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コントローラー

【レビュー】サターン風のSwitchコントローラー『Gulikit Elves 2 Pro』

コントローラー

Gulikitっていう、ホールセンサースティック、つまりドリフトしにくい、壊れにくいスティックを開発してる企業があるんですけど、そこのコントローラーって結構良いんですよね。

私も愛用しているシリーズとは別に、今回はサターンコントローラー風のモデルが出ました。その名もElves 2 Pro。

特徴的なデザインと十字キー、それでいてSwitchプロコン準拠なボタンレイアウトで、実用性も考慮された独特なバランスの1台。そして相変わらず高い質感・クオリティなので、なんでこんな価格で出せるんだアッパレ。

販売ストア

・公式ストア

Elves 2 Pro Controller-GuliKit

・Amazon

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Amazonや公式ストアで購入可能で、レビュー時点ではAmazonで6,990円です。

動画版

スペック&主な特徴

GuliKit Elves 2 Proとは

GuliKit Elves 2 Proは、GuliKitによるBluetoothコントローラーで、Nintendo Switch、Windows PC、iOS、Androidなど幅広いプラットフォームに対応。何よりもサターンパッドライクな配色とフォルムが特徴。

独自のHD振動、ジャイロ操作、マクロ対応オートパイロット(APG)機能などを搭載し、快適な操作と多様なゲームスタイルをサポート。APG機能では最大10分の操作記録が可能で、自動で繰り返し再生することができ、作業系ゲームやトレーニングにも便利です。

ボタン配置やトリガーの感触、連射設定なども細かく調整可能で、ABXYボタンのレイアウトもSwitch/ Xbox方式に切り替え対応。スティックはホールセンサーを採用。

接続方式はBluetooth・USB-C有線に対応し、電力効率にも優れる設計。デザインはエルゴノミクスを意識した軽量ボディにより、長時間プレイにも最適です。

カラーはSSレトロカラーとブラックの2色。なんで名称がエルフなのかは不明です。

開封&内容物

では早速開封していきます。今回はレビューサンプルとなり、製品版とは仕様が異なる可能性がありますのでご了承ください。

箱はこちら。本体がしっかりとプリントされたおしゃれなパッケージです。

箱を開封するとUSB-A to USB-Cケーブル、ステッカーや説明書類、カバー付きの本体です。カバーは持ち運ぶ際の本体保護にはもちろん、つけたままの充電も可能となっています。良いですね。

本体外観

ファーストインプレッション

最初に感じたのは、質感が良い・軽くて薄くてコンパクト・振動が気持ち良い、と言う3点です。

質感は硬くて上質な素地プラスチックで、手触りの良さ、滑らかな造形、軽くてコンパクトながらも空洞感も感じず手に取った時の満足感はかなりあります。なんだろうこれ、純正品か?って思うほどに感触が良い。強い。

そして試しにボタンをポチポチしていると、下部のペアリングボタンが点灯し電源が付いて、めちゃくちゃ繊細で上品な振動が手に伝わります。すごいこれ。他の中華コントローラーではありえないバイブレーション。総じて初見の印象が良すぎる。

ボタンレイアウト

ボタンレイアウトは、右側にABXY、左側に円形のDパッド、下部にデュアルアナログスティック

中央上部に左からマイナスボタン、プラスボタン、
その下にスクリーンショットボタン、設定ボタン、ホームボタン
その下にAPGボタン、ペアリングボタンと並んでいます。

基本的には、今となっては珍しい両方下のアナログスティック、中央のボタンはSwitchプロコンに準拠で使いやすいですね。

背面にはモード切り替えスイッチがあり、その下に電源オフボタンがあります。

上側面には左から、LZL、USB-C、RZR。

下側面には特になにもありません。

左右側面には特に何もありません。

比較

サイズ感の比較として8BitDo SN30 proと並べてみました。SN30 proよりは多少大きめなものの、似たような薄さとコンパクトさに感じます。グリップをちょっと大きめにしたような。

同じくGulikitのKK3 Maxと並べたのがこちら。グリップ部分の小ささやDパッドのレイアウトなど、コントローラー体験としてかなり大きく異なると感じます。

個人的には小さいものが好きなので、ふとした瞬間に手に取りたくなる魅力があると思います。

操作感

グリップ背面側も同じテクスチャなので多少滑りやすさあり。カーブを描いて手にフィットするようになっています。握ると言うよりは手で包み込むような感じ。

重量は軽めで、実測値で189グラム。軽いながらもチープさは感じません。最近のコントローラーは300グラム超えたりしていて本当に重いので、最早別物のように感じますね。

ABXYボタンはフォルムはコントローラーに合わさった立体的な形状。よくみるとかなりすげ〜有機的なぐにゃっとした形状になっていて独特です。

ボタン形状は丸みを帯びていて、感触はいわゆるメンブレンのラバードームの押し心地。若干の遊びがあり、若干軽めな硬さ、ポコポコとした感触で反発が気持ち良いです。音は若干大きめに感じます。

プラスマイナスも同じようにメンブレンのラバーで、ホームボタン類はプチプチとしたタクトスイッチ。ドームスイッチかな?若干ラバー感のある気持ち良い感触で、硬さもちょうど良いように感じます。

ボタン類で最大の特徴はやはりこのDパッド。いわゆる十字スタイルのフォルムではなく円形デザイン、そしてオリジナルのサターンパッドよろしく、軸が一本あって傾いて入力するような形式となっています。通常の十字キーとはかなり入力感が違います。ボタンというよりはスティックに近いような感覚です。

アナログスティックトップは中央が凹、フチに線が入ったような形状。質感もいいです。サイズは一般tけいな外部コントローラーに近いものの、軸は大きめなので倒れ角度は小さめ。

ぐるぐる回すと滑らかな感触になっていて、軸部分は金属。スティック削れも低減できて良い仕様です。スティックの交換は不可。

ショルダーボタンはシェルと似たような質感。

感触は全てカチカチとしたタクトスイッチですが、全体を通して静音性が高めですね。

あとZLZRがトリガーではなくボタンになっているのが好みです。

使用感

Elves 2 Pro Controller-GuliKit

一応公式サイトにマニュアルなど日本語で配布されていますが、本レビューでもざっくり紹介していきます。

起動・初期設定・ペアリング

背面にモードスイッチがあるので、遊びたいデバイスに合わせて切り替え、起動はABXY・ホームボタンを押すとすぐにLEDが点灯して起動します。

Switchではペアボタンを長押しで純正コントローラーと同じように接続できます。2.4G接続はドングルがないので不可能です。

使用感・バッテリー持ちなど

バッテリー持ち

バッテリー持ちに関して、どうやらバッテリー容量は800mAhらしく、特別多くはないですが特に不満は感じません。

実際に遊んでみる

しばらく実際に遊んでみました。Switchではプロコンと同じように自然に遊べて良いです。ボタンの気持ち良さやZLZRがボタンになっている仕様、独特なDパッドなど、なかなか新鮮な遊び心地です。軽くてコンパクトで、気軽に手に取りやすいのが良いですね。

注意点を挙げると、PCなどの専用ソフトはなく、細かな設定変更はできません。

ウェイクアップ対応

ホームボタンを押すことでコントローラーの電源が付き、Switch本体のスリープ解除されます。ありがたいですね。

機能について

連射

設定ボタン+任意のボタン(A/B/X/Y/R/ZR)を1回押し。2回押しで自動連射も可能。再度同じ組み合わせでオフ

AB XY入れ替え

設定ボタン+プラスボタンで任天堂配列からXBOX配列に入れ替え

バイブレーション変更

設定ボタン+Dパッド上で、バイブレーションの強さを3段階に調整可能。デフォルトは2。

設定ボタン+Dパッド下で、バイブレーションモードを切り替え。ロータリーモーターモード、グリキットマグレブハプティックモード(デフォルト)、HDバイブレーションモード。

APG機能・エイムアシスト

APGはいわゆるマクロです。APGボタンを3秒長押しすると、10分間の動作を記録できるらしい。すごい長い。

設定ボタン+L・ZLでエイムアシスト。3段階で設定可能。

スティック設定

設定ボタン+スクショボタンで、スティックデッドゾーンオンオフ

設定ボタン+L3R3で、スティック感度調整。3段階変更可能。

4方向・8方向入力モード切り替え

設定ボタン+Dパッド右で切り替え可能。デフォルトは8方向です。

キャリブレーション

スティックのキャリブレーションは、
L+R+Dパッド左+Aを6秒長押し。
スティックをゆっくり2・3回転して完了。

ジャイロのキャリブレーションはコントローラーを平らな場所に置き、
プラス+マイナス+Dパッド左+Aを同時押し

リセット

設定ボタン+マイナスで全てのボタン設定を削除

感想

普通の標準的なコントローラーに飽きちゃった、けどあまり特殊な配列とか機能とかは要らないって人にとってはかなり良い選択肢だと思います。どのコントローラーとも被らないような感じ。

あくまでガッツリガチゲームする場合には通常のグリップが大きいコントローラーの方が快適だとは思いますが、カジュアルなゲームをする場合には、手に取りやすくちょうど良いように感じます。

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ヨシダ

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