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タブレット

【レビュー】絶対に教えたくない最強のゲーミングタブレット『Lenovo Legion Y700 Gen 4』+『Legion G9』

タブレット

8インチタブレットって良いですよね。今回紹介するのは、何とレノボが実はずっと出しているシリーズの最新モデルで、ずっと気になってはいたんですが、色んな意味で手を出しづらくスルーしてしまっていました。

しかし今回、ちょっとあまりにも安くで売っているところを見かけてしまった上、気になる専用のコントローラーもあったので流石に買ってみるかぁと思って購入に踏み切りました。

結果としては、コレはガチでやばいです。というか、実は今これ以外でゲームしていません。

販売ストア

・AliExpress

https://s.click.aliexpress.com/e/_c412cPp9

私が購入した時はたまたまセール中でCN版が5.5万円な上、クーポンがしっかり使えたので4.5万円で購入できました。さらにG9も1万円くらいで購入できたので、合計5.5万円くらいです。

動画版

スペック&主な特徴

Lenovo Legion Y700 4th Gen とは

Lenovoが展開するLegionシリーズの最新タブレットで、8.8インチというコンパクトなサイズに最新のSnapdragon 8 Eliteを搭載したゲーミング特化モデルです。小型ながらも高性能を発揮し、モバイルゲーミングや動画視聴、エミュレーター用途まで幅広く対応できるのが特徴です。

Android 15(ZUIベース、中国版)を搭載し、ディスプレイは 8.8インチ 3040×1904 解像度のLCDパネル。最大165Hzリフレッシュレート、輝度600nitsに対応し、滑らかで鮮明な映像体験が可能です。TÜV低ブルーライト認証も取得しており、長時間の使用でも目に優しい設計になっています。

チップセットには Snapdragon 8 Elite を採用し、メモリは 12GB / 16GB、ストレージは 256GB / 512GB / 1TB の構成が用意されています。LPDDR5x RAMとUFS4.1ストレージの組み合わせにより、最新ゲームや重量級アプリも快適に動作します。

バッテリーは 7600mAh を搭載し、最大68Wの急速充電に対応。短時間で大きく充電できるため、長時間のゲームプレイや動画視聴も安心です。さらにデュアルUSB Type-Cポートを備えており、充電と周辺機器の接続を両立できる柔軟な仕様となっています。

カメラはフロント8MP、リア50MPを搭載。オーディオ面ではDolby Atmos対応のスピーカーを備え、迫力あるサウンドでコンテンツを楽しめます。顔認証によるロック解除にも対応し、利便性とセキュリティを両立しています。

なお、このモデルは 中国版のみ の展開で、対応言語は中国語・英語のみ。ただしGoogle Playには対応し、OTAアップデートも提供されています。技適はありません。

開封&内容物

では早速開封していきます。

箱はこちら。legionを全面に押し出しだデザイン。

内容物はこちら。USB Type-C、電源、説明書類、SIMピン、本体です。

本体外観

デザインはシンプルでカッコいいです。サイズ感的には通常の8インチタブレットと同じような印象ですが、しっかりと背面・側面一体の金属パネルで、質感はかなり上質。同じく金属パネルを採用したAlldocubeなどのタブレットと比べてもやはりワンランク上の質感に感じます。

背面にはLEGIONの文字があり、カメラは単眼+フラッシュのシンプルな構成。

正直これの前のモデル、Y700 2025(Snapdragon 8 Gen 3)でも、私としては大して性能を求めるわけでは無いのでいいかなと思っていたんですが、重量が実測値で341グラムと、僅かに軽くなり、MicroSDスロットが復活したので新しい方にしました。ちなみに他にもディスプレイ解像度アップ、バッテリー容量アップなどもあり、地味に良いですね。

横持ちを基準に上下左右を見ていきます。

上側面にはボリュームボタン、電源ボタン、MicroSDスロット。
下側面にはUSB-C。

左側面にはスピーカー、

右側面にはスピーカー、中央にUSB-C。

インターフェイスのまとまり方がかなりキマっていて良いですね。USBーCが二つあるのも便利ポイント。片側充電して片側有線イヤホンで使ったり。

厚みもかなり薄く攻めれていて実測値で約7.4mm。

他モデルとの比較

サイズ感の比較としては、約9インチの大きめな画面で、iPad miniを縦に伸ばしたくらいのサイズ感。他メーカーで言うと同じく8.8インチのAlldocube iPlay 70 Mini Ultraとほぼ同等。

Legion G9

実はこれが今回の大目的。タブレットをゲーム機のように完全合体できちゃう有線コントローラー。

対応機種はY7002、3、4世代。G9だけでなくG9Proもあるらしいんですが、色とボタンが違う感じですかね。

開封すると中には本体、説明書、交換用のアナログスティックがありました。

装着した状態がこちら。立派にハンドヘルドへと一新。

価格が1万円超えしていて、コントローラーだけでこの値段はちょっと高めだな、と思っていましたが、正直ここまでクオリティが高いとは思っていませんでした。全然価格相応、価格以上にしっかりとした作りで、高級感もあります。久しぶりにめっちゃテンションが上りました。変形が好きなだけかもしれないというのもあるかもしれませんが・・・。

全面シェルはまさかの金属製で触るとひんやりしていて、リッチな手触り、背面はプラスチックであるものの上質な手触りの滑り止めテクスチャになっていて、かなり大きめなグリップであるにも関わらず空洞感なども感じず持っていて気持ち良いです。

LEDの装飾があったり、フロントカメラの切り欠きも左右対称に見えるようなデザインにしていたりと細部までこだわりを感じます。

ボタンレイアウトは右側にABXY、アナログスティック、メニューボタン、ホームボタン、スピーカーの開口。

左側にはアナログスティック、方向キー、ビューボタン、Mボタン。

ボタン類は通常の外部コントローラーの大きさに近いもの、つまりフルサイズのボタンやスティック。

背面にはバックボタンがR4/R5・L4/L5とあり、上部にはトリガースイッチがあります。右下にロックがあり、上の状態がロックオンです。

上部にはLB/LT、ボリュームボタン、電源ボタン、RB/RTとあります。電源ボタンなどは本体のボタンが快適に押せるようになっています。

下部にはUSB-C、イヤホンジャック。本コントローラーは有線接続ですが、そもそも本体にUSB-Cが2つあるので使いながらの充電ももちろん可能です。開口が若干狭めなのでUSB-Cケーブルは選びますが、口が大きすぎないものであれば大丈夫でしょう。

画面・スピーカー

画面

さてタブレット本体の検証に戻ります。

ディスプレイに保護フィルムは貼り付けられておらず、気になる人はあらかじめ買っておきましょう。

画面左部分にインカメラあり、明るさ自動調整は可能です。

ディスプレイは8.8インチ 3040×1904でこれまでの8インチタブの中で最大の解像度。正直画面の綺麗さにもかなり驚きました。そんなに気づかんだろと見くびっていたんですが、見るからに精細です。iPad miniよりも大きく、解像度高いです。408PPI。

ベゼル幅がiPadのように均一ではなく、従来の8インチAndroidタブのようなつくりではなので新鮮味はありません。とにかく解像度の高さが高い。

リフレッシュレートは165Hzで明るさは600nitsで実際に使っていても明るいです。

ディスプレイに関しては16:9で動画を見るのにも快適ですし、もうこれ以上にないくらい十分な満足感があります。

スピーカー

スピーカーはステレオの左右デュアルで、Dolby Atmosとのことでダイナミックな音色で綺麗です。流石にiPadと比べると劣りますがかなり良い音質だと思います。8インチタブの中でも最上位クラスだと思います。

イヤホンジャックが無いですが、USB-C端子が2つあるので片方を使ってUSB-C経由で有線イヤホンを使うことは可能です。

Bluetooth対応コーデックは

・aptX Adaptive
・aptX HD
・aptX
・LDAC
・AAC
・SBC

操作感

操作感は正直驚くほどに良いです。本モデルの前に出ていたコントローラーLegion G7というものもあり、そちらはGameSir Galileo G8と全く同じものなんですよね、それでなのか今回のモデルG9も勿論GameSir製で、非常によくできています。

大きめのグリップってそこまで気に入ることは無いんですが本モデルではかなりしっくり来ています。手全体に負荷が分散するようなボリューム感で、しっかりとホールドできる感覚。SteamDeck系の握り心地ですね。

コントローラーを合体させた重量は実測値で711グラムと正直ありえないくらいの重さなので、ありえないくらい重いんですが、ディスプレイサイズも大きいのでテーブルや膝に腕ごと置きながらプレイしても全然見えるのでそこまで問題じゃあないです。いや、SteamDeckよりも重いのか。重すぎるだろ…。

しかしまぁ、金属シェルだったりで重さなりの高級感もあるので何でか許せています。

しかしそれはそうと、これでここまで気にいるのであれば、もしかしてLegion Goも結構気にいるんじゃないか…?という気がしてきました。もうすぐLegion Go 2も出るんですか?

ABXYボタンはツルッとしてわずかに膨らみがあるボタンで、遊び少なめ。標準的なラバーの押し心地、遊びも少なくて反発力も良いです。XBOXコントローラーっぽいサイズ感と感触ですね。

メニュー・ビューボタン、ホームバックボタンはカチカチとしたタクトスイッチです。鳴りは小さめで、サイズや硬さはちょうど良く押しやすいと感じます。

方向キーは結構独特な形状で、中央部分がかなり凹んでいます。感触はボタン同様ラバーの押し心地。シーソーも可能で、しっかりと押した感触があり、入力は良好に感じます。

アナログスティックもフルサイズ、いわゆるXBOXコントローラーライクな形状で、フチがテクスチャ付いていて中央が凹んでいるもの。使用感としても同等で良いです。

ショルダーボタンはLB/RBがマウスクリック系のチャキチャキ感触、LT/RTはストロークの長いトリガーボタン。しかしトリガースイッチが搭載されているので、切り替えることでこちらもマウスクリック系のストロークが短いものに変更ができます。

個人的にはトリガーを活用するゲームをほぼ遊ばないのでこの仕様も含めかなり気に入っています。

バックボタンは中指・薬指の指先に来る位置にあり、ボタン感触はポコポコとしたタクトです。

使用感

Legion G9の装着方法

装着方法は簡単です。背面のロックを外してパチっと背面のジョイント部分を取り外し、タブレット本体を装着してUSB-Cの差し込みに気をつけながらはめ込むだけ。他のモデルの場合は一部クッションを取り外したりする必要があるらしいですが、本モデルでは特に何もせずに装着が可能でした。

よくよく考えるとこの構造でガッチリ固定するとなると金属シェルじゃないと画面フレーム部分が細すぎて絶対割れちゃいますよね。

背面ボタン・LED設定

背面ボタン設定はMボタン+背面ボタンでLEDが点灯するので任意のボタンを押し、再度背面ボタンを押すことで設定完了。マクロも可能です。

LEDはMボタン+方向キー上下で色変更、Mボタン+左アナログスティック上下で明るさ変更が可能。

タブレット側に設定が保存されるのではなく、コントローラー本体に保存されます。

専用アプリもあり

下载极致操控APP

使うにはLenovoアカウントの登録も必要ですが、専用アプリも用意されていて、いわゆるゲームランチャー的なものも使えます。ホームボタンでアプリが起動するようになります。

他にもマクロ設定やスティック設定、ファームウェアアップデートにも対応しています。

尚、GameSirアプリにも対応しています。

日本語化は一応可能、PlayStoreはインストール可能

さて、タブレット本体の紹介に戻ります。ZUX OSでは英語と中国語しか使うことができませんが、なんややれば回避して日本語にすることが可能です。

アプデなどで変わってしまう可能性もあるため詳しくは説明しませんが、完全に日本語化できるわけではなく、中華フォントでなんとなく大体日本語になるような感じで、行うにはPCとそれなりの設定が必須です。割とスッとできましたが、慣れていない方は結構苦戦するかもしれません。

PlayStoreはデフォルトでは搭載されていませんが、Lenovoストア?経由でインストール可能です。

指紋認証非対応・顔認証対応

顔認証には対応しています。指紋認証には対応していませんが、指紋センサーが搭載された8インチAndroidタブはRedmagic Astraくらいしか無い気がします。

Widevine L1 & Netflix対応

本機はWidevine L1、Netflixやプライムビデオの高画質再生に対応しています。

ベンチマーク

本機のAnTuTuベンチマークは

総合スコア 3,105,626
CPU 912,546
GPU 1,166,989

総合スコアが約310万、CPUが91万、GPU116万でした。300万?本当に?あまりにも強すぎる。なんで同じチップのAstraより強いんだ?

バッテリー持ち

バッテリーの持続時間は動画視聴1時間で13%減少。7,600mAh の大容量バッテリーを搭載してはいますが、特段長持ちといった感じではなさそうです。

さらに充電速度も68W充電対応なのですぐにマックスになり、本当に快適。

充電分離(バイパス充電)も可能なので、バッテリーを気にせず遊ぶこともできます。

ちなみにコントローラーは装着したまま放置しているとコントローラー側の電源が切れるので、バッテリードレインされません。

OS・動作感

もちろん最新チップセットなのでキビキビ、引っかかりやラグを感じることは無く、リフレッシュレートは165Hz対応。ぬるんぬるんです。

DisplayPort Alt Modeにも対応しているので、テレビやモニターに有線接続して出力することも可能です。

ゲーム

試しに、というかずっとこれで鳴潮を遊んでいるのですが、最高画質設定の60FPS設定にしてもヌルヌル。大画面で快適なコントローラーで、もう完全に鳴潮専用機です。

たまにゼンゼロも開いたりしています。

コントローラー側のスピーカー開口のお陰でフロントスピーカーっぽい聞こえ方もしますし、ゲーム体験としてかなりリッチで良いです。画面左側からスワイプするとメニューのようなものが開き、消費電力や通知などの設定ができます。

設定したらもっと安定するのかと思いきや、ずっとバランスモードで遊んでいても特にフレーム落ちしたりすることもなく問題ありません。

カメラ

タブレットにおいてカメラはあくまでメモやバーコード読みの用途だとは思っているんですが、本機は潔くシングルカメラで、最低限の機能としてのカメラが備わっていると感じます。

感想

ぬるぬるキビキビな8インチ、特段感動したのはそのディスプレイ解像度の高さと品質の高さ。完全に中華ROMなのでそこのハードルはありますが、逆に楽しめる人にとっては楽しいかも。

何よりこの専用コントローラー。これまでも一体感のある有線コントローラーで、タブレットやスマホをゲーム機風に使えたりしていましたが、この圧倒的一体感は他にありませんし、質感や使い心地もかなり良いので、こんなにデカくて重いのに、ついつい触りたくなってしまう魅力があります。

国内販売されているLenovo Legion Tab (8.8″, 3)にも使えるので、コントローラーは輸入してこちらで使うって手段もありかなと。

https://amzn.to/3IXYYnE
ヨシダ

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