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タブレット

【レビュー】このデザインってもしかしてさぁ・・・『Bigme B7』

タブレット

Kindleを買って以来、E Inkディスプレイっていいなぁって思ってるんですよね。

中でも憧れがありつつ、後継機が出ていないので手を出せないKindle Oasisってモデルがあるんですが、本機はそれの意思を継いだようなAndroidタブレット。

物理ボタンは踏襲され、ペンにも対応、そしてカラーE Inkなのでカラー表示に対応した、コンパクトなモデルです。使いながら色々と試していきます。

販売ストア

・Amazon

Amazon.co.jp: Bigme B7 電子ブックリーダー 携帯電話 スマートフォン本体 8+128GB : パソコン・周辺機器
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・公式HP

Bigme ePaper Smartphone Hibreak Pro with Android 14 OS-Black and White
Unleash the Pinnacle of Performance with Hibreak Pro The Hibreak Pro redefines performance with its cutting-edge configu...

価格はレビュー作成時点、Amazonで44,289円。

動画版

スペック&主な特徴

Bigme B7とは

Bigme B7は、7インチのカラー電子ペーパーを搭載したAndroidタブレットで、読書・ノート・アプリ利用を1台で完結できる多機能型の電子ペーパー端末です。電子書籍リーダーとしての視認性と、Androidタブレットとしての自由度を兼ね備えている点が最大の特徴です。

7インチのKaleido 3ディスプレイは、

従来のカラーE Inkに比べて色鮮やかで、文書だけでなく雑誌・漫画・資料表示にも適しています。フロントライトも搭載し、昼夜を問わず快適な読書体験が可能。

プロセッサは8コアMediaTek(最大2.4GHz)を採用し、8GB RAMと128GBストレージを内蔵。さらにmicroSDで最大1TBまで拡張可能です。Android 14ベースのOSを搭載し、Google Playにも対応しているため、通常のAndroidアプリをインストールして利用できます。

通信面ではWi-FiやBluetooth 5.1に加え、4G LTEによる通話機能まで備えている点がユニークです。電子ペーパー端末でありながら、スマートフォン的な使い方も可能となっています。カメラも搭載しており、OCRを用いたスキャニング用途にも対応します。

バッテリーは3,000mAhで、電子ペーパーの低消費電力特性と組み合わせることで長時間駆動に対応。

本体サイズは156.6×138.6×5.8mm、重量は約215g。7インチ端末としては軽量でスリムな設計です。防水機能は備えていません。

開封&内容物

では早速開封していきます。今回はレビューサンプルとなり、製品版とは仕様が異なる可能性がありますのでご了承ください。

箱はこちら。白を基調としたシンプルなデザインです。

内容物はこちら。USB Type-C、説明書類、ペン、替え芯、ケース、本体です。

本体外観

ファーストインプレッション

最初手に取った印象としては、かなり好印象です。5.8mmと、タブレットやスマホとしてもかなり薄めな厚み、そしてカメラ部分の出っ張りもない、完全にフラットな板のようなデザイン。金属シェルなどではないですが、この価格にしては高級感もそこそこあります。

こういうの、こういうのが欲しかったんだよをやってくれて本当に感謝。重量も軽く、片手で持てるくらいなのでこりゃいいな・・・と久しぶりにテンションが上がりました。

付属のケースも結構良くて、本体とはiPadのようにマグネットでの着脱が可能な板のようなデザイン、そして付属のペンまでホールドできるような作りになっていて、持ち運びも抜群に良いです。満たされるぜ・・・正直同社スマホタイプのHibreak Proよりもテンション上がりました。

インターフェイス

背面は右上あにカメラ・フラッシュとあり、中央下部にBigmeのロゴがあります。

背面の素材はプラスチック?ガラス?わかりません。

横持ちを基準に上下左右を見ていきます。

上側面には電源ボタン、マイク。
下側面にはマイクとSIM・MicroSDスロット。

左側面にはスピーカー、USB-C。

USB-Cのサイズ見てください。薄いですよね。

他モデルとの比較

サイズ感もめちゃくちゃ良くて、コレはiPhone15Proなんですけど、縦幅はそこまで大きく違いありません。つまり大きめのスマホを横に伸ばしたようなサイズ感で、非常にコンパクト。7インチでありながらアスペクト比も本に最適なバランスなので、使用感としても独特。

そして何やかんやあって、Kindle Oasisも結局買っちゃいました。比較したくてつい。とりあえずOasisは持つ部分が膨らんだ重量バランスを考えられた設計なのに対して、B7はとにかくフラット。あとベゼルも小さくなっていて、似たデザインのモデルだと思っていましたが、結構差異はありますね。

画面・スピーカー

画面

ディスプレイは本当に独特で、7インチのKaleido 3ディスプレイ。そもそもE Inkのディスプレイって独特で、誇張表現抜きで紙を見ている様な感覚で、外でも見やすく、フロントライトなので目に優しいように感じます。

あとデフォルトで反射防止仕様となっていて、これもかなり見え方に与える影響として大きいかなと思います。何か貼られている様にも見えるので、フィルムが貼ってあるのかもしれません。

さらに本機はカラーE Inkといった、カラー表示が可能なディスプレイになっているので、雑誌などを読んだりするのにも悪くないでしょう。

しかし、というかコレに関しては別端末でも言われているのでカラーE Ink共通の課題だとは思うのですが、画面に滲みのようなものが全体的にあり、気になるんですよね。ディスプレイに反射防止フィルムを貼るとたまにかなり滲む感じに見えるじゃないですか、あれのもうちょっと強いような感じがあります。

なので、単純にカラーじゃなくて良いのであればカラーじゃないほうがディスプレイ自体は綺麗なのかな、と思います。あと文字や解像度的な見え方としてはモノクロKindleの方が圧倒的に綺麗です。ここは課題だなと感じました。

スピーカー

スピーカーは左側面に一つあり、まぁそこそこ、悪くはないです。

動画視聴は明らかに想定はしていないと思うので、この点は割愛します。

イヤホンジャックは無いですが、Bluetoothの対応コーデックは以下です、

・LDAC
・AAC
・SBC

使用感

持ち手がOasisと逆想定

重量は本体のみ218グラムで軽いですが、スマホよりは重いので片手で長時間使っていた際には疲れそうです。疲労感だけでいうと、持ち手がしっかり確保されたKindle Oasisの方が重量バランス的にも良さそうです。

しかし気になるというか、電源ボタンなどの位置を考慮するに、持ち手が逆想定なんですよね。Oasisでは右想定、B7では左想定で、別に逆さにしてしまえば良いんですが、個人的にはなんとなく電子書籍は左手で持ちたいなって気持ちがあるので、コレに関してはB7の方が合うなという感じがしました。

おそらくですが、左手で持って右でペンを使用する想定でしょうね。

あとなんか気になる点はUSB -Cの位置が持ち手側にある点ですね。別に充電しながら使うことはないと思うので問題はないのですが。ちなみにOasisの充電はMicroUSBです。

指紋認証・顔認証なし

指紋認証、顔認証には対応していません。インカメラもありませんしね。

外で使う場合にはちょっとだけ面倒だと思うので、その点は注意です。

ベンチマーク

本機のAnTuTuベンチマークは落ちてしまったので測れなかったんですが、MediaTek Helio P35として認識されるよう。となってくるとAnTuTuは総合10万点くらいとのこと。

バッテリー持ち

E Inkなのでバッテリーはめちゃくちゃとても長持ち。容量の問題ではなく、E inkの仕様上とにかく消費電力が少ない・・・のですが、他のE Ink端末よりは持たないな、とは感じます。余裕で一日持ちますが、スリープ時の消費電力が大きめな感じ。

バックグラウンドであまり動かなくするなどの工夫が必要です。

OS・動作感

やはり動作感としては快適とは言えません。キビキビとした動作はなく、どうしてもE Inkの仕様上、残像感があるような感じで、一応スマホ的な操作、ブラウジングなどはできるものの、もたつく感じがあるので、割り切って使った方が良さそうです。

ただストレージは128GBと、電子書籍リーダーとしては潤沢なので、漫画を大量に詰め込んだりしてみるのは良さそうですね。もちろんプレイストアも入っているので、大体のアプリはインストールできます。

OS的にはE inkでなるべく使いやすいように、シンプルな線画のホーム画面だったりキーボードだったり工夫されていますが、あくまで標準的なAndroidなので、もうちょっと何か工夫できるんじゃないかなって思ったりします。

やはり便利な物理ボタン

画面側左にあるのはボリュームボタン。Kindleではボリュームボタンをページをめくる機能に割り当てられるので、本当にOasisみたいに使うことができます。これがやはり便利、画面を触らずに握ったまま使えるってのは快適です。

他にも特徴的な機能で言うと、アプリによって表示のさせ方をカスタマイズできます。特にカスタマイズしなくても見れれば何の問題もないのですが、場合によってはこう、文字だけ浮かび上がらせたいとかそういった使い方をしたい場合に多少調整できるって感じですね。

カメラ

タブレットにおいてカメラは正直いらないまであると思っている上、本機はさらにE Inkといった特殊な用途のデバイスなので、本当にいる?って感じなのですが、文書を読み込んだり、バーコードを読み込んだりする用途のようです。あくまで最低限の機能としてのカメラ。

スタイラスペン

スタイラスペンを使った作業ってほぼほぼすることがないのであまり適切な評価はできませんが、あくまでお絵描き用のペンといったことではなく、メモ的な用途のもの。E Inkに書き込む独特な楽しさは確かにありますが、遅延はあるので最適かと言われるとわかりません。マグネット充電にも対応していて、軽くて、本体にくっつけておくことも出来るので便利は便利です。

感想

正直使い勝手的にはかなりクセのある端末で、先にスマホ形状でよりハイスペックなHibreak Proを触ってしまったため、スペックの低さというか、よりモッサリしている感じが気になってしまいます。本当にモッサリしているので、それをわかった上で購入しないとかなりガッカリすると思うので、ここは強めに言っておきたいです。

しかし、本体形状・サイズ感に関してはかなりドツボで、所有欲も満たされますし、久しぶりにかなりテンションが上がりましたね。薄くて鞄にも忍ばせやすいですし、文庫本っぽいサイズ感なので読書のモチベがかなりしっかりと上がります。Oasisも新しいモデル出てませんしね。こう言っちゃあれですけど、それに尽きます。

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