これまでに無い機能が追加されたスマホって
ワクワクしますよね
今回紹介するスマホはいわゆるタフネススマホ、工事現場やキャンプユーザーをターゲットにしたガジェットで、過去にもいくつか紹介したのですが、それともまた違った機能を持っているのでよろしければ見ていってくださいな
販売ストア
提供:Ulefone
公式ストア:https://www.ulefone.com/products/armor-26-ultra
AliExpress:https://s.click.aliexpress.com/e/_DdB4uNt
金額は公式ストアにて、一般販売価格が599.99ドル、セール価格で559.99ドル。
動画版
スペック&主な特徴
Ulefone Armor 26 Ultraとは
Ulefoneは主にアウトドアや過酷な環境で使用することを想定したタフネススマホ・タブレットを作っている中国のメーカーで、
スマートフォンでは堅牢性つまり防水、防塵、耐衝撃性を重視したArmorシリーズ、大容量バッテリーを搭載したPowerシリーズ、バランスの取れた性能と価格を提供するNoteシリーズとあり、
今回紹介するのはArmor 26 Ultra。ストアの一部表記がPower Armorとなっているように、堅牢性+大容量バッテリー内臓の盛り盛り機種。
バッテリー容量は15600mAh、120W充電対応、逆充電可能でモバイルバッテリー的に使用可能、そして121dBのサンダースピーカー(?)を搭載しています。サンダースピーカー???
画面サイズが6.78インチ、チップセットはMediaTek Dimensity 8020 5G、RAM12GB、ストレージが大容量の512GB。IP68/IP69K防水防塵、MIL-STD-810H準拠、最大2メートル水深で30分耐えられます。
カメラも多機能で、200メガピクセルのメインカメラ、50メガピクセルの広角カメラ、64メガピクセルのナイトビジョンカメラ、3.2倍光学ズーム望遠レンズ。
開封&内容物
では開封していきます。今回はメーカーによる提供です。
届いた時、正直何が届いたのかと思いました。スマホ本体に加え、専用のホルダー、エンドスコープカメラ、充電ドックも同封されており、専用のホルダーと充電ドックはまだわかりますが・・・エンドスコープカメラって何!?!?ってなりました。胃カメラ?
周辺機器はさておき、スマホ本体の内容物はこちら。
AC電源充電器
Type-C to Type-Cケーブル
保護フィルム(貼付け済み)
強化ガラススクリーンプロテクター
SIMピン
ストラップ
説明書類
Armor 26 Ultra本体
充電器は日本仕様のものではなく、こちらを使用する場合には変換コネクタが必要となってくるものです。ちょっと残念ですが、レビューサンプルだったからかも?しれません。説明書は日本語での記載あり。
本体外観
以前このスケール感のスマホは触ったことがあったので、最初ほどの衝撃はありませんがそれでもデカいし重い。スマホと大容量バッテリーを一緒に持っているような感覚です。
デザイン的にも黒ベースのラバーっぽいテクスチャ、カーボン調テクスチャになっていたりと、見た目も重々しいです。
まぁとは言え、両手で持てばまぁ使えないことは無いかな?というギリギリの重量感で、実測してみると591グラム。
過去にレビューしたプロジェクターが搭載されているやつ『8849 Tank 3 Pro』は695グラムなので、サイズ感としてはほぼ同等ですが600グラム切っていればかなり体感変わってきます。
寸法は179×83×25.5mm。やはりバッテリーが大きいタイプの機種は厚みがすごいのが気になりますね。
左側面にはSIM・MicroSDカードスロットとカスタムキー、その下には謎のコネクタ端子があり、
右側面にはボリュームボタンと電源ボタン兼指紋センサーがあり、下部にSOSキーがあります。
上側面には右側にIRリモコン、左側は謎の開口部を塞いだ部分のようなものがあり、なんだろうこれと思っているとどうやらこの機種にはトランシーバー版があり、そちらの機種ではこの部分にアンテナを接続して使うらしい。
下側面にはUSB-Cとイヤホンジャック、マイクがあります。
背面にはデカいスピーカーがあり、まわりにカメラが配置されています。
左上がメインカメラ、右上が光学ズームレンズ、左中央にIRレンズ、左下にナイトビジョンカメラ、右下に広角カメラ。
NFCはボディ部分にあり、下部にストラップホールがあります。
画面・スピーカー
画面
ディスプレイは大きいスマホとしては標準的なサイズ感。輝度もしっかり出て明るい画面で見やすいです。
インカメラは中央にパンチホール、ベゼルは均一ではなく上下だけ大きめです。ベゼルが気になる・・・とかそういう問題の端末では無いので良いです。
勿論均一であったほうが嬉しいですが、タフネスにするためにディスプレイよりも側面の方が大きく膨らんでいるのでベゼルの見え方としては全体的に大きめ。
スピーカー
そして今回の製品の目玉?となるのがこのスピーカー。34mm、3W、121dBの、大音量が出せるスピーカーが搭載されています。121デシベルってどのくらいぞ?と思い調べてみるとどうやら飛行機のエンジンの近くらしい。で・・・デカ過ぎんだろ!
と思うかもしれませんが、まぁあくまで工事現場用的な用途を想定したスマホなので、かなり大きな音量が出るスピーカー需要を見込んだ仕様といった形でしょうね。
実際スマホのスピーカーとは思えないほどのデカい音量が出ます。クリアなスマホの音質という感じではなくダイナミックな音色のスピーカー。いわゆるBluetoothスピーカーを外部接続したような感覚でしょうか。
勿論普通のスマホのように小さい音量で楽しむことも可能。
使用感
やはりデカい
やはり普段遣いと考えるとあまりにもデカ重いです。あくまで現場用途やキャンプ用途など向けのスマホで、シティユースでは辛いと感じます。そもそも持ち運ぶ気持ちになれない重量。腕が鍛えられそう。
認証・耐久性など
認証は指紋認証・顔認証が可能なので快適です。指紋認証の速度も早くAndroidの良いところですよね。
耐水はIP68/IP69K防水防塵なのでお湯でも耐えれる強さ、米軍の耐久性規格のMIL-STD-810H準拠とのことなので落としても耐えられそうです。まぁとは言えかなり重いので落としたくは無いですけどね・・・。
ベンチマーク・バッテリー持ち
ベンチマークは以下となりました。
総合スコア 644504
CPU 179553
GPU 144163
数値的には普段使いはまったく十分なレベルで、原神も最高画質設定は無理なものの中画質くらいで普通に遊べます。
というか、なんだか数値以上に妙にキビキビサクサクしてるんですよね。なにか独自のチューニングがされているのでしょうか、同程度の性能のスマホと比べてもよりサクサクに感じます。
バッテリー持ちも勿論よく、PCMarkで持続時間を測ってみたところ100%から20%までで20時間となりました。こちらは動かし続けてこの数値なので、普通に使う分には1日以上は余裕で持つでしょう。
他にスペック面でいうと、ストレージが512GBの大容量なのもポイントです。
専用ホルダー
さて、付属品の言及をしていなかったのでここで紹介します。まず専用ホルダー、こちらはフェイクレザー?のかなりガッチリとしたホルダーで、バッグやベルトに装着する感じのものでしょう。あくまでカラビナも付いていて実用性重視の雰囲気です。
充電ドック
意外と珍しい充電ドック、こちらは結構快適で良いですね。
USB-Cに差し込むのではなく、背面の端子に接触することで充電開始されます。快適というのも、こちらに限らずタフネススマホ系は大体USB端子がカバーで覆われているので、充電するのが結構面倒なんですよね。
エンドスコープカメラ
何これ
何これ
最初に何これ?と思いスルーしてしまったエンドスコープ(マイクロスコープ)カメラですが、本体側面に装着して、専用のカメラアプリを起動するとこのようにチューブ状のカメラでの撮影が可能となります。なにこれ、何に使うんですか?
とはいえ調べてみるとそこそこ出てくるので、まぁなんか需要はあるんでしょうか・・・。
とはいえ実際に使って遊んでみると割と楽しいです。見たことのない視点、そしてカメラが入る隙間がない場所まで撮影できます。何に使うのかはわかりませんが・・・。
感想
ということで、また新たなタフネススマホを触ってみたのですが、
正直使いやすさ的に言えば以前レビューしたプロジェクターを搭載しているやつに比べると使いやすいです。重量もギリ手持ちで使えるくらいのバランスで、使用感的にもかなりサクサクとしている、画面輝度も高い、そして専用ドックがあるので充電もしやすい。
結構現実的なスペックに落とし込めている反面、デザインがちょっと地味かな、という気がしました。黒に黄色ベースでわかりやすくはあるんですが・・・まぁこれは好みの問題ですね。
現実的な(?)現場用やアウトドア用スマホです。