9インチクラスのタブレットに、ここまで冷却を盛る必要があるのか。REDMAGIC Astra 2 のいちばんの見どころは、12層構造の REDMAGIC AquaCore Cooling System 2.0 です。水冷システムに液体金属3.0と大型ベイパーチャンバーを組み合わせた、様子がおかしい冷却まわり。
REDMAGIC Astra の後継にあたる、REDMAGIC のゲーミングタブレットです。9.06インチ 2400×1504 のOLEDディスプレイは最大185Hz駆動、SoCは3nmプロセスの Snapdragon 8 Elite Gen 5、さらにゲーミング用のチップ RedCore R4 も別で載せてきました。バッテリーは8,300mAhで、充電は最大75W。
実際に使ってみて使い勝手で大きかったのは、むしろUSB-Cが2つになったことでした。そしてなにより、背面のビジュアルが最高です。
販売ストア
グローバルでは早期アクセスが8月25日から26日、一般販売が8月26日スタート。価格は公式ストアの地域によって体系が分かれていて、global.redmagic.gg では699米ドルから、redmagic.tech では749米ドルからです。8月10日から8月25日までの早割バウチャーを使うと global.redmagic.gg で669米ドルからになり、バウチャーには無料ギフト1点と充電器1個が付いて本体と一緒に届きます。バウチャーの有効期限は2026年9月26日まで。購入する際は配送先の国に合わせた地域ストアを選ぶ必要があります。
日本では9月9日(水)正午12時から先行予約販売がスタートし、日本公式サイトとAmazon.co.jpでの通常販売は9月16日(水)正午12時から。量販店での取り扱いは9月下旬の予定です。価格は税込で、12GB+256GBモデルが139,800円、16GB+512GBモデルが159,800円。カラーはEclipseとStarfrostの2色ですが、価格は同じです。先行予約販売の期間中は、期間限定で6,000円OFFが適用されます。
・公式ストア
動画版
スペック&主な特徴
REDMAGIC Astra 2 とは
REDMAGIC は、ハイエンドのゲーミングスマートフォンとタブレットを展開するブランドです。REDMAGIC Astra 2 は Astra シリーズの第2世代で、9インチクラスの本体にフラッグシップ級の性能とゲーミング機能を詰め込んだモデル。スマホより大きな画面で、腰を据えてゲームや動画を楽しみたい人に向けた一台です。
スペック表
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| ディスプレイ | 9.06インチ OLED / 2400×1504(2.4K)/ 16:10 / 最大185Hz / ピーク1,600ニト |
| SoC | Snapdragon 8 Elite Gen 5(3nm・Oryon 最大4.6GHz / GPU Adreno・最大1.2GHz)+ RedCore R4 |
| メモリ | 12GB+256GB / 16GB+512GB(LPDDR5X / UFS 4.1) |
| OS | REDMAGIC OS 11.5(Android 16ベース) |
| バッテリー | 8,300mAh(デュアルセル)/ 最大75W高速充電 |
| 重量 | 363g(公称)/実測365.9g |
| サイズ | 207.1×134.2×6.9mm(公称) |
| 接続 | Wi-Fi 7(802.11 a/b/g/n/ac/ax/be)/ Bluetooth 6.0 / USB Type-C×2(短辺側:USB-C 3.2 Gen 2・DisplayPort対応 / 長辺側:USB-C 2.0) |
| 冷却 | 12層 REDMAGIC AquaCore Cooling System 2.0(水冷システム / 液体金属3.0 / 大型ベイパーチャンバー) |
| 音声 | DTS:X Ultra 3Dステレオ(デュアル1227スピーカー) |
| カメラ | リア13MP / フロント9MP |
| 防塵防水 | IP54 |
| カラー | Starfrost / Eclipse |
| 価格(グローバル) | 699米ドルから(global.redmagic.gg)/ 749米ドルから(redmagic.tech) |
開封&内容物

では早速開封していきます。今回はレビューサンプルとなり、製品版とは仕様が異なる可能性がありますのでご了承ください。
箱はこちら。シンプルなデザインでありながら、レザーやカーボンのような手触りのリッチな素材です。開ける前からテンションが上がるタイプ。

内容物はこちら。本体、75W充電に対応したType-Cデータケーブル、ロゴステッカーという構成です。充電器は付属していません。
本体外観
ファーストインプレッション

REDMAGIC のデバイスはとにかくデザインが独特で、タブレットになってもその路線は変わりません。
今回受け取ったのは Starfrost(シルバー)の12GB+256GBモデルです。
背面は一部がスケルトンになった、金属フレームとガラスを組み合わせたデザインで、カメラの出っ張りがない完全フラットな形状。このフラットさは良いところです。透明な部分からは水冷の構造がのぞいていて、一見奇妙なのに、ギークな雰囲気と金属の高級感が同居していて悪くないです。フレームが金属なので、手触りも上々です。

厚みは公称6.9mm、重量は公称363g、実測では365.9gでした。片手で操作できるかはこの数字次第ですが、バッテリー容量を考えればずっしりくるのは妥当なところ。
インターフェイス

本機はUSB Type-Cポートを2基備えています。どちらのポートも充電と音声出力に対応。これが地味に効くところで、片方を充電に使いながらもう片方を別の用途に回せる構成。ポートが1つしかないタブレットで給電しながら遊ぼうとすると、コントローラーやイヤホンとの取り合いになりがちなので、素直にありがたい仕様です。
横持ちを基準に上下左右を見ていきます。上側面にはボリュームボタンとマジックキーがあります。下側面にはUSB Type-Cがあります。左側面には電源ボタン兼指紋センサーとスピーカーがあり、右側面にはスピーカーとUSB Type-Cがあります。短辺側のUSB端子は中央から少しずれた位置にあります。

映像出力に回せるのは短辺側のポートです。こちらはUSB-C 3.2 Gen 2でDisplayPortに対応していて、最大4K@144fps、8K@60fpsまで出力できます。長辺側はUSB-C 2.0で、DisplayPortの対応は短辺側だけ。HDMIのモニターやテレビにつなぐ場合は変換アダプタが必要です。
画面サイズは9.06インチ。ベゼルを小さく攻めているので、9インチの大きめな画面ながら、通常の8インチクラスのタブレットとほぼほぼ同じくらいのバランスに収まっています。
画面・スピーカー
画面


ディスプレイは9.06インチのOLEDで2400×1504、アスペクト比は16:10。9インチクラスとしてはかなりの高解像度です。リフレッシュレートは最大185Hzで、輝度はピークで1,600ニト、画面全体を光らせた状態でも1,100ニトを確保しています。色域はDCI-P3をカバーし、色精度はΔE≈0.7。カバーガラスは Corning Gorilla Glass です。屋外でも暗くて見えないという場面は少なそうな数字。
ベゼルは4.9mm幅で、画面占有率は90.10%。タッチのサンプリングレートは常時最大240Hz、瞬間的には最大2,000Hzまで対応します。
ディスプレイに関しては動画を見るのにも快適ですし、もうこれ以上にないくらい十分な満足感があります。個人的には、ノッチなしの均一ベゼルが好感度高いです。見ていて気持ち良い。欲を言えば、そのうち画面下カメラ(UDC)に対応して、REDMAGIC のスマホみたいなベゼルになってほしいところです。
インカメラは直径1.9mmで、タブレットとしてはかなり小さい部類。環境光センサーを内蔵しているので、画面の明るさの自動調整にも対応します。
スピーカー

サウンドは DTS:X Ultra の3Dステレオに対応しています。ゲーミングを名乗るタブレットなので、ここは順当なところ。
スピーカーはステレオの左右デュアルで、ダイナミックな音色で綺麗に鳴ります。横持ちしたときにどちらの向きで持っても手で塞がれにくい配置なのも良いところ。
スピーカーは1227ユニットに、N’Bass音響強化素材を組み合わせた構成。
使用感
冷却・発熱

Astra 2 は水冷システムに液体金属3.0と12,050mm²の大型ベイパーチャンバーを組み合わせて、熱を運ぶ側を強化してきた構成です。
水冷が実際にどれだけ効いているのかは自分では検証しようがないので正直謎ですが、見た目はおもしろくて好きです。
指紋認証・顔認証

小さめな電源ボタンに指紋センサーが採用されていて、普通に認証速度も速く使いやすい上、顔認証にも対応しています。両方使えるのは、サイズが大きいタブレットだと尚更快適です。
Widevine L1 & Netflix対応

わざわざ確認することも無いことですが、本機はもちろんWidevine L1で、Netflixやプライムビデオの高画質再生に対応しています。
ベンチマーク

SoCは3nmプロセスの Snapdragon 8 Elite Gen 5 で、CPUはOryonコアの最大4.6GHz、GPUはAdrenoで最大1.2GHz駆動。これにゲーミング専用の RedCore R4 が加わります。数字の上では現行のトップクラス。
AnTuTu v11.1.5 のスコアは総合4,082,847。内訳はCPUが1,115,650、GPUが1,525,126、MEMが530,993、UXが911,078でした。
バッテリー持ち

バッテリーは8,300mAhです。
画面が大きくてリフレッシュレートも高いので、素直に電気を使う構成です。
充電速度は最大75W対応なのですぐにマックスになり、本当に快適。充電分離(バイパス充電)にも対応していて、バッテリーを介さずに直接給電できるので、発熱を抑えながら遊べます。
OS・動作感

OSは Android 16 をベースにした REDMAGIC OS 11.5 です。ゲーミング用の独自OSではありますが、素のAndroidから大きく離れないのがこのシリーズの良いところ。ただ、もうちょっとタブレットを活用した作りになっているといいかも。ほかのタブレットを使っていると、ジェスチャーでのショートカットなど、大画面ならではの機能が欲しくなります。
もちろんプレイストアに対応していて、通常のAndroid端末として使えますし、日本語表示も問題なし。手元の個体のビルド番号は RedMagicOS11.5.8_NP06J_GB でした。
最新チップセットなのでキビキビ動いて、引っかかりやラグを感じることは無く、リフレッシュレートは185Hz対応。ぬるんぬるんです。ってか185て。最早認識できません。
Wi-Fiの対応規格は802.11 a/b/g/n/ac/ax/be。Wi-Fi 7とBluetooth 6.0に対応します。
ゲーム

9インチクラスの画面でゲームをするなら、性能は妥協したくないところです。

試しにゼンレスゾーンゼロを動かしてみると、最高画質設定の60FPS設定にしてもヌルヌル。ちなみに大体のAndroid用スマホゲーは60FPSまでにしか対応していませんが、対応しているソフトに限りフレーム補間機能があって無理矢理120FPSにしたりできます。すごい。欲を言えば、フレーム補間に対応するタイトルはもっと増やしてほしいところです。

スマホ用コントローラーを装着してゲーム機に変身するのも良いです。
Astra 2 はデュアル0815 X軸リニアモーターを搭載していて、4D振動フィードバックに対応しています。
カメラ

カメラはリアが13MP、フロントが9MP。タブレットのカメラは正直いらないまであると思っています。
あくまでメモやバーコード読みの用途だとは思いますが、最低限の機能としてのカメラが備わっているとは感じます。
感想
Astra 2 は冷却に水冷システムを採用しています。
ぬるぬるキビキビな9インチタブレットは普段遣いにおいても普通に使いやすく、バッテリーも大容量で急速充電対応なのがかなり快適。スペックがしっかりしているお陰で、これまで8インチクラスのタブレットでゲームをする際に感じていた、スペックがもうちょっとあれば、最高画質にできればいいのにな、が一切ありません。スマホくらいの画面サイズでは画質設定を落としてもそこまで気になりませんが、タブレットではかなり荒く感じちゃうんですよね。そこがかなりでかいかも。低価格帯の8インチタブレットには満足できないんだよ、という人には十分に刺さると思います。
日本での価格は税込で、12GB+256GBモデルが139,800円、16GB+512GBモデルが159,800円です。