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エミュレータ機

【レビュー】『PS5000』はこれぞ!古き良き中華ゲーム機だが全然良くないぞ

エミュレータ機

変なタイトル付けちゃった。なんか全然情報がない『PS5000』っていう中華ゲーム機が売ってますよね。5インチの大画面で、値段もそこそこ安くて非常に買いやすい端末。

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実際に手にしてみると、まさに安かろう悪かろうって感じで、いかにANBERNICのビルドクオリティが高いかが思い知らされます。POWKIDDYの方が100倍マシ。というかRGB10MAXはPOWKIDDYの中でもかなり良い出来なので、5インチ端末が欲しいならマジでRGB10MAXを買おう。間違いないので。

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まぁ正直言うと(というか既にめちゃくちゃ正直言ってるんですが)、『中華ゲーム機って元々これくらいのクオリティだったよね』って色々思い出しました。最近の端末の出来が良すぎて忘れてましたね。ウンウン。本当にチープな感じだし、中身のファームウェアも中々ひどい

ただこの端末にはCFWが出ていて、遊べる人にとっては遊べるモノになっているので、その点が救いですね。安いし。

さて、何がひどいかを見ていきましょう。

スペック・主な特徴

基本スペック
画面:5.1 インチ(960×544)
SoC: GB2 (RK3128 クローン)
RAM:512MB
ストレージ:MicroSDスロット1つ
バッテリー:3000 mAh
WIFI非対応
HDMI出力対応
コントローラー2つ付き

画面は無駄に大画面高解像度なので褒められますが、中身のRK3128というのがあの『Q400 Subor』という非常に評判が悪い端末と同じで、しかもクローン。ほら、スペックを見ただけで嫌~な予感がしますよね・・・私はしてました。

他に褒められる点を挙げると、コントローラーが2つ付いてくる事や、HDMI出力が可能なことですかね。いやまぁこの価格でまぁまぁ高いスペック、大画面でテレビ出力出来ることを考えると、一定の層には刺さりそうですけどね。

開封&内容物

▲まず箱から、あっ!あの時代の中華ゲーム機だ!みたいな印象を受けちゃいました。テカテカの原色カラーでダンボール感むき出し。

▲個人的に好きなのは横面に印字されている、明らかに某大ゲーム企業のロゴを意識した枠のVideo Game。めちゃくちゃ中心からズレてるし。

▲開けてみると非常に良くわからない梱包がされている。どういうことなんだろう。まぁ壊れないように工夫しているのは好感持てます。

▲これが内容物一覧。コントローラー、本体、説明書、HDMIケーブル。3色ケーブルじゃないだけで感動しちゃいますね。

本体外観

非常にチープな外観

▲言うまでもなく、非常にチープな外観。もう逆に好き。この安心できない感じ、たまんないよね。多分ブラックなので多少マシに見えてると思います。黄色とかマジですごそう

試しに動かしてる時に、端末の角をテーブルに軽くコツンとぶつけたら電源が落ちました。弱すぎ~笑

裏側にまさかのステレオスピーカー

▲裏側にまさかのステレオスピーカーがありました。かなり衝撃。RGB10MAXでさえ、フェイクステレオスピーカー(穴は空いているが片方しかスピーカーが無いので実際はモノラル)にしているのに、ちゃんと左右にスピーカー入ってました。音質は良くは無いけど別に気にはならない感じ。ちゃんとしててウケるね。

ボタンのクリアカラー、PS5000の印字がチープたまらん

▲ボタンの色、クリアの後ろに原色が付いてるのマジでキッチュで堪らん。

▲追い打ちをかけるように画面下にPS5000の文字がドーン。もっとフォント選びなさい!笑もしくは色のトーンを落とすとかでも良いけどさ。本当に中華ゲーム機だよねこういうところ。

▲十字キー下がボリュームボタンなんですが、画面側にボリュームボタン有るのも珍しいな。予算の都合でサイドにボタン付けれなかったのかな?

電源はスライド式

▲画面上側にはMicroUSB、MicroHDMI電源スイッチ、MicroSD、イヤホン、MicroUSB(充電)となっています。MicroUSBじゃなくてUSB-Cにしろや!!!って文句はさておき、電源が、安い端末にはありがちなスライド式という。まぁ特に問題は無いんですけどね。

▲ちなみに画面下側は何もありません。

付属のコントローラーは最強にチープ

▲付属のコントローラーはマジでやばいチープ。こんなゆるゆるの十字キーで何を遊べるって言うんだ。アナログスティック風のスライドパットが付いているのは、かろうじて褒めれます。

操作感

ボタンは全然ダメ

▲ボタンは古の中華ゲーム機です。妙に出っ張りが大きい割にゆるゆるの安物感。

▲十字キーはそんなに悪くないが、ただ軸が無いので同時入力される系十字キーとなっている。

アナログスティックはちゃんとしていて、押し込みにも対応しているのは評価できます。

一番悪いのはLR、スタートセレクトや、ボリュームボタンプチプチプチプチプチバコバコバコバコバコしていて非常にきつい。うるさいし硬いしもうだめですね。悪い。アンバーニックが凄すぎると言われてしまったらもう何も言えないんですけど。

軽いから疲れにくい

あとこの端末、結構軽いです。RGB10MAXよりも軽く、疲れにくいのでは。まぁその軽さがチープさにも繋がっているんですけどね!計量する機器が無いので確認は出来てませんが。まぁそのうち買います。

画面

意外にも高画質

▲なんか画質いいなーと思ってたらRGB10MAX(854×480)よりも高画質でした。え?マジ?公式のスペック詐称してない?大丈夫?

フルラミネーションディスプレイではないが、かなり近い

そしてこれも意外なんですが、フルラミネーションとは言えないかもしれませんが、かなり画面との距離は近く、押し込んで滲むことも無いのでよく出来てます。画面に全予算突っ込んだんか?

使い方

デフォルトのファームウェアは本当に駄目で、テンション下がるメニュー画面で超脱力しちゃいました。もう使うの辞めよう・・・って思ったくらい。ですが、一応一通り触ってみたので、ご紹介します。

基本的にはフォルダからゲームを選んで遊ぶだけ

▲基本的にはROMを選んで遊ぶだけ。それ以外は何も出来ない。

これが不満すぎるんですが、スケーリングの変更など画面設定は何も変更できません。ただフルスクリーン&アンチエイリアスのボヤボヤ画面が表示されるだけです。

HDMI出力

▲HDMI出力は普通に接続するだけで可能でした。そのままコントローラーも使えるし、コントローラーを接続しても使える。これに関しては普通に優秀なのでは?

▲あれ・・・?悪くないな・・・

ゲームイメージの転送

・ゲームイメージはMicroSD内の各フォルダに格納。元々フォルダが設定されていたらそれを使えばOK。
・サムネ画像を設定したい場合はゲームイメージと同じ名前で同じ場所に格納。特に何も設定しなかったら自動でスクショされて保存される?無駄に親切仕様となっている。セーブデータも同じフォルダに保存されるはず。

・音楽や画像、動画も同様にフォルダに格納することで再生できる。メディアプレーヤー的な感じもなんか昔の中華ゲーム機ですね。

・メニュー画面のホームに有るゲームは消せません。マヂ無理。

設定はコントローラーだけ

▲設定項目はかなり少ない。一応日本語にも設定できましたが、それ以外は特に何も・・・って感じ。

▲システムはこのような感じ。GB2_RETROGAMEというファームウェアらしい。『ハンドルを使用すると、充電できない』らしいです。ちょっと良くわかりませんが。

▲可能なのはコントローラー設定だけ。コントローラーは無駄にしっかりと設定項目が有る。おそらくコントローラーを別途繋げられる仕様になっているからかと。

ゲームプレイに関して

ゲームプレイに関して気になった点は以下3点。

・PS1はbinファイルもcueファイルも起動できない謎
・ステートセーブは可能
・ソフトに依っては自動でベゼルが表示された謎。GBプレイヤーで動いているのか?
・とにかく画面サイズを変えれないのが不便

RukaCFW導入後

もうどうしようも無いので、CFWを入れることにしました。ボタン設定などが色々おかしいので、各種調べて適用させる必要ありますが、まぁかなり使えるようになりました。良かったよかった・・・。

基本的にはRetroarchなので、使い慣れている人はすぐに使いこなせるかと。最低限行ったのは以下。

・Settings/User/Languageから日本語に設定
・ソフトを表示するにはコンテンツをインポート/手動スキャンからインポート
・Playlistからゲームを起動

他の携帯ゲーム機と比較

vs VITA

▲vitaよりも一回り大きいように感じます。ベゼルが太いせいかな。

vs RGB10MAX

▲RGB10MAXよりも少し大きい。MAXはベゼルがかなり狭いので、非常に良いです。RGB10MAXは良い、覚えて帰ってください。

▲厚みや使われているアナログスティックは同一。

感想:期待しないで楽しめる人向け

さて、じっくりと見てみると悪くない点もいくつか出てきましたね。値段も安いことを考えると、あくまで期待せず、古き良きチープな中華ゲーム機としてある程度楽しめる端末になっていると思います。

実際CFWで多少使いやすくなるので、HDMI出力してテレビで楽しんだり手に持ってそのまま5インチの無駄に良い画面で楽しんだりするのもいいでしょう。軽いし疲れにくいですからね。

ちゃんと遊びたいならもう断然RGB10MAXを選びましょう。

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