私のお気に入りのコントローラーっていくつかあるんですけど、その中でもかなり、というか一番好きなブランドが8Bitdoで、多様なラインナップとクオリティ・デザイン性の高さが気に入っているんですよね。
今回はアリエクでめっちゃ安くで売っていたセガパッドライクなコントローラーを買ったのでご紹介しようと思っていたら、8BitdoさんからAmazonプライムデーセールで色々安くなるので色々紹介して欲しいと言われたので、M30紹介ついでに、これまで手にしてきたものを色々紹介します。
販売ストア
・8BitDo M30 Bluetooth
・8BitDo M30 2.4G
・8BitDo M30 Wired Xbox
Amazonセールでの紹介なのでAmazon基準で紹介します。今回紹介するBluetoothモデルは3,590円、有線モデルは4,590円
動画版
スペック&主な特徴
8BitDo M30とは
8BitDo M30は、主にレトロゲーム向けにデザインされた8BitDo製のBluetooth / 2.4GHz / 有線ゲームコントローラーです。
セガ メガドライブ(Genesis)スタイルの6ボタンレイアウトと高精度D-Padを採用し、特に2D格闘ゲームやシューティングゲームで優れた操作性を発揮します。
軽量かつコンパクトな設計で、長時間のプレイでも疲れにくいのが特徴。
SwitchやWindows、Android、macOSなど幅広いプラットフォームに対応し、USB-Cによる有線接続も可能です。2.4GHz無線モデルもあり、Genesis Mini / Mega Drive Miniとの組み合わせで遅延を極限まで抑えたプレイも実現します。
また、M30にはUSB-C有線専用モデル(Xbox/PC向け) も用意されており、こちらは3.5mmオーディオジャックを搭載しボイスチャットにも対応。安定した有線接続で遅延を最小化したいユーザーにも選ばれています
搭載するバッテリーは480mAhで、Bluetoothモデルは最大約18時間、2.4GHzモデルでは最大約35時間の連続使用が可能。充電は約1~2時間で完了します。
機能面ではモーション操作や振動機能こそ搭載していないものの、その分非常に軽量で、入力遅延の少なさやD-Pad・ボタンの応答性に重点を置いた作り。格闘ゲームやレトロゲームを快適に楽しみたいユーザーに最適です。
本体カラーはブラックやホワイトが展開されており、モデルによって細かくカラーが異なります。
開封&内容物
では早速開封していきます。

Bluetoothモデルの箱はこちら。白黒両方購入。
いつもながらの8BitDoデザインでおしゃれなパッケージです。なんか専用ケース付きのものを買ったので専用ケースもついていましたが、それほど専用感もないので本体のみでよかったかな、とも思っています。

箱を開封するとUSB-A to USB-Cケーブル、説明書、本体です。

ケースはこんな感じ。一般的なハードケース。

そして今回レビュー用に提供いただいたのが有線のXBOXモデル。
ライセンス品だからというのもあってか、Bluetoothモデルよりも明らかにリッチな箱です。内容物は同じで、XBOX Game Pass Ultimateの1ヶ月分もついてきます。おトクですね。
本体外観
ファーストインプレッション

まず最初に感じたのは、純正品か?くらいのクオリティの高さ。造形的にはセガサターンとメガドライブの合いの子のような絶妙なフォルムでカラーによってはどっちにも似るデザイン。
お馴染みの6ボタンを採用している上、方向キーは十字形状ではなく円形の本家御用達仕様。
そして同じブラックでありながら若干質感が異なり、Bluetoothモデルでは若干ザラっとした感触、有線XBOXモデルでは若干の光沢感があります。
ボタンレイアウト

まず最初にBluetoothモデル。
ボタンレイアウトは、右側にABCXYZ、左側に方向キー(十字キーもしくはDパッド)、
中央上部にプラス(スタート)ボタン、
その下にスター(スクリーンショット)ボタン、マイナスボタン、ホームボタン
基本的には、Switchをベースにしたボタンで、アナログスティックレスな仕様です。
背面には特に何もなく、モード切り替えのガイドが貼られています。

上側面には左から、L、ペアボタン、USB-C、電源LED、R。
ショルダーボタンはそれぞれ一つしかない…と思いきや、ZボタンとCボタンがそれぞれL/Rと割り当てられていて、L/RはZL/ZRとなっています。
下側面にはプレイヤーLEDがあります。

次に有線XBOXモデル。
ボタンレイアウトは、右側にA/B/RT/X/Y/RB、左側に方向キー(十字キーもしくはDパッド)、
中央上部にビューボタン、XBOXボタン、メニューボタン
その下にシェアボタン、インジケーター、設定ボタン
こちらは名前にあるようにXBOXをベースにしたボタンで、アナログスティックレスな仕様です。
背面には、スティック機能・LR切り替えボタンがあります。

上側面には左から、LSB、RSB、USB-C、LB、LT。
ショルダーボタンは2つずつある…と思いきや、何やら特殊なボタン。フロントボタンはZ/CではなくRB/RT、左側ショルダーはスティック押し込みが割り当てられているようですね。背面にあるスイッチはそれの切り替え(割り振り変更)ができる機能でしょうか。
下側面にはイヤホンジャック、マイクミュートボタンがあります。
一見同じように見えて、かなり仕様が違うのが個性的ですね。
比較

同じく8BitdoのスーファミライクなコントローラーのSN30 Proと並べてみたのがこちら。サイズ感は同程度でありながら、グリップ感やボタン仕様など大きく異なるのでまた違った使い心地です。
操作感

背面には握りやすく切り欠きがあり、まぁそもそも重量が実測値で115グラムとかなり軽量。軽さ故のチープ感・空洞感は多少ありますが、実際安い価格を考慮すると十分でしょう。

ボタンサイズ・形状もセガオマージュ。
ABCボタンはフォルムは中央が凹んだ大きめサイズ、XYZボタンは中央が凸で小さめなサイズ。感触はいわゆるメンブレンのラバードームの押し心地。遊びは少し大きめで標準的硬さ、パチパチとした感触で音は若干大きめに感じます。
いわゆる標準的なボタンって感じで万人受けする仕様だと感じます。
メニューボタン類はプチプチとしたタクトスイッチ。ドームスイッチかな?気持ち良い感触で、硬さもちょうど良いように感じます。

とにかく方向キーが特殊で、いわゆるセガライクな宙に浮いているタイプのもので、独特な操作感の方向キーとなっています。方向を入力するというよりは、円形のものを傾けて入力するような感じ。

ショルダーボタンはボタン同様にメンブレンのラバー感触。二段になっているXBOXモデルも同様です。
Xboxモデルとで若干の感触の違いや音の鳴りの違いはありますが、ほぼほぼ同じと考えて良いかと思います。
使用感
一応公式サイトにマニュアルなど日本語で配布されていますが、本レビューでもざっくり紹介していきます。
起動・初期設定・ペアリング
起動はスタートボタンを押すとすぐにLEDが点灯して起動します。
Switchではペアボタンを長押しで純正コントローラーと同じように接続できます。有線モデルでは当然バッテリーが入っていないので無線では使うことができません。
使用感・バッテリー持ちなど

バッテリー持ち
バッテリー持ちは特に不満は感じません。どうやらバッテリー容量は450mAhらしく、少なめではありますが、そこまで長時間プレイするコントローラーじゃないと思うので大丈夫でしょう。
実際に遊んでみる

Switch2でもアップデートしたら遊べるようになったので実際に遊んでみました。デフォルトでは方向キーがスティックに割当てられていて、セレクトボタン+方向キー上を5秒間長押しで方向キーの機能に割り当てを戻せます。
- LEFT + Select:D‑パッドを左スティックとして機能させる
- Up + Select:D‑パッドのモードをリセット
- Right + Select:D‑パッドを右スティックとして機能させる
- Down + Select:Switchモード時に[A/B] ↔ [X/Y] を入れ替え
注意点を挙げると、SwitchではNFC・赤外線カメラ・振動・ジャイロ・ウェイクアップなどの機能には対応していません。連射はスターボタンと連射したいボタン長押しで設定できます。
他のおすすめコントローラー
ではついでに他のコントローラーのおすすめも紹介します。
・8BitDo Ultimate 2 BT
私が今の所一番気に入っているコントローラーがこちらアルティメットコントローラー。ultimateの名前の通り、質感やデザインの良さはもちろん、いわゆるトレンド的なTMRスティックの採用やトリガースイッチ機能やバックボタンに加えショルダーボタンの追加、そしてドックでの充電兼PC接続。それでいて価格も絶妙な高すぎない金額帯。正直、本当に正直な話をすると、やはりSwitch 2ではウェイクアップ対応していないので、その点だけは惜しいですが、サードパーティ製で一番気に入っているコントローラーです。PC専用モデルもあります。
・Micro/Zero2 back clip
こちらのコントローラーはコントローラーを気に入っているというよりは、コントローラーとバッククリップの組み合わせを気に入っているような感じです。
というのも、スマホを横に挟み込んで使うコントローラーって結構色々とあると思うんですけど、このバッククリップを使うと、縦に装着することができて、擬似的にゲームボーイのような使用感で遊べるようになります。おまけにこの小ささも相まって、さっと取り出してさっと使えるようなコンパクトでありながら拡張ガジェットのような無骨さもあって、かなり新鮮なゲーム体験を味わえます。正直触ってみるまでは結構舐めていました。
・SN30 Pro
比較でもだしましたが、このSN30Proもかなりのお気に入りコントローラーです。こちらは結構前に出たモデルなのですが、完成度の高さとカラーリングの豊富さ、ユニークさが他のコントローラーではあまりない良さがあり、それでいて結構コンパクトでありながらも、十分な機能が備わっているコントローラーなので、意外と万能感があるんですよね。
レトロゲームを楽しみたいならとりあえずこれって感じの安定感もありますし、価格もちょうどいいと感じます。ってか知らない間にホールセンサーモデルも出ているんですね。
感想
さて、M30の感想に戻りますと、このコントローラー、というかサターンライクな方向キーと6ボタンの使用感はやはり独特で、同じゲームで遊んでいても違うゲームで遊んでいるような感覚になってきて非常に新鮮です。
価格も手頃で手に取りやすいので、セガコントローラーとか触ったことないって人にもおすすめ。所有欲を満たしたいだけって場合でも満足できると思うので、気兼ねなく買いましょう。