毎度お馴染みGameSirさんって、幅広くいろんな種類のコントローラーを出しているメーカーなんですが、今回紹介するのはとにかく最高にクール。
ゼンレスゾーンゼロのコラボモデルなコントローラーで、特別なデザインと豊富な付属品、そしてあまりにもゴージャスな箱にうっとりとしてしまいました。
PC用コントローラーとしてもかなり良くできていて非の打ち所がないモデルなので、かなりオススメできます。実際私はPCで遊ぶ際のコントローラーとしてメインで使っています。
価格は若干割高に感じるかもしれませんが、この仕様であればむしろ安いと感じます。
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有効期限:2025年12月25日~2026年3月25日
価格はレビュー時点では19,999円です。
動画版
スペック&主な特徴
GameSir G7 Pro Zenless Zone Zero Editionとは
GameSir G7 Pro Zenless Zone Zero Editionは、GameSirの高機能ゲーミングコントローラー「GameSir G7 Pro」をベースに、HoYoverseの人気タイトル『Zenless Zone Zero(ゼンレス・ゾーン・ゼロ)』との公式コラボレーションとして登場した特別エディションです。対応プラットフォームは、Xbox Series X|S / Xbox One(有線)、Windows PC(有線・2.4GHzワイヤレス)、Android(Bluetooth)となっています。
基本性能は通常版G7 Proと共通で、アナログスティックにはGameSir独自のMag-Res TMRスティックを採用。物理接点を持たない構造により、ドリフト耐性と高い耐久性を確保しつつ、非常に滑らかで精密な操作感を実現しています。トリガーにはホール効果式アナログトリガーを搭載し、さらにクリック感のあるマイクロスイッチ式トリガーストップを組み合わせることで、レースゲームからFPSまで幅広いジャンルに対応します。
ABXYボタンは光学式マイクロスイッチ、D-padは機械式マイクロスイッチを採用し、素早く確実な入力が可能。背面のR4/L4マクロボタンに加え、上部にはR5/L5のミニバンパーを備え、合計4つの追加ボタンを自由に割り当てることができます。
接続方式はトライモードに対応しており、Xboxは有線、PCは有線または2.4GHzワイヤレス、AndroidはBluetoothで使用可能。物理スイッチによるモード切り替えに対応し、PCでは有線・2.4GHz接続時に最大1000Hzのポーリングレートに対応するため、非常に低遅延な操作環境を構築できます。
そのほか、PCでマッピング可能なジャイロスコープ、グリップおよびトリガーに搭載された4モーター振動による高い没入感、3.5mmオーディオジャック(有線・2.4GHz両対応)など、上位モデルらしい装備が揃っています。フェイスプレートは磁気式の3分割構造で着脱可能となっており、交換用D-padなどのカスタマイズ要素も充実しています。
Zenless Zone Zero Editionならではの特徴として、作中の世界観を反映した特別デザインを採用。透過ブラックを基調としたボディに、Zenless Zone Zeroのロゴやモチーフがあしらわれ、通常版にはないコラボ専用の外観に仕上げられています。付属品も豪華で、スマートオートスタート・ストップ対応の充電ステーションが同梱されている点も魅力です。
バッテリー容量は1200mAhで、長時間のワイヤレスプレイにも対応。通常版のカラーバリエーションである「メカホワイト」「シャドウエンバー」とは異なり、本モデルはZenless Zone Zero専用デザインのみの展開となっています。
開封&内容物
では早速開封していきます。今回はレビューサンプルとなり、製品版とは仕様が異なる可能性がありますのでご了承ください。

箱はこちら。めちゃくちゃデカいものが届いて驚きました。なんなんだこれは…と思ったんですが、梱包の段ボールにもGameSirの文字があり驚きました。めちゃくちゃ主張されている。

スリーブのようになっていて取ると中には三段の引き出しとなっている豪華仕様。すごい。

一番上段にはゼンゼロのキーホルダーと説明書類が入っていました。特典がもらえるゼンゼロ用のコードもあるのでお忘れなきよう。

二段目には交換用のフェイスプレート、方向ボタン、スティック、ドングル、スティック用キャップ、USB-Cケーブル。

三段目には専用ケースに入った本体がありました。

専用ケースの内部には本体と交換用スティックに加え、専用ドックも入っていました。またこのケースも良くて、ケースに入れた状態でドックごと充電できるようになっています。すごい。
本体外観
ファーストインプレッション

実はもうすでにこのG7 Proの通常版は使っているので特段新鮮味は無い…と思いきや、めちゃくちゃテンション上がりました。普段それなりに遊んでいるゼンゼロコラボのデザインが非常によく、本当に良いです。
程よく透け感があるフェイスプレートを活用した、派手すぎないグラフィックがゲームの世界観ともマッチしていますし、これはいいものです。
あとで再度紹介しますが、別のカラーに変更できるフェイスプレートもあるので飽きたら気分を一新できる仕様もたまりません。これもうコントローラー2台分じゃん!
GameSirさんのコントローラーの印象はどっちかというとコスパ系で、シェル質感に関してはなるべくコストを抑えたものが多いような印象でしたが、G7はXBOX本家に負けず劣らずな手触りのプラスチックに、グリップ部分がなかなか良い感触なラバー素材、そしてボタン感触はマイクロスイッチ。全体的にかなりリッチな仕様になっています。
ボタンレイアウト

ボタンレイアウトは、右側にABXY、下にアナログスティック、左側にアナログスティック、下に円形の方向ボタン、
中央上部に左からビューボタン、XBOXボタン、メニューボタン、
その下にシェアボタン、下部にMボタン
基本的にXBOXコントローラー準拠で特段変わった点はありません。

背面にはバックボタンL4/R4が左右にあり、
上部にトリガー切り替えスイッチ、
その下にバックボタンのロックと、モード切り替えスイッチがあります。

上側面には左から、LB/LT、L5、USB-C、RB/RT、R5。
下側面にはペアリングボタン、イヤホンジャック、ミュートボタン。

左右側面には特に何もありません。
比較

通常のG7 Proと変わった点は特にありません。ちなみにフェイスプレートの互換性はあります。複数所持している人もニッコリですね。
操作感

グリップはラバー素材に切り替わっていて、しっかりと握ることができます。ラバーによる好みは分かれるとは思いますが、質感もよくて個人的には好きです。
重量は実測値で275グラム。最近のコントローラーらしくしっかりめな重量で、重めな部類です。

ABXYボタン形状は丸みを帯びていて、感触はいわゆるマウスのようなクリッキーな押し心地。ストロークは少し大きめ、遊びは少なく、軽く押せてしっかりとフィードバックがある感触は気持ち良いです。音は若干大きめに感じます。
メニューボタン類はカチカチとした感触。静音性は高く、硬さもちょうど良いように感じます。

ボタン類で最大の特徴はやはりこのDパッド。いわゆる十字スタイルのフォルムではなく円形デザイン。XBOXオリジナルのコントローラーでも円形で、かなりカチカチと大きな音が鳴る仕様でしたが、本機はボタン同様、かなり軽く押せます。音も同じようなマウスクリック系です。
アナログスティックトップは中央が凸、フチに粒々テクスチャが入っているもの。質感もいいです。
ぐるぐる回すと滑らかな感触になっていて、軸部分は金属。スティック削れも低減できて良い仕様です。

ショルダーボタンは追加ボタンがあり、RBはコツコツとした感触、R5はマウスクリッキーな感触で、RTはストロークが長いトリガーボタンではありますが、切り替えボタンがあるので切り替えるとマウスクリッキーに変更できます。

バックボタンはタクトスイッチで、もしバックボタンが苦手という場合にはロックして押せなくすることも可能です。
使用感
一応公式サイトにマニュアルなど日本語で配布されていますが、本レビューでもざっくり紹介していきます。
起動・初期設定・ペアリング
背面にモードスイッチがあるので、遊びたい方法に合わせて切り替え、起動はXBOXボタンを押すとLEDが点灯して起動します。
Bluetoothモードではペアリングボタンを長押しでペアリングモードにして接続できます。2.4G接続はドングルを刺すだけで使えます。
使用感・バッテリー持ちなど
バッテリー持ち
バッテリー持ちに関して、どうやらバッテリー容量は1200mAhらしく、バッテリー容量としてはかなり多め。重量に関してもバッテリーの側面が多そうですね。ドックで充電できるので、充電し忘れてバッテリーがない!というのが起きにくくて更に良いですね。
ドックが便利すぎる

そしてこの一体感のある充電ドックなんですが、2.4Gレシーバーをドック底面に差しっぱなしにしておけば、ドック自体がレシーバーになるんですよね。これはかなり良い仕様です。
実際に遊んでみる
しばらく実際に遊んでみました。純正のXBOXコンと同じように自然に遊べて良いです。全体的に採用されているマイクロスイッチのチャキチャキしたボタンの気持ち良さや手触りの良さがピカイチですね。
PCの専用ソフトがあり、細かな設定変更も可能です。
物理的なカスタマイズ

本機は物理的なカスタマイズもいくつか行えます。
フロントパネル・グリップ部分のフロントパネルはマグネットで固定されていて、簡単に着脱可能です。取り外すと中のシルバーが見えて、方向ボタンの交換をすることができます。
あえてグリップ部分のみクリアのものに変更したりしてさまざまな組み合わせで楽しむのも良さそうですね。
機能について
専用ソフトGameSir Nexus
PC・XBOX用のソフトが用意されていて、そちらで細かなカスタマイズが可能です。
エクストラボタンの設定
Mボタン+L4/R4/L5R5ボタンを長押しするとXBOXインジケーターが点滅するので、マッピングしたいボタンを押すと設定完了となります。
また専用ソフトを使えば、追加ボタン含む全てのボタンに、キーボードやマウスなどを割り当てることが可能です。
音量調整
M+Dパッド上下でメイン音量を上下、Dパッド左右でゲーム音量を上下させることができます。
連射機能などはないようです。Xbox公式ライセンス取得モデル の仕様制限が理由とのこと。
感想
ボタン類がクリッキーだったり、TMRスティックでポーリングレート1000Hzに対応していたり、トリガースイッチが付いていたり、ショルダーボタンとバックボタンの追加ボタンがあったりする仕様の、言わば最新のトレンドを全部(多分)網羅している良いコントローラーです。
個人的には結構理想的な仕様・感触のコントローラーだと感じているこのモデルですが、さらにデザインが独特で唯一無二になり、しかもフェイスプレートを入れ替えて楽しめたりと、値段は少し高めなもののお値段以上に楽しめるように思います。対応機種はXbox、Windows、Androidのみな点は注意ですけどね。
特にゼンゼロファンであるならばかなり満足できるコラボモデルなのでは無いでしょうか。本当にゼンゼログッズって、やたらデザインが良いよな…。
