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タブレット

【レビュー】あまりにも筋トレ過ぎるタブレットが助かる『OUKITEL RT7 Titan』

タブレット

タフネススマホっていう、ニッチなジャンルがあります。

これは高耐久、防水防塵などに加えて、ナイトビジョンカメラなどニッチな機能を備えた本当に特殊な用途のスマホで、アウトドアレジャーだとか、工事現場などで活躍しがちなスマホ。

そのタブレット版で、その上信じられないくらいの大容量のバッテリーを積んでいるというウルトラニッチ商品。

正直そんなもんいらんくない?・・・と思いきや超面白いし、これはなんかいざという時に役立ちそうだな感が凄いあります。変態仕様・・・では済まされない魅力が詰まった超トガリタブレット。

販売ストア

提供:OUKITEL

公式ストア: 

Oukitel RT7 10-inch 32000mAh Battery IP68 IP69K Android 13 Rugged Tabl
Stay Powered Anywhere: 32000mAh 5g 10-inch Rugged Tablet

Amazonリンク:

https://amzn.to/48bcwDB

動画版

スペック&主な特徴

OUKITEL RT7 Titanとは

OUKITEL RT7 TitanはOUKITEL社によるタフネスタブレットで、高耐久・防水防塵・大容量バッテリー・ナイトビジョンカメラなど、かなり独特な機能を持っているのが特徴的です。

簡単に言うと、こりゃあなんか災害時にも活躍しちゃいそうだな・・・!?って感じの仕様。正直色んな意味で持っておくと便利かもしれない。

システムはAndroid13で、SoCにはミドルレンジクラスのDimensity 720を搭載、RAMは12GB、ストレージは256GB、ディスプレイは10.1インチの1920×1200ピクセル。

目玉のバッテリー容量は32,000mAhです。通常のスマホが多くて5000mAhなので、その6倍ですね。どうかしてる。逆充電も可能なのでバッテリーとしても使用可能。強い。

耐久耐水性はMIL-STD-810GとIP69Kを満たしているらしく、落下や水濡れ、汚れに対しても強い耐性を持っています。

ってかMIL-STD-810Gって何・・・?って思って調べたところ、米国国防総省が定めた軍用装備品の試験規格とのこと。

そして気になるのは重量。とんでもない容量のバッテリーを搭載しているだけあり、なんと1212グラム。1キロ超え。

開封&内容物

では早速開封していきます。今回はメーカーによる提供です。

箱はこちら。メーカーロゴのみの超シンプルな箱です。

内容物はこちら。本体、電源、USB-C、本体に装着するためのあれこれ、説明書です。

保護フィルムはないのかぁと思っていましたが、貼り付け済みでした。ただ傷付きやすいフィルムなので、気になる方は貼り替え推奨ですね。

本体外観

サイズはそこそこ・・・だがしかし・・・

サイズ感は10インチ級のタブレットですが、ベゼルは太めで、厚みもあるのでまぁ一般的な10インチタブレットよりは大きいかな、という印象です。

質感も結構良く、届くまではもっと安っぽくゴツゴツした、いわゆるシリコンとプラスチックを組み合わせた頑丈なスマホケース的なものを想像していましたが違い、

しっとりとマットで若干柔らかい材質、それに加えてカメラ部分やロゴのシルバーがアクセントになっていて、高級感すらあります。どことなくゲーミング感がありますが、ここまで来るとかなり良いです。それこそゲーム内アイテムみたいな雰囲気。

ベゼルは上下左右対象なのでバランスは悪くないですが12mmくらいと大きめで、更に側面が膨らんでいるのでここ最近のタブレットに比べるとかなり厚いなと感じます。

が、まぁ耐久性を優先した結果こうなっているんだろうなというのが分かるので仕方ないかなとは思います。ベゼル薄くした結果耐久性がちょっと弱くなりました!と言われてもそれはそれで困りますしね。

カメラはインカメラあり、照度センサーもあります。

横持ちをした上での上下左右として解説していきます。

上側面には右側にSIM/MicroSDスロット、下側面には特に何もなし

右側面にはマイク、ボリュームボタン、電源ボタン、スピーカーとあり、

左側面にはガッツリ端子が隠されていて、HDMI、逆充電も可能なUSB-C、スピーカーと並んでいます。

フタはかなりギッチリとハマっていて、絶対に漏水させない意志を感じさせます。

イヤホンジャックは無しなので有線イヤホンを使いたい場合はBluetoothを使う必要があります。

画面・スピーカー

画面

ディスプレイは10インチで解像度が1920×1200のフルHDと、まぁ一般的、十分な仕様です。

ただやはり美しい画面では無いかな、という印象。かなり青っぽく、若干暗い印象があります。

ディスプレイ自体はラミネーションではありますが、ガラスが1.1mmとかなり厚いものをおそらく採用していて、まぁこれは性能も含めですが、触った感じもディスプレイまで遠いような感覚があります。

と思っていたら、どうやら手袋をしていても操作ができるタッチパネルになっているらしく、試しに服の上から操作してみたら普通に使えました。だからタッチパネルの感覚が通常の端末とは違うのか・・・と少し納得しました。

しかしまぁそんなちょっとしたディスプレイの弱さも何も、別にめっちゃ気になるほど酷くはないというか、まぁでも高耐久だからな・・・って思うと別に許せちゃいます。

勿論綺麗で発色の良いディスプレイであればあるほど良いに決まっていますが、正直高耐久超バッテリー超重量のタブレットにそこは求めていないと言うか、まぁ最低限のスペックは抑えてるからそれで良いかな、という気持ちですね。

ちなみにアスペクト比は16:9ではなく16:10。最近のタブレットは16:10が主流なんですかね?Google Pixel Tablet、Galaxy Tab S9とかもそうですし。

横向きでブラウジングなどする際には若干幅が大きいので見やすくて使いやすいですが、動画視聴などする際には、大体標準的な動画は16:9なので上下に黒帯ができます。

スピーカー

スピーカーは低音はあまり強くなく、シャリシャリ感が若干強め。

ですがまぁ許容範囲かな、くらいの音質です。左右にスピーカーがあるステレオスピーカーではありますし、慣れれば別に普通に聴けるし気にはならなくなってきます。

何より、耐久性を優先したタブレットって事を考慮するとまぁええか、って感じます。映画などを観るには少し物足りないですが、Youtubeなどの動画を見る場合にはまぁ普通に良いんじゃないかなという感覚。

使用感

クッソ重くて笑える

とにかく重いです。最初に手に取ったときは思わず笑いました。なにコレ・・・ダンベル?みたいな。1キロ超えのタブレットは伊達じゃないです。

ノートPCなどでは1キロ超えのモノもまぁ普通にありますが、このサイズ感で1キロ超えてるのはズッシリ感が段違いというか、とても気軽に持ち運ぶ気にはなりません。

しかしスタンド兼フック?のように使えるジョイントパーツもついていて、その部分を手に持って持ち運ぶことも可能です。

・・・いや、更に重量は増し1.35キロ、ダンベル感がより強くなります。重量も増えます。武器?

でも実際これくらいガッチリしたスタンドが付いているので、超重量タブレットでも安心できますし、自由な角度で固定できるので普通に便利です。ガッチリしているスタンドが付いたタブレットもっとあってもいいのにな、くらいに思います。

ちなみにこのスタンドは付属していたりしていなかったりするので、買う場合は絶対付属しているものを選んだほうがいいと思います。そもそもこれに合うサイズのスタンドはなかなかありません。

指紋認証無し、顔認証あり

指紋センサーは付いていないので残念ながら指紋認証が使えませんが、顔認証はできます。なのである程度セキュリティ的にも安心ですし、認証速度も早いので使いやすいですね。

手袋を付けていても使えるタッチパネルを採用していることもあり、指紋認証よりも顔認証を優先させたという意味でも納得できます。

Widevine

Widevineは残念ながらL3なので配信サービスのFHD視聴はできません。

できませんというか、実はそもそもNetflixアプリに対応しておらず、インストールすらできません。L3はまぁさておき、インストールくらいさせてほしかったとは思います。

AnTuTuベンチマーク

この端末のチップセットはMediaTek Dimensity 720で、
AnTuTuベンチマークを測ってみると

総合スコア:256753
CPU:87318
GPU:35444

となりました。現代のスマホ・タブレットと比べるとやはり物足りない性能ではありますが、まぁどう考えてもゲームしたりヌルサクを楽しむタブレットではないので動画視聴やブラウジングが問題なくできるという意味では十分でしょう。

RAMの増設はできますが、メリットがほぼ無いのでやっていません。

バッテリー持ちの良さが化け物

とにかく多いバッテリー容量、本当にバッテリー持ちの良さが化け物級です。数日持つよ~というか、逆充電も可能なのでむしろバッテリーが本体!ってくらいのレベルまであります。

バッテリー持続時間のベンチマークとしてPCMarkで、バッテリー100%から20%までのテストをしてみましたが、なんと29時間26分。

ベンチマーク上では約30時間操作し続けても持つということで、全然意味が分かりませんし、このソフトはブラウジングや動画など、様々な事をやり続けてどのくらいバッテリーが持つかという検証を行うソフトなので、多分普通に軽くブラウジングしたり、たまに動画を見たり、って感じの使い方だともっともっと持ちます。

実際うちに届いてから約1ヶ月経ちまして、そこそこ使っていますがまだ3回しか充電していません。どういうことなのでしょうか。

そこまでバッテリー容量多いとなると充電にも時間がかかるのでは!?と思うかもしれませんが、33Wでの充電に対応しているので体感は結構早いです。

風呂タブレットとして活用

そして強いのが防水防塵の面。作業現場やトレッキング・ハイキング・キャンプなどのレジャーで活躍!!!・・・するわけもなく、風呂タブレットとして今メインで活用しています。

湿度や熱の問題もありますが、公式ストアの説明によると、凍てつく冬でも灼熱の夏でもシームレスに機能、そして1.5mの浸水が30分でも平気!と書いてあるので、まぁ風呂でも余裕でしょう。多分。ほぼ風呂で毎日使っているので、駄目になったら報告します。

強いて問題を言うならば、風呂まで持っていくのが重い、という点ですね。

ショルダーストラップを付けて鍛え・・・持ち運ぼう

ショルダーストラップも装着できます。なのでこれで肩からぶら下げたりして持ち運べます。他にも手に装着するスタイルだったり、そもそもスタンドを握って運ぶのも可能ですが、圧倒的に肩から下げるのが楽です。

実は一度、このスタンドに引っ掛けて吊るして風呂で動画視聴していたところ引っ掛けていた部分が重力に負けて取れてタブレットごと落としてしまって、思いっきり風呂の床にぶつけました。

その影響でスタンドの接合部が歪んでしまったんですが、スタンドが外れることはなく、しかも本体が全くの無傷でした。

風呂の床がそこまで固くはない・・・とはいえ、1キロ超えのモノを落としたらそれは相当な衝撃だと思います。これであ、本当にこれは頑丈なんだなって分かりました。まぁできる限り落としたくは無いですけど。

ナイトビジョン・マクロカメラ搭載

ナイトビジョンカメラも搭載されているので、夜間暗い場所で写真を撮ることも可能です。

多分アウトドアとかで、動物を撮ったりするための機能だとは思いますし、実際暗い場所で試しに色々撮って楽しめました。

が、アウトドアを楽しむ事がそもそも私は無いので不要・・・というか評価できません。

マクロカメラも搭載されていて、そっちのほうが便利ですね。ふとした瞬間に、小さいものを寄って撮ったり、これはレビューのためにテクスチャを撮ったりと、あると助かります。

感想

正直6万円出すならXiaomi Pad 6とかを買ったほうが確実に幸せになれるとは思いますが、同じAndroidタブレットでも全く用途が違います。

信じられないくらい大容量のバッテリーを積んでいる上、逆充電にも対応しているので、タブレットとしても使える非常用のバッテリーとして置いておくにも役立ちそうですし、

用途がある程度想像できる場合にはかなりニッチな使い方にはなりそうですが活躍の場は色々ありそうです。

キャンパーの人は車に積んでスピーカー兼動画鑑賞用のアイテムとして良いし、現場用のタブレットとして使っても良いし、勿論風呂に放置してても良い。Amazonレビューの中ではカーナビ代わりに使うなんて人も居ました。

もしくは筋トレ。

ヨシダ

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