TRIMUIのBrick、良いですよね。ゲームボーイライク、言ってしまえばAnalogue Pocketライクなデザインで、3.2インチの小型ハード。
結構気に入っていたんですが、その後もっと小さくてメタルで可愛いやつが別のメーカーから出てしまい、ずっとそっちを使っていて影を潜めていたんですが、
なんとBrickにもメタルモデルが出ていたんですよね。
実際に手にしてみると、うお〜!!!と声が出るくらいにテンション爆上げ、やはり、小型の金属筐体は最強、最強ですね。
販売ストア
・Mechdiy

今回はMechdiyに商品提供していただきました。価格はカードなしが16,400円。
・Aliexpress

・Amazon

動画版
スペック&主な特徴
TRIMUI BRICK HAMMERとは
TRIMUI BRICK HAMMERはLinuxベースOSを搭載した、いわゆるエミュ機と呼ばれている端末で、TRIMUIチームが展開する「BRICK」シリーズの上位モデルにあたります。最大の特徴はCNC加工による金属筐体を採用している点で、通常のBRICKよりも高級感と剛性を重視したプレミアム仕様になっています。
ディスプレイは3.2インチで解像度は1024×768の4:3比率。小型ながらXGAクラスの高解像度で、PPIは約400と非常に高密度な表示が可能です。
ボディサイズはBRICKとほぼ同クラスのコンパクト設計で、バッテリーは3000mAh、チップセットはAllwinner A133 Plus系を採用し、ステレオスピーカーも搭載しています。
そのほか、複数のファンクションキー、LEDライティング機能、交換可能なショルダーボタンといったTRIMUIらしい独自要素も健在。Linuxベースということもあり、コミュニティ製カスタムOSによる拡張性の高さも魅力の一つです。
カラーはグレー・グリーン・ローズゴールド・ブラック・シルバー。
開封&内容物
では開封していきます。今回はレビューサンプルとなり、製品版とは仕様が異なる可能性がありますのでご了承ください。

本体がプリントされた、しっかりしたパッケージです。高級感があります。

内容物はこちら。USB-Cケーブル、交換用ショルダーボタン、MicroSD、説明書、本体です。
本体外観
ファーストインプレッション

今回はシルバーを選択。こちらのシルバーは実はBrick Hammerの途中から追加されたカラーで、これが本当に最高。
より金属の強みを感じるバッキバキのシルバーで、ボタン類はブラックで落ち着いた組み合わせ。かなり気持ちいいです。これだよこれ。
質感はもちろん金属の冷たさと重厚感、ビルドクオリティの高さにより最高に高級感を感じますし、それにプチプチ系のボタンが組み合わさっているのが本当にたまりません。
ぱっと見のデザインは完全にAnalogue Pocketを小さくしたデザイン。サイズ感的にはMiyoo Mini PlusやANBERNIC RG35XXと同じくらいではありますが、他と被らないサイズ感。
小さいガジェット大好きクラブ故の贔屓目は確かにありますが、このずっしりとした小さくて重いものは本当に全てを満たしてくれます。あと冬は本当に冷たい。最近寒すぎませんか?

ボタンレイアウトは右にABXY、左に十字キー、上部にファンクションキーが二つ、下部に左右ステレオスピーカー、中央にメニューボタン、セレクトボタン、スタートボタンと並んでいます。
小さい筐体でありながら美しいシンメトリーなボタン配置、美しいです。Analogue Pocketライクに角が立っているので物質感の高さも感じ、非常に満たされます
ディスプレイ下にBrick Hammerと彫り込まれているのも特徴ですね。
インターフェイス

背面にはショルダーボタンがR1R2、L1L2とあり、六点でねじ止めされています。
ショルダーボタン上部分は金属じゃないのか?と思いきや、ブラックの金属プレート。この配色も結構ユニークで面白いですね。
手持ち部分はカーブがかっていて手に刺さらないようになっていて、初代ゲームボーイオマージュなラインが掘り込まれています。また、ロゴが彫り込まれているのもイカしてますね。
そしてBrickで特徴的なのが、ショルダーボタンの間にUSB-C端子があるんですよね。こちら電源に繋いでも充電はできなかったので、コントローラーなどの接続用ですかね。

左側面にはボリュームボタン、右側には電源ボタン、そしてカスタムFNロックスイッチ。手に当たる部分には何もありません。右側面にも彫り込みがありますね。
前面シェルと背面シェルの噛み合い部分も非常に綺麗で、ガッチリしています。

上側面、画面上部にはLEDがあり、
下側面にはMicroSDスロット、リセットボタン、USB-C、イヤホンジャックがあります。
他ハードとの比較

ではおそらくデザインソースのAnalogue Pocketと並べてみたのがこちら。サイズ感的にはかなり差があり、体感的には倍くらいです。ですがあくまでボタンレイアウトや本体形状が似ているだけで、ボタンの感触やディスプレイのディテールなどは違います。

同サイズ感はMiyoo MiniよりもRG35XXやMiyoo Mini Plus。また、同系統のメタルモデルと比べてもかなりズッシリとしている印象です。

そのうちModel Sのようなクリアシェルモデルもまた挑戦してみてほしいものです。
操作感

小さくもゆとりのあるボタン配置なので、しっかりとグリップするというよりはつまみ持ちでプレイするような感じが最適でしょうか。ギリギリ片手持ちプレイもできるくらいのサイズ感で良いです。
サイズに対してミチっとした重量感ではありますが、重くは感じません。
ボタンは丸みを帯びていて、ABXYの文字は掘り込み。そしてJoy-Conのようなドームスイッチのプチプチとした感触、程よい硬さで気持ち良いです。ドームスイッチなおかげで同サイズ感のハードと違う感覚というのは大いにありそうです。
十字キーも同等のプチプチとしたドームスイッチで、シーソーも可能です。中心にTRIMUIロゴが入っているのがユニーク。十字キーはちょっとラバーのぐにゃっと感が強いような感じで、角がかなり立っているので、長時間遊んでいると痛くなってくるような感じがしました。
メニューボタン類はカチカチと音が鳴るタクトスイッチ。硬さも音の鳴りも控えめでちょうど良いと感じます。

ショルダーボタンはカチカチと低めの音が鳴るタクトスイッチです。
あとデフォルトのショルダーボタンは持ち方にもよるとは思いますが、角部分が結構刺さります。なので付属の別形状ボタンに変更を推奨します。
ちなみにショルダーボタンは分解不要で変更可能。そのまま引っ張れば取れるので、お好みのボタンに変更できます。
画面・スピーカー
画面

ディスプレイフラットでシェルと完全にツライチ、美しいです。ベゼルもかなり薄めで、かなり良いプロポーション。
解像度も非常に高く、どのようなレトロゲームでも綺麗に映るディスプレイが素晴らしく、満足度高めです。明るさもかなり大きめで、目をバキバキにしたい私でもニッコリの明るさ。最高です。
スピーカー
スピーカーは比較的クリアで良い音質です。明らかに通常版のBrickよりも良い音質。何よりフロントスピーカー採用。このサイズでありながらステレオスピーカーなのが地味に良い仕様なんですよね。
指で塞がる位置でもなく、非常に良いと感じます。
使用感
では機能周りについて紹介していきます。
セットアップ

SDなしで購入した場合には、SD用のデータを公式のSD base packageをダウンロードして導入する必要があります。
また、最新のファームウェアなども公開されているので、最新ではない場合にはガイドに沿って更新してみるのも良いでしょう。ちなみにファームウェアは本体ストレージに書き込まれています。
・CFWの参考

メニュー画面の構成

デフォルトのメニュー画面を見ていきましょう。
デフォルトのメニュー画面はTRIMUIシリーズ同様のビジュアルでグラフィカルなUI。
基本的にはレトロゲームからハードを選んでタイトルを選んで遊ぶといった形ですね。
ちなみに、スタート+LRで明るさ調整、セレクト+LRで音量調整となっているので覚えておきましょう。

ゲーム中にメニューボタンを押すと簡素なメニュー画面が表示されます。ここからステートセーブなどが可能で、アドバンスドメニューを押すとレトロアーチメニューが開きます。そこから詳細設定をしたりできるので、アスペクト比の変更をしたり、シェーダを設定したりと可能でした。
OSとしては十分ではありますが、CFWが使えるみたいなので用途に応じて導入しましょう。
・SD base package
ゲームをプレイ
基本的にCPU性能はそこまで高くないですが、PS1まではバッチリ、64はタイトルによっては動く程度。しかしまぁ、アナログスティックがそもそもないので、2Dのレトロゲームを遊べれば十分でしょう。
解像度が高いので、どのような解像度のゲームもピクセルを崩さないような見え方で映せるのが本当に良いと思います。シェーダーのPixellateを使いましょう。
あと個人的にはスリープが爆速で、バッテリー持ちもめっちゃくちゃに効くのが便利で気に入っています。
ファクションキー多くて便利
そして地味に本機で独自の機能がファンクションキーの多さ。前面二つ、そして右側面のスイッチに特定の機能を割り当てれるファンクションキーが搭載されていて、十字キーをスティックに割り当て変更したり、LEDをオンオフしたり、パフォーマンスを変更したりと、好みの使い方に変更できます。
正直もっと自由に機能やボタンなどを割り当てられたら良いなとは思いますが、ファンクションキーが色々あるのは良いですね。
エミュレータで遊ぶには
一般的にエミュレータで遊ぶためには以下のものが必要となります。
吸い出し機(ダンパー)
エミュレータを使う際にはゲームイメージの吸い出しを各自行う必要があります。(中華ゲーム機のざっくりとした解説はこちら)
ダンパーには色々ありますが、一台だけでゲームボーイ・ゲームボーイカラー・ゲームボーイアドバンス・メガドライブ・スーファミ・64のゲームイメージとセーブデータの吸い出しが可能なCartridge Reader(レビュー記事はこちら)をおすすめします。
(サイトは英語ですが、日本でも購入可能です)
また少しでも安く済ませたい方はGAMEBANK-web.comのダンパーを必要なハードだけ購入する、PS1等だけを遊びたい!って人はDVDリーダー+PCがあればなんとかなります。
PC(あると快適)
データを管理するのに必要となります。
MicroSD
ゲームイメージ用に推奨。
MicroSDリーダー
MicroSDをPCで読み込むために必要となります。
感想
期待を裏切らない高いクオリティのハードのさらにメタル版、最高に満たされます。久しぶりに脳から汁が出ました。
デザイン性も担保しながら、独特なLEDや交換可能なショルダーボタンなど遊び心が色々あるハードで、中華ゲーム機の楽しいところがたくさん詰まっている良い端末だなと思います。
個人的好きなポイントとしては、プチプチとしたドームスイッチボタン、明るくて高解像度のディスプレイ、そしてバッキバキのメタルシェルのミチミチな密度感。
枕元に忍ばせて、毎晩寝る前に、冷たい!!!と言いながら触っています。本当に最高。

