モバイルモニターって、なんぼあってもいいですよね。
今回紹介するのはなんと18インチ、2.5K、144Hz、そしてタッチパネル搭載で、タッチ操作のほかタッチペンでの操作も可能な、モバイルモニターとしては非常にリッチ仕様なモデル。
作りとしてもかなりクオリティが高く、ベゼルレスでフラットなディスプレイ、そして一体型のディスプレイスタンドの作りと端子部分の使い勝手がかなり良くて、色々触ってきましたが圧倒的に気に入っています。
販売ストア
商品提供:EHOMEWEI
Amazonにて取り扱われていて、定価は約62000円、セールやクーポンなどで46000円程度で販売されています。
動画版
スペック&主な特徴
EHOMEWEI RQG-180PWとは
EHOMEWEI(イーホームウェイ)はモバイルモニターを専門に出しているブランドで、本製品は18インチのかなり大きめなモバイルモニター。解像度は2560×1600のWQXGAでリフレッシュレート144HzのIPS、アスペクト比は16:10で若干縦に長い。明るさが400nits、色域が100% DCI-P3、
最薄部が6mmとかなり薄めで、重量1340グラム。
柔軟に角度調整可能な金属製のスタンドが搭載されているので、専用のスタンドは不要、モニターアームが付けれるVESA規格の穴はありません。
そしてタッチパネル搭載なので指のタッチ操作のほか、付属のタッチペンで使用することも可能です。
開封&内容物
では早速開封していきます。
箱はこちら。かなり大きくて内容物一覧を並べることができないので、開封しながら紹介します。
まず出てきたのが専用のケース。こちらはいわゆるノートPC用ケースのような作りで、クッションが入っていて、内部がマイクロファイバーっぽい素材になっています。
あとは説明書とクイックガイドのような紙。
ディスプレイ保護フィルムも付属していました。付属していたのは二種類で、グレアとノングレア。本製品はデフォルトの状態では光沢のディスプレイなので、いわゆるよくモニターで採用されている反射防止の見え方にすることができます。
しかしこれがかなり大変すぎて泣きそうになりました。というのもそもそも18インチの大画面で、綺麗な位置に貼るのは難しいし、大きい分埃が入りやすく、位置調整して位置調整して位置調整して埃を取って、また埃を取って、埃を取って・・・と神経を使いまくり、非常に時間がかかりました。さ、最初から貼っておいてくれ・・・
まずアクセサリーと書かれた箱に入っていたのは電源タップ、専用のタッチペン、専用タッチペン用の替え芯とクリップ?、クリーナー、USB-C to USB-Aケーブル、USB-C to USB-Cケーブル。こちらに入っているのはあくまで給電用のケーブルのようです。
HDMIケーブルの箱に入っていたのはHDMI to MiniHDMIケーブル、Type-Cケーブルの箱に入っていたのはUSB-C to USB-Cケーブル。こちらのケーブルで映像出力ができます。もちろん出力側が対応している必要がありますが・・・。
本体外観
デフォルトの状態がこの光沢感、ピッカピカです。
18インチはモバイルモニターとしてはめちゃくちゃでかいです。がPC用のモニターはだいたい20インチ以上だと思うので、それらよりも小さく、ノートPCの画面サイズは大体15インチくらいだと思うので、それらよりも大きい。絶妙なサイズです。
流石に携帯性が高いとは言えないので、持ち運びも可能な、場所を問わず使えるモニターのような使い方が想定されていそうですね。
全パーツ金属製なので非常に高級感があり、質感は良いです。デザインもすごい良いなと思っていて、余計な凹凸や下に向かって大きくなっているような形状ではなく、平たい板にスタンドが張り付いているような見え方。かっこいいです。
そしてスタンド自体も金属のバンパーが付いているようなデザインではなく、板のような形状。これがデザインと機能性を伴っていて本当に良いんです。
自由に角度を設定できる仕様で、板形状なので安定感もかなり大きめです。
最大開き角度はこのくらいまでで、大きく開いくいわゆる液タブのような立て方はできませんが、あくまでモニターで使う用途を想定すると十分ではあると感じます。
みてもらえればわかるようにスタンド部分に端子が仕込まれています。
USB-Cが二つ、MiniHDMI端子が一つ。モバイルモニターとしては標準的な仕様です。
そして一番外側にスピーカーも搭載されています
反対側には上下ボタン、決定ボタン、イヤホンジャック、スピーカーが搭載されています。
画面・スピーカー
画面
やはり18インチは大画面で良いです。画質もいわゆるFHDではなく、4Kでもなく2.5Kなのでサイズに対しても画質が高めで、PCで使う場合、より多い情報量を表示できます。
あとアスペクト比が16:10なので、16:9の映像やゲームを楽しむのにも、PCとして使う場合は若干縦に広くて使いやすいです。
フレームの外まで完全にフラットで、ディスプレイ部分が窪んでいないので見え方として高級感があり、誇りもたまらず、強くおして滲んだりすることもないので安心感があります。
文句なしのクオリティ、美しい見え方ではありますが気になる点はちょっとあり、一つが明るさ。400nitsで数値的には十分ありますが若干暗く感じます。
もう一つがアンチグレアフィルムのせいかかなり白め。ペーパーライクフィルムくらいの白っぽさがあるので、綺麗な映像を楽しみたい場合には普通にグレアフィルムもしくは貼らないで使う方がいいかもしれません。が、モバイルモニターという、よく動かして使うものの性質上やはり指紋や反射が気になってしまうのでどっちもどっちといった印象です。暗く感じるのももしかしてフィルムのせいか・・・?
スピーカー
モバイルモニターのスピーカーの音質は大体良くないです。あくまで付いているだけのような音質ですが、本製品ではまぁまぁ聴けるくらいの音質のものが採用されていると感じます。
流石に映画鑑賞には勿体無いと感じますが、Youtubeなど軽く流しておく分くらいには十分だと感じます。
使用感
DP Alt(Thunderbolt3規格)に対応したデバイスであればケーブル一本で出力可能です。が、電力不足で表示できない場合もありそうなので、別途電源があった方が心強いかな、という感じです。
iPhoneやAndroid、SteamDeck、PCなどさまざまなハードで使っていますが問題なく使えています。
ちなみに明るさやボリュームは記憶されませんが、電力供給がしっかりできる場合は自動で最大になり、足りない場合は小さめになったりします。なのでケーブル一本でPCなどと接続しても明るくできない場合も別途電源を供給しましょう。
本当にこのスタンド部分の仕様が非常によくて、いわゆるディスプレイ側面に接続するタイプではないのでケーブルが見えてこないのがスマートで美しく、スペースの節約にもなります。
そして裏側には窪みがあるので、装着した状態でフラットにできます。よく考えられた作りだと思います。むしろディスプレイの画質やサイズを除いても、これだけで相当評価できます。
あとモニターに電源供給していると、接続した端末にも充電されるのが良い仕様だなと思います。
タッチパネル・タッチペン
専用タッチペンはいわゆる某ペンシル風のデザインで、USB-Cでの充電が必要。ボタンも搭載されていて、ペアリングなどは不要、違和感なく使うことができます。
感触はペン先にフェルトのようなものが付いていて、感触としてはちょっと独特。筆圧4096段階検知ではありますが、あくまでペンで書けるくらいに思っておいた方が良さそうです。絵を描きたいのであれば普通に液タブを買った方がいいと思います。
ちなみにmacでの使用は不可とのこと。
感想
正直持ち運ぶ気にはなりにくいサイズ感と重量ではありますが、ディスプレイもいわゆるディスプレイよりも頑丈そうですし、専用ケースも付属していて、持ち運ぶ用途もしっかり意識した作りが良いなと思います。
かなり大きめなSwitchのテーブルモードとして使ってもいいし、ノートPCの画面拡張にしたり、MiniPCでかなりミニマルなデスクトップ環境にしても良いですし、タッチパネルが搭載されているので据え置きタブレットのように使っても良さそうです。
気に入ってる点としてはとにかくベゼル周りのデザインとスタンドに仕込まれたコネクター。こうだったら良いのにな、を実現してくれていました。
特別安くはない価格帯ではありますが、数あるモバイルモニターの中から選ぶならこの仕様が良いと思います。