GameSirさんによる新作のコントローラーですが、
最初はあまり興味ないかなーと思っていたんですが、出てきた情報をよくよく見ていると、ホールセンサーアナログスティック、背面ボタン、そしてメカニカルスイッチのボタン搭載とのこと。
あれ・・・これは私が求めていたスペックのコントローラーでは・・・?と感じたので入手しました。
実際に手にとって見ると・・・
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提供:Banggood
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スペック&主な特徴
GameSir T4 Cyclone Proは、ホール効果スティックとトリガーを備えたマルチプラットフォームワイヤレスゲームパッドです。
対応プラットフォームはNintendo Switch、PC、Android、iOSで、Switchでは本体のウェイクアップにも対応しています。有線接続、USBドングルによる2.4G接続も可能です。
ちなみにCycloneにはProとノーマルモードがあり、ノーマル版ではUSBドングル無し、ABXYボタンはメンブレン、ボタンレイアウトはSwitchなどの違いが有ります。
amiiboには対応していません。
開封&内容物
では早速開封していきます。今回はBanggoodさんに依頼して提供いただきました。
箱はこちら。カラー印刷の結構しっかりとしたデザインの箱。多少のボコ付きはあります
内容物はこちら。説明書類、USBドングル、USB-Cケーブル、本体です。説明書は日本語対応。USBドングルは2.4G接続用です。
本体外観
シェルは黒、ショルダーボタンと十字キーがガンメタリックシルバーで、統一感があるデザイン。シンプルで良いですが、
基本的にプラスチックのサラサラとしたプラスチックの素地感が強いテクスチャで高級感は感じません。XBOXコントローラーや他メーカーによる一万円近いコントローラー等と比べると質は下がるかな…といった印象。
しかし精度、ビルドクオリティ的には高めなのでそこに対しては不満ありません。
ボタンレイアウトはXBOXコントローラーを踏襲した形で、中央のファンクションキー類のみが若干離れています。
右側にXBOXコントローラー配置のABXYボタン、アナログスティック、左側にアナログスティック、十字キー。中央は上部に表示ボタン(マイナスボタン)、ホームボタン、メニューボタン(プラスボタン)、その下にシェアボタン(スクリーンショットボタン)で、下部にMボタンがあります。これはいわゆる連射ボタンなどの機能を持つボタンです。
背面には背面ボタンのR4、L4、そしてラベルが貼ってある中央部分にリセットボタンがあります。
上側面にはLB、RB、LT、RTとあり、中央にUSB-Cがあります。そしてこの謎のくぼみはおそらくスマホマウント用のものでしょうか。スマホマウントは含まれていないので、別途購入する必要があるようです。
下側面にはペアリングボタンのみがあります。
かなり独特なのがこのつぶつぶの滑り止めテクスチャ。XBOXのような一般的なコントローラーは背面のグリップ部分のみですが、側面一体にテクスチャがついています。
他コントローラーとの比較
XBOX純正コントローラーと比べてみてもほとんど同じ感覚。ですが、実際に手にとって見ると若干違います。XBOXコントローラーよりも若干丸みを帯びていて、優しいような感覚。
重量もバッテリー込みのXBOXコントローラーが270g程度なのに対して220g程度なので、軽く感じます。
メニューボタン周りの配置が異なりますが、大きく離れたり順番が変わっている訳ではないので特に気になりません。
Switchプロコンと並べてみたのがこちら。グリップの部分からテクスチャが切り替わっているといった点で見た目の雰囲気は結構似ています。
実際に使った感覚としては結構異なります。中央のファンクションキー類はSwitchプロコンに寄せたのかもしれませんね。
操作感
ほぼほぼXBOXコントローラーと同じなので所有している方はそちらを想像するのが分かりやすいかと思いますが、
持っていない人向けに言うと横の広がりが大きいハの字型のコントローラーなので、手のひら全体で覆うように握るグリップが特徴。
それぞれのボタンが干渉することもなく、中央に寄っているのでなるべく少ない指の動きで使える感じが良いです。
またグリップ部分に大きく切り替わった滑り止めつぶつぶテクスチャが入っているのも他と違う特徴ですね。ラバーが使われるのコントローラーのように加水分解を気にする必要も有りません。
そしてこのコントローラーが欲しかった最大の特徴がABXYボタン。ツルッとしたこのコントローラーのボタンはいわゆるラバーの押し心地、メンブレンスイッチではなくメカニカルスイッチで、チャキチャキとした音が鳴るいわゆるマウスのクリックのような押し心地です。
これによりボタンを押した感触がダイレクトに伝わり、気持ちの良い操作感になっていると感じます。
十字キーはカチカチとしたいわゆるドームスイッチ的な押し心地。カチカチとしたボタンが好きなのでこれもお気に入りポイントです。十字キーに限らずですが、全体的に静音性が高いのもこのコントローラーのメリットですね。
アナログスティックは中央が膨らんだ、若干大きめのものですが、一般的な使用感かと思います。ちなみにホールセンサースティックなので、耐久性が有り安心できます。
背面ボタンの位置も良く、しっかり握りつつも中指で軽く押せるサイズ・硬さで文句なしです。
ショルダーボタンはLBRBがタクトスイッチのカチカチとしたボタンで、音はしますが甲高い音ではないので私としてはそこまで気になりません。LTRTはいわゆるストロークが長いトリガーボタンで、これもXBOXコントローラーと同様。
軽く押しただけで反応するように切り替えることも可能なので、通常のボタンのように使いたい場合でもまぁ許容できるかな、と個人的には思います。
使用感
ペアリング
ペアリングはペアリングボタンを長押しするとLEDが点灯するので、繋げたい端末で設定することで使えるようになります。Switchでペアリングがうまくいかない場合は有線接続してしまうことで、自動的にペアリングが完了します。
対応端末の切り替え方法はそれぞれボタンの長押しで、
XInput B+ホーム カラー青
レシーバー X+ホーム カラー緑
Switch Y+ホーム カラー赤
Android A+ホーム カラー黄
となっています。どの組み合わせでどのモードになるかは覚えておかなければいけないので、背面ラベルにでも書いておいてほしかったと感じます。
ウェイクアップ対応
起動はホームボタンを押すことでコントローラーの電源が付き、Switch本体のスリープ解除もされます。
多機能
本コントローラーはMボタンと別ボタンの組み合わせで様々なことが設定できます
連射機能
Mボタン+A/B/X/Y/LB/RB/LT/RT
連射が可能。一度押しでボタンを押した状態での低速12Hz、二度押しで中速20Hz、三度押しで高速30Hz、四度押しでキャンセル
すべてのターボ設定を消すには、Mボタンをダブルクリック。
振動・ジャイロ・スティック感度等の強さ変更
ABXY切り替え:Mボタン+Aボタン長押し
振動:Mボタン+十字キー上、下で強さを変更可能
ZLZR:Mボタン+LT/RTで感度変更可能
スティックデッドゾーン:Mボタン+LS/RSボタン長押しで消すことが可能
専用アプリ対応
iOS、Android用の専用アプリを導入することで、コントローラーのファームウェアアップデート、ボタンテスト、スティックとトリガーのゾーン調整、振動調整など様々な事が可能ですが、私のスマホに入れた場合はなんか挙動がかなりおかしく、アプリがフリーズしたりと安定しない感じでした。
感想
他のコントローラーに比べて若干のチープさを感じましたが、軽さ、メカニカルスイッチボタンの良さ、幅広いハードに対応している点など、かなり要素が厳選されたコントローラーのように感じました。
もう少し良い質感だったり、クリアシェルだったりしたらなお良かったなーとは思いますが、機能的には理想的な装備で、メカニカルスイッチボタン、クリッキーな十字キー、そしてホールセンサーのアナログスティック、背面ボタンが搭載されていてそこまで高くない金額で手に入るといった点では結構良いコントローラーだと感じました。