記事内に広告が含まれています
コントローラー

【レビュー】ニーズをわかりすぎている『Gamesir X5 Lite』

コントローラー

スマホをゲーム機にする挟み込みコントローラーって、もう結構出尽くしていて、もう新しいものって出てこないかなーって思っていたんですが、今回のモデルは結構革新的かも。

紹介するのは毎度お馴染みGameSirさんの、有線タイプの挟み込みコントローラー。珍しいUSB-Cが左側にあるタイプでfoldスマホでも使いやすく、軽量で、しかもスマホから8インチタブレットまで対応していて、安い。

需要がありそうなところをしっかり突いたクリティカルなモデルだと思いました。実際に使いながらレビューしていきます。

販売ストア

・Amazon(クーポンコード YOSX5L10)https://amzn.to/4k0JlsF

・公式サイト(クーポンコード YOSX5L10) https://gamesir.com/discount/YOSX5L10?redirect=%2Fproducts%2Fgamesir-x5-lite

Amazonや公式ストアにて販売中で、金額は約5000円位。他の挟み込みコントローラーと比べるとかなり割安です。

動画版

スペック&主な特徴

GameSir X5 Liteとは

GameSir X5 Liteは、軽量かつ有線接続専用のスマホ・タブレット向けゲームコントローラーです。左右で挟み込んで装着するタイプで、USB-CのiPhone 15以降、iPad mini、そして多くのAndroidスマートフォンに対応しています。

大きな特徴は、軽量・対応幅が大きくタブレットまで使用可能・USB-Cが左側にあるという点ですね。大体の挟み込みコントローラーはスマホのみでしかもスマホケース非対応、そしてUSB-Cが右側にあるので、Galaxy Foldなどを使用した際に下に大きく開いてしまうなどの問題があります。

他スペックとしてはドリフト防止&高耐久なホールエフェクトセンサー搭載のスティックと、可動式Type-Cポートによる有線接続の安定性です。

パススルー充電に対応しているため、装着しながらの充電も可能。加えて、GameSir公式アプリ「GameHub」と連携することで、PCエミュレーター、クラウドゲーム、ストリーミングプレイなどをより快適に操作できます。

カラーはワサビとブラックの2色展開。

それはそうと、LiteということはLiteじゃない版も出るのでしょうか。

開封&内容物

では早速開封していきます。レビューサンプル品なので、実際の製品と異なる点があるかもしれませんのでご了承ください。

箱はこちら。ダンボール製の箱でコストを抑えている感じはありますが、本体画像がプリントされたデザインです。専用アプリGamehubを全面に押し出していますね。

内容物は説明書、交換用のシリコンパッド、本体です。説明書は日本語記載あり。

USB-Cケーブルやいつものステッカーは付属しませんでした。

本体外観

ぱっと見はよくあるスマホ用の挟み込みコントローラーなのですが、よく見てみると結構特徴的です。まず結構コンパクトというか丸っこい。縦幅がかなり小さめで、グリップも大きく作っておらずかなりコンパクトに感じます。

あと背面の伸縮部分ですね。よくあるコントローラーだと大体コントローラーの中心を通っているような作りですが、本モデルでは下側に通っています。これにより、なんとな〜くさらにコンパクトな見え方になっているような気がします。ボリュームが小さく見えるというか。

質感はシボ感の少なめの感触の素地プラスチック。X2などと比べると若干チープに感じますが、それは質感というよりも、軽さが大きいような気がします。

実測値で136グラムと、軽いなーと思っていたBackbone Oneでさえ145グラムなので、大体のスマホ用コントローラーの中でもかなり軽め。GameSir G8が重い重い言われるから軽いモデルを作ったぜって感じなのでしょうか。極端ですね(褒めてる)。

ボタンレイアウトは、右側にXBOX配列のABXY、メニューボタン、アナログスティック、ホームボタン兼インジケーター
左側に、アナログスティック、ビューボタン、十字キー、Mボタンです

スマホが当たる面はラバーが貼られています。ここらへんの仕様もGameSir同等です。

背面にはロゴがあるのみです。グリップ部分は滑り止めの粒々テクスチャになっています。

上側面にはLBLT、RBRTとあり
下側面にはスマホ充電用のUSB-C端子。使いながらの充電が可能です。

かなり奥行きがあり、カメラが大きめのスマホでも装着できるよう工夫されています。

側面には何もありません。

造形精度の粗さ、かみ合わせの甘さなどは感じません

他コントローラーとの比較

GameSir X3Proと比べると、ボタンレイアウトからデザインから一新されていることがわかります。

グリップ感はなんとなく共通していて、配置されているボタン自体の機能は共通していますが、スティックとボタンの位置関係など、より指に負担がかかりにくい配置になっています。

背面の伸縮部分はこれまでGameSirではコントローラーと同じ幅で伸びていましたが今回は変わっていて、上部半分が無い仕様となっていてスッキリして見えます。

操作感

グリップは結構独特です。いわゆる外部コントローラーのように握る感じでもなく、引っ掛ける感じでもない。手全体で包み込んでホールドするような感覚に近いですね。ゆるく手にフィットする形状となっています。

手に持った際のバランスも結構良くて、後ろに傾くこともありません。グリップの形状のおかげでもあり、コントローラー重量の軽さも起因していそうですね。

ABXYボタンはさらっとした質感でフラット寄りな形状、感触はメンブレンラバードームのラバーの押し心地です。戻りは良く遊び少なめ、若干軽めの押し心地です。個人的にはマイクロスイッチが良かったなと思いましたが、ラバーの方が好きな人は良さそうです。

メニューボタンなどのファンクションキー類は全て軽めのタクトスイッチでプチプチとした感触。

これまでのX2などのボタンレイアウトはボタンとスティックの位置が近すぎて、スティックに干渉するような感じがありましたが、今回のモデルではそれは解消されているように感じます。

アナログスティックは普通です。壊れにくいホールセンサー、大きめのスティックトップで、いわゆる外部コントローラーっぽい仕様。中心が凸で、フチが滑り止めテクスチャになっています。

ぐるぐると回すと滑らかな感触ですが、スティック部分は金属素材ではなく普通にプラスチック。

ちなみにBackbone OneやRazerkishi V2はSwitchのJoy-Conライクなスティックなので全然違います。

十字キーもメンブレンラバー。ボタンよりも静音製が高めで、シーソー可能、入力にも問題ないように感じます。

ショルダーボタンはLTRTと表記上はなっていますが、実際はトリガーではなくボタンです。LBRBがコツコツとしたタクトスイッチで、LTRTがラバーの感触。トリガーではなくボタン派にとっては結構いいポイントですね。

使用感

装着・対応機種について

対応機種はUSB-CのiPhone15以降およびAndroidスマートフォン。

対応長さはわからなかったので、最低長さは一番厚手のシリコンパッドをつけた状態で測ってみると100mm、シリコンパッドを外して最長長さを測ってみると220mmでした。

伸縮部分のパーツが見えてこなくて良いですね。

装着は簡単で、片側に押し当てて引き伸ばすだけ。簡単に着脱できて、しっかりと固定できます。ちなみにUSB-C端子は動くタイプでスマホタブレットの端子を痛めないよう工夫されています。

スマホケース付きでも、端子のシリコンパッドを外す、または付け替えることで装着可能な仕様となっています。

奥行きは結構広く、iPhone15Proのケース付きでもしっかり収まるので、大体のスマホは装着できそうです。

8インチタブレットのiPad miniやAlldocube iPlay70mini Ultraでも装着可能でした。もちろん非破壊です。非破壊って普通なんですけど。

ボタンの組み合わせによる機能

モード切り替え

ボタンの組み合わせでモード切り替えが可能です。iOS・Androidでの切り分けだったり、Androidでのタッチパネル割り当てのために変更する感じです。

モード組み合わせLEDの色
Switchモード(Android/iOS専用)ビュー+メニューボタン2秒長押し
Androidモード(Android専用)ビュー+メニューボタン2秒長押しダークブルー
G-Touch(Android専用)GameSirアプリを使うライトブルー

連射機能

キャプチャを押しながら連射を割り当てたいボタンを押すと連射になります。

全部の連射を取り消したい場合は、M+ホームボタンを2秒長押し。

他色々

音量調整:ホーム+十字キー上下(Androidモード)

ABXYレイアウト切り替え:M+Aボタン2秒長押し

スクリーンショット:Mボタン2回押し

他にもスティックの補正やジャイロの補正もコントローラー本体のみで可能です。

専用アプリ

Software Detail
"Gaming is Winning.™" We dedicate ourselves to creating and exploring comprehensive gaming experience as always through ...

アプリではアップデートやボタンテスト、スティックデッドゾーンなどの設定が可能っぽいです。

バッテリードレイン

有線コントローラーは充電が必要ないものの、装着したまま放置していると端末のバッテリーがみるみるうちになくなっていきます

しかしこちらはG8同様、使わない状態になると10分でスリープになりドレインされない仕様となっています。

感想

安定のGameSirクオリティで、軽量な、スマホタブレット兼用のコントローラーって感じの明らかにこれまでにないポジションで、よくニーズを分かってんな〜(すげ〜ニッチだけど)って感じの製品です。

価格的にも手に取りやすい価格ですし、Amazonでも購入可能?(レビューを作ってる時点ではまだ販売開始していないけど)なのも非常にありがたい。正直スマホ用の有線コントローラーってニッチすぎる故なのか高すぎるので、価格の優位性も高い。

総合的に考えると、他にスマホ用コントローラーを持ってるならば比較検討する必要はありますが、現状所持していないのであれば最良の選択肢だと感じます。X2からの乗り換えもオススメ。

個人的にはボタンがマイクロスイッチのプロモデル?みたいなのが出たらいいな〜とか、もうちょっとなんか質感よくならないかなーとは思いますが、胸を張ってオススメできる良い製品です。

ヨシダ

より早く最新情報をお届けするTwitter『ヨシダ情報局』や、レビュー動画を公開しているYoutube『ヨシダ・ザ・ムービー』もやっています。レビュー依頼は問い合わせやツイッターDMからどうぞ。

ヨシダをフォローする
タイトルとURLをコピーしました