8インチタブレットって良いですよね。
8インチタブで、ちょっといい性能のモデルを出しているメーカーってあまりないんですが、その中でも結構人気なのがHeadwolf!
過去にレビューした同社の8インチタブよりも圧倒的に高性能、ディスプレイ解像度も高くリフレッシュレートも高い、更に4G LTEに対応していて、いわゆる全部盛りなスペックのモデルとなっています。
販売ストア
・Amazon
価格は通常価格が 59,999円で、クーポンを使用しての実売価格?プレセール価格?が45,999円です。
動画版
スペック&主な特徴
Headwolf Titan 1 とは
Headwolf Titan 1 は、8.8インチというタブレットとしてはコンパクトなサイズと、高リフレッシュレート144Hzディスプレイを備えたゲーミング寄りタブレットです。MediaTek Dimensity 8300 を搭載し、動画視聴だけでなく 3Dゲームやエミュレーター用途にも対応できる性能を持ちつつ、325gという軽量ボディで携帯性も確保しています。
Android 15 を搭載し、ディスプレイは 8.8インチ 2560×1600(2.5K)IPS液晶で、144Hzリフレッシュレート に対応。輝度は最大500ニト、Widevine L1にも対応しており、Amazon Prime VideoなどのストリーミングサービスでHD画質再生が可能です。上下デュアルスピーカーを搭載しているため、映像コンテンツ視聴にも適しています。
チップセットには MediaTek Dimensity 8300 を採用し、メモリは 12GB(+仮想RAM 12GBで最大24GB)、内部ストレージは 256GB UFS 4.0。高速なLPDDR5XメモリとUFS 4.0ストレージにより、アプリ起動やゲームロードも高速です。
バッテリーは 7,200mAh を搭載し、20W PD急速充電に対応。通信面では 4G LTE、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.4、GPS(L1+L5デュアルバンド)に対応しています。USB 3.0 Type-Cポートは映像出力(HDMI/DP Alt Mode)対応で、外部モニターへの接続も可能です。
開封&内容物
では早速開封していきます。今回はレビューサンプルとなり、製品版とは仕様が異なる可能性がありますのでご了承ください。

箱はこちら。デカデカとタブレットの画像がプリントされたデザイン。これまでの真っ白シンプルデザインとは違い、少し派手なビジュアルになっています。

内容物はこちら。電源、USB Type-C、SIMピン、説明書、本体です。
本体外観
ファーストインプレッション

今回のモデルではデザインが大きく変わり、Gamingとの印字がされていたり、電源ボタンが赤くなっていたりとゲーミングタブレットの流行に応じたデザインとなっています。
背面は1眼カメラ、中央に新しいロゴが光沢シルバーで配置され、バックパネルはアルミ、上下の端がプラスチックとなりました。一部プラなのはちょっと残念ですが、LTE対応するとなると干渉してしまうのでプラスチックが採用されるのは必然で仕方ないのかなとも思います。
堅牢感は若干弱めで、上下のパネル部分など持つ場所によっては僅かに軋む感じがあります。

縦横サイズは従来とほぼ同等、
重量は実測値で約340グラム。400グラムを切っていてギリ片手で操作できる重量、サイズ感やバッテリー容量を考慮すると妥当でしょう。
背面素材はサラッとしたブラスト仕上げな金属で良いです。単なるシルバーと言うより、黒っぽいガンメタリックな色味。
インターフェイス

横持ちを基準に上下左右を見ていきます。
上側面にはボリュームボタン、電源ボタン、SIM・MicroSDスロット。
下側面にはなにもありません。

左側面には特になにもなし、右側面には中心にUSB-C、左右にスピーカー。しっかり中心にUSB-C。
スピーカーは上側にあるので両手で持った際にも当たらず、しっかりと考えられているよう感じます。
他機種との比較

iPad miniと並べてみました。もはや慣れたもんですが、長手が大きめでアスペクト比の違いによる印象が大きいですね。

明確に競合ではありますが、一応Alldocube iPlay 70 mini Ultraと並べたのがこちら。本体サイズやバランスは全く同じで、ディスプレイ仕様も同じです。
画面・スピーカー
画面

ディスプレイは最初から保護フィルム貼り付け済みのありがたい状態で、画面上部にインカメラあり、明るさ自動調整は可能です。
保護フィルムはいつも通り傷つきやすいものなので、とりあえず使う分には良いですが貼り替え推奨です。ガラスフィルムが浮くのかどうかは未検証です。

ディスプレイは8.4インチから8.8インチへと僅かに大きくなり、画面解像度は2560×1600の2.5K。
ベゼル幅はも小さくなり、リフレッシュレートは144Hzで明るさは500nits。これまでだと大体60Hzくらいで、実際ゲームはほとんど60Hzまでしか対応していないので十分ではあるんですが、スクロールしたときのヌルヌルキビキビ感が圧倒的です。しかし若干のタッチのラグがあるような気がします。
画面は明るいですし、解像度も地味に上がっているので綺麗です。狭ベゼルになった事によるリッチ感は大いにあります。ディスプレイのガラスが結構出っ張っている点は少しチープに感じてマイナスに思いました。
スピーカー
スピーカーはステレオのデュアルスピーカーでクリアで悪くはないですが、ざらつき、低音が弱めの中高音域メイン感。
音量を上げると若干音が割れるような感じがありますが、耳に刺さることもなく動画視聴においては十分なクオリティだとは思います。しっかり左右から聴こえますしね。
Bluetooth対応コーデックは幅広く、
・aptX HD
・aptX
・LDAC
・AAC
・SBC
使用感
指紋認証非対応・顔認証対応

指紋認証には非対応ですが、顔認証には対応です。
何と言ってもLTE対応モデル、持ち運んで使いたい場合にはセキュリティ保護必須なので、顔認証に対応していて助かります。
ついでに指紋認証にも対応してくれるとありがたいですね。
Widevine L1 & Netflix対応
今回のモデルはWidevine L1、Netflixやプライムビデオの高画質再生に対応しています。
ベンチマーク
本機のAnTuTuベンチマークは
総合スコア 1621470
CPU 504316
GPU 483235
総合スコアが約162万、CPUが50万、GPU48万でした。
バッテリー持ち
バッテリーの持続時間を測るためPC Markで計測してみたところ、100%から20%までで5時間53分でした。動画視聴は1時間で16%減少。
OS・動作感

性能的には基本的な操作は割とストレスなく行えて、いわゆるハイエンドで慣れてしまっている人であってもストレスなく使えると思います。
しかし最適化の問題なのか?それともデモ機の問題なのか、若干たまにカクついたりすることがあるように感じます。
OSはAndroid15でピュアな使い勝手。特段気になる点はありません。自由にランチャーなど変更して使いましょう。
ゲーム

試しにゼンゼロを高画質設定の60FPS設定で動かしてみると、若干のカクつきを感じました。若干設定を落とす必要がありますね。AnTuTuの数値の割には性能が若干低いように感じます。
同様に鳴潮を遊んでみたところ、こちらではそこまで気になることはなく快適、発熱に関しても持てないほど熱くはなりません。

コントローラーを装着してプレイも可能。専用のコントローラーも出ているらしいです。いや、しかし、この専用コントローラー持っているような、持っていないような・・・。
ちなみにこのコントローラーはGameSirさんのゼンゼロコラボモデル(日本未発売)です。
モニター出力
Display Portでのモニター出力に対応。
カメラ
カメラは相変わらず普通です。特別良くはないので、まぁ付いてるくらいに思っておきましょう。
感想
ゲームをしっかり遊べるくらいのスペックで、一番大きいのはやはりLTE対応している点ですね。スマホより大きいタブレットを、スマホのように外でも使う需要はこのサイズならでは確実にあると思うので、そこら辺の需要をよく分かっているなと思います。
ディスプレイ解像度も高くなっていて、スピーカーも左右のデュアルですし、スペックもあくまでトップクラスではないですが、それなりに強め。
ゲーミングタブレットとは言っていますが、実際のところゲームは別に遊ばないけど、それなりに良いスペックのタブレットで、外でも使いたいって人にも刺さるでしょう。
8インチタブで色々選択肢が出てきていて良いですね。
