割とずっと気になっていたけど、タイミングが無くて買っていなかったコントローラーがあるんですよね。
それが今回提供のご連絡をいただき触っていて、正直触るまではキワモノ枠で紹介しようと思っていたんですが、唯一無二のユニークな面白さがありつつ、質感も操作性も良くて普通に使いやすいし、機能てんこ盛りのフルスペック、充電ドックも付き、それでこの価格、正直めっちゃ安いですし一軍です。
もっと早く買えばよかったと強く思うレベル。めちゃくちゃ良いです。
販売ストア
提供:Manba
Amazonなどにて購入可能で、ドックも込で1万円前後。ちなみにXBOXコントローラーは6000円くらいで、バッテリーも無く、付加価値的な機能(バックボタンやマクロなど)も無いです。
動画版
スペック&主な特徴
Manba Oneとは
Manba Oneは有線・無線両対応のコントローラーで、2インチLCDディスプレイが搭載されているのが何より大きな特徴。通常は様々な設定を行う際にはPC接続などが必要ですが、本体上のディスプレイでデッドゾーン設定などが可能です。
対応機種はPC、Switch、Android、iOS。Bluetoothレシーバーも付属します。バッテリーは1800mAhと、ディスプレイが搭載されているからか多め。Switchのプロコンでも1300mAhですからね。そして充電ドックも付属するので置くだけで充電可能で快適。
有線接続ではポーリングレート800Hz、スティックとトリガーはホールセンサー、そしてトリガーストップのも付いているのでトリガーではなくボタンっぽく使うことも可能。他にもスティック交換可能、フェイスプレート交換可能、マクロ可能な背面ボタン、側面には変更可能なLED搭載と、カスタマイズ機能が豊富です。
開封&内容物
では早速開封していきます。
箱はこちら。最近のコントローラーではあまり見かけない、内部が透けて見えるパッケージデザインです。
内容物はこちら。USB Type-Cケーブル、交換用のスティック、説明書、ドック、あとレシーバーもあります。
本体外観
質感は良いです。光沢感の有る透明度の高いフロントシェル、背面もサラッとした仕上げで、安っぽさは一切感じません。下部から丈夫に向かってグラデーションで色がシルバーから白に変わってるメカメカしいデザインもかなり独特で、正直ビジュアルだけでもう既にかなり満足しています。
サイズ感、フォルムの形状などはいわゆるXBOXコントローラーと全く同等です。
ボタンレイアウトは右側にXBOX配置のABXYボタン、アナログスティック、左側にアナログスティック、十字キー。中央上の黒い部分がディスプレイになっていて、下部にはバック-ボタン、スクリーンショットボタン、ホームボタン、スタート+ボタンとなっています。
モーター部分?がくり抜かれて透けて見えているのもわけわかんなくて最高ですね。
背面にはトリガーストップが左右にあり、下にバックボタンがM1~M4まで、電源のオンオフがスイッチになっていて、ドック充電用の端子があります。トリガーストップの間にはガイド用のバーコードとモデル情報が記載されています。かなり薄めで目立ちにくくなっているのも好印象。
上側面にはLBLT、USB-C、RBRTと並び、下側面には特に何もありません。Manbaのロゴも薄く入っています。
左右側面にはLEDがあり、電源をつけると印象的に光ります。
充電用のドックは真っ白、コントローラー下部を埋めるようなデザインです。いわゆる8BitDo Ultimateのようなデザインですね。電源がつながっている時は手前のインジケータが光ります。背面には中央にUSB-C。
上部には充電用の端子、下部にはレシーバー収納用の蓋がついています。
コントローラーの形状としては、まんまXBOXコントローラーです。若干の差異は有るものの、ボタンやアナログスティックの配置はそのまんま。ただスタートセレクトボタンあたりが下部になっているので、慣れている人はちょっとだけ戸惑うかもしれません。
操作感
握った感じもまんまXBOXコントローラーです。ハの字型に広がっていて、指を軽くずらせばボタンとアナログスティックを行き来できる快適なレイアウト。
グリップ感も良く、背面はサラサラとしていますが部分的に立体的なテクスチャが施されていて、トップ面は滑りにくい光沢ツルツルの面なので滑る感じはありません。
重量は多少重く感じますが、実測してみると298グラム。XBOXコンがバッテリー入れて272グラム、Switchプロコンも250グラムくらいなので、重いです。バッテリー分の重量でしょうね。
ABXYボタンはなんとチャキチャキとしたメカニカルスイッチ。いわゆるマウスのクリック感のような感じですね。最近のトレンドなのでしょうか?押した感触がダイレクトに伝わってきて個人的にはかなり好きなので嬉しいです。
十字キーはXBOXコントローラーっぽい円形デザインで、押し心地もカチカチとしたタクトスイッチ。ただXBOXコントローラーのような甲高いカチカチ音ではなく、もうちょっと静音性が高いものとなっています。
下部のファンクションキー類もタクトスイッチとなっていてカチカチ、ボタン類はしっかりとトレンドを抑えている感じですかね。
スティックは倒した際当たる部分が金属となっていて、ぐるぐる回すと滑らかな感触担っています。スティックトップはフチがザラザラとしていて、中央が凹んでいる形状のもの。
ショルダーボタンはボタン形状的にはXBOXコントローラーライクなもので、LBRBがカチカチとしたタクトスイッチ、そしてLTRTはトリガーボタンなのですが、背面にトリガーストップが配置されています。これは一体何なのかと言うと、トリガーを途中まで止まるようにして、まるでボタンのような押し心地にするギミック。
実際使ってみると、あ、途中で止まっているな、感はありますが、慣れれば普通にボタンとして使っているような使い勝手で受け入れられそう。
バックボタンは正直ちょっと微妙です。下側の2つのバックボタンはまだちょうど中指が当たる位置にあり、ちょっとだけ硬さがあるタクトスイッチなので握ったとき良いですが、上側2つは結構中指を動かして指の側面を顔側に寄せる感じで、結構意識的に使う指の動かし方になるので、かなり慣れが必要になりそう。まぁでも、バックボタンなんて全部そうか、と言われればそうな気もします。
使用感
ドックでの充電は便利
やはりドックでの充電は便利です。置くだけで充電可能なので、遊ぶ時にあ!充電が無いってなりにくいよさ。助かります。ただ充電するとピーってめちゃくちゃデカイ音が鳴ります。びっくりするのでなんとかしてください。
ディスプレイを使ってみる
アナログスティック、十字キーでカーソル移動、スタート・バックボタンで決定やキャンセル、書いてあるとおりにホームボタンを三秒長押しでメニュー画面に移行します。
ディスプレイの輝度が若干低いように感じますが、まぁこれで遊ぶわけではないので問題ないです。解像度も十分で、チープな感じもしません。よくできています。この画面でゲームを遊ばせてくれよ
設定項目
基本的にこのような設定はボタンの組み合わせ、もしくは詳細な設定であればPCに接続したり、Bluetoothでスマホと接続して専用アプリで操作することが必須なのですが、このコントローラーであればコントローラー単体で完結できます。これが地味に便利ですし、何より触っていて楽しい。
ペアリング
ペアリングが可能です
モード変更
PC、Switch、Android、iOSと変更可能。PCでもBluetooth接続できそうですが、PCという項目ではレシーバーと表示されています。Switchではコントローラーからのウェイクアップ、スリープ解除にも対応していました。
設定
ボタン、スティック、トリガー、振動で、好みの設定を4パターン保存しておくことが可能です。
ボタンはボタンの割当て、連射、そして背面ボタンのマクロなどが設定可能
スティックは感度曲線が変更でき、スティックの倒し角度のニュアンスを変更できます。
デッドゾーンは書いてあるとおり、デッドゾーンの広さを設定できます。ホールセンサーなので、かなりギリギリまで攻めれますが、ゼロにするとドリフトする可能性が出てきます。
トリガーも同様にデッドゾーン、そしてトラベルはどのくらい押したらボタンとして認識するか、のしきい値だと思います。
振動は書いてあるとおり。
LED
画面の明るさ、LEDの色、モードが変更できます。勿論消すことも可能。
LEDのいいところって一目で電源が付いているか否かが判断できるところだと思うんですよね。
機能
言語設定、補正、ボタンテストと並んでいて、言語設定では日本語にも対応していました。若干たまに変な日本語を感じることはありますが、概ね問題ないと感じます。補正はスティック、トリガー、ジャイロの補正ですね。なにか動作がおかしい時は補正しましょう。
感想
使ってみた感想は、本当に意外とかなり良いコントローラーじゃないか?これ?って感じです。抑えるところは抑えながら、付加機能も充実していて、充電用のドックもあって、めちゃくちゃいいです。
ボタンの感触も好きだし、見た目もユニーク、持ってるコントローラーの中で普通に一番気に入りました。いつもはこれがこうだったらな~と思う箇所が少なくとも1つ以上あるんですが、本機は1つも無いです。トリガーもストップできるし、ボタンはメカニカルだし・・・
あ、いや、ありますね。充電ドックのピーって音消したいです。それくらい。
あと、本当にこのディスプレイで遊びたい、DOOMとか動かせるようになってほしい。携帯ゲーム機好きとしてのサガが疼きます。これはもうサガって言うより呪いみたいなもんかもしれません。