マクドナルドのチキンナゲット、美味しいですよね。
あのチキンナゲットを模した携帯ゲーム機がちょっと前に中国限定で出たんです。テトリスが遊べる、いわゆる子供向けのゲーム機なのですが、
ナゲット型ですよ?気になりますよね。ということで、AliExpressにて販売されていたので買ってみました。(というか結構前に買っていた)
販売ストア

こちらの製品の価格は30元(約600円)と安価でしたが、あっという間に完売。そしてShopeeやeBayなどの再販サイトやAliExpressなどで転売されていました。当初は2000円~3000円くらいだった記憶があります。しかししばらくたって再販?なのかなんなのか分かりませんが、1000円くらいで売っていたので購入。
動画版
スペック&主な特徴

マクドナルド テトリス携帯ゲーム機とは
この製品は2023年5月24日、マクドナルドがチキンナゲット発売40周年を記念して中国限定で発売した『テトリス』が遊べるチキンナゲット型の携帯ゲーム機。
見た目がチキンナゲットそっくりで、搭載されているゲームは公式ライセンスを取得した『テトリス』の特別バージョンです。ゲーム内にはマクドナルドのロゴが表示されるなど、完全オリジナル仕様となっています。
ディスプレイはバックライトがないLCDスクリーンで、初代ゲームボーイを思わせる懐かしい仕様です。また、ボタン配置も『テトリス』をプレイするためだけに最適化されています。
パッケージもマクドナルドのナゲットの箱を模したもので、デバイスをカスタマイズできるステッカーも付属しています。
開封&内容物
では開封していきます。

箱は結構良いデザイン、パッケージ自体もナゲットの容器風。
厚紙で構成されていて、ゲーム機本体をモチーフにしたグラフィカルなデザインです。テトリミノで1と表現されているのが独特ですね。なんで1なんだろう。
ちなみに、テトリス・ゲームコンソールと書かれています。

背面はこちら。あれ?
中国限定で、ほとんど中国語なのになんで日本語が書いてあるんだ?

まぁさておき開封していきましょう。ベリベリと箱を開けます。中には直にステッカー、簡易的な説明書の紙、本体が入っています。保護は何もありません。

ステッカーは本体をデコレーションするためのもの。説明書は中国語で記載されています。
本体外観
ファーストインプレッション

まず最初に手に取って思った感想としては、まぁ、想像通りですね。チキンナゲットの形状を模したフォルムになっていて、質感はいかにもプラスチックといった感触でチープ。がしかし600円のおもちゃとしては妥当ですね。

サイズ感は思っていた以上に大きめで、他のゲーム機で例えるとゲームボーイカラーくらいで、厚みがあってしっかりと握れるような感じです。
ボタンレイアウト・インターフェイス

ディスプレイが上部にあり、下部に十字キー風のボタン、でかいボタン、停止ボタン、電源ボタン?サウンドボタン。

背面には電池フタ、スピーカー、電源スイッチがあります。

フタを開けると中には単4電池が2本入っていました。
操作感
グリップ感・重量バランス

思っていたよりも大きめ、そして厚みもしっかりなのでがっしりと握れる感じです。まぁ操作の快適性に重きを置いたハードではないので、特別使いにくくてもまぁ問題ないでしょう。
マックナゲット特有の、右側にひょこっと飛び出ている形状に合わせてボタンが搭載されているのがかなり独特で良いですね。
ちなみに重量はかなり軽量で、電池込みで100グラムでした。
ボタン

ボタンの感触はかなり悪いです。ヌッソって感じの重たくて戻りが悪い感触。強く押しすぎると戻ってこないこともありました。おそらく内部のラバードームの質が悪いのだと感じます。
あとこの十字キー風のボタンは独立ボタンっぽい見た目ですが、内部パーツは繋がっていて、一つ押すと周りのものも動くような感じもあり、より使いにくさを促進させています。まぁとは言え、600円の製品です。耐久性に関しては不安がありますが、操作自体は普通にできるので許容でしょう。
使用感
偽物かもしれない

かもしれないといいますか、これ偽物ですね。
本物の製品はどうやら、起動したらテトリスソングが流れて、テトリスだけを遊べる専用機みたいなんですが、こちらの製品は起動すると、
良くあるキーホルダー型ゲーム機とかで採用されている、テトリスっぽいものとかレースゲーム、スネークゲームやブロック崩しなどいろんな種類が遊べるものが動きます。誰もが一度は遊んだことあるんじゃないでしょうか。
なので、正式な製品ではないのは確定です。本レビューは本当にもう全然参考にしないでください。やっちまった。
それにしてもなんで説明書に日本語の記載があったんだろう。
画面

ディスプレイ自体はバックライトなし、いわゆるゲームボーイのようなモノクロ表示。
確かに右下にマックのロゴはあるものの、本物の製品とは遊べるゲーム内容が違うようです。UIのレイアウトも本物とはちょっと違うみたい。
スピーカー
スピーカーは背面にあるモノラルスピーカーで、バリバリとした音質のチープな音色。
分解してみる

背面のネジを外し、一応分解してみました。分解はかなり簡単で、ディスプレイが接点のみで通電している?のが面白いなと思いました。ちなみに本物の基板とも異なっているようです。もしかしたら本物はもうちょっと操作性が良いのかもしれないとかも思いました。
あとちなみに、このゲーム機には、テトリスの高速落とし?ボタンも搭載されているんですが、本機では機能しません。じゃあ一体なんのためのボタンなんだ。
感想

まさかマクドナルドのゲーム機のコピー品があるなんて…。流石に予想外でした。しばらくしてからアリエクのストアを見るともう販売してませんでしたし、おそらく私と同じタイミングで購入した人が、これは偽物です!ってレビューを上げていました。
600円で売られていたものですし、正直それなりのクオリティ、そういうもんなんだろうなぁと思ってしまいそうなので、普通に気付かずにスルーする人も出てきそうです。
がっかりすると同時に少し反省しました。そりゃあ数量限定で、すぐに売り切れたものがしばらく経った後に、安くで購入できるはずがないよな…と。
反省しながらサムライマックを食べています。