してかなりiPadっぽい雰囲気になっているのも注目ポイントです。見た目はほぼ同じだけど使用感はハード・ソフト両面でかなり変わっていて、新鮮で楽しい。
販売ストア
提供:Alldocube
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動画版
スペック&主な特徴
Alldocube iPlay60mini Pro とは
iPlay60mini Proは中国のメーカーAlldocube社が発売したAndroidタブレットです。
このタブレットは、Android14ベースの独自OSを搭載(Playstore使用可能)、8.4インチディスプレイの比較的小さめなサイズ感のタブレットなのが特徴で、チップセットにはMediaTek Helio G99プロセッサ、8GBのRAMと128GBの内部ストレージを備えています。MicroSDスロットもあり。
また、6050mAhのバッテリーを搭載し、18Wの急速充電が可能です。デュアルバンドWi-FiとBluetooth 5.2、SIMスロットも搭載。もちろんNetflixの高画質再生にも対応しています。
スペックだけ見ると、こちらの前モデル『iPlay50mini Pro NFE』との違いはバッテリーが増えて、Android14になって、デュアルスピーカーになった程度ですが、
実際に見ていきながら紹介します。
開封&内容物
では早速開封していきます。
箱はこちら。ロゴがシルバーで印刷されただけのシンプルデザイン。以前の箱に比べて薄く、幅広になったようです。
内容物はこちら。USB Type-CとSIMピン、電源、説明書、本体です。
本体外観
手触り良
まず最初に手にとって思った印象は、手触り、良いな・・・って点です。従来のモデルよりもバックパネルが滑らかな質感になり、そして角が面取りされて、手に刺さりにくくなりました。
地味な改善点ですが、ギリ片手で持てるサイズ感のハードとしてはかなり優秀なディテールだと感じました。何しろ触ってすぐ気付きましたからね。正直この時点で既に満足度がかなり高いです。
というか冷静に考えてみると、iPhoneでも昨年発売の15で同様にエッジが丸くなってるんですよね。徹底してアップル製品を真似ようとする企業努力、見事です。
背面は相変わらず無駄な装飾が無いシンプルな雰囲気が最高です。今回カメラのフラッシュも追加されましたが、埋め込まれていてナイスです。単眼仕様、本当に好き。欲を言えばカメラの突起も無しで埋め込んでほしいけど。
横持ちを基準に上下左右を見ていきます。
上側面には電源ボタン、ボリュームボタン、
下側面にはSIM、MicroSDスロット。
厚みは若干増えてるかな?と思い測ってみると約8.1mm。50miniproNFEが測ってみると7.7mmだったので、0.4mm増えています。バッテリーが増えた分厚みも増えたって事でしょうか。特別嫌な厚みには感じません。
左側面にはUSB Type-C、そして左右には待望のステレオスピーカー。位置は均等配置ではないものの、左右にあるだけで有り難いです。あと相変わらずUSB-Cの位置は中心ではありません。
あと今回ステレオスピーカーが付いた代わりに、イヤホンジャックが無くなりました。あの変な位置にあったイヤホンジャック・・・
前モデルとの比較
前モデルのiPlay50mini Pro NFEとの違いを見ていきます。名称が長すぎるのでとりあえず今回はiPlay50mini Pro NFEを50、iPlay60mini Proを60と呼称します。
まず並べてみてやっと気付くレベルではありますが、色味が違います。50では若干赤みがかったシルバーなのに対して、60ではモノトーンなシルバー。いや、気のせいか?
そしてカメラのシンプルさは同一ですが、一回り以上に大きくなっています。カメラの仕様は変わってないので、新しく見えるように大きくしたって事でしょうか。
そして触っていて気付いたのは、ディスプレイ部分の取り合いも変化です。側面の丸みが大きくなったのは勿論のこと、50では若干ディスプレイ部分のフチが飛び出したディテールになっていました。しかし60では飛び出しがほぼ無く、ディスプレイ側から背面まで滑らかに繋がっています。
これに関しては何を細かな事を!と思うかもしれませんが、なんか気になるんですよね。というか、改善されて、なんか気になっていたことに気付いたというか。全体的に手触りが良くなったのが良いなと思います。
あと電源ボタン・ボリュームボタンの高さが僅かに増えて押しやすくなったのも地味に改善点です。
画面・スピーカー
画面
ディスプレイはベゼル小さめ、8.4インチの1920 x 1200ピクセルと十分な解像度で満足です。保護フィルム貼り付け済みなので、とりあえず箱から出してそのまま使えるのもグッド。
液晶は50から変わっていないと思っていましたが、並べて比べてみたら変わっていました。50では暖色系のディスプレイだったものが寒色系の青っぽいディスプレイに、そして視野角が若干悪かったんですが、結構良くなりました。
色味の問題もあるかもしれませんが、明るさも僅かに大きくなった印象です。
そして明るさの自動調整機能も付いたので、目をチカチカさせたくない人も安心。
ちなみにディスプレイの色味は完全に好みの問題ではありますが、50も別に黄色っぽい尿液晶というわけではなく、iPadに近い暖色系の色味。ただまぁ、個体差やロット差などは出てくるかもしれませんのであくまで参考まで。
スピーカー
これです。待望のステレオスピーカー。スピーカーがシングルなのがどうにもこうにも気になっていて、私の使い方的にヘビーユースとは言えないくらいの立ち位置でしたが、今回やっと左右のステレオスピーカーになったのでもうとりあえず求めるものはコレ以上にない・・・っ!と言える端末になりました。
音質は全然良くないです。シャリシャリとした安っぽいスピーカーで、もうちょっと良いの積んで欲しいとは思いますが、横画面で動画を視聴した際に左右からステレオで出るだけでシングルスピーカーとは音の広がりが全く違いますし、これなら動画垂れ流し用の用途でも使えるなと思いました。まぁ流石に映画とかは別で観たいですが・・・。
あと気になる点として挙げると、電源ボタンを上にして横持ちすると、スピーカーが手に塞がる点ですね。まぁ逆に持てば別に問題ないので、許容できます。
使用感
指紋認証非対応・顔認証対応
満を持して顔認証に対応しました。認証が楽になったのは非常に助かりますね。まぁ、まだ試せていませんが・・・。というのも初期ファームウェアでは認証にバグがあるらしく、とりあえずロック無しで使っています。
欲を言えば指紋認証も欲しいですが、まぁそれはコストが上がりますし、iPlay90miniくらいで対応するでしょう(適当な事を言っています)
Widevine L1 & Netflix対応
今回のモデルはWidevine L1、勿論ネットフリックスの高画質再生に対応しています。安心して使えます。
ベンチマーク
まずAnTuTuベンチマークは
総合スコア 404856
CPU 134338
GPU 63469
でした。同じチップセットを搭載した50とほぼ変わりないですね。
CPUスペック面でのiPlay50mini Pro NFEとの違いは無く、重いスマホゲーを遊ばないのであれば普通に快適だと感じる、スペックと価格がちょうどいいバランスだと感じます。
バッテリーの持続時間を測るためPCMarkで計測してみたところ、100%から20%までで7時間55分とのこと。50では6時間38分だったので、しっかりと伸びていて助かります。
OSがかなりiPadライクに
一新されたOSを見ていきます。
まずホームランチャーが違います。50では変更しているのであれですが、60デフォルトのホームランチャーはなんというか、こう、めちゃくちゃiPadですね。下部によく使うアプリを一覧で配置できて、その右側には直前に使ったアプリが履歴的に表示される。
その他はいわゆるAndroidランチャーで、上にスワイプするとアプリ一覧、右にスワイプするとGoogleディスカバーが表示されるなど。
そして更におもしろいのが、上から下にスワイプすると通常のAndroidであればクイック設定が表示されると思いますが、本端末では右側を下にスワイプで設定パネル、左側をスワイプで通知一覧と、まるでiPhoneやiPadのコントロールセンター、通知センターのような機能分けがされています。まんますぎて笑いました。
他にも三本指で下にスワイプしてスクリーンショット、二本指で下にスワイプで画面分割、画面端からスワイプして保持するとサイドバーが表示、小窓モードなど、独自機能が色々追加されています。
あと地味に嬉しかったのが画面タップで電源オン。機能が追加されたのは知っていたので、どこで設定するんだろうと思っていたら、持ち上げて電源オン、そしてホーム画面の何もない場所をダブルタップで電源オフまで追加されていました。至れり尽くせり。
感想
ということで、やっとステレオスピーカーとなったモデル。やはりステレオスピーカーになった!というのが大きいですが、全体的にユーザビリティに溢れる改善、そして独自OSによる新鮮さで、これまでの8インチタブとは違う印象を大きく感じるのがとても良いと感じました。
格安8インチタブだともうこれ以外無い・・・というかそもそも8インチタブレット自体全然無いので、これか、iPad miniか・・・というくらいのレベルだと思います。しかし、冷静に考えてみるとiPad miniも最新モデルが2021年の発売なので、全然最新じゃないですよね・・・。
案件とか関係なく大おすすめです。是非お試しあれ!