「なんだこのスマホ」と思わず二度見してしまうスマホを次から次へと出していて、流石にもうガラス張りのスケルトンデザインは定番になりつつあるNothingですが、
今回のNothing Phone (4a) Proはまさかのフルメタルボディに刷新。さらに望遠カメラは最大140倍ズームを搭載し、おサイフケータイも搭載。独特なインターフェイスGlyphマトリックスも搭載していて、個性の武器を揃えたこの一台。
スペック
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 画面サイズ | 6.83インチ |
| 解像度 | 2800 × 1260 |
| バッテリー | 5,080mAh |
| CPU | Qualcomm Snapdragon 7 Gen 4 |
| RAM | 12GB(日本向け) |
| ストレージ | 256GB(日本向け) |
| OS | Nothing OS 4.1(レビュー時) |
| 価格 | 79,800円(日本公式ストア) |
販売ストア
楽天モバイルでも販売されています。
楽天モバイル公式 楽天市場店:Nothing Phone (4a) Pro(端末単体)
動画版
スペック&主な特徴
Nothing Phone (4a) Proとは
Nothing Phone (4a) Proは、Nothing社が手掛けるミッドレンジのスマートフォンで、(4a)シリーズの上位モデルにあたります。
最大の特徴は、137個の個別制御可能なミニLEDで構成されるGlyph Matrixと、アルミニウム製のユニボディデザインを組み合わせた点です。背面のGlyph Matrixは通知・タイマー・バッテリー状態などをセカンダリディスプレイとして表示し、Google CalendarやUberなどサードパーティアプリとの連携にも対応します。IP65の防水防塵仕様を備え、日常使いにも安心です。
ディスプレイは6.83インチ フレキシブルAMOLEDで、解像度2800×1260、リフレッシュレート最大144Hz。ピーク輝度は最大5,000ニトに達し、直射日光下でも高い視認性を確保しています。
カメラはトリプルカメラ構成。50MP Sony製メインセンサー(OIS)、50MPペリスコープ望遠(光学3.5倍・最大140倍ズーム)、8MP超広角の3基を搭載。
プロセッサにはQualcomm Snapdragon 7 Gen 4を採用し、LPDDR5X RAMおよびUFS 3.1ストレージと組み合わせることで、スムーズなマルチタスクとAI処理を実現します。海外ではメモリ8GBまたは12GB、ストレージ128GBまたは256GBの構成があり、日本向けは12GB+256GBです。Android 16ベースのNothing OS 4.1が搭載されます。
バッテリーは5,080mAhで、50Wの有線急速充電に対応。5G・NFC・デュアルSIM+eSIMをサポートします。おサイフケータイにも対応。
カラーはブラック、シルバー、ピンクの3色展開。日本での販売価格は256GBモデルのみで7万9800円。
開封&内容物
では早速開封していきます。今回レビューサンプルとしてお借りしたのはブラック。
ちなみにPhone (4a)モデルもお借りしたので、本レビューでは合わせて軽く紹介します。

箱はこちら。
ベリベリと剥がす箱ですが、貸出品なのでもう既に開封済みです。

内容物はこちら。専用ケース、USB Type-Cケーブル、SIMピン、説明書、本体です。ケーブルやSIMピンは毎度お馴染みのデザインで、Nothingと印字がされています。
本体外観
ファーストインプレッション

今回も割と賛否があるデザインですが、個人的にはめちゃくちゃユニークで楽しいなって思いました。これまでの全面ガラスデザインとはうって変わって全面メタル、そしてカメラ部分のみがガラスとなっている、そう来たかと感じさせる構成。
厚みも小さくなり、手触りも一新されて新鮮です。ただのLEDライトではないGlyph Matrixによるインターフェイスもかっこいいですし、背面の楽しさも継続されています。

個人的には基本的にスマホは裸で使うので、厚みや素材感の変化は印象的でした。
インターフェイス

背面カメラは左上が望遠、右にフラッシュ、左下が広角、右に超広角。
ちなみに背面左下にある謎の丸は特に理由はなく、ただの装飾だそうです。

右側面には音量ボタン、電源ボタン
左側面にはEssential Keyがあります。Essential KeyはNothing共通の、メモとかを使えるEssential Spaceのためのボタンです。

上側面にはマイク、下側面にはSIMスロット、マイク、USB-C、スピーカー。
Nothing Phone (4a)と比べる

Nothing Phone (4a)と並べてみたのがこちら。4aの方はむしろこれまで通りの背面スケルトン、Nothingらしいデザインといった感じです。確かにパーツパーツに金属が使われていて、よりラグジュアリーになった印象はありますが側面はプラスチックだったりと、比較すると廉価モデルらしい仕上がりではあります。色はめちゃくちゃ可愛いですね。
画面・スピーカー
画面

ディスプレイは6.83インチ。上下左右均一幅で薄めで十分に感じます。
明るさも大きく、明るい日中の屋外でも問題なくディスプレイを見れます。解像度も高く、標準的な仕様に感じます。リフレッシュレートは最大144Hzで、表示もヌルヌル。

インカメラはパンチホールで、通話用スピーカーの開口は全く目立ちません。逆に言うと標準的すぎて特に新鮮な点は無いので物足りないというのはあります。なんかもっと新しい仕様にしてほしいと個人的には思いますが、背面で遊ぶくらいがいい塩梅なのかな。
スピーカー
スピーカーは下部と上部スピーカー口にあり、広がりがあるように聴こえます。
音質も普通に良いと感じます。バランスよく聞こえ、動画視聴には十分、ゲームをしたりする分にも全く問題なく感じます。iPhoneと比べると流石に劣って聞こえますが、物足りないことも無いです。iPhoneが異常です。
イヤホンジャックは無く、Bluetoothの対応コーデックは、
・LHDC V5
・LHDC V3
・LDAC
・aptX Adaptive
・aptX HD
・aptX
・AAC
・SBC
と対応しています。潤沢です。
使用感
重量感は重め
重量は実測値で211gで、重めに感じます。角張ったフォルムや厚みなどにより、多少の持ちにくさは感じますが、まぁハイエンドだいたいこんな感じなのでは、といった印象です。そもそも大体の人はケースを付けますしね。
前のモデルまではEssentialボタンと電源ボタンを間違えることがありましたが、今回は左右で別れたのでどっちかわからなくなることは無くなりました。
画面内指紋認証

指紋認証は電源ボタンではなく画面内指紋認証。タッチパネルに指を触れて認証されるもので、顔認証にも対応しています。ちなみに認証速度は指紋も顔も爆速です。ノーストレス。
常時表示にも対応していて、時計だけ表示しておくことも可能です。画面タップすると表示する機能があり、他にもロック画面を変えれたり、色々できます。私はあまり弄りませんが、独特なNothingらしいNdotフォントが好きなので、設定→特別機能→テスト機能からNdot日本語をオンにしています。
ベンチマーク
この端末のチップセットはSnapdragon 7 Gen 4で、
AnTuTuベンチマークを測ってみると、総合が約136万、CPUが46万、GPUが31万となりました。
ベンチマークの数字的には普通にちょっと前のハイエンド。
動作感としても基本的に何でもいける感じで、ゲームを遊ぶにも十分な性能だと感じます。
OS・動作感
普段使いではキビキビ、引っかかりやラグを感じることは無く、リフレッシュレートは最大144Hz対応。せっかくヌルヌル感を味わえるので120で使っていますが、ダイナミック(可変)も選択可能です。
Nothing OSというOSが搭載されていて、勿論プレイストア対応、通常のAndroid端末として使えますし、オリジナルホームランチャーをはじめとした独自の機能が色々入っているのが特徴ですね。
GLYPHインターフェース

さて目玉機能の背面ディスプレイ。正直に言うと、本当に意味が無いインターフェイスなのですが、なんだか楽しいんですよね。地味に色々な機能があるので背面LEDよりも付加価値は大きめで、別のガジェットが裏面に張り付いているような感覚があります。
眺めたくなる背面といった意味では、その価値を底上げしているような機能だなと感じます。
これって前に(3)で搭載されていたものでは、と思うかもしれませんが、実態としては異なり、印象は(3)の簡易版といった感じでしょうか。
タッチセンサーのようになっていて、ゲームを遊べるとかはなく、あくまで時間を表示したり、音量を教えてくれたりタイマーを砂時計のように表示したり、通知をグラフィカルに教えてくれたりする程度。
なので(3)のようなものだと期待していたら注意ですね。

横にあるEssentialボタンを2回押すと、Essential Spaceというアプリが立ち上がります。
こちらはいわゆるメモ帳のようなアプリで、ボタンワンクリックでスクショ&メモを追加、長押しでボイスメモが立ち上がり、自動的にSpaceに保存されます。そしてボイスメモは自動で文字起こしされたり、撮ったスクショのメモを簡単に確認できるよう検索機能があります。
カメラ

カメラは正直Nothingスマホはまぁ十分くらいの性能かなと思って油断していましたが、普通に良くて驚きました。パキッとした解像度で撮れて、今回は特に望遠が綺麗で驚きました。頑張っていますね。


カメラアプリ自体の起動速度なども早くてシャッターを切る速度も早くて撮影体験に不満はありません。
ズームの切り替え機能とか、フィルター機能の変更などはかなりしやすく、ソフト面のデザインは割と良いと感じます。これは毎度おなじみですが、シャッター音が独自で大きめに感じてしまう点が少しマイナスに感じます。
感想
おサイフケータイあり、性能もしっかり、カメラもしっかりで普段使いの用途としてはバッチリ、その上でOSの独自機能が豊富になっていて、背面のデザインとGLYPHで、物理・ソフト両面での独自性をふんだんにしてるようなスマホです。
あと正直ここまで個性のある端末でありながら8万円程度で買えるのは、かなり安いと感じます。下手にハイエンドスマホを買うよりも満足感がかなり大きそう。
背面デザインをガラッと変えてきたのはかなり良い印象です。が、個人的にはもっともっと攻めてもらっていいよという印象。腰抜かすような展開を期待しています。