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エミュレータ機

【レビュー】とても奇妙な『MagicX One 35』

エミュレータ機

縦長画面のゲーム機など、様子がおかしいモデルを色々出したりしているMagicXさんなんですが、今回のもだいぶおかしい。

このモデルはいつも通りAndroidを搭載したゲーム機なのですが、なんだかボタン配置がおかしい、というか左右両方に十字キーがあります。

勘の良い方はもうお気づきかもしれませんが、なんと縦向きで使ってもしっかりと操作できるように作られた、唯一無二のフォーム。

正直それだけでもだいぶウケるんですが、しかもショルダーボタンも謎の位置についていて、色々と面白すぎるモデルです。それでいてスペックの割に割安で、なんかこれすごいです。すごい。

販売ストア

MagicX One 35
Magicx

価格は公式ストアにて通常価格が95ドル+送料15ドル、1ドル150円のレートで大体1.5万円くらいですね。

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動画版

スペック&主な特徴

MagicX One 35とは

MagicX One 35は、MagicXが展開するAndroid携帯ゲーム機で、縦持ち運用も強く意識したデザインが特徴です。操作系に「TATE-mode shoulders」と「Dual D-pads(デュアルDパッド)」を備え、縦シューや縦配置のゲーム/UIを遊びやすくする方向性が明確なモデルになっています。

ディスプレイは3.5インチIPSで、解像度は960×640。マルチタッチ対応で、最大輝度は500nitsとされています。

SoCにはMediaTek Helio G85を採用し、RAMは4GB。ストレージは64GBで、microSDカードは最大512GBまで対応と記載されています。

操作系は3Dホールスティックに加え、TATE-modeショルダーボタン、デュアルDパッド、振動モーターを搭載。縦横どちらの持ち方でも操作を成立させるための構成が売りです。

バッテリーは4300mAhのリチウムポリマーで、目安の連続使用時間は5〜7時間。

接続面ではWi-Fi 5とBluetooth 5.0に対応。OSはAndroid 12で、Play Store対応とDawn Launcher導入済みが明記されています。

カラーはブラック・ブルー・グレーの3色。

開封&内容物

では開封していきます。

箱はこちら。製品がプリントされたハードケースで、オシャレで上品な色使いのデザインです。期待値がかなり上ります。

内容物はこちら。本体、USB-Cケーブル、保護ガラスフィルム、説明書。保護フィルムが付属なのはいいですね。

本体外観

ファーストインプレッション

今回はブラックを購入しました。ボタンも含め統一されたオールブラックで、グリップやショルダーボタンの出っ張りなど無く完全にフラットな、四角いシンプルなフォルムでクールです。

最初に手に取った印象は、なんか標準的なハンドヘルドに比べて大分厚いな?となり、触り触ってみると上下に謎の凹み、というかボタンが配置されています。

どうやら縦持ちした際に使うショルダーボタンのようで、想定外だったのでちょっとウケました。個人的にはもうちょっと薄く作って欲しかったんですが、グリップ感の担保とショルダーボタンのための厚みなのかな?とも思います。

シェル質感は素地のプラスチックでちょっとチープ、シェルの噛み合いなどはよく、精度は高いと感じるものの、全体的にチープだと感じます。ボタンの遊びは大きめでシャカシャカ、背面側は若干の空洞感があります。

価格も高くないので値段なりな気もしますが、もう一声グレードが上がってほしいような印象です。

ボタンレイアウト・インターフェイス

ボタンレイアウトは
右側にニンテンドー配置のABXYボタン、スタートセレクトボタン、方向ボタン、
左側に戻る兼ホームボタン、方向ボタン、アナログスティック

アナログスティックは左のみの配置になっていますが、まぁ特化的なハードなので左のみで十分でしょう。

むしろ右側の十字キーにも普通に割り当てられるので、左右スティック必要なゲームも遊べるっちゃ遊べる感じに使えそうです。

背面には開口があり、ロゴがあります。ファンがあるわけではないので、熱がこもらないようにするための工夫でしょうか。

あと四隅がザラッとしたテクスチャになっていて、どうやら滑り止めになっているようですね。

上側面には左からL1/L2、Rボタン、充電用USB-C、R1/R2

下側面にはスピーカーが左右にあり、イヤホンジャック、Lボタン、電源ボタンとあります。

左側面にボリュームボタン、右側面にMicroSDスロット。

コントローラー部分の厚みを実際に測ってみると約19mm。

他ハードとの比較

では同じく3.5インチのANBERNIC RG35XX Hと並べてみました。サイズ感はだいたい同じですが、やはり厚みの違いが大きいです。あとディスプレイのアスペクト比も違いますね。

Retroid Pocket Miniと比べるとグリップがない分、小さく感じます。

操作感

重量はガラスフィルム込みで200グラム。グリップは無いものの厚みがあるのでしっかり持てて、むしろ軽いと感じます。

背面の滑り止めは正直効いているのか効いていないのかという感じではありますが、手触りは良好です。

ABXYボタンはツルッとしてわずかに膨らみがあるボタンで、遊びがありかちゃかちゃとします。感触は柔らかめのラバーの押し心地、反発力は良く、良い感触です。

スタートセレクト、ホームバックボタンはカチカチとしたタクトスイッチです。鳴りは小さめで、チープさを感じません。サイズや硬さはちょうど良く押しやすいと感じます。

十字キーは標準的でフラットな形状、ボタン同様ラバーの押し心地。シーソーも可能で、しっかりと押した感触があり、入力も良好に感じます。

アナログスティックは中央凹みの最近のハンドヘルドで流行のもので、倒れ角度は大きめ。ホールセンサーなので耐久性的にも期待できます。

ショルダーボタンは横並びでL1L2どちらもカチカチと音がするタクトスイッチ。静音性は普通。横並びで段差はついていませんが、押し分けるのに難は無いと思います。

あと形状が独特で、指にフィットする凹みがあるボタンになっています。良いですねこれ。

縦使用時のショルダーボタンは凹んでいてスッポリと指がハマる形状。

しかしかなり指は窮屈で、頻繁に使用するゲームであると結構しんどいです。その一方で、変な位置にあったり、出っ張ったりしていない点においては評価できます。

画面・スピーカー

画面

本モデルでの特徴の一つはディスプレイ。画面サイズは3.5インチの3:2比率はかなり独特で、縦長かつ小さめです。

解像度に関しても960×640と、妙に高いです。嬉しい解像度ですね。

ベゼルは小さくはないですが、特段大きくもなく、標準的に感じます。

輝度は比較的明るく表示できるので満足です。画面の明るさは、大切。

スピーカー

スピーカーは正直なんとかフロントに仕込んでほしかったです。

というのも、普通に横で遊ぶ分には良いのですが、縦にした際に完全に左からしか聞こえないような聞こえ方になり、多少の違和感があります。

音質は低音が弱い音色で、特段良くはありません。音質悪くて気になるということはありません。十分だと感じます。

使用感

では早速初回起動からの使い方を紹介していきます。

エミュレータで遊ぶには

エミュレータで遊ぶためには原則以下のものが必要となります。

吸い出し機(ダンパー)

エミュレータを使う際にはゲームイメージの吸い出しを各自行う必要があります。(中華ゲーム機のざっくりとした解説はこちら

ダンパーには色々ありますが、一台だけでゲームボーイ・ゲームボーイカラー・ゲームボーイアドバンス・メガドライブ・スーファミ・64のゲームイメージとセーブデータの吸い出しが可能なCartridge Readerレビュー記事はこちら)をおすすめします。

Save the Hero Builders
オープン ソース カートリッジ リーダー rom カートリッジ ダンパー NES ファミコン SNES N64 ゲーム ボーイ (カラー) GB GBC ニンテンドー レトロ ゲーム セガ セガ メガ ドライブ マスター システム ゲーム ...

また少しでも安く済ませたい方はGAMEBANK-web.comのダンパーを必要なハードだけ購入する、PS1、PS2等だけを遊びたい!って人はDVDリーダー+PCがあればなんとかなります。

PC(あると快適)

データを管理するのに必要となります。有ったほうが間違いなく便利ですが、Androidスマホと同じなので、無くても頑張れば使えます。

MicroSD

ゲームイメージ用に推奨。PS2とかを遊ぶ場合では512GBくらいあっても良いかと。

MicroSDリーダー

MicroSDをPCで読み込むために必要となります。

初回起動時

初めて起動する際にはもう既にアプリ・エミュレータがセットアップ済みでした。基本的にはAndroidなので細かい設定は全部自力でする必要がありますが、本モデルではベゼルやディレクトリ設定など最初から設定済みなのでそのまま使えます。

また、タッチパネルもしっかり搭載されているので、セットアップも問題なく行えます。

Google純正アプリやPlayStoreも導入されているので、別途アプリを追加したいとなっても安心です。

メニュー画面

搭載されているランチャーはDawnという独自フロントエンドを採用していて、エミュレータに最適化された仕様になっています。Daijishoに似ているので、使ったことある人はイメージしやすいかと。

L2R2でタブを変更し、LRでカテゴリからゲームタイトルを選んで起動という、Androidでありながらもいわゆるエミュ機っぽい使い勝手です。ANBERNIC LAUNCHERやRETROID LAUNCHERみたいな感じで、OS自体エミュレータメインの想定のようです。

データ転送する場合には別途用意したMicroSDにデータ管理するのが良さそうです。本体ストレージは64GBしか無いですしね。

AnTuTuベンチマーク結果

チップセットはHelio G85で、AnTuTuベンチマークは

総合スコア 337108
CPU 147168
GPU 27111

総合33万、CPU14万、GPU2万となりました。

ゲームをプレイ

最初はとりあえず横でプレイ。3:2のディスプレイは4:3が標準の2Dレトロゲームを遊ぶのも良し、そして16:9のPSPを遊ぶにも良く、かなりバランスが良いように感じます。

性能的にも割としっかりPSPを動かせるというのも良いポイントでしょう。

また、縦持ちでDSを遊んでみるとこれもこれで素晴らしい。

というのも実際にDSを2画面縦で表示させようとすると、最適なアスペクト比は3:4なんですよね。

隙間無しでパツパツに表示できて気持ち良いです。ただ、ゲームタイトルによっては間があったほうがきれいに描写できたりとするので、なんとも言えないんですけどね。

あくまでピクセルパーフェクトな解像度ではないのでドットが崩れてしまいますが、解像度が高く、画面サイズが小さいのでそこまで目立つ感じではありません。

Drasticのフィルター設定をはQuilezにするとよりマシになります。

同じく縦で遊ぶワンダースワンも試してみたんですが、しかしRetroarchでは縦の向きが逆で、色々試したんですけどウーンという感じでした。いい感じにできた人は教えてください。

ファンの音・熱

発熱は特に気になりません。流石にヘヴィなスマホゲーを動かすと熱くなるとは思いますが、用途や容量的に厳しいと思うので割愛します。

感想

正直かなりぶっ刺さっています。縦持ちでスマホのやうに縦長のゲームを遊ぶこと自体がまず新鮮ですし、

それでいて横型と2画面ハードの両刀遣いのようなお得感、

横で使っているときは他のハードのほうが良いかなと思いきや、右の十字キーで普通に補えてしまう、トリッキーに見えて万能感があるフォルムなのではと感じました。

唯一気になる点として挙げるとやはり縦使用時のショルダーボタン、やはりショルダー多用のゲームだとしんどさがあるのと、どうせならもっと薄くして欲しかったなと思った点です。

しかしそんなことはどうでも良くなるような唯一無二の魅力があります。

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ヨシダ

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