ここ最近Androidタブレット戦国時代になってきていますが、中華タブレットは昔から沢山出ていますよね。印象としては安かろう悪かろうでしたが、最近出ている商品は結構スペックが上がってきていて、どのブランドも同じような性能で何が良いのかが分かりにくい。
個人的に気になっていたので、ちょっとスペックをまとめてみました。中国最大のセール『独身の日(11/11)』も近いので、安くでタブレット欲しいなと思っている方は参考にしてみてください。
ちなみにHuaweiは純粋にはAndroidタブレットではない(Playstoreが使えない)ので除外です。
xiaomi / xiaomi pad 5
基本スペック | |
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OS | MIUI 12.5 for pad(Android 11ベース) |
画面 | 11 インチ WQHD+(2,560×1,600) |
SoC | Snapdragon 860 |
RAM | 6GB |
ストレージ | 128GB/256GB(MicroSD非対応) |
バッテリー | 8,720mAh |
寸法 | 254.69 x 166.25 x 6.85 mm |
重量 | 511g |
生体認証 | 顔認証 |
カメラ | アウトカメラ 約1,300万画素 インカメラ 約800万画素 |
Wi-Fi | IEE802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 |
SIM | 非対応 |
圧倒的に勢いが有るのがxiaomiのxiaomi pad。スペック的にはハイエンドクラスで、値段的にはミドルクラスなくらい安いのでダントツで人気。日本モデルの発売もあって、何も不便したくないのであればこれしかない。
ただMicroSDが未対応で、ストレージが多い256GB版を買おうとすると+1万円くらいするのがちょっと痛い。他にもスタイラスペンの日本版がちょっと高い。ただやはりこの値段で使えるのは非常に素敵。
ちなみにプライム・ビデオなどがHD再生できる(Widevine L1対応)というのもデカイ。
Lenovo / xiaoxin pad pro 2021
基本スペック | |
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OS | Android 11 |
画面 | 11.5 インチ WQHD+(2,560×1,600) |
SoC | Snapdragon 870 |
RAM | 6GB |
ストレージ | 128GB(MicroSD対応) |
バッテリー | 8,600mAh |
寸法 | 264.28 x 171.4 x 5.8mm |
重量 | 485g |
認証 | 指紋センサー(側面電源ボタン)+顔認証 |
カメラ | アウトカメラ13MP+5MP インカメラ:8MP+8MP |
Wi-Fi | 802.11 a / b / g / n / ac / ax, 2.4GHz and 5GHz |
Bluetooth | 5.1 |
SIM | 非対応 |
PCなどで有名なブランド、lenovoもタブレットを出しています。lenovoといえば、YOGA tabletが有名ですが、『xiaxin pad』という中国でのみ販売されているタブレットも販売されています。こちらも安く、ハイエンドクラスのスペック、ミドルクラスの値段です。
問題点を言えば、中国版しか販売されていないので、購入や設定に少しハードルが有ることですね。
またこのxiaoxin padシリーズは、グローバル版としては『Lenovo Tab』日本版ではNECの『LAVIE』という名称のタブレットとして販売されているので、このタブレットも今後国内販売される可能性も無くは無いですね。まぁされるとしても高くなりそうですけど。
また、HD再生できる(Widevine L1対応)らしいですが、アマプラは未対応(記事執筆時点)だそう。
▲こちらが国内販売されているLAVIEタブレット。古いモデルなので、性能はSnapdragon662と低め。
ALLDOCUBE / iPlay40Pro
基本スペック | |
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OS | Android 11 |
画面 | 10.4 インチ (2,000×1,200) |
SoC | UNISOC T618 |
RAM | 8GB |
ストレージ | 256GB(MicroSD対応) |
バッテリー | 6,200mAh |
寸法 | 248.1 x 157.9 x 8.3mm |
重量 | 474g |
認証 | 顔認証 |
カメラ | アウトカメラ8.0MP インカメラ:5.0MP |
Wi-Fi | 802.11 ac / a / b / g / n 2.4GHz / 5GHz |
Bluetooth | 5.0 |
SIM | nanoSIM(デュアルSIM)対応 |
Alldocubeは2005年に設立した中国深センのメーカーで、格安Android、Windowsタブレットをメインに販売しています。結構ダントツ売れ筋のタブレットで、名前を聞いたことがある人も多いかもしれません。
最新のモデルとしてこちらを挙げましたが、マイナーチェンジのモデルがたくさん出ていて、どのモデルもそこまで大きな違いは有りません。実際、iPlay40(無印版)と全然スペックが変わらないので、安ければいい人は無印版をセール時かなんかのときに買うのが良いかも。
また値段が安く、そこそこ高性能、SIMカード使用可能という3点で刺さる人には刺さる優秀なタブレットです。
TECLAST / T40 Plus
基本スペック | |
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OS | Android 11 |
画面 | 10.4 インチ (2,000 x 1,200) |
SoC | UNISOC T618 |
RAM | 8GB |
ストレージ | 128GB(MicroSD対応) |
バッテリー | 6,600mAh |
寸法 | 247 x 156 x 8.2mm |
重量 | 447g |
認証 | 顔認証 |
カメラ | アウトカメラ8.0MP インカメラ:5.0MP |
Wi-Fi | 2.4GHz / 5GHz |
Bluetooth | 5.0 |
SIM | nanoSIM(デュアルSIM) |
Teclastは1999年に設立された中国のブランドで、格安Android、Windowsタブレットをメインに販売しています。
こちらもSoCにT618が入っているモデルで、ベンチマークを見ても対して変わらないものです。alldocubeとteclast2大巨頭のように佇んでいて、スペック的にはどちらを買ってもほとんど違いは無いでしょう。
M40Proという最新機種も出ていますが、そちらはM40からAndroid11、クアッドスピーカー化、バッテリー容量が7,000mAhに増加したマイナーチェンジモデルです。ただ安ければいい場合、M40(もしくはPro)で良いのではないでしょうか。
CHUWI / Hipad Plus
基本スペック | |
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OS | Android 10 |
画面 | 11 インチ (2,176×1,600) |
SoC | MediaTek MT8183V / A |
RAM | 4GB |
ストレージ | 128GB(MicroSD対応) |
バッテリー | 7,300mAh |
寸法 | 248.3 x 179.5 x 6.95mm |
重量 | 505g |
認証 | 顔認証 |
カメラ | アウトカメラ13.0MP インカメラ:5.0MP |
Wi-Fi | IEEE 802.11 a / b / g / n / ac 2.4GHz / 5GHz |
Bluetooth | 5.0 |
SIM | 非対応 |
CHUWEI(ツーウェイ)は2004年に設立した中国の会社で、WindowsPCからAndroidタブレットまで幅広く商品を出しているメーカーです。クラウドファンディングで新製品を出していることが多いので、それで知った方も多いかもしれません。
こちらはこの値段にしてはかなり高級感が有り、ベゼルも小さく、縦横比がipadに近いのが大きな特徴。他社製品に比べてもダントツで見た目が良いので、アタシ見た目が命なの・・・って方は選択肢に入れても良いかも!
ちなみにCHUWI HiPad Proの方はWideVine L1認証済みだが、アマプラHD非対応らしい。残念!スペック詐称などの問題も発生したので、注意深い方はそこらへんも確認してみてください。
BMAX / MaxPad I11
基本スペック | |
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OS | Android 11 |
画面 | 10.4 インチ (2,000 x 1,200) |
SoC | UNISOC T618 |
RAM | 8GB |
ストレージ | 128GB(MicroSD対応) |
バッテリー | 6,600mAh |
寸法 | 247 x 156 x 7.7mm |
重量 | 450g |
認証 | 顔認証 |
カメラ | アウトカメラ13.0MP インカメラ:5.0MP |
Wi-Fi | 802.11a / b / g / n / ac 2.4GHz / 5GHz |
Bluetooth | 5.0 |
SIM | nano SIM |
上記で挙げた機種と大体同じ感じ。同じくT618だし、特別な点は特に何も無いように感じます。
UMIDIGI / A11 Tab
基本スペック | |
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OS | Android 11 |
画面 | 10.4 インチ (2,000 x 1,200) |
SoC | Helio P22 |
RAM | 4GB |
ストレージ | 128GB(MicroSD対応) |
バッテリー | 8,000mAh |
寸法 | 247.2 x 156.96 x 7.95mm |
重量 | 527g |
認証 | 指紋認証・顔認証 |
カメラ | アウトカメラ16.0MP インカメラ:8.0MP |
Wi-Fi | 802.11 a / b / g / n / ac(2.4&5G) |
Bluetooth | 5.0 |
SIM | nano SIM |
あのスマホで有名なUMIDIGI(ユミディジ)がタブレットを出しました。
SoCは他社タブレットに比べて低めでは有るが、指紋認証搭載と大容量バッテリーがポイント高い。低いSoCであれば有るほど消費電力も低いので、相当バッテリー持ちは良いのでは?と思う。予想だけど。ゲームは厳しいかもしれないが、簡単なネットサーフィンや電子書籍などに適しそうで、ピンポイントで突いてきた感は有る。
▲ちなみにA11(無印)はスマートフォンなので注意。
まとめ:ほとんど全部T618
・何をするにも不便しないスペック&プライム・ビデオHD再生が欲しいならこの中では高めですがxiaomi pad 5
・無難に行きたい&SIMカード使いたいならAlldocube or Teclast
・安くて良いビジュアルのものが欲しいならCHUWI or BMAX
・指紋認証・大容量・安価なタブレットが欲しいならUMIDIGI
という感じですかね。久しぶりにタブレットを追ってみたら、ほとんどすべてのタブレットのSoCがT618でびっくりしました。
このT618というのは、クラムシェル型中華ゲーム機『POWKIDDY X18S』にも搭載されているもので、エミュレータで言うとどうやらゲームキューブくらいまでは普通に動く程度のスペックらしく、どの程度使えるものなのか少し興味が湧いています。
では、独身の日で会いましょう!