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【レビュー】変なイヤホン『ACEFAST ACEFIT NEO』

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耳を塞がないオープンイヤー型のイヤホンって良いですよね。いわゆる作業や仕事中に、まわりの音や声が聞こえる環境で音楽やラジオを楽しめる、そして耳をガッツリ塞ぎ続ける不快感がないという点で、私も結構重宝しています。

よく使っているのはイヤーカフ型なんですけど、今回Acefastさんが新しいタイプのオープンイヤー型のイヤホンの提供を頂いたので、試しながらレビューしていきます。

また私はそこまでオーディオに詳しいわけではないので、温かい目で見ていただけると幸いです。

販売ストア

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金額はクーポン利用で約1万円程度。9/2〜9/8で20%オフとのこと。

動画版

スペック&主な特徴

Acefast Acefit Neoとは

Acefast Acefit NeoはAcefast社によるオープンイヤー型のBluetoothイヤホンで、よく見るイヤーカフ型や耳掛け型、骨伝導とも異なります。これが何より最大の特徴。

シリコン製のイヤーフックを耳の形状に合わせるような形式で、結構特殊な形状と装着感で、実際届いて装着してみるまでどんな雰囲気かわかりませんでした。似たような他社製品で言うと、また違いますがSonyのLinkBudsに近いような感じでしょうか。使ったことはないので想像です。

本体仕様としては、イヤホン自体は8グラムと軽量、最大8.5時間使用可能、そして充電ケースを使えば最大30時間、ケースはワイヤレス充電での充電も可能です。Bluetoothは5.3、コーデックはSBC、AAC。イヤホンでの操作はタッチセンサー。

開封&内容物

では早速開封していきます。メーカー提供によるレビューですが、特に何も指定されていないので自由に書かせてもらいます。

箱はこちら。フック付き、がっちりしっかりした硬いパッケージです。背面は多言語で説明が書かれていて、日本語での記載もあります。マグネットで本のような開き方をする箱で、開封体験にもこだわりを感じます。

内容物はこちら。本体、ポーチの中に交換用のイヤーピース、USB-Cケーブル、説明書類です。

説明書も日本語での記載あります。

本体外観

ケースはサラッとしたマットな、卵のような質感。ワイヤレスイヤホンのケースの中では結構大きい部類ですが、質感は悪くなく、重量もイヤホン込で75グラムくらいと軽いので携帯性は良いです。

上下は部分的に滑り止めのようなテクスチャになっていて、Acefastのロゴは彫り込みです。

フタ部分は半透明で、開く部分は若干凹みがあり開けやすくなっています。その下にあるのはインジケーター。

よくよくみてみると取りやすくするためか、斜めに傾いています。

充電用のUSB-C端子は右側にあり、その下には充電ドックボタン?があります。ペアリングリセット用ですね。

蓋をあけるとLRと左右に記載があります。赤でRって書かれると某カードを思い出しますね。

出しました。イヤホン本体もケース同様のデザインとなっていて、白の楕円+クリアシェルの組み合わせになっています。結構珍しいかも。全体的に商品画像よりも透明度が低いですが、まぁこんなもんでしょう。

こちらがイヤホン本体。下にインジケーターがあり、上にマイク。白いトップ面は広めなタッチセンサーとなっています。

こちらが装着部分。カタツムリみたいなフォルムがかなりユニークなイヤーピース。

他には充電用の端子、もう一つ側面にあるのはなんだろうと思って聴きながら塞いでみたら、聴こえ方が変になったのでドライバー用の開口?っぽいですね。

使用感

イヤーピースの仕組み

イヤーピースは3種類のサイズがあり、取り外すとこんな感じになっています。これが・・・イヤホン?

このイヤホンはいわゆるカナル型の構成ではなく、イヤーピースとイヤホン本体が独立しているような感じ。本体に突起があり、そこにくっつけているだけです。

一見大丈夫か?という見た目ではありますが、誤って外れてしまうような不安定さ、グラグラする感じはありません。それよりも耳とのフィット感のほうが大事です。合うイヤーピースを使いましょう。

装着感

装着するとこう。一見すると普通のカナル型イヤホンの亜種みたいな感じに見えますが、全然体感違います。耳の穴、形状にフィットするように装着しているという点では同じなのですが、塞がっていないので装着していないくらいのストレスの無さ。確かにこれは凄いなぁと思いました。

実際音楽を聴きながらでも音量を大きくしすぎなければ普通に会話が聴こえますし、ながら聴き用としては超快適です。装着感としても軽く付けている感じで、取れそうじゃない?大丈夫?って感じなのに頭をガンガン揺らしても全然取れません。なんでこれで固定できるんだ・・・?と感じる不思議な感覚。

ただデフォルトのイヤーピースサイズは真ん中だったんですが、これをしばらく装着していると、耳の内側、ちょうどリング上のところが痛くなってきてダメかも分からん・・・と思っていましたが、小さいサイズのイヤーピースにしたらだいぶマシになりました。これは人によっては合う合わない結構あるかもしれません。

ちなみに、イヤーカフ型のイヤホンを使っている時は痛くなりながら1日中付けていたら慣れて痛くなくなったので、慣れる事もありそうな気がします。これは長期で使ってみないとなんとも判断できませんが・・・。

タッチセンサー

イヤホンでの操作はタッチセンサーとなっていて、タップすることで様々な操作が可能です。

・音量アップ 右をタップ
・音量ダウン 左をタップ
・音楽再生、停止、着信応答、拒否 どちらかを2回タップ
・次の曲 右を3回タップ
・前の曲 左を3回タップ
・音声アシスタント 左耳を2秒間タップ(両耳使用時)
・音声アシスタント どちらかを2秒間タップ(片耳使用時)
・低遅延モード 右耳を2秒間タップ(両耳使用時)

正直ちょっと微妙です。面積が広すぎて、装着したり何なりしているうちにタップして止まったり、音量が上がったりしてしまいます。操作を変更できれば良いんですけど、個人的には物理ボタンの方が好きです。まぁ、物理ボタンついたワイヤレスイヤホンあんま無い気がしますけど・・・。

専用アプリ

ということで、専用アプリをインストールして変更してみます。日本語化はされていて、普通にAppストアからインストール可能でした。

できることは軽い音質変更、オリジナルと人の声、ベースの3種、ジェスチャー操作変更のみです。まだまだ開発中っぽく、機能としては少なめ。ですがジェスチャーをワンタップで再生・停止にできたので個人的には満足です。

音質

一応言っておきますが私は音質に詳しくなく、普段使っているイヤホンはちょっと前まではGoogle Pixel Buds Pro、現在はNothing Ear (a)です。透明でかっこいいので。オープンイヤー型のイヤホンはあまり高くないイヤーカフ型2種類、耳掛け型1種類使ったことがある程度です。

音色はやはりオープンイヤー型なので、低音と高音域が弱い感じで、中音域がメインの聴こえ方です。こればかりはオープンイヤーという仕組み的に仕方がないとは思います。が、所持している安めのイヤホンや、イヤーカフ型のイヤホンよりは確実に良い音質です。

イヤーカフ型よりもやはり耳に近い位置にスピーカー(ドライバー)があるので、より耳を覆うような聴こえ方がします。

普段良いイヤホンを使っている人には物足りない音質だと思いますが、ながら聴きで音楽やラジオ、Youtube視聴などする分には十分にも十分なクオリティだと思います。

あと私が所有しているイヤーカフ型のイヤホンと違うと思うのは、音量の大きさですね。かなり大きく音が出るので・・・というか私が所持しているイヤーカフ型は音量が小さく、周辺の音が大きい場所では聞こえなくなっちゃうんですよね。それが無くて快適です。

音漏れも全然せず、外でも快適に使えそうです。

バッテリー持ち

バッテリー持ちも良く、普通の一般的なワイヤレスイヤホンの中でも持つ方です。これも超ありがたい。

というのも、こういったながら作業向けのイヤホンで大事だと思うのはやはり長時間装着しっぱなしにできることで、例え音楽を流して無くても気にせず付けておいて、音楽や動画鑑賞の際に自動で耳に流れる、というのが理想的だと思うんですよね。実際そういう使い方をしています。

8.5時間と書いてありますが、実際使ってみると付け続けてほとんどの時間をYoutubeで動画を流していたんですが、12時間くらい持ちました。めっちゃ持ちます。

更に例えバッテリーがなくなっても10分で2時間音楽再生できるとのことで、ニーズに沿った仕様にしているなと感じます。ワイヤレス充電もできますが、私の環境ではできるものとできないものとありました。問い合わせてみると、「一般的には大部分のワイヤレス充電器とは互換性がある」との返答でした。規格による相性はあるのかもしれません。

感想

概ね満足感があり、よくできた新鮮なつけ心地のイヤホンだと思いました。音質も十分、バッテリー持ちも良く、ながら作業に最適なオープンイヤーイヤホンだと思います。

オープンイヤーなのにしっかりと音楽を楽しめますが、周りの環境音をもっとしっかりと聞きたい場合にはイヤーカフ型の方が良いかもしれません。トレードオフって感じですね。

しかしやはりフィット感、というか痛いのが気になります。ちなみに私はカナル型イヤホンではあまり痛いと思ったことはなく、インナーイヤー型や耳掛け型では商品によっては痛い、合わないと思ったことがあるので、ちょっと合いにくい耳の形状なのかもしれませんが、こればかりは使ってみないとわからないとは思います。

やはり音質に拘る人向けではないかなとは思いますが、基本的には金額も含め良いバランスだと思います。

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