とにかくオススメです。
スマホ用コントローラー、有線タイプの挟み込みコントローラーで、結構価格としても4000〜5000円程度と最安の部類、そしてタブレット対応モデルもあるとのことで買ってみました。
安いので品質や感触も価格相応だろうなと思ってましたが、普通に品質良く、ボタンがメンブレンではなくマイクロスイッチで感触も良い。
スマホ用コントローラー欲しいな〜と思っていた人にはもちろん、もうすでに持ってる人にもおすすめ。この価格でこのクオリティって、正直圧倒的です。
買った方が良いです。方が良いことは無いか。そんくらいおすすめです。
販売ストア
買ったのはAliExpressのこのストアですが、他様々なストアで出ているので色々チェックしてみてください。あとスマホ用とタブレット用二種類あるので購入時間違えないように注意。
あと独身の日セールやチョイスデーセールを狙うともっと安く買えます。実物を使った感覚としてはセール狙わなくても安いです。
動画版
スペック&主な特徴
Memo S3 Pad
Memo S3 Padは・・・正直よくわかっていません。というのも、多分全く同じモデルがEasySMX M15として販売されています。よく分かりません。
あと同じ名称でスマートフォン用とタブレット用二種類販売されています。そんな展開みたことありません。
まぁそれはさておき、こちらのコントローラーは有線接続で使うスマホ・タブレット用コントローラーで、挟み込んで使う仕様です。他にもBackbone OneやRazer Kishiシリーズも同様ですね。
対応機種はほとんどのAndroid機種と、USB-C接続に対応したiPhone15以上。
スマートフォンモデルは102〜176mmまでの長さのスマホ、タブレットモデルは153〜276mmまでの長さのタブレットに対応しています。有線タイプでこの幅広さは他に無く、この時点でかなりのアドバンテージに感じます。
背面ボタン搭載、ターボ機能も搭載、スティックとトリガーはホールセンサー、ボタン十字キーはマイクロスイッチ。装着しながらの36W充電も可能、有線接続時にはポーリングレート1000Hzにも対応しているらしい。本当にこの値段でいいんですか?ってくらいのしっかりとした仕様。
開封&内容物
では早速開封していきます。ちなみに購入したのはタブレットモデルです
箱はこちら。本体に合わせた細長い形状です
箱デザインも普通にしっかりしたもの
内容物は本体と簡易的な説明書のみ。なんと説明書は日本語記載あり。USB-Cケーブルなども付属しませんでしたが、まぁ無問題でしょう
本体外観
フォルムはいわゆるGameSir G8系の、外部コントローラー系のビジュアル。サイズ感は圧倒的に長い。長いです。見るからにタブレット用といったビジュアル
質感はシボ感の少なめのプラスチック。光沢感も少なくマットな見た目ですが素地って感じでサラサラしています。かなりG8に近い感触かも。普通に良い手触りです。正直もっともっとチープな感触だと想定していました。全然文句なし、むしろ良い方です
ボタンレイアウトは、右側にABXY、メニューボタン、Tボタン(ホームボタン)、アナログスティック、
左側に、アナログスティック、インジケーター、ビューボタン、Fnキー、十字キーです
スマホが当たる面はラバーが貼られています。ここらへんの仕様もGameSir同等ですね
背面にはバックボタンがあるのみ。ロゴなどもありません。シンプル。なんかステッカーとか貼りたくなりますね
上側面にはLBLT、RBRTとあり
下側面にはスマホ充電用のUSB-C端子。使いながらの充電が可能です。イヤホンジャックはないので、使いながらの有線イヤホン接続は難しいですね
左右側面には特に何もなし。造形精度の粗さ、かみ合わせの甘さなどは感じません
他コントローラーとの比較
GameSir G8と比べると、プロポーションの問題もありますが割とスマートに見えます。ブリッジ部分の幅が狭く、コントローラーグリップ部分も少し小さめ、ボタンレイアウトも上の方に若干より気味だったり、スティックが若干小さかったりと細かく差異があります
Backbone Oneと比べるとかなりのサイズ感の違いを感じます。これに関しては、全くの別物だと思った方が良いと思います
操作感
デカイので、握った感じは携帯ゲーム機のグリップ感というよりは一般的な外部コントローラーのような握り心地
大きい分手に負担になりにくく、見た目以上に軽く感じます。重量はコントローラーのみで約224グラムと、GameSir G8が250グラムなのに比べると軽いです
グリップ背面はツブツブテクスチャになっていて、滑りにくい仕様になっていて、バックボタンの位置も邪魔にならず使いやすくちょうど良いと感じます
グリップ感は悪くはなく、後ろに倒れるような重量バランスとかでもなく十分ではありますが、G8と比べると手のフィット感は低いです。もうちょっと練ってくれるといいなと思います
ABXYボタンはツルッとした光沢感のある質感で、感触はマイクロスイッチでマウスのようなチャキチャキとした感触、押した感触がダイレクトに伝わってくる感覚が好きです。ボタンサイズはJoy-Conなどと比べると若干大きめ、G8と同等サイズです。
配置も良く、スティックなどにギリギリ干渉しないようなバランスになっています。
それ以外のボタン、ホームボタンやメニューボタンなどはすべてプチプチとしたタクトスイッチで、ちょうどよいように感じます。
アナログスティックは普通です。壊れにくいと話題のホールセンサー、大きめのスティックトップで、いわゆる外部コントローラーっぽい仕様。
ぐるぐると回すとザラっとした感触で、最近流行り?の滑らかな当たり感触ではないのでそこは若干マイナスですが、付加価値要素だと思うので特に問題はありません。
ちなみにBackbone OneやRazerkishi V2はSwitchのJoy-Conライクなスティックなので全然違います。
十字キーもマイクロスイッチでチャキチャキとしていて良い感触です。シーソー可能、入力にも問題ないように感じます。ちなみにG8ではフェイスプレートやスティック交換などが可能な仕様になっていますが、こちらはできません。
ショルダーボタンはLBRBはカチカチのタクトスイッチ。LTRTはストロークの長いトリガーボタン。パタパタと倒れるタイプです。ここは一般的な仕様で十分な感触、トリガーが若干硬いかなという気がしないでもない程度です。
バックボタンはちょうど中指が当たる位置にあり、自然に押すことができます。感触はタクトスイッチでポコポコした感じです。
使用感
装着・対応機種について
タブレットモデルは153〜276mmまでの長さのタブレットに対応しています。
8インチタブレットはもちろん、11インチくらいのタブレットにまで対応しています。12インチはギリ対応していないくらいの感じでしょうか。13インチのiPad Proも280mmなので対応していません。というか12インチを挟み込んで遊びたい人は流石に多くないでしょう。
装着は簡単で、片側に押し当てて引き伸ばすだけ。簡単に着脱できて、しっかりと固定できます。ちなみにUSB-C端子は動くタイプでスマホタブレットの端子を痛めないよう工夫されています。
実際に装着
こちらが8インチタブレットiPlay60mini Turboです。余裕での装着。
余裕ではありますが、奥行きというか対応する端末厚みは結構シビアな感じです。ケースなど無しのiPlay60mini Pro、7.9mmでもほぼピッタリくらいのサイズ感なので、結構厚めのスマホやタブレットは厳しいかもしれません
こちらがiPad mini 6。いい感じです。ちなみにAndroid↔️iOSで設定を切り替えたりする必要もなく使えます
こちらが11インチのRedmi Pad SEです。バッチリ挟めてます。
もちろん非破壊です。非破壊、当たり前ですけど・・・。
そして6.8インチのスマホでは装着可能・・・ですが、やはり厚みが問題な上、カメラ部分がかなり浮く感じになるのでフィット感はあまり良くありません。スマホバージョンであれば多少マシだとは思いますが、どちらにしろケース付けたままの使用は難しそうです
あと146.6mmのiPhone15Proは余っちゃうので装着できません
ボタンの組み合わせによる機能
モード切り替え
ボタンの組み合わせでモード切り替えが可能ですが、基本的には端末を差し込んだらモードが切り替わるので切り替える必要はなさそうです。
モード | 組み合わせ | LEDの色 |
HIDモード(Android専用) | FN+Aボタン | 黄色 |
XBOXモード(Android専用) | FN+Xボタン | 白 |
Mバーチャルタッチ(Android専用) | FN+Yボタン | 青 |
iPhoneモード(iOS専用) | FN+Bボタン | 緑 |
BT XBOXモード | FN+Turboボタン | 紫 |
BT Mバーチャルタッチ | FN+メニューボタン | 赤 |
連射機能
ターボボタンを押しながら連射を割り当てたいボタンを押すと連射になります
マクロ設定
FNキー+M1・M2ボタンを長押しで記録モードに入り、マッピングしたいボタンを押した後再度M1・M2を押すとマクロ設定完了です
キャンセルしたい場合は同じ手順で、何も押さずにM1・M2を押せば完了です。
他色々
スクリーンショット:FNキーをダブルクリック(HIDモード)
リニアトリガー:FN+LT・RTで、軽く押しただけで入力されるようになります
音量調整:Turbo+十字キー上下(HIDモード)
ABXYレイアウト切り替え:FN+R3長押し
キャリブレーション:メニュー+ビューボタンを2秒長押し、LED点滅で左右ジョイスティックを時計回りに3回転、LTRTを3回押し、再度メニュー+ビュー押すとLED2回点滅して完了
専用アプリ
専用アプリはなく、残念・・・と思っていましたが箱を見たらありました。MooWii Gamingという名前のアプリ。iOS版これ星一つだけど大丈夫なんか。
何も気にせずインストール!コントローラーを接続してみるといきなりコントローラーアップデートされました。
アプリではボタン・マクロ割り当て、スティックデッドゾーンや感度曲線、バイブレーションなどの設定が可能です。
Android版ではタッチパネルのボタン割り当ても可能でした。ちなみに認識しない場合は、FNキー+Yを長押しでMバーチャルタッチモードに移行したら認識しました。
バッテリードレイン
有線コントローラーは充電が必要ないものの、装着したまま放置していると端末のバッテリーがみるみるうちになくなっていきます
しかしこちらはG8同様、使わない状態になると自動でスリープになりドレインされない仕様となっています。使わず10分でスリープ、ターボボタンを6秒長押しで強制でスリープに入るとのこと。
感想
最初に言いましたが、超おすすめです。これだけあれば十分な性能と良い品質、マイクロスイッチの良いボタン感触
不満があるとしたら、やはり対応厚みが厳しく、ケース付きで装着できない点くらいでしょうか。スマホ対応モデル・タブレット対応モデルと二種類あるので、ケース対応モデルも出して欲しいですね。マウントを交換して対応できるようにするとか
そもそも有線接続のスマホコントローラーが全体的に高いというのはありますが、本機は質感諸々考えると他メーカーだと多分安くて1万円くらいで出すクオリティだと思います
有線接続でタブレットを(非破壊)装着できるRazer Kishi Ultraは25,980円
それが5000円、下手したらそれ以下で買える。もうこれは買いです。革命的。あとこのハードを期に全体的に安くなってほしい