中華ゲーム機を出しているメーカーANBERNICさんが何とコントローラーを出しました。
まさか中華ゲーム機以外の端末が出るとは思っていなかったので、かなり意外でした。
初めてのコントローラー、まず最初に感想から言うと、価格相応、標準的な仕様と質感で、無難なクオリティだと感じます。
販売ストア
商品提供:ANBERNIC
ぱっと見めちゃくちゃ安いですが、送料込みで約4000円程度。
動画版
スペック&主な特徴
ANBERNIC RG P01とは
RG P01は中華ゲーム機(エミュ機)を専門に出すANBERNICによるコントローラーで、SwitchプロコンやXBOXコントローラーのようなレイアウト、かなり8Bitdo Ultimateに酷似したデザインのコントローラーです。
対応機種はPC、Switch、Android、iOS。接続には2.4Gドングル、Bluetooth、有線接続に対応。バッテリーは600mAhでちょっと少なめ。
スティックとトリガーはホールセンサー、バックボタン搭載、6軸ジャイロ搭載。スティックはLED搭載で光らせること可能、マクロやターボも可能です。
カラーはベージュホワイト、ラディアントパープル、ブラックの三種類展開。
開封&内容物
では早速開封していきます。
箱はこちら。ANBERNICのいつもながらのデザインで、線画がプリントされたシンプルなグラフィックの箱。
内容物はこちら。USB-Cケーブル、レシーバー、説明書、本体。
本体外観
今回は何故か?コントローラー二つの提供でした。カラーはホワイトとブラック。質感は特段悪くもなく、標準的なシボ少なめなプラスチック素地の質感。
ビジュアルはよくあるXBOXスタイル。ボタンスティック面が大きく、スティックの位置が互い違いになっているレイアウトで、フォルムはSwitchプロコンのようなプロポーション。
というか商品画像の時点から感じていましたが。めちゃくちゃ8Bitdo Ultimateにそっくりです。
型取りしたんか?って思うくらいに同じビジュアルです。フォルムはもちろん、グリップの膨らみやテクスチャ、下部のエッジの立った感じや、シェルの前面背面の位置、ショルダーボタンの形状まで完全に一致しています。
大きく違う点を言うと、中央上部のファンクションキー類。ホームボタンやプラスマイナスボタンなどは、スイッチプロコンと全く同じ配置になっています。
シェルの感触も8Bitdoとほぼ同じですが、RG P01の方が若干チープな感じ、そして重量も50グラムくらい軽いです。
ボタンレイアウトは右側にXBOX配列のABXY、下アナログスティック、左側に上アナログスティック、十字キー、中央上にプラスとマイナス、ホームとスクリーンショット、インジケーターがあります。
背面には中央に製品情報記載のシール、バックボタンが左右にM1M2、中央にTボタン。
上側面にはLBLT、ペアリングボタン、USB-C、充電用インジケーター、RBRT。
下側面には何もありません。
左右側面には何もありません。
操作感
グリップの大きさや広がり方はかなりプロコンに近いプロポーションです。手全体で包み込むようなフィット感。
グリップの背面部分には粒々の滑り止めテクスチャになっていてグリップ感があります。
重量は203グラムと、最近のコントローラーとしてはまぁまぁ軽め。
ABXYボタンはサラサラ、標準的なサイズ感。遊びが少なく軽く押せるちょうどいいラバーの硬さ感触。戻りも良いですが鳴りは大きく、静音性はちょっと低い感じです。
ホームボタン類も同等のラバーの感触です。
十字キーもラバーの感触、硬さも標準的でシーソー可能。入力は正確に入りやすいように感じます。
アナログスティックはぐるぐる回すと滑らかな感触ではなくちょっとざらざら、スティックトップはフチにラインが入っているようなテクスチャ。中央がわずかに膨らんだ形状です。大きさも標準的。
背面ボタンもグリップと同じ粒々、中指に当たる位置にあり、感触は軽め、静音性高めのカチカチとしたタクトスイッチ。Tボタンも同等のタクトスイッチです。
ショルダーボタンはLBRBはラバーのボタンですが、若干戻りが悪い感じがあります。が、ブラックではそうでもなかったので個体差かもしれません。
LTRTはストロークの長いトリガー。8Bitdo Ultimateと比べてかなり軽めで指に負担がかかりにくい点は良いなと思います。
使用感
※本端末はレビュー時点では技適番号を確認できていないので「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」を利用し、様々な検証を行っていきます。
ドックはない
8Bitdo Ultimateのように充電ができるドックは用意されていません。
ペアリング・モード切り替え
ペアリング・モード切り替えは統一されていて、別モードに切り替えて別ハードで使うみたいな使い方は難しそうです。
・Switch ペアリングボタンを2秒長押し
・XInput Xボタンとペアリングボタンを2秒長押し
・Android Aボタンとペアリングボタンを2秒長押し
・iOS Bボタンとペアリングボタンを2秒長押し
他にもレシーバー・有線でのモード切り替えも可能です。
Switchウェイクアップ
コントローラーからのウェイクアップ、スリープ解除にも対応していました。
Switchメインで使いたいユーザーなのでありがたいです。
ボタンの組み合わせによる機能
マクロ設定
M1・M2+セレクトで単独ボタンの割り当て
M1・M2+スタートで複数ボタンのマクロ割り当て
が可能です。割り当てたいボタン入力、再度M1・M2を押せば設定完了です。
ターボ設定
T+ボタンで連射、再度同じボタンで自動入力、再度同じボタンで解除です。
連射速度変更はT+右スティック上下
レイアウト変更
ターボ+セレクトでABXYボタンのSwitchレイアウト、XBOXレイアウトの変更が可能です。
スティックLED変更
R3(右スティック押し込み)+スクショボタンでスティックLEDの光り方、色の変更ができます
その他にもボタンの組み合わせでジャイロのキャリブレーションも可能です。
専用アプリなし
よく他メーカーでよくある専用アプリでのチューニング、設定変更はできません。
感想
最初届いた時の感想としては、本当に普通、特筆する点が特に何もないかな、特に高級感も無いし・・・くらいの感じでしたが、金額が公表されたらまぁ妥当かな、と感じました。
本コントローラーは金額的には送料込みで大体4000円くらい。
いわゆるスイッチの純正プロコンは7000円、他社のいろいろなハードで使えるコントローラーは大体1万円くらいというのを考えて、まぁ多分5000〜6000円くらいかな?くらいに思っていたので、想定以上に安かった、とは感じました。
ただまぁ、本当に標準的な仕様、価格相応ってくらいの質感や機能であり、個人的にはもうちょっと尖った仕様にしてくれたら面白かったかも。コントローラーは本当に選択肢が豊富ですからね。