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エミュレータ機

【レビュー】特に欠点が見当たらない『Retroid Pocket 6』

エミュレータ機

Retroid社から待望の6が出ました。

かなりの完成度・パフォーマンスの良さに対して、価格の低さが際立つRetroidシリーズですが、今回はとうとうハイエンドチップ(ちょっと前の)が搭載されて、とうとうハイスペックと言ってしまっていいんじゃないかといったスペックに。

しかもスペックが上がっただけでなく、スティックの位置を選べるオプションまであり、より隙間を狙ったような立ち位置になったように感じます。

販売ストア

Retroid Pocket 6 Handheld (Second Batch Pre-order)
Retroid Pocket 6 Specifications & Features: Processor: 8 Gen 2 CPU: 1 GoldPlus@3.2GHz  4 Gold@2.8GHz  3 Silver@2.0GHz GP...

販売は原則公式ストアのみとなっています。金額は8GBモデルの通常価格が229ドル、12GBモデルが279ドル、送料別。RP5の通常価格が219ドルだったので、若干の値上げはしています。

動画版

スペック&主な特徴

Retroid Pocket 6とは

Retroid Pocket 6は、Retroidが展開するAndroid搭載携帯ゲーム機シリーズの最新モデルです。
5.5インチの1920×1080ドット有機EL(AMOLED)ディスプレイを採用し、120Hz駆動による滑らかな表示と高コントラストな画面表現、そして何より左スティックの位置を上下選べるのが大きな特徴となっています。

チップセットにはSnapdragon 8 Gen 2を搭載し、メモリは8GBまたは12GB、ストレージは128GB/256GBでmicroSDカードにも対応。OSはAndroid 13を採用しています。
バッテリー容量は6000mAhで、アクティブ冷却ファンを内蔵することで高負荷時でも性能を維持。通信機能はWi-Fi 7とBluetooth 5.3に対応し、操作系にはホールセンサースティックとアナログL2/R2トリガーを備えています。

先代のRetroid Pocket 5との違いとしては、SoCがSnapdragon 8 Gen 2へ大幅強化された点に加え、ディスプレイが120Hz対応AMOLEDになったこと、バッテリー容量の増加、通信規格の刷新などが挙げられます。

カラーバリエーションについてはシルバー・16Bit・ブラック・オレンジ・ライトパープル。

開封&内容物

では早速開封していきます

箱はこちら。いつものRetroidシリーズ通りのしっかりとした箱です。開封する際蓋がマグネットになっている点など、独自のこだわりで魅せています

内容物はこちら。簡易的なマニュアル、USB-Cケーブル、本体です。

フィルムは付属しないので、保護したい場合は別途公式のものを購入するか、サードパーティ製のものを購入する必要があります。

本体外観

ファーストインプレッション

今回選んだモデルはシルバーの下スティック。めっちゃくちゃ某Vitaのカラーリングです。実際私が持っているVitaはシルバーなので、普通にVitaかな?と勘違いする程度にはVitaです。

基本的なデザインはRP5からほとんど変わっていないにも関わらず、色味の違いだけでここまで違うとは。やはり全面ガラスとクリアボタンの組み合わせは美しい。

しかし質感は5から若干良くなった程度で、Vitaに比べるとチープなプラスチックに感じてしまいます。プラの密度感というか。しかし、Vitaに高級感がありすぎる。

サイズ感は最高で、ギュッ詰まった感じがあり、ベゼル幅も小さくコントローラー部分もかなり小さくまとまっているので、視覚的にも手に取った感触的にもコンパクトです。

しかしバッテリーが増えた影響か、厚みは増え、重量もわずかに増えたので、負担には感じないものの重くなったなと感じます。シリーズを重ねるごとにどんどん厚く重くなっていきますね…。

ボタンレイアウト・インターフェイス

ボタンレイアウトは右側に、スタート、ABXY、アナログスティック、バック、

左側に、セレクト、十字キー、アナログスティック、ホーム。バック・ホームの隣はスピーカーです。フロントスピーカー良いですね。

アナログスティックはほぼ縦並びですね。

背面には大きくファンの吸気口、排気口もその上にあります。Retroid Pocketのロゴが彫り込みで入っています。

あとバックボタンが追加されました。

ネジ穴はありますが、手が当たる部分には無いように工夫されています。

上側面には左から、L1L2、ボリュームボタン、電源ボタン、R1R2、

ショルダーボタンはかなり大きくなりましたね。

下側面には、MicroSDスロット、イヤホンジャック、USB-C。

電源ボタンは最初若干離れすぎのように感じていましたが、もう完全に慣れています。

背面にはグリップが大きく作られています。miniも5も同様ですね。

ディスプレイ部分の厚みは約17.4mm。緩やかなカーブのデザイン。2mmくらい増えました。

グリップの膨らみもなく圧倒的に薄いスレート型のデザインが好みではありますが、グリップにしてはさりげない膨らみで、もう慣れました。

他ハードとの比較

他モデルとの比較はRetroid Pocket 5とほぼ同じですが、微妙にいろいろ変わっています。フロントのデザインとか、背面のデザインなど。

こうして比べるとVita初期型は圧倒的な質感の良さがありますね。

操作感

グリップは最近よくみる隆起したデザインで、中指がこの隙間に収まるようなフィット感です。本体側面のカーブ具合がいい感じに指にフィットして持ちやすいです。

滑り止めテクスチャは無くなりましたが、滑るような感覚もありません。

重量は320グラムと軽くは無いもののサイズを考慮すると十分軽め。グリップも効いていて、より軽く感じているんだと思います。

ABXYボタンはツルッとして平たいボタンで、遊び少なめ、しっかりとした硬めのラバーの押し心地。

5では若干の擦れ感とパチパチした音が鳴る感じがありましたが、今回は改善されていて、ほんの少し柔らかく、それでいて音も小さくなり、より気持ち良い感触になりました。個人的にはこれがめちゃくちゃ嬉しい改善です。正直スペックよりも嬉しい点かも。

スタートセレクト、ホームバックボタンも改善されていて、カチカチとした感触はそのまま、静穏性がかなり高くなりました。

十字キーはVitaライクな形状・寸法、クリアなのも相まってさらにVitaっぽくなりました。感触もドームスイッチのプチプチとした押し心地。シーソーも可能で、入力は良好に感じます。

アナログスティックも変わっていて、中央が凹んだものだったのに対して中央が膨らみ、周囲に粒々とした滑り止めがあるものに。倒れ角度は変わらず大きめです。

あと左アナログスティックが下なので、遊ぶタイトルや持ち方、操作のクセによっては快適度が変わります。結構密なレイアウトなので、ボタンと干渉すると感じる人もいそう。

今回はチップかかなり良い感じになったのもあり、スティックの位置を選べるようになりましたが、従来通りあえて左スティックも下を選択したのは、他のメーカーでは大体スティック上だからです。あと単純に、見た目が美しい。

ショルダーボタンはL1R1カチカチと音がするタクトスイッチで従来通り。感触は良いと感じます。しかしサイズが大きくなり、より押しやすくなったように感じます。

L2R2はストロークが長いアナログトリガー。

画面・スピーカー

画面

ディスプレイはとにかく綺麗です。でかい輝度、有機ELによるバキバキの発色、画面サイズにしてはめちゃくちゃ高い解像度、そして全面ガラスが視覚的に満たしてくれます。さらにリフレッシュレートが120まで出るようになったのもありがたいポイントですね。

画面上下のベゼルの厚みも薄く気持ちの良い見え方。

スピーカー

スピーカーはフロントスピーカーで音質は特別良くないですが、ステレオサウンド感が心地良いです。5に比べて僅かに厚みが増したような、気のせいのような。

手が覆い被さることもないので塞がれる位置でもなく、十分な仕様かなと感じます。

イヤホンジャックがあるのでもちろんイヤホンで遊ぶことも可能。

使用感

では早速初回起動からの使い方を紹介していきます。

初回起動時

初めて起動する際にセットアップが開き日本語を設定可能、アプリ・エミュレータを選んでインストールできます。が、まぁ基本的にはAndroidなので全部自力で設定する必要があります。パーミッションの設定、ディレクトリ設定、そしてエミュレータ自体の設定などなど。

Google純正アプリやPlayStoreも導入されているので、そちらからのインストールも可能です。

メニュー画面

デフォルトのランチャーは一般的なAndroid用のランチャーを超シンプルにしたようなもので、アプリ一覧や検索などはなく、時計ウィジェットだけがある、必要最低限なもの。

他にもエミュ専用のランチャー(メニュー画面)があり、そちらを使うといかにもエミュ機なインターフェイスで使えるようになります。

こちらはエミュレータ一覧やアプリ一覧などをカスタマイズしながら設定できる、エミュ機のフロントエンドとしての機能をメインとしたランチャーです。

スイッチライクなビジュアルでシンプル、使い勝手としては悪くありませんが、エミュレータ用のフロントエンドランチャーは他にも様々あるので個人で気に入るものがあれば変更してみるのも良いかと思います。

設定変更など

上から下にスワイプしてクイック設定から簡単に変更可能な項目がいくつかあり、

パフォーマンスモードで消費電力を上げて強くしたり、ファンの強さを変更したり、スティックのLED色を変更したり、明るさを変えたり、消したりが可能。

他にもゲーム中に画面右から左へスワイプする事でフローティングメニューのようなものが表示され、様々な設定が可能となります。その中でタッチパネル操作をコントローラーに割り当てることも可能。

DP出力でモニターやテレビに繋ぐことも可能

AnTuTuベンチマーク結果

AnTuTu ベンチマークスコアは
総合スコア 1731166
CPUスコア 611894
GPUスコア 404860

総合約173万・CPU61万・GPU40万となりました。最新のハイエンド(300万とか)と比べるとあれですが、十分戦える数値です。Android携帯ゲーム機としては強めな部類。

ゲームをプレイ

動作感自体は十分動きます。ゼンゼロなどのコントローラー対応スマホゲームも動作します。

あまり深く検証はできていませんが、GC・Wii・PS2のタイトルをいくつか遊んでみると、タイトルによっては厳しいこともありますが、設定を適切に行えば十分遊べる感じです。

採用されているSoCは安定感のあるもので、エミュレータに適していると言われています。

実際、動作感としては非常に快適。解像度を上げようとすると若干フレームが落ちたりすることはありますが、個人的には問題ないと感じます。

ファンの音・熱・バッテリー持ち

ファンの音はSportにすると多少大きくはなりますが、小さい方だと思います。音有りで遊んでいれば気になりません。ほぼ動かないようにもできますし、Smartにしておけば自動で熱くなったら動くようになります。

発熱自体はゲームのダウンロード中などはほんのりと画面側が暖かくなりますが、基本的に熱を感じません。

バッテリー持ちはPCMarkで持続時間を測ってみたら約14時間でした。あくまで参考までなんですが、同様にRP5も測ってみたところ、10時間くらいだったので、計測上では増えています。

感想

正直RP5からわざわざ買い変えるほどかと聞かれると正直わかりません。

RP5でももう十分な性能と安めの価格で、非常に良いバランス、高い完成度を感じていたので、負荷の高いゲームやエミュレータを求める人がより良いパフォーマンスを、といった感じでしょうか。

しかしその場合には他社の製品という選択肢もあるので、ちょっと微妙な立ち位置になったなと感じます。良い時代になりましたね。

どちらにしろ、今万能感のあるスペックでVitaサイズのモデルを、新しく欲しい、より安く欲しい、スティック下のモデルを欲しい場合には一択ではあります。

Retroid Pocket 6 Handheld (Second Batch Pre-order)
Retroid Pocket 6 Specifications & Features: Processor: 8 Gen 2 CPU: 1 GoldPlus@3.2GHz  4 Gold@2.8GHz  3 Silver@2.0GHz GP...
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