私って実は、携帯ゲーム機が好きなんですよね。内緒にしてるんですけど。
そんな携帯ゲーム機好きとしてはやはり、Switch2は絶対に手に入れたいんですよね。
ということでなんとしてでも手に入れるべく、ニンテンドーストアの公式抽選1回目は無事外れたので、2回目を高い方(多言語版)に変更し当選、無事購入できました。届いて触りながらレビューを作り始めているのですが、やっぱクソテンション上がりますね。
販売ストア
・Amazon
・マイニンテンドーストア

日本語・国内専用モデルは49,980円、多言語対応版はマイニンテンドーストア限定で69,980円。2万円高い。苦しい。
動画版
スペック&主な特徴
Nintendo Switch 2とは
Nintendo Switch 2は、任天堂が2025年6月に発売したハイブリッド型ゲーム機で、初代Switchのコンセプトを継承しつつ、携帯性・性能・映像体験のすべてを大幅に進化させた次世代モデルです。
ディスプレイは7.9インチの広色域液晶で、解像度は1920×1080ピクセル、最大120Hzの可変リフレッシュレートとHDR10に対応。携帯モードでも滑らかで鮮やかな表示が可能です。TVモードではHDMI出力により最大4K/60fps、または1440p/120fpsに対応し、据え置き機としても高画質なゲーム体験が楽しめます。
プロセッサにはNVIDIAのカスタムTegraチップを採用し、UFS 256GBの高速ストレージ、12GBのメモリ(非公開)により、ロード時間の短縮と安定した動作を実現。microSD Expressに対応することで最大2TBまでストレージ拡張が可能です。
新たに設計された「Joy-Con 2」はマグネット接続方式を採用し、取り外しがよりスムーズに。各ボタンのサイズや操作性も見直されており、携帯モード時の操作感が向上。専用マイクやGameChat機能の搭載により、音声・ビデオチャットにも対応しています。
本体重量は約401g、Joy-Con装着時は約534g。内蔵バッテリーは5220mAhで、プレイ時間はソフトによって2〜6.5時間とされています。USB Type-Cポートを2基備え、上下に分かれて充電・周辺機器接続を使い分ける仕様です。
カラーは現在のところブラックのみ。SwitchおよびSwitch 2用のゲームカードに対応しており、初代Switchのゲームとの互換性も確保されています。
開封&内容物
では早速開封していきます。

今回購入したのは多言語対応版とProコントローラー。あとローンチタイトルのマリオカートワールドもセット割引きだったので買いました。microSD ExpressカードやNintendo Switch 2 カメラもGCコントローラーも買いたかったのですか、普通に10万円になってしまって破産しそうだったので今回は諦めました。
箱はいつもながら赤ベースでグラフィカルなデザイン、そして段ボール製です。

内容物はこちら。HDMIケーブル、USB-C to USB-Cケーブル、電源、Nintendo Switch 2 ドック、Joy-Con 2、Joy-Con 2 グリップ、Joy-Con 2 ストラップ、本体です。
もしかして電源とケーブル別になったのって初?

プロコンの方は本体とUSB-C to USB-Aケーブル。ドックに接続するのを想定しているためか、C to Cケーブルではありません。プロコンは本レビューでは収まりきらないのでまた次回。
本体外観
ファーストインプレッション

とにかくでかい。めっちゃでかい。やはり7.9インチともなってくると普通にタブレットサイズ。なんならよく使っているタブレットが8インチクラスのものなので馴染みすらある。
しかしそれでいて佇まいはあくまでもSwitch。完全に、画面でっかい版Switchです。私は小さめなハードが好きなので、手にする前からちょっとでかすぎやしねえか、と気になっていたのですが、実際に手にしてみると不思議と嫌な感じがしないんですよね。おそらくその最大の要因はこの薄さと薄く見えるデザイン。
実際の厚さは13.9mmでSwitchと変わらないのですが、そもそも縦横が増えたことによるプロポーションの変化や、全体にゆるくカーブがついて丸みを帯びたことによって、より薄く見えるようになっています。実際、普通にSwitchより薄くなったと思っていましたが、厚みを図ってみると変わっていないのでびっくりしました。
質感もかなり良さげ。Switchではサラッとした素地プラスチックな感触でしたが、Switch 2ではマットでしっとりとした塗装っぽい感触。より上品で、高級感が増した印象です。コストに対するクオリティも違和感なく、満足度高いです。
ボタンレイアウト・インターフェイス

とりあえずはJoy-Con 2を装着した状態を基準とします。
ボタンレイアウトは、
右側にプラスボタン、ABXYボタン、アナログスティック、ホーム、Cボタン、
左側にマイナスボタン、アナログスティック、方向ボタン、キャプチャーボタンがあります。
基本的にはSwitchのJoy-ConにCボタンが追加された感じですね。
Joy-Con 2は鮮やかでカラフルな雰囲気だったものから一気に大人っぽいシックな印象になりました。しかし差し色でスティック周囲だけ色がついている配色はお見事ですね。

背面にはでかでかとSwitch 2のプリント、そして下部にスタンド、スタンドの裏にmicroSD Expressカードスロット。
スタンドはSwitchの有機EL版ではフラットな金属板でガッチリしていたのに対し、本機ではU字型となりました。自由角度で固定できて、かなりガッチリしていますが、結構細いので変に負荷がかかると曲がったりしちゃいそうな不安感があります。

上側面には左からL/ZL、電源ボタン、音量ボタン、明るさセンサー、ファンの排気口、USB-C(映像出力非対応)、ヘッドフォンマイク端子、ゲームカードスロット、マイク、R/ZR。
下側面には、左右にスピーカー、USB-C。下部の穴はスタンドを開くための切り欠きでしょうか。
上下に充電用ポートがあり助かりますね。

横から見るとグリップ部分はこのようにフラットでショルダーボタンのみ出っ張った形状になっています。
他ハードとの比較
他ハードと並べてサイズ感や印象の違いを見ていきましょう。
Nintendo Switchとの比較

とりあえずSwitch有機EL版と並べてみました。こちらのSwitchは7インチなので、比べてみてもかなり画面が大きくなったように見えます。
Switchよりもちょっと大きいくらいかな?と思うかもしれませんが、個人的にはかなり大きくなったように感じました。

そしてこうしてスイッチライトと並べてみると、スイッチライトの小ささに驚きます。こんなに小さかったっけ…?
SteamDeckとの比較

SteamDeckと並べたのがこちらです。こうして写真で見るとSteamDeck(有機EL版)は7.4インチで画面サイズも似てるし、同じくらいの超巨大サイズゲーム機かな?と思うかもしれませんが、厚み・グリップがかなり大きく違うので、別物な印象です。
SteamDeckがゴツくてでかい、PCそのものを持っているような感覚で、対照的にSwitch 2は、ディスプレイ(ボタン付き)を触っているような感覚。初代Switchからしっかり継承されているような使い心地です。もちろん重さも結構違うんですけどね。
Playstation Portalとの比較

PlayStation Portalと並べたのがこちら。こちらは8インチディスプレイでほぼ同じ画面サイズ、一方が画面と一体型のコントローラーを持っているのに対して、一方は画面に外部コントローラーのようなコントローラーが合体したようなデザインなのでもうモノとして完全に別物って印象ですね。
操作感
グリップ感・重量バランス

Switch 2の重量はJoy-Con 2込みの実測値で536グラム。一回り大きくなり全体的に丸みを帯びたフォルムのおかげで、約500グラム越えにしてはそこまでに感じませんが、やはり重いです。
Steam Deckなんかは600グラム越えでかなり重いのですが、あちらのグリップ形状はカメラグリップのように握るようになっているのに対して、こちらはグリップもなにも無いので指にかなり負荷がかかる感じ。
重量バランスもやはりSwitch同様あまり良くなく、コントローラー外付けならではの、コントローラー部分が軽くて本体部分が重い、中心にいくにあたって重くなるようなバランス。
私は手首よわよわなので短時間であれば持ち上げて遊ぶこともできますが、膝の上やテーブルの上に置いて遊ぶのが快適かなと思います。というかそもそもめちゃくちゃ画面が大きいので、そこまで顔に近付けて遊ぼうとしなくとも十分快適。
言ってしまえば8インチタブレットのようなサイズ感なので、普通にテーブルモードとして使うのも問題ないなと感じます。
Joy-Con 2着脱

Joy-Con2及び今回の着脱ギミックに関しては驚くほどに快適です。Switchではスライド式だったのに対して今回はマグネット式。装着は当てるだけ、外す時は背面のショルダーボタン横を倒すと簡単に持ち上がり、引っ張って取るような手順です。それにより着脱がかなり容易で、気持ち良さも抜群にある。
正直今回のSwitch 2ではあくまでもSwitchを踏襲したモデルなのでいわゆる任天堂らしい要素、物理的な楽しさを味わえるみたいなのは期待していなかったのですが、このマグネット着脱にはしっかりとそれがあります。
というか普通に気持ち良すぎる。遊んでいなくても無限にやってしまうやつだこれ。
安定感はあるどころかむしろSwitchよりも軋まないガッチリした感触で、装着時に指を何故か挟まないようなバランスの設計となっています。すごい。楽しい。
ボタン・スティック感触
ボタン・スティック感触に関しても基本的には踏襲されています。
ABXYボタン・方向ボタンは馴染みに馴染んだドームスイッチのプチプチとした感触なので大きく変化は感じませんが、ボタンサイズが7.3mm→8.4mmへと大きくなっています。実感としても、ボタン大きくなったな、という印象です。
プラスボタンやホームボタンなどはSwitchでは多少押しにくかったものが、ボタン自体大きくなり、出っ張りも大きくなったおかげでかなり押しやすくなりました。
アナログスティックも15mm→17.5mmへと大きくなったのですが、倒れ角度自体はほぼほぼ変わっておらず、Switchと同じ感覚で使うことができます。大きくなったというか、スティックトップの面積が広くなったような感じですね。いわゆる外部コントローラーっぽいフルサイズスティックになった、とかではありません。ただJoy-Conで何となくあったぐるっと回すとぐらつくような感触は無くなり、ヌルヌルっとした感触になりました。ホールセンサーではないっぽいので、今後使っていくうちでの耐久性に期待したいですね。
ショルダーボタンはかなり長くなり、アクセスが容易になりました。感触は同じでLRがマウスクリックっぽい感触、ZL/ZRはコツコツとしたタクトスイッチっぽい感触。
マウス機能

Joy-Con 2にはもう一つ大きなギミックが追加されていて、それがマウス機能。マウスのように握り、スライドさせることでカーソル操作などができるようになっています。
これがまた地味に気持ちよく、遅延もそこまで感じず、何というか通常のマウスの感覚とは少し違って、腕ごと動いてくれるような、身体拡張的な気持ちよさがあります。
機能自体に工夫があるのか、Joy-Conでその操作をしているからなのかは分かりませんが、マウスなんか使わんやろと思っていても意外と新鮮で楽しいと感じると思います。
Joy-Con 2 グリップ

Joy-Con グリップはSwitchでは側面までぐるっとグリップが回ってきているような作りでしたが、今回はマグネット着脱なのもあり、背面にグリップだけが存在しているような作りとなっています。これも結構よくて、これ!これがほしかったの!!!という気持ちになってくれます。至れり尽くせり。
画面・スピーカー
画面サイズ・解像度

ディスプレイは7.9インチの液晶で、とにかく大きいです。とにかく、でかい。
大きいな、と思っていたSwitch有機EL版やSteamDeckよりもさらに大きいので手に持って遊ぶとかなーりの迫力があります。ただ大きくなっただけなら、大きくなっただけじゃん、という感想になるかもしれませんが、
解像度も720Pから1080Pにアップ、そしてディスプレイ自体が最大120Hzの可変リフレッシュレートとHDR10に対応と、最新スマホかな?という感じのスペックとなっていて、それでいて動くゲームもパワフルになっているので、うおおおお最新ハードだああああ!!!!となります。最新ハードを手にした時の興奮、久しぶりです。家庭用ゲーム機でしか得られない興奮が、ある。
ベゼル

ベゼルはちょっと大きいかな?と想定したいたものの、実際は結構狭く、というか狭く感じさせるギリギリのプロポーションといった感じですね。ガラス部分が4.5mmくらい、端末端までで8mmくらいで、トータルとしては有機EL版よりも厚くなっているものの、本体がでかいので気にならない、といった感じですね。
あ、ディスプレイといえば、端末には飛散防止フィルムが最初から貼ってあるらしいので、剥がさないようにしましょう。
明るさ・発色
明るさは正直、個人的にはちょっとだけ物足りないかな?と思っていましたが、明るさの自動調整オフ&明るさ最大で有機EL版とほぼ同じくらいだと感じます。若干低いかな?
そもそも発色が有機ELと違うので何ともですが、液晶にしては綺麗でまさに綺麗な液晶!って感じです。色味が有機ELよりも液晶が好きって人は満足できると思います。
スピーカー
スピーカーもSwitchを強化したようなスピーカーだと感じます。いわゆるクリアで低音強くて迫力のある音色ではないんですが、均質でバランスが良く、角がないダイナミックな音のバランス。
フロントスピーカーではないものの、しっかりと聞こえてくる上、テーブルモードで使った際の音の広がりも良く、しっかり考えられているなと感じます。
もちろんイヤホンジャックも搭載されているので、有線イヤホン派の人も安心して使えます。
使用感
初期設定
Switch 2にまるごと転送できる機能があり、それを使って完全移行しました。スマホみたいですね。
時間はトータルで30分ほどで終了。今回はmicroSD Expressを買わなかったので、内蔵の256GBストレージでは全てのゲームタイトルを移行(ダウンロード)することはできませんでしたが、バーチャルゲームカード機能によって、所有しているタイトルのダウンロードがかなり容易になったので無理して全部入れなくても良いように感じます。
ドック着脱

ドックの使用感もこれまで通り差し込むだけ。
TVモードではHDMI出力により最大4K/60fps、または1440p/120fpsに対応し、据え置き機としても高画質なゲーム体験が楽しめます。
プロコンや互換プロコンも動作しますが、プロコン2・Joy-Con2でしかホームボタンでのスリープ復帰できないらしいので注意。
メニュー画面は似ているが全然違う

メニュー画面はほぼ同じ、というか知らない人が見たら全く同じに感じるかと思いますが、大きく変わったと感じるのは効果音。一新された気持ちの良い効果音の数々は、新ハードであることを五感に語りかけます。耳が幸せ。
実際にゲームで遊んでみる

ではマリオカートワールドを購入し、ゼルダブレワイティアキンはSwitchオンライン追加パック会員でアップグレードパスが使えたので試してみました。
アップグレードされた性能、大きくなって解像度が上がったディスプレイにより、圧倒的な進化感を感じますし、むしろSteamDeckなどいろんなハードを触っていてスペックの物足りなさを感じていたのでやっと!やっときた!!!という悦びが味わえました。
トータルでしっかりとスペックが上がっていてバランスの良さも感じます。
バッテリー持ち
内蔵バッテリーは5220mAhで、プレイ時間はタイトルによって2〜6.5時間とされています。
実際に画面輝度最大、オフラインのマリオカートワールドで遊んでみると、2時間で切れそうかな、という感じでした。発熱はほんのり温かくなる程度で、ほとんど気になりません。
想定済みではあったのでそこまでの衝撃はないですが、バッテリー持ちに関しては流石に悪くなったなと思います。遊ぶタイトルにも依存しますが、バッテリー残量はみるみるうちに減っていくのでSwitchの携帯モードで頻繁に遊んでいた人はある程度頭に入れておくと良さそうです。
USB-Cが上にも追加されたので遊びながら充電することも可能ですが、出力の弱いケーブルを使っていると充電が追いつかないような状況になるのでその点も注意です。
感想
トータルでの完成度の高さ、欲しいものをしっかりと用意してくれているような満足度の高さ、不満の少なさが本当に任天堂らしく素晴らしいと感じました。何より、久しぶりに新携帯ゲーム機の感動を味わえて本当にありがとうという感謝の正拳突き。
今後使っていく上で、やっぱ重すぎるな?とかバッテリー消費気になるな?とか耐久性がどうとか出てくるとは思いますが、現時点、ファーストインプレッションでの満足度の高さはレベチです。
しばらくずっとSteamDeckをメインで使っていたので、買えるゲームはほとんど全てSteamで買っていたのですが、Switch 2で遊びたい気持ちがモリモリと湧いているのでこれを期にSwitch版を買い直すなどしたいなと思っております。
今後もしばらくはSwitch 2の発信を多めにしていこうと思っているのでよろしくおねがしますはやくあそばせてくれ