最近、ちょこちょこ電子ペーパー端末が増えつつありますよね。目に優しく、パッと電源をつけてどこでも気軽に読書が出来るのが本当に楽で読書が捗るようになったのがありがたいです。
今回は以前紹介した、Bigme Hibreak Proのカラーディスプレイ版が発売されたので、レビューしていきます。先にネタバレを言っちゃうと、ディスプレイだけが違います。それ以外は同じです。
販売ストア
・Amazon
・公式HP

価格はレビュー作成時点で、公式ストアの通常価格がUSドルで$469(約73,535円)。Amazonで73,059円。
動画版
スペック&主な特徴
Bigme Hibreak Pro Colorとは
Bigme Hibreak Pro Colorは、Android搭載のカラーE Inkスマートフォンです。一般的な有機ELや液晶ディスプレイとは異なり、目に優しい電子ペーパーディスプレイを採用しつつ、通話やアプリ利用など通常のスマートフォン機能にも対応したハイブリッド設計が特徴です。
最新のカラー電子ペーパーE Ink Kaleido 3を搭載しており、カラー表示時でも実用的な解像度を確保。SNSやWeb、電子書籍、ニュースアプリなどをカラーで閲覧できるほか、ブルーライトを発しないため長時間の使用でも目が疲れにくい設計となっています。
SoCにはMediaTek製のオクタコアプロセッサを搭載し、メモリは8GB RAM、ストレージは256GBを採用。一般的なE Ink端末よりも余裕のある構成で、Androidアプリの動作やマルチタスクにも対応します。OSはAndroidベースで、Google Playにも対応しており、主要なアプリをインストール可能です。
ディスプレイサイズは約6インチクラスで、片手操作しやすいスマートフォンサイズ。フロントライトを搭載し、暗所でも利用できます。物理ボタンも備えており、ページ送りやスクロール操作を直感的に行える点も便利で使いやすいのが特徴です。
バッテリーは4,500mAhと大容量で、18W急速充電に対応。電力消費の少ないE Inkとの相性も良く、長時間の連続使用に向きます。
カラーE Inkを活かしたスマートフォンとしてはかなり珍しく、デジタルデトックス志向や読書中心のユーザーに適したモデルです。
カラーはブラックとホワイトの2色展開。
開封&内容物
では早速開封していきます。

箱はこちら。白を基調としたシンプルなデザイン。

内容物はこちら。USB Type-Cケーブル、SIMピン、説明書、本体です。本体はケース付きでした。
本体外観
ファーストインプレッション

以前紹介した、Bigme HiBreak Proとほとんど一緒というか画面がカラーになったバージョンなので、正直なところ新鮮味はありませんが、何度手にとっても何だこのスマホ…って感じます。

背面は完全にフラットでサラッとした手触り。指紋などもつかないような素材感です。側面はツルッとしていて、若干丸みを帯びて握りやすくなっています。
一応カメラも搭載されているんですが、このカメラレンズに関しても出っ張りがなく、完全にフラットです。平置きでもガタガタせず、いいですね。
付属のケースはサラサラした指紋が全く目立たない柔らかい素材のシンプルなものです。
インターフェイス

左上にレンズ、下にフラッシュがあります。
左下に黒でBigmeの印字。相変わらず結構目立ちますね。気になる人は黒を選んだ方がまだ気にならないかも。

右側面には電源ボタン、ボリュームボタンがあります。
左側面には割り当て可能なファンクションキーが二つあります。

上側面にはマイク、赤いのはIR(赤外線)とのこと。
下側面にはスピーカー、USB-C、SIMスロット、マイク。
iPhone 15 Proと比較

サイズ感がわかりやすいよう、iPhoneと並べてみました。どちらかというとPro Max的なサイズで、E Inkリーダーとしてはかなり小さめではありますがコンパクトとは言えないかな、といったサイズ感です。
Bigme Hibreak Proと比較

デザインの違いは全くないです。
画面・スピーカー
画面

カラーE Inkディスプレイは便利そうに見えるんですが、モノクロモデルのほうがパキッと綺麗に見えて、カラー版は少し暗いんですが、これは個体差というより、カラーE Inkの構造上の特性によるものなんですよね。
カラーE Inkは、基本となるモノクロの電子ペーパーパネルの上にカラーフィルター層を重ねることで色を表現しており、このフィルターが反射光の一部を吸収するため、白がややグレー寄りに見えやすく、全体として少し暗い印象で強い白黒コントラストは出にくい構造になってます。
またカラーは解像度も、モノクロより低くなります。そのため細かい文字や線は、モノクロ専用機と比べるとややジャギっとした感じに見えるんですよね。
色味については、全体的に落ち着いたパステル調で、写真鑑賞用途には向きませんが、モノクロよりも情報を把握しやすい場面もあったり、ブラウジングする際にはカラーがあると嬉しいですよね。

ベゼル幅に関しては、一般的なスマホと比べると大きめな上、上下左右均一ではありません。しかしまぁ、それがスマホとは違う印象をもたらしてくれますし、全体が白で統一されてるのは個人的に好きです。
ラミネーションはフロントライトの影響か、結構表面のガラスと間が空いているように見えます。これに関しては少し残念ですが、まぁ仕方ないかなとも思います。
ディスプレイの明るさ、見え方に関しては液晶とは全くもって逆で、むしろ明るい日中は太陽光のもとでバックライト無しで見るくらいがかなり見やすく、紙の見え方と同じような雰囲気で楽しめます。
逆にいうと、フロントライトを結構しっかり目に強くしてしまうと、ちょっと画質が荒い感じの液晶、みたいな感じに見えてしまうので、極力フロントライトは小さめで使っています。明るさ自動調整機能も搭載されているのですが、ちょっと明るすぎる感じになってしまうので、手動で調整しています。
スピーカー
スピーカーは下部と通話口のスピーカーがあり、どう考えても動画視聴用途に適していないはずなんですが広がりがあるように聴こえるダイナミックな音色で、悪くないです。
音楽プレイヤー的な使い方も想定できそうです。
イヤホンジャックは無いですが、Bluetoothの対応コーデックは以下です、
・LDAC
・AAC
・SBC
使用感
スマホサイズが便利

本機は一般的な電子書籍リーダーに比べてかなり小さめで、スマホと同じ感覚で使えます。というかSIM対応もしているので、本当にスマホとして使えます。
スマホとしてはスペックやE Inkの仕様から使いやすいとは言い難いので、ネットに繋がる電子書籍リーダーとして、もしくはいわゆるデジタルデトックスのように運用するのが良さそうです。実際に読書に集中できる環境になったので、スマホだと別のものに気をとられて読書出来ないと思っている人には良いかもです。
文庫本よりも小さいサイズで手に取りやすいですし、置き場所にも困らないです。個人的にはもう少しコンパクトなサイズだとより良いなと思います。
指紋認証・顔認証あり

指紋認証はもちろん搭載で、電源ボタンに触れるだけでスリープ解除可能。顔認証にも対応しています。やはり持ち運んで使うことを想定していると思うので、認証系がしっかりしているのは安心感がありますね。
ベンチマーク
この端末のチップセットはDimensity 1080で、
AnTuTuベンチマークを測ってみると
総合スコア:676,378
CPU:300,422
GPU:43,624
総合が約67万、CPUが30万、GPUが4万となりました。
ここ近年のスマホとしては価格を考慮すると低めの性能ですが、実はE inkスマホとしては最高レベル。そしていろんな中華Androidガジェットを使っている身としては、思ったより高い実用的なレベルじゃん?って感じました。
バッテリー持ち
バッテリーはめちゃくちゃとても長持ち。容量の問題ではなく、E inkの仕様上とにかく消費電力が少ないので、余裕で一日持つどころか、電子書籍リーダー的な使い方であれば1週間は余裕で持つ印象です。
スマホ的な動作で持続時間を検証してくれる、PCMarkで持続時間を測ってみたら約10時間でした。あくまで参考まで。
OS・動作感

動作感としては快適とは言えません。キビキビとした動作はなく、どうしてもE Inkの仕様上、残像感があるような感じで、一応スマホ的な操作、ブラウジングや軽いゲームなどは動くものの、もたつく感じがあるので、割り切って使った方が良さそうです。
ただストレージは256GBあって潤沢なので、漫画を大量に詰め込んだり、なんか色々とゲームなど試してみるのは良さそうですね。もちろんプレイストアも入っているので、大体のアプリはインストールできます。
OS的にはE inkでなるべく使いやすいように、シンプルな線画のホーム画面だったりキーボードだったり工夫されていますが、あくまで標準的なAndroidなので、もうちょっと何か工夫できるんじゃないかなって思ったりします。あとなんかたまに翻訳おかしかったり、そもそも翻訳されてなかったりします。
便利機能

便利機能としては、側面にボリュームボタンっぽい感じでファンクションキーが二つついていて、それをいろんな機能に割り当てることができます。戻るボタンとかホームボタンとか割り当てました。
他にもページめくり機能とかあったんですが、Kindleでは機能しないようで諦め、Kindleで本を読む際にはボリュームボタンにめくるを割り当てて解決しました。かなり快適。

他にも特徴的な機能で言うと、アプリによって表示のさせ方をカスタマイズできます。特にカスタマイズしなくても見れれば何の問題もないのですが、場合によってはこう、文字だけ浮かび上がらせたいとかそういった使い方をしたい場合に多少調整できるって感じです。
感想
本当にE inkのディスプレイって独特で、使っていくうちにどんどん染み込んでいくような良さがあります。
本機はスマホの見た目はしているものの、あくまで読書やプラスアルファの端末といった感じ。
カラーディスプレイになって、より多用途に使えるようになったので、メインスマホはさすがに厳しいものの、限りなくスマホに近い電子書籍リーダー的なサブスマホ、として持っておくのが良さそうです。
ただカラー版のディスプレイはモノクロ版に比べて暗めではあるので、単に文字だけを読みたい場合にはモノクロ版のほうがオススメです。
積み本がまだまだ消化しきれないので、引き続きガシガシ使っていきたいと思います。
