ANBERNICの最新作、RG351MPが届きました。これが中華ゲーム機の決定版だってくらい間違いない端末です。RG350Mやメタルシェル、640×480の高解像度端末を持っていない人は絶対に持っておいたほうが良い。
見た目はまんまRG350Mですが、中身のスペックがアップグレードされたモデル。新鮮味が無い端末では有りますが、待望の横型&高解像度端末なので、やっと出たか~!って印象。遅い。あと、名前が分かりにくい。
販売ストア
販売金額は15000~17000円程度。メタルシェルを採用している事もあり、やや高めではあります。しかしメタルシェルによる高級感と高解像度、サイズ感を考えるとコストパフォーマンスはそこまで悪くないかと。
海外通販ストア
・Whatsko
・Aliexpress
・Banggood
タイミングが良ければAmazonでも購入することが出来ますが、少し割高です。
Whatskoではクーポンコード『yoshives』を入力することで2%オフで購入できます。
Amazon等国内ストア
Amazonでの購入も大体は海外から発送されて時間がかかります。
しかしトラブルが有った際に安心ですね。
スペック・主な特徴
基本スペック
画面:3.5 インチ(640×480)
SoC: RK3326
RAM:1GB
ストレージ:MicroSDスロット2つ
バッテリー:3500 mAh
寸法:14.5 x 7.3 x 1.8cm
重量:267g
WIFI非対応
この端末の見た目はRG350Mと同じですが、中身はRK3326。つまり、現状最新のOS(Emuelec)が入っていて、性能が上がっています。これにより、PSPやDCがソフトに依ってはギリ遊べる、くらいの性能になっています。
ほかにも操作が統一されたRetroarchがデフォルトなので、早送り&巻き戻しが使えたり(エミュレータによりますが)、便利に遊べると言った意味でも良い端末です。
名前はどうやらRG351MのPro(Plusという説も有る)って事らしいです。ちょっと分かりにくい。RG351M+とかの方が良くないですか?まあ良いですけど。
レビュー動画
▲動画で見たい方はこちらでどうぞ
開封&内容物
▲いつもどおりの箱です。今回はなんか少し端末名が太くなっていますね。他の端末との差別化のためでしょうか?端末名も大体同じなので分かりにくいですからね。普通に誤発送とか有りそう。誤発送されたこと無いから知らんけど。
▲内容物等、詳細な情報が乗っています。
▲内容物はこちら。左上から説明書、保護ガラスフィルム&クリーナー、WifiドングルとUSB-C変換アダプター、充電用USB-Cケーブル。
保護フィルムも付属していましたが、割れていたのであまり期待しないほうが良いかと。
本体外観
メタルシェルの安定した質の高さ
▲いつものアンバーニックメタルです。非常に高級感が有り、めちゃくちゃ物欲が満たされる。精度も高いので隙間やガタツキも無いし、本当にいつ見ても見事。素晴らしい職人技。
ビジュアル的にはRG350Mと同じですね。もう本当に同じ。言うとすれば、若干黒が濃いですね。記事の後半で写真比較します。
▲裏側もこのように上品。もう本当に凄い。このクオリティは。
ステレオスピーカーは良いよね
▲やっぱステレオスピーカーは良いよね。音に立体感と広がりを強く感じる。モノラルでも慣れればどうってこと無いんですが、やはり一度こちらを知ってしまったあとにモノラルを触ると物足りないんですよね。
▲画面左にはボリュームボタン
▲右側には電源ボタン。凄い些細な違いなんですが、若干押し心地が変わりました。出っ張りが大きめになった感じ。
HDMI出力ポートが無くなってスッキリ
▲ここが唯一のRG350Mとの違い。画面上側のポート類ですが、HDMI出力が有りません。まぁ機能として備わっていないので、消した感じですよね。別に使わないので、スッキリしていて良い感じです。
操作感
いつもの素晴らしいANBERNICクオリティ
▲ボタン類はもう言うまでもなく完璧。あえて言うとすれば若干硬めな気がしますが、おそらく『まだ使っていないから』ってだけかなと思います。多分中身のパーツは同じなので笑
▲十字キーもちょっと硬めの印象。というか、誤作動するからちょっと分解確認したほうが良いかもしれない・・・。
画面
レトロゲームに最も適した画面サイズ&解像度
▲この画面サイズ(3.5インチ)比(4:3)・解像度(640 x 480)はもっともレトロゲームに適した画面だと思います。ブラウン管テレビと同じ比率、高い解像度で柔軟に対応できる、さらにシェーダーを適応するとよりブラウン管表示に近付けることが出来るなど、色んな意味でメリットが有ります。
勿論フルラミネーションディスプレイ
▲そして毎度おなじみ美しいフルラミネーションディスプレイ。画面とガラスの隙間が無いので非常に綺麗でホコリも入り込まない。RG350M同様、画面の縁を押し込むと液晶が滲むので、おそらく同じ組み方をしているのではと。
使い方
基本的な使い方
以下に必要最低限の使い方や注意事項を羅列しておきます。参考まで。
・電源ボタン長押しで起動
・電源を切る時は電源ボタンではなく、セレクトボタン→SHUTDOWN SYSTEMからシャットダウン
・ゲーム内メニューを開くには左右のアナログスティックを同時に押し込む
・TF2/EXT.が外部MicroSDでゲームイメージを格納する用。
・外部MicroSDにウイルス入ってる可能性あり。届いたらそのまま捨てても良いレベル
カスタムファームウェアの導入
▲RG351MPにカスタムファームウェアはまだ出ていませんが、出た場合は上記記事を参考にしてみてください。大体同じ手順なので。
初心者向けQ&A
▲他、使い方などで困ったことがあれば上記記事を参考にしてみてください。
他の携帯ゲーム機と比較
vs RG350M (ブラック)
一番気になるのが、RG350Mと何が違うのかということです。結論から言うと同じです。とはいえ、細かな違いは有ったので所有しているRG350M(ブラック)と比較してみます。
▲肉眼で見るとほぼ同じなんですが、写真で見ると結構違いますよね。色が。
両方ともブラックなんですが、MPの方が深い黒って感じで、これは好みにも依ると思いますが、まぁ個人的にはどっちも好きです。
あとよく見るとアンバーニックのロゴがMPの方がよりキラキラと反射している。これはMPの勝ちですね。かっこいい。
▲裏側。かなり違いますね。
▲液晶は変わり有りません。多分同じモノなんじゃないかな。そんなことよりアンバーニックロゴが綺麗。
▲細かい違いですが、MPの方が電源ボタンの出っ張りが強いです。本当に些細な違いですけど。
vs RG351P
まぁ見た目に関しては大体同じなので、RG350Mとの比較を覗いてみてください。
vs その他
▲RG350Mの記事では他多くの端末と比較写真をあげています。
感想:持ってない人は『買い』
さて、色々と見てきましたが、やはりRG350Mを持っている人にとっては少し物足りない端末ではあります。解像度やシェルなど、特に新鮮味は無い。しかし、持っていない人にとってはこれほど完璧な端末は無いと思います。
最適な画面比率や解像度、携帯性の高さ、高級感、操作性の高さ、よく動くスペックなど、どれをとっても一流。
ぶっちゃけもっと早く出せよって気はしましたが、おそらくこれからの中華ゲーム機は横長ワイドの液晶画面、AndroidOSといった、全く違うタイプの端末が主流になると思うので、買っておいて間違いないと思います。持っていない人、是非。