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【レビュー】11インチの格安中華タブの実力はいかに『Headwolf Hpad2 Pro』

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格安中華タブレットって新規参入が凄く多くて、競合がかなり多いです。その中でも最近良く聞くメーカーのHeadwolf。

そして今回始めて手にしたのが、かなり大きめの11インチタブレット。

普段は小さいものを愛好していて、タブレットも8インチくらいが一番良いな~と思っている私なので、今回のこのHpad2 Proのレビューはそんな小さいガジェット愛好家が初めて11インチタブレットを手にした感想・・・みたいなレビューとなっております。

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動画版

スペック&主な特徴

Headwolf Hpad2 Proとは

Headwolf Hpad2はAndroid13を搭載した11インチタブレット。CPUにUnisoc T616とそこまで高スペックなものではないものの、ブラウジングや動画視聴をする分には問題なく、

バッテリーは大容量で7680mAh搭載、MicroSD対応、背面パネルは金属でありながら金額は大体2.5万円で購入可能ないわゆる中華格安タブレットです。

Headwolf Hpad2 Proのスペック

項目Headwolf Hpad2 Pro
システムAndroid 13
ディスプレイ11インチ IPSタッチスクリーン
解像度2000×1200
CPUUnisoc Tiger T616
RAM8GB (最大16GBまで拡張可能)
ストレージ256GB UFS2.2, microSD対応 (最大2TBまで拡張可能)
バッテリー7680mAh, 20W PD急速充電対応
インターフェースSIMカードスロット, USB Type-Cポート, イヤホンジャック(詳細は確認が必要)
サイズ260.1 x 164.7 x 7.6 mm
重量502g
グレー
材質メタルとプラスチック

開封&内容物

では早速開封していきます。今回はメーカーによる提供です。

そして箱は白ベースのシンプル、ゴールドでモデル名が記載されています。

内容物はこちら。USB-C、SIMピン、電源、説明書、本体です。カバーは付属しません。

本体外観

かなり大きい11インチ

最初に手にした印象としては、でかっ!です。これまで触ってきたタブレットは最大でも10インチ台のもので、初めてのサイズ感。スマホを大きくしたデバイスというよりは、小さめノートPCのモニターをそのまま手に取っているような感覚ですね。

金属シェルで質感良し

サラサラとしたiPadライクな金属バックパネルで質感は良いです。一部切り替わってプラスチックですが、写真ほど色の違いは無く違和感ありません。

カメラは最近流行りのデザインっぽい大きく見せるデザインで、デュアルカメラっぽい見た目ですが、良く見てみると片方はライトでした。あとAI CAMERAとの記載があります。

ちょうどいいベゼル幅

11インチのディスプレイに対してのベゼル幅も大きすぎず小さすぎず、上下左右対象の幅でバランスよく感じます。インカメラもしっかりと備わっています。

ちなみにこのインカメラ部分を見てもらえれば分かると思いますが、保護フィルムが最初から貼り付け済みなのも地味に良いと感じる点。とりあえず本体だけ買ってそのまま使い始められるので助かります。

背面にはHeadwolfのロゴ。下側にはHeadwolfの文字とCEマーク、技適マークなどが貼られたシールが貼ってあります。

横持ちを想定したバランスになっていそうなので、横持ちをした上での上下左右として解説していきます。

上側面には左からSIM/MicroSDスロット、スピーカー2つ、
下側面にはスピーカー2つあり、合計で4つのスピーカーが搭載されています。

このサイズ感にしては薄く攻めていて、実際手に持ってみても薄く感じます。iPadが7.5mmなので、その厚みに合わせている感じでしょうか。

左側面には左からUSB-C、リセットボタン、音量ボタン、電源ボタンです。マイクかな?と思いましたが、試しに押してみた所電源が切れました。

よく見たら側面はフラットではなくディスプレイに向かって大きくなっていて、ディスプレイ部分が出っ張っている収まりになっているので手に持った感じはちょっと不思議です。

他端末との比較

8インチのKindle Fire HD8Plusと比較するとこんな感じです。やはりシンプルに8インチと11インチのサイズ感の違いもありますが、質感から重量から、同じタブレットとは言えどまったく別物のように感じます。

8インチタブレットはスマホの延長上のようなイメージで、11インチとなるとモニターをそのまま触っているような感覚。

画面・スピーカー

画面

ディスプレイは2000×1200とFHD超えの解像度なので十分に綺麗で、不満に感じることはありません。輝度も高く、視野角も良好。センサーが無く明るさの自動調整は出来ないので、自動で調整して欲しい人には物足りないかもしれません。

スピーカー

スピーカーは低音・高音が弱い感じがあり、そこまで良いものではありませんが、4個付いているだけあり、音に広がりがあり、聴き応えとしてはそこまで悪くありません。

本格的に映画視聴したい・・・という場合には物足りないかもしれませんが、個人的にはまぁ金額を考えると十分といった印象です。

使用感

ギリ片手で持てる

11インチでバッテリー7680mAhも搭載しているのにも関わらず、500g程度に収まっているので、重量バランス的にはそこまで悪くないように感じます。

勿論両手持ちが基本になるとは思いますが、ベゼルも握れるくらいあるのでこのように片手でも少しの時間であれば持てるくらいのサイズ感と重さ。

iPadとは違ってより細長いディスプレイを採用しているので、ギリ片手で挟めるくらいの幅です。

ほぼピュアAndroid

余計なアプリなどは入っておらず、ほぼほぼPureAndroidの使い勝手です。プレイストアも普通に使えるので自由にアプリを導入するなり、なんなりすることができます。

ベンチマーク・バッテリー

Headwolf Hpad2 ProのSoCはUnisoc T616で、
AnTuTuベンチマークを測ってみると、

総合スコア:298810
CPU:89812
GPU:26381

となりました。GPUは低いものの、T618よりも総合は高いようなスコアです。なので数値的に見ても3Dゲームを遊ぶのは厳しそう。

バッテリーはPC Markで計測してみた所、100%から20%で5時間20分でした。使い方にもよるので一概にどうとは言えませんがあくまでPC Markで測ってみた結果としては少なめですね。

重い3Dゲームでなければ問題なし

試しにみんな大好き原神をインストールして動作確認してみました。最低画質設定でもちょいちょいカクつくような印象で、この画面サイズで遊ぼうと思うとやはり解像度的にも厳しいかなと感じます。

軽めのMinecraftや2Dゲームであれば問題なく遊べて、ブラウジング、動画視聴程度であれば普通に快適です。なのでゲームをするためのタブレットとして購入するのは難があると思いますが、Youtube垂れ流しや電子書籍リーダーとしてであれば活躍してくれそうです。

Widevine L1だが・・・

この端末はいわゆるNetflixやプライムビデオをフルHDで視聴可能になる認証のWidevineがL1です。なので全部フルHDで観れる・・・と思いきや、プライムなどでは最高画質再生が可能だったのですがNetflixではWidevine L3の文字が浮かび、フルHD視聴が不可能でした。

正直この画面サイズでHD再生は粗さが目立つと思うので、タブレットでNetflixを再生したいと思っている方々は注意が必要です。

あと毎度おなじみ変な遊び方である、一体型コントローラー装着も試してみました。実際やってみたところ、寸法としては縦向きで収まったのですが、まぁ普通に重すぎて重量バランスも悪くて無しかな・・・という印象です。

感想

NetflixのHD視聴が不可能なものの、全体的にはよくまとまっているタブレットだと感じました。ブラウジングや動画視聴には特に問題ないスペック、悪くないスピーカー、価格にしては良い質感と、原神などのヘヴィーなゲームをしないという前提であれば概ね良い感じの11インチタブレットだと感じました。

逆に言うとこのあたりのタブレットは似たようなスペックのものが多く、選ぶのが難しいとも感じます。なので初めて11インチタブレットを触った感想を言うと、これはこれで悪くないな、とも思いました。

圧倒的にモニターをそのまま触っているような感覚の大画面が結構新鮮な体験でした。

ヨシダ

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