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コントローラー

【レビュー】おどろくほど似ている、そして安い『EasySMX M10』

コントローラー

私が現状一番気に入っているスマホ用コントローラーはRazer Kishi V2。軽さと本体との一体感、有線接続の使い勝手の良さ、そして何よりマイクロスイッチボタンの良さはツボに刺さりまくりです。しかしネックなのは値段の高さ。

1.5万円くらいするというのはやはり正直一般的なコントローラーなどと比べても高い部類です。しかしコメントで、限りなくRazer Kishi V2に近いけど安いコントローラーがあるよと教えてもらったので試してみることにしました。

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▲AliExpressの買ったストアはこちらです。

価格は公式ストアでも7700円、そしてAliExpressで探すと6000円くらいで販売されているのを見つけました。ちなみになぜか私は4000円台で買えました。

動画版

スペック&主な特徴

EasySMX M10とは

EasySMX M10はコントローラーやヘッドセットを販売するメーカーEasySMXによるスマートフォン用のコントローラーで、スマートフォンを挟み込む仕様、そして有線接続なのが特徴です。

Android用モデル(USB-C)、iPhone用モデル(Lightning端子)の二種類あり、基本的にはコントローラー対応しているゲームやPC、クラウドゲームをストリーミングプレイするのを目的としたコントローラーです。

開封&内容物

では早速開封していきます。

箱はこちら。白ベースで本体画像がプリントされた、硬めの中々しっかりとした箱です。ゲーム画像は・・・いや、言及しないでおきます。

内容物はこちら。USB-Cケーブル、説明書、ジョイント部分調整用のパーツ、本体です。USB-Cケーブルは珍しく、ケーブル部分がフラットなものです。説明書は日本語での記載も有り。

本体外観

質感は素地のプラスチックで、かなり細かいシボ加工のサラッとした感じです。感触としてはほぼRazer Kishiと同等です。並べてみると流石に若干こちらの方がチープな感じはするかな?と思う程度で、ほぼ分かりません。背面グリップ部分の感触は大きく異なります。

ボタンレイアウトは右側にXBOX配置のABXYボタン、+/スタートボタン、アナログスティック、マクロ設定ボタン、ホームボタン

左側にアナログスティック、-/バックボタン、十字キー、ターボボタン、スクリーンショットボタンです。

Razer Kishi V2と並べたのがこちら。上がEasySMX M10、下がRazer Kishi V2。ぱっと見でのサイズ感は変わりませんし、実際デスクの上に置いてあるとどっちがどっちだかぱっと見では判断は付きませんが、並べてみると若干M10の方が大きめです。グリップが伸びている分大きくなっているような感覚。

背面はグリップを良くするためのつぶつぶとしたテクスチャ加工がされています。機能としては特に何も有りません。バックボタンなどもなし。

上側面にはショルダーボタンが、左右に3つずつあります。この点もRazer Kishi V2と同様ですよね。左側にL1、L2、M1と並び、右側にR1、R2、M2とあります。

下側面には端末を直接充電するためのUSB-Cがあります。イヤホンジャックは無し。

左右側面には特に何も有りません。グリップ部分はRazer Kishi V2よりも若干厚みが大きめなので、プロポーション的に短く見えますが、こちらの方が縦の長さは大きいです。

こちらがRazer Kishi V2。むしろこちらがやたらと薄い印象です。

Androidスマホ「Redmagic 8S Pro」を装着した姿がこちらです。縦幅はスマホのディスプレイとちょうどよく、一体感があります。ぱっと見ではRazer Kishi V2と同様なビジュアルに見えますが、コントローラーが大きい分若干印象が異なります。

装着時の背面はこちら。伸縮のしかたなどもRazer Kishi V2同様、中央のブリッジ部分が伸びる仕様です。

側面から覗くと、カメラの突起分結構寸法としてはギリギリだということがわかります。大体のRedmagicは厚み大きめなスマホなので大体のスマホはフィットするとは思いますが、ケースを付けた上で装着するのは厳しそうです。

操作感

グリップをいわゆるコントローラー的な形状で作ってくれているおかげで、握りやすく感じます。素地の感触、軽さや見た目からかなりRazer Kishi V2っぽさを感じますし、かなり近付けているように感じます。

背面グリップ部分もつぶつぶとした滑り止めテクスチャになっているのも同様。こちらは若干とげが大きく、XBOXコントローラーの感触に近い印象はありますが、刺さるほどではありませんしこれはこれで良いなと感じます。

しかし実際はボタン周りで異なってきます。

ABXYボタンはラバーのメンブレンスイッチで、押した感覚はしっかり有りますがかなり軽めの感触。そしてストロークが少し長いせいなのか、あまり戻りが良くないように感じます。それだけならば良いのですが、アナログスティックとの関係性が特に良くないように感じました。

位置は干渉しないよう考慮してか、若干画面側に寄っていて工夫を感じますが、アナログスティックの高さが大きすぎるせいか、ボタンを押す際に親指の関節部分があたります。それにより誤作動を感じるようなことはありませんが、気になるんですよね。

ちなみにアナログスティック自体の操作性としては、スティックのトップ部分は結構小さめですが、先程言ったようにかなり高さがあるアナログスティックなので倒す角度の大きさの関係から一般的なコントローラーに近い使い心地に感じます。あとホールセンサーなので壊れにくい。

気になるのが十字キーで、かなり軽め、ストロークも長い、軸感もかなり弱くて、ギリギリシーソーできてるかな・・・?これ・・・?みたいな感覚。軽いから疲れにくいかと思いきや、押している感覚が弱い、ストロークが長いことなどから強く押してしまう傾向にあり、むしろ疲れやすく感じました。

アナログスティックではなく十字キーをメインで使いたいと思っている方は要注意です。

その他、+ボタンなどのファンクションキー類は硬めのカチカチとしたタクトスイッチです。

L1R1はチャキチャキとしたタクトスイッチで、音は大きいですが気持ち良い押し心地です。L2R2はアナログトリガーで、ストロークが長いもの、そしてM1M2もカチカチとしたタクトスイッチ。

ボタンや十字キーはイマイチなものの、ショルダーボタンは全体的にいい感じ、そしてアナログスティックも角度大きめの、一般的な外部コントローラーに近い仕様のものが搭載されていることを考慮すると、あくまで推測ではありますがFPSユーザーを主軸においた作りなのかな?とふと思いました。

使用感

装着・対応機種について

対応機種は

・Android9以上のスマートフォン
・USB-CモデルであればiPhone15でも使用可能(未検証)
・スマートフォンの長さは95mm〜175mm

装着は簡単、左側をスマホで押し付けて引き伸ばし、右側に有るUSB-Cに接続します。逆だと端子が曲がって壊れる心配があるので、絶対にこの手順で装着しましょう。まあでもこのコントローラーは端子部分が若干曲がる仕様になっているので、多少の無茶しても大丈夫そうな雰囲気はあります。

そして有線コントローラーなのでペアリングも不要、装着するだけで使えるのが有線タイプの一体型コントローラーの良いところです。

接続部に付けるアタッチメントのようなものも付属していて、説明書にも記載はない。どういう場合にこれを使うんだろう・・・と考えていましたが、おそらくですけど最近のスマホはかなりカメラが肥大化していて、カメラが引っかかって装着できないかもしれないことを考慮したんだと思います。実際これを付けるとスマホ位置からブリッジまでの距離が大きくなります。

専用アプリはない

さて、大きな問題があるとすると専用アプリがないことでしょうか。基本的にコントローラー対応しているAndroidアプリであれば問題なく遊ぶことは可能ですが、そうでないアプリで、タッチパネル操作をコントローラーに割り当てたいとなると難しいです。

もちろん割り当てる専用の外部アプリMantis Gamepadとかもあるのでなんとかできそうではありますが、結構設定がうまくいかなかったり、設定したのにまた設定し直さなきゃいけなくなったりで大変なんですよね。何度か使って試したことはあるんですが、結局使っていないので説明は割愛します。

充電について

USB端子が付いていて、コントローラーを装着したまま充電はできるは出来ますが、充電速度は早くないので外して普通に充電したほうが良いと感じます。

また装着しっぱなしだとバッテリーが減っていきます。これらは多分全ての有線コントローラー共通のようです。なのでできれば遊ぶときだけ装着するのが最適かと。

ターボ・マクロ設定

連射設定

ボタンを押した時に連射:ターボボタン+設定するボタンで設定
自動で連射:再度ターボボタン+設定するボタンで設定(2回目)
解除:再度ターボボタン+設定するボタンで設定(3回目)
すべて解除:ターボボタン5秒間長押し
ターボボタンを押したまま+、ーで連射速度変更

マクロ設定

・マクロボタンを3秒間長押しでマクロプログラミングモードへ移行
・M1ボタンを押し、次に設定するボタンを押し、最後にマクロボタンを押すと設定完了
・設定できるボタンは「十字キー/L1/L3/ZL/R1/R3/ZR/A/B/X/Y」で、同時押しも可能
・マクロボタンを5秒長押しするとデフォルトにリセット

感想

結構お手頃な価格で購入できるAndroid用の一体型コントローラーってそもそも他に選択肢がないので、正直その意味では価値がありますが、実際オススメはしにくいモデルです。

ビジュアルはかなりRazer Kishi V2に近く、質感もまぁまぁ、アナログスティックも外部コントローラーっぽくて悪くないですが、ボタンと十字キーの柔らかさがかなりのマイナスポイントだと感じました。

他の一体型コントローラーよりも優れていると感じた点は、他メーカーのものと比べて安く買える価格、マクロボタンの搭載、そしてターボ機能を搭載している点ですかね。

一体型コントローラー、Razer Kishi V2でも対応していないのでターボ機能欲しい人にとってはちょっとアリかもしれません。あと4000円くらいで買える場合も、まぁアリかもしれません。

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