記事内に広告が含まれています
PC

【レビュー】ショートカットデバイス+HUB『RayCue CyberAxon D3』

PC

パソコンまわりの機材って、気がつくとUSBハブやら配信用デバイスやらショートカットキー用のコントローラーやらで机の上がゴチャゴチャしがちですよね。

そんな「いろいろ欲しいけどまとめたい」という人に向けて登場したのが、RayCueのCyberAxon D3。

これ一台でUSBハブ、マルチモニター出力、そしてストリームデッキ的な操作パネルまでこなしてしまう、ちょっと未来感のあるガジェット。見た目の派手さだけでなく、実際にどれだけ便利なのかをチェックしてみました。

販売ストア

・クラウドファンディング

最大8K対応、100W PD急速充電、10Gbps超高速データ転送搭載2.4インチタッチパネル&12個のマクロキーでアプリや操作をワンタッチ制御13-in-1多機能ハブで拡張・給電・HDMI✕3画面出力をこれ一台に集約業界最先端のデスクトップ中枢「RayCue CyberAxon D3」登場!
最大8K対応、100W PD急速充電、10Gbps超高速データ転送搭載2.4インチタッチパネル&12個のマクロキーでアプリや操作をワンタッチ制御13-in-1多機能ハブで拡張・給電・HDMI✕3画面出力をこれ一台に集約業界最先端のデスクトッ...

価格は最安の早割で約3万円とやや高価ですが、タッチパネルで機能割り当て可能なことを考えると妥当でしょう。

動画版

スペック&主な特徴

RayCue CyberAxon D3とは

RayCue CyberAxon D3は、RayCueが開発した13-in-1多機能ドッキングステーション兼ストリームコントロールデバイスです。動画編集、ライブ配信、ゲーミング、ビジネス作業など幅広い用途に対応し、マルチモニター出力やショートカット操作、急速充電といった機能を一台に集約した次世代のハブといえます。

本体には2.4インチのIPSタッチパネルと12個のマクロキーが搭載されており、アプリの起動や音量の調整、配信の開始などをワンタッチで制御できます。専用アプリを使えばドラッグ&ドロップで機能を自由に割り当てることができ、複雑なショートカットや多重操作を直感的に置き換えられるのが特徴です。

映像出力はHDMIを3基備え、最大で3画面の4K@60Hz出力に対応します。さらに単画面では8K@30Hzや4K@120Hzといった超高解像度の表示も可能です。データ転送についてもUSB-C Gen2(10Gbps)ポートを3つ、USB-A Gen1(5Gbps)ポートを2つ備えており、大容量の動画ファイルやゲームデータのやり取りも快適にこなせます。また、最大100WのPower Delivery急速充電に対応しているため、ノートPCを充電しながら映像出力やデータ転送、周辺機器の接続を同時に利用することができます。さらにギガビット対応のLANポートで安定した通信を確保でき、3.5mmジャックによって高音質のオーディオ出力も利用可能です。

CyberAxon D3には専用のAppストアが用意されており、配信ツールや音声エフェクト、ワークフローを補助するアプリなどを自由に追加できます。定期的にソフトウェアアップデートも予定されているため、使い勝手や機能性の向上が見込まれます。筐体デザインも独自で、透明アクリルとアルミ合金フレームを組み合わせ、LEDライティングとともにサイバーパンク的な未来感を演出します。見せるガジェットとしての存在感も強く、インテリア性の高さも魅力です。

開封&内容物

では早速開封していきます。今回はレビューサンプルをお借りしまして、製品版とは仕様が異なる可能性がありますのでご了承ください。

箱はこちら。本体がしっかりとプリントされたしっかりめなパッケージです。

内容物はこちら。
USB-C to USB-Cケーブル、本体のみです。

本体外観

ファーストインプレッション

最初に手に取った印象は、いわゆるハブやモバイルバッテリーのようなサイズ感重量で、全面クリアシェルとなっていて良い質感。高級感があります。シルバー・ブラック・グリーンの組み合わせも相まって未来感のあるゲーミングハブって感じでしょうか。

LEDライトも搭載されており、しっかりと存在感があります。

インターフェイス

背面には謎の緑があり

左側面には電源ボタン、

右側面にはUSB-C Gen 2 データ / PD給電ポート (10Gbps / 100W PD) ×1:ホストデバイスへの接続、高速データ転送に加え、最大100WのPD急速充電に対応。

HDMI ×3:モニター出力用・最大 4K@60Hz / 8K@30Hz / 4K@120Hz に対応
USB-A 2.0 (480Mbps) ×2:キーボード・マウスなどの周辺機器に最適
RJ45 (1000Mbps):安定した有線ネットワーク接続を提供

USB-A Gen1 (5Gbps) ×2:高速データ転送を実現
USB-C Gen2 (10Gbps) ×3:超高速データ転送を実現
3.5mm オーディオジャック:ヘッドホンやスピーカーの音声入出力用

使用感

では早速ですが、使いながら改めて機能を確認しながらレビューを進めていきます。

画面出力

本製品は起動するとこのようにディスプレイが点灯し、自動でハブ機能を担ってくれます。Macであれば本体への給電も可能ですし、複数ディスプレイへの出力も可能。

SFっぽい雰囲気でかっこいいですね。底面が光っているような演出になります。

専用ソフトをインストール

Adapter Driver Download | RayCue
RayCue offer USB 3.0 to HDMI Adapter Driver for Windows 7/8/10/Windows XP; RayCue USB 3.0 to VGA Adapter Driver for Wind...

本機を使うには専用ソフト『RayCue CyberAxon D3 APP』が必要なので、公式ページからダウンロードしてインストールします。

ソフトは日本語にも対応しています。使い方としては比較的直感的でわかりやすく、右側の項目を左側に表示されるモジュールへとドラッグアンドドロップするだけ。項目にある機能だけでなく、特定のキー入力だけを表示させて、いわゆるショートカットキーを使う用のデバイスとして使ったりもできます。

シーン(プロフィール)もいくつか保存可能。アプリによって自動でシーンを切り替えたり、シーン切り替え機能をボタンに組み込めたりも可能。

実際に使ってみる

私はライブ配信はしないので、動画編集や画像編集をはじめとした作業用デバイス的な使い方となりますが、

実際に使ってみた感想としては、まず普通にハブとして便利です。私は動画などを作成する都合上、MicroSDスロットもあったら嬉しいなとは思いましたが、まぁそれは余っているUSBポートを活用すればよいでしょう。Macにも対応しているので、ポートを増やす目的で使うのも中々良さそうです。

タッチパネルの反応としては特に不満はないですが、やはり物理ボタンではない上、ディスプレイ自体も2.4インチと小さめなので結構慎重な操作になってしまいます。あと多分これはどうしようもないんですが、ある程度あったかくなります。

あとは前後がポートになっているので、画面を上から覗き込む形になり、他社のショートカットデバイスのように斜めにしておくって使い方も少しやりにくい点は注意。

結構特徴的だなって思ったのは、ページを増やしたりして、先に進めたり戻れたりします。感覚としては、というかもろにスマホのメニュー画面のような操作感・使い勝手ですね。あとはスクリーンセーバーモードやGIF画像表示モードもあり、とりあえず画像だけ表示させておこ・・・みたいな使い方も可能です。

感想

本機はUSBハブとしての基本機能を備えながら、配信コントローラーやショートカットデバイスのような使い方もできる点が魅力で、そうしたニーズがある人には相性の良いモデルだと感じました。

気になる部分を挙げるとすれば、タッチパネルの操作性です。ディスプレイ自体は明るく見やすいものの、物理キーに比べると誤操作が起こりやすい印象があります。

とはいえ、設定はシンプルで扱いやすく、外観もデスク上で存在感を放つデザインに仕上がっています。使い方が合えばしっかり気に入れるでしょうし、特にカスタマイズして操作環境を整えるのが好きな人にとっては、日々工夫しながら使う楽しみがある製品だと思いました。

ヨシダ

より早く最新情報をお届けするTwitter『ヨシダ情報局』や、レビュー動画を公開しているYoutube『ヨシダ・ザ・ムービー』もやっています。レビュー依頼は問い合わせやツイッターDMからどうぞ。

ヨシダをフォローする
タイトルとURLをコピーしました