SteamDeckを手に入れてから、どんなに忙しい一日でも寝る前に最低30分程度は遊ぶほど、個人的にはかなり気に入ったデバイスとなっているんですが、やはり多少気になる点はあり、実際メルカリで大量に出品されている様子(転売もかなり多い)から見ても、気に入らず手放した人も多そうです。
ということで、2ヶ月ほどSteamDeckを使っていて感じたデメリットを言い訳抜きで大量に紹介するので、SteamDeck気になるけど、やっぱり買いたくない!って人はこれを見てください(笑)
※ちなみにSteamdeckの公式アカウントが、日本でSteamdeckを購入できるのはKomodoだけだと正式に発表しています。現在フリマサイトなどでも多く出品されていますが、保証を受けられないなどありますので、購入の際はご注意を。
動画版
やっぱり高い
やはり他のゲーム機、特にNintendoSwitchと比べると高いです。一番高い最新モデル、有機ELのSwitchでも37,980円なので、Steamdeckの一番安価なモデル59,800円と比べても2万円以上高い。
そして、SteamDeckはニンテンドースイッチと違って完全にダウンロード販売専用なハードなので、ストレージ容量が重要。
正直一番安価なモデルではストレージ容量が64GBなので、AAA級のPCゲームをやるとなると、GTA5のような大型タイトルだと100GBくらいあるので全く足りない。
となると別途MicroSDが必要となるので、最低でも512GBがあると良いかなと思うので、それで+5000円。
と考えると、やはりゲーム機としてはかなり高い。
ただ絶妙なのが、ポータブルPCと考えると安いっていうのはあります。所謂ノートPC、いわゆる最新のSurface Pro 9は最低価格162,580円ですし、他のポータブルWindowsゲーム機等は10万~20万くらいします。スマホで言えばiPhone14は119,800円からですし、
毎日頻繁に使用するスマホに10万かけるのと、一ヶ月に一回しか使わないハードに10万くらいかけるのはコスパにも影響してくるので、そのハードをどのくらいの頻度で使うかなども判断材料になりそうです。
重すぎて持ち運ぶ気にならない
SteamDeckは669gありますが、重量バランスが良くて思ったほど重く感じない!というのは、やはり思ったほど重く感じないだけで、重くないわけではないです。
やはりしっかりと手で持ち上げて遊ぶと腕がきついし、立って遊ぶなんてもってのほか。仰向けに寝転がってSteamDeckを遊ぶと、もうそれはトレーニングです。
サイズも大きいし重量もあるので、持っていくか?と聞かれると、やはり持っていく気にはなりません。まぁそもそも私は外でゲームで遊ぶことは基本的に無いので携帯ゲーム機を持ち運びませんが、Switchとかは実家に持っていったりしていました。
Deckをバッグに入れるとなるともうそれだけでパンパンになるので、出張が多くてホテルで暇な人以外は頑張って持ち運ぶ気になりにくそうです。
遊べないソフトがある
私は正直ソロプレイ専用タイトルやインディーゲームしか遊ばないので、遊べないソフトにあたったことは無いんですが、実際遊べないゲームタイトルはあります。まぁ後々対応して遊べるようになるかもしれないので、そのタイトルをどのくらい遊びたいかにも影響するとは思います。
公式で遊べないタイトルを調べる機能は無いので、別のProtonDBというサイト上で、人気なゲームがどのくらいSteamDeck(というかProton)に対応しているかを見ることができます。パッと見た感じ、では
・PUBG: BATTLEGROUNDS
・Dead by Daylight
・Tom Clancy’s Rainbow Six Siege
・Rust
・Fall Guys
・Destiny 2
とオンライン専用タイトルが多いものとなっています。というのも、Linuxでゲームを動かす以上、ゲームに組み込まれたアンチチートシステムが影響してしまうらしい。なのでオンラインでバトりたい感じのユーザーは辞めておいたほうが良いかもしれません。
クラウドセーブに対応していないゲームがある
これはSteamDeckというよりはSteam自体の話なんですが、Steamではニンテンドースイッチのクラウドセーブ(有料会員限定)のように、セーブデータがクラウドに保存されてどのPC、どのSteamDeckで遊んでいても、同じアカウントであれば同じセーブデータで遊べるようになっています。
しかしインディーなど一部のゲームはそれに対応しておらず、PCで遊んでいたデータを自力でSteamDeckに移行したい場合などはフォルダの場所なども特殊なので割と難しめです。
実際困ったタイトルで言うとOMORI。このゲームはツクール製(RPG MAKER MV)だから、セーブデータ形式がのゲームとは違うのかな?と、思ったは思ったんですが、同じくツクール製(RPGツクールVX Ace)のLISAとかはセーブデータが引き継がれたので、制作側の対応によりそうです。
ゲームの起動速度がゲーミングPCに比べると遅い
最近手に入れたゲーミングPCはサイバーパンク2077ですら、起動を押せばロードが無いくらいのスピードで遊べるのに対して、やはりロードには多少時間がかかります。
なので普段ゲーミングPCで遊んでいて、スムーズにゲームが起動できる状況に慣れている人は少し不満に思うかも知れません。
しかしSteam版、Switch版両方所有しているゲームで、起動時間を比較してみるとほぼ差はなかったので、Switchで遊んでいて気にならないユーザーは気にならないかも。
ただ、アップデートなどにより、ゲームの種類問わず起動まで時間がかかる時が有るので、ある程度寛容でいるか、もしくはなるべくスリープで運用する必要があります(スリープはスリープで不具合の原因にもなりそうですが・・・。)
ちなみに私は64GBモデル、MicroSD起動で試しているので、参考までに。
バッテリーが持たない
散々言われているバッテリーが持たないという問題。最大のデメリットのように言及されることがあまりに多いので、20本くらいのメジャータイトルを買い足して色々試してみています。
すると実際、エルデンリングを始めとした最新のAAA級タイトルではバッテリー持続時間が1時間半程度で、2時間は持ちません。
FF7リメイクやニーアリメイク等のタイトルでは2時間半程度持ちますし、2Dゲーム等の軽めのゲームであれば4時間くらい持ちますが、AAA級ゲームを一度のプレイで長い時間遊ぶ人は充電しながらプレイする必要があるので、電源がない場所で遊ぶのは心もとないといった状況になります。
終了失敗バグ
これは割と頻繁に有るバグなんですが、何故かゲームを終了することに失敗し、ゲームを終了しています・・・と残り続けてしまうバグがあります。
それによりを無視して他のゲームを開始したりすると、ゲームがバックグラウンドで動き続けてしまうといった状況にもなるので、できるのであれば再度ゲームを開いて終了し直す、もしくは本体自体を再起動することでこのバグが解消されます。
他にも色々不具合が起きたら再起動、で大体治るあたり、これはパソコンなんだなぁ・・・と思います。
キャッシュが溜まりすぎてしまうバグ
元々SteamDeckの64GBモデルに512GBのMicroSDを入れて使っていて、特に問題なく遊べていたんですが、やはりもう少し容量が欲しいと思い1TBのMicroSDを購入しました。
結果としてはより多くのゲームを入れることができるようになり快適にはなったんですが、追加でゲームをインストールしているうちに内部ストレージの容量がゼロになってしまいました。
そして本体自体の挙動もおかしくなり、えぇなにこれ怖いと思いながら調べていると、どうやらキャッシュが溜まりすぎてしまうバグが有るとredditで言われているのを発見。
解決策を見つけたので以下簡単に記載しておきます。
これをすることで、キャッシュファイルをMicroSDに保存する設定に出来て、結果30GBくらいの空きができました。
ただ、これを行った事により速度変わるかも?と思い、
①キャッシュファイルを本体側に設定
②MicroSD側に設定
と2パターン行い時間を計測してみましたが、誤差程度の違いで全く速度に変化はありませんでした。
現状一ヶ月くらいこの環境で遊んでいて不具合はありませんが、このバグが起きた時は流石に駄目だろ・・・と残念な気持ちになりました。本体容量がもっと多ければ問題ないので、そろそろSSDを1TBの物に交換しようかな・・・と考えています。