スマホ用有線コントローラーの中でもかなりクオリティ高めのBackbone Oneですが、そのProが登場しました。
そもそもBackbone One自体がハイエンドっぽい作りのモデルだと思っていたのですが、それのさらにプロ版ということで結構期待していました。
実際使ってみるとプロと言うよりは+アルファバージョンのような仕様で、サイズアップしてより外部コントローラーに近い操作感になったのが一番の特徴。金額も高くなったので、価格に見合うのかどうか、正直に話していきたいと思います。
販売ストア
商品提供:Backbone
価格はAmazonでは税込29,700円。
動画版
スペック&主な特徴
Backbone Proとは
このコントローラーはアメリカのBackbone社によるスマートフォン・PC・タブレット・スマートTV対応の最新コントローラーで、スマホを挟んでUSB-Cで接続するだけでなく、Bluetooth Low Energyによるワイヤレスモードも搭載しているのが最大の特徴です。ワイヤレス利用時は本体に内蔵されたバッテリーを使用し、最大40時間プレイ可能です。
対応機種はAndroidとiPhone 15/16シリーズを含むUSB-Cスマートフォン。専用アダプターによりケースを付けたままでも利用可能で、PCやタブレット、スマートテレビにもシームレスに接続できます。
遊べるゲームは、スマホのコントローラー対応ゲームに加え、PS5やXbox、PCのリモートプレイ、Xbox Cloud GamingやGeForce NOWなどのクラウドゲーム。コンソール本体を持っていなくてもクラウドから直接プレイ可能です。
デザイン面では、ALPS製フルサイズジョイスティック、背面ボタン、握りやすいエルゴノミックグリップを搭載し、プロ仕様の操作性を実現しています。さらにBackboneアプリを使えばボタンの再割り当てやプロファイル保存も可能です。
また、Backbone+ サブスクリプションの無料トライアルが付属し、専用機能や特典が利用できます。
開封&内容物
では早速開封していきます。レビューサンプル品なので、実際の製品と異なる点があるかもしれませんのでご了承ください。

箱はこちら。価格だけあり、パッケージも結構リッチな雰囲気。
専用ケースもあり、こちらはしっかりと固定してくれるケース。素材が独特で、固くありながらフェルト調の生地となっています。

本体内容物はこちら。セーフティガイド、アダプター、本体のみです。
本体外観
質感はしっとりめなプラスチック。細かなシボ感があり、塗装っぽい滑りにくい手ざわりです。透明なボタンも相まって、結構高級感があります。ただ見た目の印象としては無印と大差ないかなとも感じます。
グリップが大きくなり、背面部分のテクスチャが変わっていたりと、アップグレードされた感はあります。

ボタンレイアウトは右側にXBOX配置のABXYボタン、アナログスティック、Backboneボタン、メニューボタン(≡)
左側にアナログスティック、十字キー、スクリーンショットボタン、オプションボタン(…)があります。
ジョイント部分は光沢感のある+がテクスチャとしてプリントされています。

背面には今回左右バックボタンM1M2が追加されました。

上側面にはL1L2、R1R2とあり
下側面には左側にペアリングボタンとイヤホンジャック、
右側にスマホ充電用のUSB-C端子。

グリップは抑え気味の平べったいものでしたが、しっかりと大きめのものとなっています。茄子みたいなフォルムですね。

無印の二世代と並べてみたのがこちら。パット見は変わっていませんが、グリップの厚みだけではなく、ボタンレイアウトが僅かに変わっていたり、スティックがサイズアップしていたりしています。
しかし大きくなったはなったものの、スマホ用挟み込みコントローラーの中では割とコンパクトめなサイズ感に見えます。

実際にスマホ『iPhone15Pro』を装着してみるとこう。不思議なバランスで、ピッタリとサイズがフィットしているわけではないのですが一体感があり、ビジュアル良いです。
スマホの角の丸みとコントローラーのフォルムに親和性が高いように感じます。ただ無印と比べるとやはりサイズアップしたので、ちょっとコントローラーの大きさを強く感じます。PlusやPro Maxのほうがバランス的には良さそうですね。
カメラバンプも大きいですが、無事綺麗に収まっています。

Androidスマホ、6.8インチの「REDMAGIC 10S Pro」を装着した姿がこちらです。まるでそういうゲーム機のようなビジュアルになりますね。
操作感

テクスチャ感は無印モデルとは違うんですが、グリップ感やボタン感触などはしっかりと変わっています。縦に長く、丸みを帯びたフォルムなので手に馴染みやすく、重量は実測値206グラム。無印では147グラムだったので50グラムは大きくなっています。ちょっと重くなったものの、グリップ感も強くなっているので、負担が大きくなったとは思いません。
重くなった理由としてはバッテリーが搭載されて、Bluetooth接続が可能になったためですね。
ボタンは光沢のあるツルッとした質感で、サイズはSwitchのJoy-Conよりも若干大きめ。押し心地はメンブレンのラバー感触、いわゆる無印のドームスイッチ感触からは変わりました。
メニューボタンなどのファンクションキー類はラバーの感触もあるドームスイッチといった感触。

十字キーもツルツルクリア。押し心地は一般的なラバーの感触で、軸感もありシーソーできます。無印からほぼ違いは感じません。個人的にはボタンも十字キーもクリッキーにしてほしかったので、そっちかーってなりました。
アナログスティックはJoy-Conに近いものから若干大きくなり、一般的な外部コントローラーのような操作感になりました。しかしスティックはホールセンサーではなくALPSなので、耐久性的には少し不安です。ホールセンサーかTMRスティックにしてほしかったですね。

ショルダーボタンはL1R1は音も小さめのタクトスイッチ、L2R2はトリガーボタンにしてはストロークが短めの、パタパタと倒れるような仕様で、ボタンとトリガーの中間のような使い勝手です。こちらも無印と変わっていませんね。

バックボタンは中指の先に当たるような位置で、普通に使う分にはほぼ当たらないような場所です。感触はコツコツとしたタクトスイッチ。
使用感
装着・対応機種について
装着は簡単で、片側に押し当てて引き伸ばし、端子に差し込むだけ。簡単に着脱できて、しっかりと固定できます。
対応機種は
For Android phones and iPhone 15 and above
と書かれています。タブレットは装着不可能で、フォルダブルスマホもUSB-C端子の位置的に下に大きくなってしまうのであまり最適ではなさそうです。
その他よくわからない事があれば公式のサポートページを覗いて見てみてください。
マウント交換でスマホケース付きで遊べる

また、より多くのスマホに対応するため、そしてスマホをケース付きで使えるようにするため、今回のモデルではマグネット式のアダプターを採用しています。これを取り外して付け替えることで無事iPhone15Proのケース付きで遊べるようになりました。結構厚めのケースでも装着できました。
しかしまぁ、このマグネットアダプターはかなり取り外しにくく、気軽に着脱しにくいので、もうちょっと取りやすい工夫が欲しかったです。
専用アプリあり

Backbone Oneには純正アプリがあり、コントローラー対応ゲームを一覧で並べてくれます。
またこのアプリはBackbone Oneを装着時、もしくはBackboneボタンを押したときに立ち上がるようになっていて、ゲーム機のメニュー画面のような使い方ができます。
これにはスマホにインストールしたゲーム以外にも、未インストールのコントローラー対応ゲーム、XBOXクラウド用のゲームなども表示されていて、多様なゲームライブラリとなっています。
そしてAndroidのみですが、タッチパネルにコントローラーを割り当てる機能も追加されています。
あと本機ではBluetooth接続もできるので、スマホを取り外して使ったり、また大きくて装着できないタブレットなどと接続して使うのも良さそうですね。FlowStateという機能も搭載されていて、ペアリングし直すことなくボタン一つでデバイス切り替えも可能です。
ただし一部機能はサブスク限定なので、その点だけ注意が必要です。
感想
Backbone Oneは、ビジュアルや操作性、軽さ、携帯性のバランスが非常に良いコントローラーだったのですが、Proでは重くなり、大きくなり、操作性を優先させたモデルといった印象です。
高級感はありビジュアル的には良いですし、ケース付きで装着できる有線コントローラーといった点では良いですが、大きくなってもタブレットは装着できませんし、コンパクトなほうがいい人は無印モデルの方がおすすめできます。
そしてやはり、流石に3万円は高すぎるように感じます。故障した際のサポートは日本の会社のソースネクストが対応してくれているとはいえ、相当にBackboneを気に入っている人にしか手を出しにくいのではと感じます。
他社の同様な有線スマホコントローラーが割安、そもそも3万円のコントローラーを買おうとするとかなり良いものを買えるというのもあり、Bluetooth接続も活用して使い倒してやるぜ!くらいの気概でないと割高に感じるのは事実です。同社無印モデルも含め、いろいろと比較検討してみるのをおすすめします。