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【レビュー】はじめてiPhoneを使うガジェットオタクの感想『iPhone15Pro』

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私実は最初のスマホからAndroidなんですよね。別にAppleのアンチでもなんでもなく、最初に使い始めたので移行が面倒だし、高いし・・・という感じで使い続けていました。

色々レビューする上で、日本で一番売れてるスマホを触ったことないのに他が評価できるわけなくないですか?と声がどこからか聞こえて脳の中で反響していたので、この度やっと触って確かめられます。

本当はGalaxy買おうと思っていて、金ないしな〜と迷っていたらiPhoneは手数料無料で分割払いできることに気づいてしまいました。鬼の36回払い。最悪だ。中学生だったら卒業してしまう。

ということで人生初のiPhone、人生初の20万近いスマホ。ずっとAndroidを触ってきた人は、こんな感想になるんだ〜みたいな感じで奇異の目で見ていってください。ただ結構不満が多いので、Appleを信仰する人は見ない方がいいかもしれません。

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スペック&主な特徴

今更iPhoneのスペックについて説明する必要はないと思うので、私が注目したポイントを挙げていきます。

今回私が購入したのはiPhone15 Proのブラックチタニウム。256GBにしたので18万くらい。高すぎる。

まずディスプレイサイズが6.1インチ。最近ではほとんどのスマホが6.7、6.8インチ級の特大サイズになっている中、ハイエンド仕様でありながら6.1インチ。

ハイエンドで他にこのくらいの画面サイズのスマホはXperia 5 Ⅴが6.1インチ、Galaxy S24が6.2インチ、Zenfone10が5.9インチ。Google Pixel 9は6.3インチくらいでかなり希少。

Proじゃなくてもよかったんですが、どうせならより良いカメラ、そしてLiDARをを使いたかったのでProに。

そして待望のUSB Type-Cに対応。みんなうれしいUSB-C。正直これがiPhone購入最大のきっかけでした。USB-Cになったら買う・・・とずっと言っていたので・・・。

開封&内容物

では早速開封していきます。

届いたとき、あまりにも小さな段ボールで郵送されてきて驚きました。そして段ボールを開封すると、あの箱!ですね。もう既にかなり興奮しています。

内容物はこちら。本体、説明書、ステッカー、SIMピン、USB-Cケーブルです。

本体外観

まず最初に手に取って思った感想が、手触り神。流石すぎる。ガジェットとしての気持ちよさを全て詰め込んだようなラグジュアリーさ。かなりテンション上がります。これがアップルか!となりました。

ボディの手触りが本当に良すぎて、絶対に裸で使いたい・・・!という気持ちになりました。みんなよくケース付けてられるな!まぁ私の全財産よりも高いガジェットだし、36回払いだけど。そりゃケース付けるか。

15から角が若干滑らかになり、個人的には14までのピン角がいいなと思っていましたが、エッジの滑らかさがこれはこれで気持ち良いです。

まぁとはいえ、3日くらい触り続けていたら慣れました。人間、そんなもんです・・・。

背面はガラスで質感最高ですが、カメラバンプはやっぱ大きすぎです。レンズの隙間の埃とか気になります。

ただ、背面の板から滑らかにカメラ部分に繋がっている形状は見ていて気持ち良いなと思います。

側面バンパーは話題のチタン。チタンチタン!って猛烈にアピールしていたのでどんなもんかと思っていましたが、そもそも側面だけなので、なんというか、実際は何も思いません。艶消しではなく鈍く光沢感のある質感なので、黒だと指紋が結構目立ちます。

まぁとはいえ、側面だけなので気にすることはないかなと。さらっとしているとグリップ感が下がるので滑りにくい材質になっているのは良く、それでいて背面は指紋がつかないサラッとしたガラスなので見事なバランスになっていると思います。

右側に電源ボタン、左側にボリュームボタンとアクションボタン、SIMスロット。

上側面には何もなく、下側面にスピーカーとUSB-C。もちろんイヤホンジャックはないです。

画面・スピーカー

画面

iPhoneのよさ、それは画面の良さ、これに尽きます。ディスプレイの解像度の高さが綺麗すぎるし、iPhone特有のタッチパネルの感度の良さが良すぎるので、何も貼りたくなくて貼ってません。傷がどうなるのかはわかりません。

このタッチパネルの吸い付き感、そして入力の気持ちよさ、感触に関わるものはどんなハイエンドAndroidと比べても唯一無二。画面をタッチして使うガジェットとして最大の力を投入して最高の体験を作り上げている、当たり前なんだけどこれは本当に素晴らしいなって思いました。

ちなみにiPhone到着後、はっ!iPhoneの良いところ、それは100均でケースとフィルムが買えるところじゃん・・・と思って速攻買いに行って貼り付け、ケースを装着しましたが、速攻で剥がしました。だって質感・画面・タッチパネルが良すぎるんだもん・・・

スピーカー

とんでもなくスピーカーが良い。このサイズのガジェットでこの音質、正気じゃないです。手に持って動画鑑賞なり何なりすると、何だこれ?本当にこれから鳴っているのか?となります。流石高いだけある。

ただ、動画視聴はほぼタブレット、ゲームはたまにくらいの使い方なのでスマホでスピーカーを活用する機会ってあまりなく、ちょっと宝の持ち腐れ感があるように感じます。ここまで良くなくても、普通に満足できそう。

使用感

指紋認証欲しい!けど慣れた

最初に使い始めた印象は「指紋認証欲しい!」です。しかしまぁ使っているうちに、顔認証早いし、結構暗くても認識してくれるのでかなり早い段階で慣れました。

強いていうならば寝起きとか変な姿勢だと認証しません。ここは本当に面倒なので、指紋認証とはいかなくともパターンロックくらい使わせて欲しいなってちょっと思いました。

常時表示ディスプレイが新鮮

Proではデフォルトで常時表示ディスプレイがオンになっています。

最初は何これ?なんでスリープにできないの?間違ってタップしちゃうことも多いし、わけわかんない!って感じだったんですが、慣れたら結構気に入りました。

言うならば、よりシームレスにスマホを見れる感じ。慣れてくると顔認証の速度の速さも相まって、そもそも認証してスリープを解除する感覚が無いような使用感で、非常に快適です。

通知が来ていちいち立ち上げる必要もなく、そのまま見れる。あとロック画面の有用性にも気付きました。

というのもAndroidを使っていると、スマホを開くためには指紋センサーを触って直接ダイレクトにホーム画面に移行、そしてアプリを開いたり何なりするという使い方でしたが、

iPhoneの場合だとロック画面・通知センターをまず最初に見る、という使い方をします。使い始めた当初は認証したらすぐにホーム画面行けよ・・・とめちゃくちゃ不満でしたが、手元に置いといて通知が来たら通知だけ見る、といった、ある種スマートウォッチ的な使い方が内包されていて便利だなって思いました。むしろ慣れてきたらこっちの方が便利まで感じてきてます。

ダイナミックアイランドはどうなんだ

ダイナミックアイランドは、大きなパンチホールを違和感の無いデザインにしているUIは本当に素晴らしいと思いますが、そもそもこのでかいパンチホールが果たして良いのか?という気持ちにはなります。

ウーバーイーツの届く時間が表示されたり、画面ロックが解除されたか否かが表示されたり、

再生中のコンテンツが表示されたりと、ステータスバーの通知とはまた別の、リアルタイムな行動をインジケーター表示してくれる事自体は結構面白いなと思います。

アップルウォレット便利

あと使っていてひしひしと感じるのはアップルウォレット周りの使いやすさが段違い。

所持してるクレジットをクイックペイで使えたり、ネットショッピングで登録してあるカードをアップルウォレットから入力できたりと、散財に関する便利さは圧倒的で、

そもそもインターフェイスの統一感、モバイルSuicaのチャージしやすさ、電車移動中の金額表示、ここら辺のわかりやすさは素晴らしいと感じます。Googleウォレットもっと頑張ってくれという話でもある。

MagSafe神

一番良い、Magsafe神。置くだけ充電を更に強化した、ガッチリとマグネットで固定される事で充電ができる最高のシステム。全部のガジェットがMagsafeで充電できるようになって欲しいし、家中の壁にMagSafeのマウントが欲しい。便利すぎる。

充電するという意識から解放される上、横にして置いておくとこのように時計や通知が表示されて、置き時計、Amazon Echo Showみたいな感じで使えるのも神。便利すぎる高級時計。あれだけUSB-Cが〜と言っておきながらまったくUSB-Cで充電していません。なんてことだ。

まぁでも外出したり、旅行したりする際にケーブルの本数が減るのはとても助かります。

文字入力ちょっと微妙

文字入力はちょっと微妙。正確にいうと、入力はまだ良いものの、文字の選択が思ったようにいかない感じがあります。左右のボタン欲しい。空白長押しでカーソル移動できたりするのは知っていますが、絶妙にリズムが崩れる感じがあります。

打ち間違えてもある程度修正してくれるのは快適。使いにくければ設定からオフにできます。コロンと三点リーダーが打ちにくい。

設定アプリが煩雑すぎる

iPhone最大の不満が、設定アプリが本当に分かりにくすぎる。Androidで慣れてるから分かりにくいんでしょ、というのは100%あると思いますが、にしても難しいと思います。

まず単純に項目が多すぎる。大項目と小項目で分けるとかできそうだし、これ一つの項目にまとめて良くない?と思うものが多い。例えば「画面」って項目の中に「画面表示と明るさ」、「壁紙」とかをまとめた方が分かりやすいような気がする。「一般」という項目もよく分からない。わざと難しくしてるのかな?と思っちゃうレベル。

よく使われるであろう項目を手前に出すことで使いやすくする意図でこうなっているのかもしれませんが、だとしても項目が多い気がします。

機能追加によってどんどん煩雑になり、整理することなくそのままになっているような印象を受けます。

あとホーム画面からアプリの設定に行けないのがモヤっとします。アプリの通知をもっと簡単に切れるようになって欲しい。

純正アプリの使いやすさ、使いにくさ

純正写真アプリ、下が最新で上が古い順番で並んでいるのが、一般的な並びとは逆で分かりにくいと感じます。スマホの使い勝手的に指の位置に近い部分を触りやすくするために、下を最新にしているのかもしれませんが、他の全てのアプリが軒並み上最新の仕様なので、純正アプリだけ逆という状況がモヤっとすることが多いです。せめてソートできるようにしてほしい。

Safariとかブラウザアプリは下にアドレス表示になっているのは超使いやすいし、スワイプで戻る、進むができるような仕様になっているのは便利。

最初は『戻る』の操作がアプリごとに違う事もかなり気になっていました。Androidでは左右スワイプで戻る操作がシステム上搭載されていますが、iPhoneには機能として『戻る』が搭載されていません。ホーム、アプリ一覧のみです。左から右にスワイプすれば戻るのもあれば、閉じるボタンを押せば戻るのもあれば、様々で統一感が無いです。

もう結構慣れたので平気ですが、やはりいまだにあればなぁと思う時があります。

アプリ間の互換性

アプリ間の移行、互換性の悪さは強く感じます。Youtubeリンクから直接Youtubeアプリを開けなかったり、Googleフォトから直接写真を投稿できなかったり。あれ、全部Googleのアプリじゃん。

検索は便利ですね。ブラウザやSNS上の文字選択してすぐブラウザで検索できますし、画像検索もめちゃくちゃやりやすい。

ゲーム

原神がコントローラー対応していて嬉しい。というかAndroid以上にコントローラー対応しているゲームが多い印象です。ゲームに限らず、iOS専用のアプリもそこそこ色々あるので新鮮。まぁ逆も然りですが。

あとぷよぷよの新作を遊べて嬉しい。買い切りではなくサブスクのApple Arcadeだけど。

カメラ

超撮りやすいし、Live Photo楽しい。LiDAR楽しい。

気になる点は写真の向きをもっと正確に出してほしい事ですね。手元のものを撮るときに、横にならないまま撮ってしまって、間違った向きの写真が多すぎる。

そしてGoogleフォトアプリだと向きが間違った写真が、向きが間違ってますよ!変更しますか?と表示が出てきてワンタップで回転できます。せめてそういう機能が欲しい。

感想

初めてのiPhone、新鮮さが良くも悪くも楽しく、3ヶ月くらいメインスマホとして使い続けてその新鮮さも薄れてきました。

全体的にこうしてくれれば嬉しいのになぁと思うことが節々にあります。

高いんだからさぞ良いんでしょう、直感的に使えて、快適なんでしょうと想定しながら使い始めてしまったのでなおさら不満に思うことが多いのかもしれません。

まぁ実際、直感的な操作と感じることは多々あるんですけど、それが使いやすくなってるとは思えない仕様も多く、追加された機能と思想がぶつかっているような印象です。

Androidは機能的で合理的にまとめ上げられているOS、そしてiPhone(iOS)は感覚に訴えてくるガジェット、という感じなんだな、とひしひし感じました。

結局どう?気に入った?と聞かれたら、やはり高すぎる。値段ほどの喜びは感じません。これが10万円くらいだったら正直かなり満足してると思いますが、20万近いのはちょっと流石に高すぎます。ちなみにアメリカだと999ドル、つまりこれに関しては円安が全て悪い。

ヨシダ

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