たまごっち買っちゃいました。
まさかこの歳になってたまごっちを買うとは・・・
今回購入したのは『たまごっち uni』という最新作で、ウェアラブルかつWifi搭載で通信可能、USB-Cで充電可能という現代的な仕様。
別に買うつもりは無かったんですが、フォロワーさんが持ってるのを見るとつい・・・。
だって・・・定価8250円ですよ?AAAタイトルフルプライスの値段ですよ?こんなに高くなったの?たまごっちで?
買ってしまったものは仕方ないので、大真面目にたまごっちのビルドクオリティや操作性など細かく見ていこうと思います。
販売ストア
メーカーページによると定価は8250円(税込)ですが、レビュー執筆時点Amazonなどでは7500円程度で購入可能です。まだフルプライスですね。
動画版
スペック&主な特徴
たまごっちとは
たまごっちについてわざわざ言及する必要はないと思いますが、一応説明すると
たまごっちはバンダイから発売されている電子ペットの一種で、1996年に初めて発売されたシリーズ。小さな液晶画面と数個のボタンが付いた卵型のデバイスで、画面上に表示される『たまごっち』というキャラクターを育てるゲームです。
食事を与えたり、遊んだり、トイレに連れて行ったりと実際のペットさながら世話をしなければいけなく、病気になって死んでしまって泣いた経験が有る方も居るのではないでしょうか。
たまごっちuniのスペック
- 商品名:たまごっちuni
- 販売元:バンダイ(BANDAI)
- 発売日:2023年7月15日
- 対象年齢:6歳以上
- 電池:内蔵電池(充電式)
- サイズ:長さ7cm x 幅12cm x 高さ11cm
- セット内容:たまごっちuni本体、充電ケーブル、内蔵充電池(Lipo)、取扱説明書
- 特徴:Wi-Fi機能搭載、物理ボタン3つ、充電式電池、キャラクター数の増加、個性的な育成、ダウンロードコードによるアイテム追加
たまごっちuniはユニークのユニで、ユニークなキャラクターを育てる事ができるのが特徴。他にもシリーズ初のWifiを搭載していて、たまバースと呼ばれる空間に遊びに行って世界中のユーザーが育てたたまごっちとであったりすることも可能。
ウェアラブルで腕に付けることも可能だし、外して遊ぶことも可能、ストラップを付けて首から下げて使うことも可能です。ちなみに腕時計型のカバー(きせかえベルト)は付属しています。
スペックはまぁさておき、惹かれた理由としてはハードのデザインの良さなんですよね。結局のところ・・・。
開封&内容物
では早速開封していきます
今回はピンクのたまパスポートセットを購入したので、箱とは別にたまパスポート、たまステッカーが付属しました。ダウンロードコードはもちろん使用済みのものを掲載しているので悪しからず。
箱で面白かったのは、裏面の注意事項。すべてふりがな付きで、一番上に本製品は技適搭載していて、改造で不正電波を放射するのは電波法違反ですとの記述が。子供にも電波法を教えているのか?あとそもそもこのハードはESP32(マイコンの種類。ラズパイみたいなやつ)を採用している旨も書いていて、中々シュールで面白いです。
内容物はこちら。充電用の短すぎるUSB-Cケーブル、説明書、本体です。
本体外観
ベルトは柔らかいラバーのような素材
まず本体はこのように、ベルト付きで入っていました。ベルトの材質は柔らかいシリコンのような素材。製品素材にはABS・PC・TPEと書かれているので、ABSとPC(ポリカーボネート)は硬いプラスチックなので、このTPEですかね?
TPEってなんだろうと思って調べてみると、Thermoplastic Elastomersの略で、ゴムの代替品として使われることが多く劣化しにくい材らしい。
ベルトはスマートウォッチのように穴にはめ込むものではなく、通常の腕時計のように、穴に通して固定する仕様です。バックル部分がクリアブルーなのも超イケてます。
多用な素材で切り替え
外してみるとこう。柔らかいバンドにハマっているだけなので、軽い力で外れるようになっています。
表面にはTamagotchiUniの文字とディスプレイ、ボタンが三種類。背面にはリセットボタン、ストラップホールがあり、クリアブルーでバッテリーが透けて見えています。これはイケすぎてません?
あと細かい話をすると、ディスプレイ部分はTamagotchiUniと書かれた部分から液晶までが透明なレンズで覆われています。
TamagotchiUniの印字はレンズに直接プリントされていますが、背景の緑と水色はその背面にあり印刷?のようなので、こちらを付け替えてきせかえを楽しむ遊びがもうすでに流行っているようです。早すぎ。
絶対に分解させないという強い意志
上側面にはスピーカー、下側面には充電用のUSB-C端子。ベルトを付けた状態での充電は不可能です。
あと、背面で気になった点を言うと、ネジ部分までクリアブルーのパーツで蓋がされているんですよね。買って早速分解している人も多いようですが、どうやって外したんだこれ。あとはずしたらはずしたで、めちゃくちゃネジがめちゃくちゃに硬いらしい。
絶対に分解をさせないというバンダイの強い意志を感じます。
サイズの比較としてゲームボーイポケットと並べておきます。ゲーム機と比べるとかなり小さいですが、スマートウォッチと比較するとちょっと大きめです。
操作感
ボタン操作は超シンプル
たまごっちuniは画面下部にある3つのボタンのみで操作します。ボタンのサイズはかなり小さく、ゲームボーイアドバンスのスタート・セレクトボタンに近い大きさですが、それぞれ干渉することの無い位置に配置され、比較的硬めでしっかりとした押し心地の導電性ラバーのボタンとなっています。
ボタンの名称は左からA、B、Cボタンとなっていますが、感覚としては、左がカーソル移動、真ん中が決定、右がキャンセルといった機能がベースとなっています。左右上下の移動などはできないので、メニュー画面の操作では慣れるまで結構大変です。
腕でもストラップでも
うでに付けるとこのような感じ。正直かなり大きく、インパクトがあるファッションにはなりますが、基本操作は難なく行える安定感はあります。
しかし付けた状態で腰を据えて色々やるのは少しやりにくい上、夏場は暑いので、ストラップなどにして首から下げておくほうが楽かもしれません。
画面
ドット感あるディスプレイが良い
画面サイズはいったい何インチなんだ?と思い測ってみると、どうやら1.5インチくらいっぽいです。解像度はわかりませんが、同じく1.5インチのRGNANOと比べてみても低いような気がするので、240×240よりは低いような・・・?わかりません。気になるので一つ一つ数えてみると、128×128だということが分かりました。
画面の見え方としては1ドット1ドットが光っているように見え、非常に携帯ゲーム機感があって良いです。視野角は上下はあまり良くありませんが、左右は普通に見えます。大きく問題と感じることはありませんが、日中明るい場所に居るとかなりみえにくいと感じました。
こちらが日中の屋外。最大輝度ではないというのもありますが、どちらにしろスマホのような輝度は出ません。
液晶はむき出しではない
液晶むき出しで怖い!と感じる方もいるかもしれませんが、実はこれ、液晶部分がくぼんでいるだけでしっかりとレンズで保護されているんですよね。レンズもフラットではなく、たまごの形状に合わせてカーブを描いた立体的な形状。う~ん、中々変態的なディテールである。
傷の付きやすさなどの耐久性はわかりませんが、ガンガンと何処かにぶつかっただけで液晶が壊れる、なんてことはなさそうです。
使用感
大人に優しい仕様
最近のたまごっちっていうのは本当に優秀で、社会人や学生で、日中お世話できない~って人でも遊べるように、たまシッターっていうベビーシッターみたいな人に頼んでお世話してもらえるんですよね。無料で。もしかしてたまごっちの世界はめちゃくちゃ税金高かったりする?
スマホに画像転送
あとは一部画像をスマホに転送できるようになっていて、スマートフォンでの確認やSNSへの投稿が可能となっています。方法としてはNintendo Switchでスマホにスクリーンショットを転送するのとほぼ同じ手順です。QRコードを読み取ってwifiを繋げて~といった感じ。
ミニゲームとジャイロ
たまごっち内でいくつか簡単なミニゲームを遊べて、それを行うことでお金が溜まっていくんですが、腕に付けてダンスを踊るミニゲームもあり、あれもしかしてこれ地味にジャイロも搭載されてんの!?って驚きました。ちなみにそのミニゲームは全然うまくできません。
あとはジャイロによる歩行検知?もできるようなので、たまウォークという一緒にウォーキングして素材を集めて、アクセサリを作ってたまごっちに着せてと、やろうと思えば結構やることがあり、飽きさせない作りになっています。
感想
正直、まぁいうて子供用のおもちゃだしな・・・と思っていたんですが、結構作りは良くて質感も良いしカラーリングも絶妙、かなりこだわったディテールで、好き・・・ってなっています。ある程度大人も楽しめる、満足できるおもちゃとして開発しているんだろうな、と思いました。
たまごっちもベビーシッターに預けれるようになったので安心して楽しめますし、かなり快適・・・ではあるんですが、一点だけ注意点があるとすると、多分昼夜逆転してると死にます。
というのも、たまごっちはしっかりと夜9時くらいになると寝て、その間はなにもできず朝までやることはありません。そして朝ベビーシッターに預け損ねると空腹で・・・
といった感じなのでたまごっちを買ってからは、あぁ朝ごはんあげなきゃと思って朝起きるし、一緒にたまウォークしようかなと言って軽くでかけたりと、謎に健康的な生活を強いられています。
まさか健康管理してくれるアイテムがスマートウォッチじゃなくてたまごっちだったとはね。