Retroid Pocket Flipは、3DSに似たクラムシェル型デザインを採用したRetroid社によるAndroidゲーム機です。コンパクトなサイズに抑えられていて、可愛らしいデザインが魅力的です。
販売ストア
販売ストアは原則オフィシャルサイトのみです。
販売開始は 3/21(9:00 pm EST),3/22(9:00 am BJT)です。
基本スペック
Retroid Pocket Flipの主要スペックは、4.7インチの16:9タッチスクリーンディスプレイ(1334 × 750、画素密度326ppi)を搭載し、SoCにはUnisoc Tiger T618 2.0GHz、GPUにはMail G52 MC2 850MHzを採用しています。また、RAMは4GB LPDDR4、ストレージは128GB eMMC、バッテリー容量は5000mAhとなっています。
インターフェイスには、USB Type-Cポート、MicroHDMI、イヤホンジャック、マイク、microSDカードスロット、ステレオスピーカー、バイブレーションが備わっています。ワイヤレス通信にはWi-FiとBluetooth 5.0が対応。
しかし、Retroid Pocket Flipは、過去に販売されたクラムシェル型端末『Powkiddy X18S』とCPUスペックが変わらない点が少し残念です。X18Sとの違いは以下です。
項目 | Retroid Pocket Flip | Powkiddy X18S |
---|---|---|
ディスプレイサイズ | 4.7インチ | 5.5インチ |
解像度 | 1334×750 | 720×1280 |
ストレージ容量 | 128GB eMMC | 64GB eMMC |
HDMIインターフェース | MicroHDMI | Mini HDMI |
サイズ | 139 x 82 x 25.4mm | 151.5 x 78 x 17.5mm |
重量 | 270g | 307g |
限定カラー・特典があたる可能性も
本体カラーには、ブラック、インディゴ、16Bit USバージョンが通常ラインナップに含まれ、限定色のウォーターメロンとスポーツレッドは1,500台限定のLimited Editionとして登場します。
また、本体価格も手頃であり、一般販売価格はブラック、インディゴ、16Bit USが159ドル、ウォーターメロンとスポーツレッドが164ドルとなっています。出荷予定日は2023年4月10日です。
本製品のプレオーダー期間中には、早期予約特典として、すべての注文に対して最初の3日間で10ドルオフ、その後の4日間で5ドルオフが適用されます。これにより、Retroid Pocket Flipをよりお得に手に入れることができます。
スポーツレッドの限定版は、特別なシルクスクリーン印刷(Limited Editionの印字、No.)が施され、1,500台中30台には特別なカードが付属します。その30台に当たると、同社製品1台(Retroid Pocket 3など)を追加で受け取ることができます。
性能は据え置き
T618なので、性能的には過去に発売されたAndroidゲーム機と同様です。
エミュレーター性能は、PSP、ドリームキャスト、セガサターンがそこそこ快適に動作し、ゲームキューブ、PS2の一部ゲームタイトルは動作するレベルです。これは、ANBERNIC RG353シリーズよりも優れた性能を示しています。また、クラウドゲーム機としても利用することができ、さらに幅広いゲームタイトルを楽しむことが可能です。
また、Google PlayストアからAndroidゲームをインストールすることもできるため、最新のゲームタイトルも楽しむことができます。
DSクラスのサイズ感、デザイン
DSのようなクラムシェル型デザインは、画面を保護しながらコンパクトに持ち運ぶことができます。大きさは139 × 82 × 25.4mmで、重さは270gとなっており、ポケットに入れて持ち運びやすいサイズ感です。
デザイン面では、特に限定色のスポーツレッドは鮮やかなカラーで、他のモデルとは一線を画す特別感があります。
また、新たにダブルインジェクション成形を採用したボタンは、従来のRetroid製品とは異なり、ABXYロゴが剥げたり、色あせたり、擦れたりすることがなく、長持ちするらしいです。
Retroid社の新しい試みとしてのクラムシェルなので、ヒンジの耐久性などに関しては多少不安ではありますが、とにかくシェル形状、ウォーターメロンの色味などがとにかく魅力的で、心をくすぐられるデザインが、本当に素敵です。好き。