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エミュレータ機

【比較】RG351MP vs RG351V

エミュレータ機

RK3326の最終形とも言えるMP、それと全く同じスペックのRG351V。どちらも甲乙つけがたい!と思っている私です。

使えるOSも同じだし、画面解像度も同じ。違うのはメタルなのかプラスチックなのか、いやいやそんなことより有るじゃないか大きな違いが。『中華ゲーム機、縦で使うか横で使うか。』

今回はシェルや使い勝手に加えてプレイスタイルなども含め、比較していきます。

スペック&概要

RG351MPRG351V
システム Emuelec等 (Linux) Emuelec等 (Linux)
画面3.5 インチ IPS (640×480)3.5 インチ IPS (640×480)
SoCRockChip RK3326RockChip RK3326
RAM 1GB(DDR3L 786 Mhz、32ビット) 1GB(DDR3L 786 Mhz、32ビット)
ストレージmicroSDスロット2つMicroSDスロット2つ
大きさ145 x 73 x 18 mm94 x 140 x 27 mm
重量267g223g
バッテリー3500 mAh3900 mAh
外装アルミプラスチック
Wifi未対応(ドングルが付属)対応
ボタン完備右アナログスティック無し、謎のFボタン有り
スピーカーステレオモノラル

さて、ほぼ同じスペックなので簡単に概要を説明すると、MP横型のハードでシェルがアルミ製。Vは縦型でほぼ初代ゲームボーイと同じサイズ感。あとVには右アナログスティックが無いしモノラルスピーカー。

パット見の印象だと、重たいけど高級感あるガチゲーム機のMPゲームボーイライクなイロモノゲーム機のVってカンジでは有る。

ちなみに351MPと351Vは
35→3.5インチ 1→RK3326 MP→Metal Pro
35→3.5インチ 1→RK3326 V→Vetrical

という意味。

▲金額的にはRG351MPのほうが割高です。アルミがやはり高いんですかね。まぁそれは仕方ないことでは有ると思います。この高級感はプラスチックでは得られませんからね。

アルミだから重いと言っても、V223gあるのでそこまで激しく差は個人的には感じません。ちなみにみんな大好き初代Vita260gなので、大体同じくらいです。

遊べるゲームについてはこちら↓を御覧ください。

本体外観

思想が違いすぎる

▲左がブラックのRG351MP、右がRG351Vです。思想が違いすぎる。

Vはフェイクでは有るけれども温かみのある木目調であるのに対して、MPに関しては漆黒だしメタル。冷たい感じがまさに漢のガジェットって感じ?

MPのメタルボディはまさに至高。重い?冷たい?いやいや・・・かっこいいし高級感あるから良い。重いイコール高級感とも言えるし?それに携帯ゲーム機として最適なサイズ感も最高です。画面大きけりゃ良いってワケじゃないんですよ。

それに対してVは木目調のプラスチック。う~ん、なんか微妙じゃね?って手に取るまではドン引きしてましたが、手にしてみるとビルドクオリティは高いし、こんなゲーム機見たこと無いというのもあって、これはこれで気に入ってます。

Vのボタンは特注?

▲おまけにボタン類も細かく違う。Vはかなり初代ゲームボーイっぽくボタンを変えていて、わざわざスタートセレクトボタンが細長斜めになっている。あと謎のFボタン。ファンクションかな?GBと比較するとまるで最新版のゲームボーイですか?って雰囲気がバチバチにある。

▲あとすごく細かいところを言うと、MPのスタートセレクトボタンはメタルであるゆえに押出成形ではなく印字になっている。悪くはないけど他に色とかデザインとか方法はあるのでは?と個人的には思ってしまう。ちょっと目立つんですよね。白の印字が。ちょっとだけ。

厚みの違いが大きい

縦横比は最早比べようが無いのであれですが、厚みがかなり違う。

Vは結構分厚い。厚みまでゲームボーイに寄せてるのか?LR部分が出っ張っているのでその部分が嵩上げしているのか思いきや、そこを除いてもVの方が大きい。まぁ、持ちやすいから良いですけどね。縦型は持つ面積がただでさえ小さいので、薄ければ薄いほど操作性が落ちると思います。多分

操作感

アクションゲーマーはMP

ABXYボタンや中のラバー、アナログスティックは同じパーツ。押し心地的にはどちらも申し分ないクオリティでは有るけど、ゲームをプレイするには全然タイプが違う。Vは見た目通りアクションゲームには向いていないし、MPは重いけれども凄く操作しやすい。

が、

すべてのボタンへのアクセスが良いV

言うほどVも操作性は悪くない。アナログスティックは左だけだから特定のPS1のゲームは出来ないけれど、よく考えられた調度良い位置に有るし、幅が狭いから片手で持っても余裕がある。マジで甲乙つけがたい。

あと普通にすべてのボタンへのアクセスが良いのがVのメリットかも。MPや他の横型ハードでは少し持ち方を変えてアナログスティックを使ったり、音量ボタンを使ったりする必要がありますが、Vは特に変えずに使えるし、音量ボタンも人差し指でアクセスできる。手軽さって意味ではVの方が上かもしれませんね。

画面

解像度・画面比率はレトロゲームに最も適している

画面比率(アスペクト比)の点においては、この640×4804:3ディスプレイレトロゲームにおいて最適。基本的にブラウン管のゲームは320×240で表示される用に作っているので、ピクセルパーフェクトに映すことが出来るゲームが多い。

その上倍のスケールなので、他の携帯ゲーム機などもより適切で、くっきりと表示させることができるのはかなりのメリット。もうこれが一番。優勝

また画面比率だけで言うと、これからはAndroidハード&大画面or横長画面が一般化してきそうなので、しばらく出てこなさそう(予想)という点においてもこの二機が最適かと考えられる。

縦型ハードのゲーム体験の希少さ

画面は両者全く同じ(私には同じに見える)だが、コントローラーの上側に画面が有るのか、コントローラーに挟まれて画面が有るのかでは全然ゲーム体験が異なる。それこそ縦型のゲームボーイをプレイする際には、大画面で見やすいバックライト液晶により進化したゲームボーイのような感覚をより感じれるし、これは他のハードでは味わえない感覚

それに対して、MPはと言うとある意味普遍的な横型ハードなので操作性やサイズ感は良いものの、同じサイズ感でこれよりハイスペックなモデルが出てきてしまった場合下位互換になってしまう可能性は否定できない。

というのも、私が実際ずっとZPGばかりを触っているから・・・。

まぁZPGの画面比率はレトロゲームには最適ではないですが、解像度が高く性能が良い分上位互換になってしまっているという・・・はい。まぁZPGはめちゃくちゃ時間かけて細かな設定したから愛着が湧いているというのはめちゃめちゃ有るけども。

音質

スピーカーは単純に音質で言うならMP

スピーカーは単純に音質で言うならMPです。というのもMPはステレオスピーカー、Vはモノラルスピーカーです。やはりステレオスピーカーだと音の広がりも大きいし、スピーカーが2つに別れているためか音質も良く感じます。

が、Vのモノラルスピーカーも悪くない。MPは本体側面、画面下側にスピーカーが有るので下に音が広がるが、Vは正面にスピーカーが向いているので、よりダイレクトに音が聞き取れる。なのでモノラルスピーカーで物足りないな~って事があまり無い。

RGB10MAXをたまに触ると、悪口を言うわけではありませんが、アイツはスピーカー下向いてモノラルなので、やはりおいおいって感じますよね。

使い方

両方ともMicroSDダブルスロット

▲両方ともダブルスロットになっています。これは非常に便利ANBERNIC特権。アプデしたりOS変えたりしても、ゲームイメージを入れ替える必要がない。

様々なゲームでより良いゲーム体験ができる高画質端末だからこそ、プテステとかガンガンに詰め込みたいですよね。大容量MicroSDもかなり安くなってますし。

Wifi対応のV

個人的にはWifiは使わないのであまり気になりませんが、MPはwifi未対応です。一応wifiドングルがセットで付いてきますが、いちいち付けて外して・・・そもそも出っ張るし・・・と考えるとお手軽とは言い難いですね。

Wifiより端末にUSB接続でストレージを読み込んで転送できるようになってほしい。

まとめ

ということで、かなりV寄りの内容となってしまいましたがRG351MPとRG351Vの比較でした。私は単純にゲームボーイ愛好家だし、ゲームボーイアドバンスはめちゃくちゃSPで遊んでいた、という背景も有るせいか、RG351Vを偏愛しています(RG280Vも)。

唯一無二の現代版ゲームボーイと言えるRG351V、

操作性も良く高級感が有り、携帯ゲーム機としてかなり完成度が高く万人におすすめできるRG351MP。

あなたはどっちを選びますか?笑

それぞれのレビュー

・RG351MP

・RG351V

ヨシダ

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