Gulikitってメーカーを知っていますか?
私がGulikitについて知ったのはホールセンサーの開発。
ホールセンサーとはアナログスティックに磁気センサーを活用することで、勝手に入力されてしまう現象通称「ドリフト」をなるべく防ぐ、耐久性が高いスティックとなっています。
そのホールセンサーを特許取得しJoy-ConやSteamDeck等様々なハードのパーツを開発販売しているのがGulikitなんですが、実はオリジナルのコントローラーも出しています。それがKingKong2 PRO Controller。
これ一台でNintendo Switch、Windows、Android、macOS、iOSに対応しているマルチなコントローラーです。シンプルでとてもカッコイイ。
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スペック&主な特徴
GuliKit KingKong 2 Pro Controllerは、様々なハードに対応したワイヤレスコントローラーです。以下はその主な特徴です。
対応プラットフォーム: Nintendo Switch、Windows、Android、macOS、iOSに対応しており、SwitchではNFCによるAmiibo機能や本体のウェイクアップにも対応しています。有線および無線接続が可能です。
設計: 人間工学に基づいたデザインで、グリップの手触りが良く、特許取得の独自開発のボタンや導電性ゴムの感触があります。5000万回を超える耐久性があります。
プレイ機能: 6軸のジャイロセンサー、デュアルバイブレーション、自動連射、高精度なZR/ZLボタンなどの機能があります。
その他の特徴: ZR、ZL、アナログスティックの感度を調整可能で、A-B、X-Yボタンの入れ替えの設定が可能です。内臓バッテリーは1000mAhのリチウムイオンバッテリーで、満充電で25時間のプレイが可能です。
ファームウェアのアップデート: メーカー公式サイトでファームウェアのアップデートが公開されています。
開封&内容物
では開封していきます。今回はBanggoodさんによる提供です。
▲箱はこちら。白ベースの高級感ある箱です。
▲内容物はこちら。珍しいフラットなUSB-Cケーブル、ステッカー、説明書類、そしてカバー付きの本体です。
旧モデルではケース付きだったようで良いなと思いましたが、これはこれで場所を取らなくていいな、とも感じます。
本体外観
▲質感はマットでしっとりしたかなり上品なテクスチャです。そこまで指紋が付きやすいしっとりさではなく、どちらかと言うとサラッとしたレザーのような雰囲気とも取れるつや消し。
▲XBOXコントローラーをほぼ完全に踏襲した形状でありながら、Switchベースのボタンが搭載されています。
右側にニンテンドー配置のABXYボタン、アナログスティック、左側にアナログスティック、十字キー。
中央には+ボタン、-ボタン、ホームボタン、設定ボタン、スクリーンショットボタン、学習ボタン
▲背面にはロゴのみで何もなし
▲上側面には左からL、ZL、ペアリングボタン、USB-C、モードボタン、R、ZR
▲左右側面にも特に何もなし
他ハードとの比較
▲フォルム・ボタン配置はほぼXBOXと全く同じです。
若干の寸法の違いはあり、厚みが違ったり、グリップ部分の大きさが違ったりするものの、手の馴染み方は全く同じと考えて良さそうです。
▲Switchのプロコントローラーと比べるとこちら。プロコンよりも若干幅広めで、ボタン配置も中央に寄っている感覚です。
操作感
▲ほぼほぼXBOXコントローラーと同じなので所有している方はそちらを想像するのが良いとは思いますが、
持っていない人向けに言うと横の広がりが大きいハの字型のコントローラーなので、手のひら全体で覆うように握るグリップが特徴。
それぞれのボタンが干渉することもなく、中央に寄っているのでなるべく少ない指の動きで使える感じが良いです。
▲グリップの背面には滑り止めのつぶつぶとしたテクスチャが付いています
▲ABXYボタンは光沢感のあるツルッとしたボタン。透けて見えるABXYの印字がシックでカッコイイ。
ボタン自体は少し平ら、一般的なラバーの押し心地です。音がかなり控え目なのが良いですね。
十字キーも同様にラバー。XBOXのようにカチカチとしたドームスイッチではないので注意。
しかし押し心地としては若干硬めで、しっかり押した感覚が有るのが良いです。
中央のファンクションキー類もそれぞれ押し心地は異なりますが、通常のボタンのようなラバーの押し心地です。
▲アナログスティックは倒した時に当たる部分が金属素材なのがかなり良いです。
倒した感触がかなり優しめで、ぐるっと回すと引っ掛かりが一切ないヌルっとした感覚で、より繊細な操作ができそうです。ぐるぐる回しているだけで気持ち良い。
アナログスティック押し込みL3R3の音も控え目。
▲LRボタンはマウスのような甲高いカチカチとした音が鳴ります。柔らかめではありながらしっかりと押した感触が有るので結構好きですが、音が気になる方は気になるかもしれません。
しかしXBOXコントローラーのLRボタンもタクトスイッチのカチカチとした音は鳴ります。
ZLZRボタンはストロークが長めのアナログトリガーボタン。これもXBOXコントローラーと同様。
軽く押しただけで反応するように切り替えることも可能なので、通常のボタンのように使いたい場合でもまぁ許容できるかな、と個人的には思います。
使用感
ペアリング
ペアリングはペアリングボタンを長押しするとLEDが点灯するので、繋げたい端末で設定することで使えるようになります。Switchでペアリングがうまくいかない場合は有線接続してしまうことで、自動的にペアリングが完了します。
ウェイクアップ対応
起動はホームボタンもしくはABXYボタンのどれかを一度押し。
Switch本体のスリープ解除、ウェイクアップにも対応していて、コントローラー電源がついた状態でホームボタンを押すとウェイクアップです。この機能はJoy-Conやプロコン同様ですね。
ちなみに電源を切りたい場合にはモードボタンを二度押しすれば切ることができます。
切り替えボタンで再ペアリング不要
まず初めに驚いたのが、上部にモードボタンという切り替えボタンが付いているんですよね。
これを長押しすることで、Switch、Windows、Android/iOS、DirectInput?と切り替えることが可能です。
現状PCなどでもDirectInputで使うことはほぼほぼ無いと思うので、実際に活用するのはSwitch/Windowsかな?と思います。
なのでペアリングしなおすことなくシームレスに他の端末で使えるようになります。
多機能
本コントローラーは地味に多機能となっていて、ファンクションキーの設定ボタンと、別ボタンの組み合わせで様々なことが設定できます
連射機能
設定ボタン+ABXYRZR
連射が可能。一度押しでボタンを押した状態での連射、二度押しで自動連射、三度押しでキャンセル
ABXYの切り替え
設定ボタン+プラスボタン
ABボタンがBAボタンに、XYボタンがYXボタンに割り当てが変わり、XBOXコントローラーのような配列になります。ただ表記と実際の機能が変わるので、若干の困惑はあります。
振動・ジャイロ・スティック感度等の強さ変更
振動:設定ボタン+十字キー上、下で強さを変更可能
ジャイロ:設定ボタン+L、ZLで感度を調整可能
ZLZR:設定ボタン+十字キー左右で感度変更可能
スティック感度:設定ボタン+L3、R3で感度変更可能
スティックデッドゾーン:設定ボタン+スクショボタンで消すことが可能
すべての設定をクリア:設定ボタン+マイナスボタン
マクロ機能
中央一番下の学習ボタンを三秒長押しすることで、マクロ設定モードに入ります。これはオートパイロットモードと名称が付いていて、行った入力を繰り返し続けることができる機能。最大10分間の入力が可能なので、結構複雑な操作であっても対応できそうです。
入力を完了したい場合は途中でもう一度学習ボタンを押す、もしくは時間経過での停止です。
設定が完了したあとに学習ボタンを一度押しでマクロ再生、二度押しでマクロエンドレス再生です。スティック以外のボタンを押すと自動入力終了
またこの設定ファイルは書き込み・読み込みが可能で、
設定ボタン+学習ボタンで書き込み・読み込みモードに変更、その状態でPC接続することでファイルが表示されます。そのファイルを共有するなりダウンロードするなりで変更することが可能です。
感想
想像していたよりもかなり完成度が高くて不満が無い優等生なコントローラーでした。ボタンの押し心地や感度、マクロや多機能性、必要な機能はとりあえず全部入っている印象です。
強いていうとすると、この金額であれば背面ボタン等の追加ボタンとかトリガーロック、あとは専用アプリでの設定変更などができたら良かったのにな、と感じます。
しかしついつい手に取りたくなる上質なテクスチャ、そして黒+シルバーのシンプルでゴージャスなデザインがかなり魅力的なので、特に追加ボタンとか欲してない場合には満足できそうです。